SSブログ

26610 DRG SBC4ü-35 (10402+10403) / Ep.II [Maerklin-Reisezugwagen]

昨日からHWZ客車を紹介していますが、今回は中間車2両について触れてみます。この客車は、2両とも同じSBC4üです。そのため10402と10403の2両を一緒に紹介します。

[10402]
IMG_7719b.jpg

HWZの客車は、2/3等合造客車で外観は極めてシンプルなレイアウトで構成されています。中央に2等区分室、左右両端に3等区分室があり、FFD-Rheingoldのような1/2等のみで構成されるような贅沢な編成ではありません。どちらかと言えばスピードに特化したビジネス需要を重視した列車の位置付けだったと考えられます。ベルリン-ドレスデンはそれだけの需要があったのでしょう。

IMG_7720b.jpg

車端部ですが、フルカウルされたスカートや完全に切妻の屋根、すべての窓の上下寸法が統一されているなど、極めてクリアで静かな造形が施されています。この静かな佇まいが前後の展望部分をより明快な違いを際立たせる役割を視覚的に表現されています。

IMG_7721b.jpg

車体中央のDRGエンブレムと車体番号銘板です。所属はBerlinのようです。


[10403]
IMG_7724b.jpg

10403は10402と同形式で同じ2/3等区分室客車です。

IMG_7725b.jpg

車端部分も10402と変わるところはありません。

IMG_7726b.jpg

車体側面中央のDRGエンブレムは、車体番号のみ異なります。

IMG_7722b.jpg

所属駅は、Berlin Anhalter Bahnhofです。この駅は突端駅で非常に大きく美しいドーム屋根を持つベルリンを代表する駅でした。たまたまこの駅は西ベルリンにあったことから路線のほとんどが旧東独地域だったにも関わらず、客車は戦後も西ドイツに残り、Ep.III時代はF-Zug Blauer Enzian(青りんどう号)として活躍しました。

IMG_7723b.jpg

検査日付表記は、台車近くの裾部分にレイアウトされています。表記は1936年3月30日。次回の検査日は1936年9月30日と印刷されています。

日本で言えばRheingoldが特急「燕」で、このHWZはビジネス特急「こだま」に当たるようなイメージなのではとの印象を持ちました。
タグ:Ep.II DRG HWZ
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント