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NICHIGEI & BAUHAUS (第2会場) [デザイン]

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少し前の当ブログでも紹介しましたバウハウス100周年で開催されている日大芸術学部キャンパスのBauhaus展ですが、今回紹介するのは第2会場(キャンパス内A&Dギャラリー)での展示が現在行われています。

第1会場は、バウハウスに留学した山脇巌氏の設計した日芸校舎の図面やドローイング、そしてドイツ時代の写真などが展示されていて、今回は遅れて始まった第2会場を観てきました。
ここでは、山脇巌氏が日芸で特に重要と位置付けた基礎デザイン授業の平面や立体作品の展示、そしてバウハウスにリスペクトした日芸関係者のポスターなどが展示されています。

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山脇氏が日芸で教鞭を執った際に特に力を入れたという基礎デザインは、まさにバウハウス教育で重要な位置付けであったからに他ならないと確認できるものでした。
と、言うのも私自身が母校、そしてドイツの大学での授業でも基礎デザインを同様に重要と位置付けられていたからでもあります。

それがあったからこそ、ドイツの大学での授業は言葉の問題はあったにせよカリキュラムの違和感はなく、思う通りに進めることができました。
現在までの日本での美大授業は、ドイツの美大同様バウハウスの理念と同じベクトルを向いていることが確認できた展示でした。それは山脇氏を始め、教壇に立つ先生方がその理念を引き継ぎ、次の世代に伝えてゆくことが成功していたことと繋がります。逆にドイツとは違ってしまったのが、我が国の一般社会の認識がデザインの持つ意味の解釈を少し違う方向に向かってしまっていることでしょうか。
タグ:Bauhaus
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