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お店ぐるりんタクシー@高崎 [まちづくり]

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少し前から高崎市で始まった「お店ぐるりんタクシー」。当初からこの試みに関心があって眺めていたのですが、今日初めて利用してみました。

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▲ ぐるりんタクシーのルートマップ

この試みは、高崎市がタクシー用の2台のクルマを使って高崎駅と中心市街地を巡回運転するライドシェア型タクシーです。ライドシェアといえば、私が最も注目しているのが、ドイツのハンブルクやハノーファーで展開しているVW運営のMOIAですが、MOIAはスマホアプリと連携していて課金もされます。また運行範囲は市内全域でルートはなく、アプリで呼び出す仕組みです。

一方、高崎市のぐるりんタクシーは単純そのもので、ルート上で走っているのを見かけたら手を挙げて停め、行き先を告げれば良いだけです。
しかも誰が利用しても無料という太っ腹なサービス。距離としては駅から徒歩15分圏内程度の範囲の運行ですが、高齢者やハンディキャップを持った人、大きな荷物を持った人には重宝する移動手段だと思いました。

運行時間も午前10時から午後6時まで15分間隔で毎日運行しています。流石に我が家の前はルートになっていませんが,ルートに近いので歩いてノボリの立っているあたり(ルート上)まで行けば拾うことができます。

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タクシーという位置付けもあって、バス停のような停留所はなく、走っているのを見つければ手を挙げて拾えば良い仕組みです。そして相乗りなので先客が居ても4人まで乗車可能です。今回は、誰も乗っていなかったので乗客は私一人。運転手さんに質問をしてみると、毎日60〜70名の利用者があるとか。
多いのは、女性と高齢者。私のような高齢者でもない男性は、ほぼ居ないようです。

と..言うか、この移動手段はまだ広く認知されていないので、まさか誰でもタダで利用できるとは思わないのでしょう。私も当初、このタダという謳い文句にやや抵抗があり、車に近づいてみるとドアに「初乗り¥780」のシールが貼ってあるのです。これに怯んでしまいました。このシールは無料に対する抵抗以外の何物でもありません。

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しかし今日は、好奇心には勝てずに乗ってしまいました。この2台はトヨタのミニバンで車椅子用リフトが後部に備わっています。どうやら新車のようです。運転手は地元大手タクシー会社が委託を受けているようです。

つまり、税金で運営されているわけですから納税者としては利用しない手はないです。しかし、やはりというか行政のやることは問題だらけと感じています。つまり、告知の方法、その準備が全く未熟です。パンフレットにはツイッターとフェイスブックと高崎市のHPがQRコードで印刷されています。そこでFacebookを開いてみると、アカウントがあるだけの状態でした。投稿といえばプロフィール写真がアップされたというものだけです。つまり仕組みは作って走れせたけれども、宣伝はほとんどせず、認知されずに利用者は増えないというパターンです。

本来なら、ここをしっかりしないと、いくら良いものでもうまく機能しません。行政は敢えて大ごとにはしたくないのだろうか..と疑いたくなるレベルです。

それでも女性の口コミなのか、私が降りた場所ではしっかり1人の女性客が待っていて入れ違いに乗り込みました。

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このサービス、宣伝すればきっと大化けするでしょう。なにせタダ(税金支払い)なのですから。利用者が少ないと、この試みも失敗の烙印を押されて廃止になるやも知れません。なので、ここでは宣伝の意味も含めて応援すべく少々辛口のブログとなりました。


参考サイト:お店ぐるりんタクシー / 高崎市
タグ:高崎市
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