SSブログ

29785 DBAG Bpmzf 808 / Ep.V [Maerklin-Reisezugwagen]

IMG_8274b.jpg

ICEスタートセット(29857)最後のモデル2等制御客車について触れてみたいと思います。
リリース時期については前記事に記載の通りです。

IMG_8275b.jpg

ICE2は最高制限速度280Km/hで走行可能な高速列車としては初めてのプッシュプルトレインです。現在最新型のICE4やICE3、-Tは動力分散型の電車タイプなので、戦前から蒸気機関車を始め様々な形でプッシュプルトレインを実用化してきた歴史の集大成に当たるのがこのICE2なのかもしれません。

IMG_8277b.jpg

客室部分と運転室の間に制御機器が搭載されるスペースが必要なため、窓のないスペースに「ICE」ロゴがレイアウトされています。DBAGが同社の輸送サービスの最高峰であるICEを認知させるために一役買っているようにも思えます。
一方で、この編成の愛称は「Eberswalde」で、乗車口の横窓上にこの名称とワッペンが記されているのですが、モデルにはありません。

IMG_8278b.jpg

車体番号です。808 022-8と記されています。すでに記した他のICE車両同様番号のみ記されていて、等級を始め、車両の持つ機能や設備など、それ以外の情報はここからは得られません。
この車両の正式な番号はBpmzf 808です。2等開放室制御客車であることは英文字の組み合わせで初めて理解できます。
この車両は、1997年11月20日にADtranz社で落成しました。UIC番号は、「93 80 5808 022-8」となります。

IMG_8282b.jpg

正面です。車体断面が動力車と異なりますが、イメージを合わせることはできる好例ですね。

IMG_8276b.jpg
IMG_8281b.jpg
▲ 右(手前)が制御客車、左(奥)が先頭動力車です。

折角なので、先頭動力車と並べてみました。
前にも記しましたが、先頭動力車とこの制御客車の車体断面が異なるため、全く同じ顔を持たせることは不可能ですが、少なくとも同じイメージを持たせることは可能であることは、この車両やモデルを見れば明らかです。

モデルは、制御客車は集電シューを持っていて前照灯/尾灯が進行方向によってメカニカルで切り替わる従来のタイプが備わっています。

参考文献:Bpmzf 808 / "WAGEN" Das Archiv der deutschen Reisezug- und Güterwagen / GeraNova Verlag München
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント