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26540 DB WRümh131 / Ep.IV記事をリニューアルしました [アナウンスメント]

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1957年にHollander博士の提唱で西ヨーロッパ7カ国(5鉄道事業者)で始まったTEE (TRANS EUROP EXPRESS)/ 欧州国際急行ですが、当初は非電化路線が多かった為、そのほとんどは気動車によって運用されました。DBも同様でTEE専用気動車として開発された有名なVT11.5が登場するまでは、VT08や戦前に登場したSVTをTEEに仕立てて運用に就くこともありました。

TEEは、Ep.IIIb時代のF-Zugのサービス水準以上にする為、全車1等車になるのはもちろん、供食設備は食堂車の他にバー車や車内秘書サービスなど、まるでホテルのラウンジで移動するような設備とサービスを誇る列車でした。一方、DBのRheingoldやRheinpfeilは、TEE種別が制定される以前から国際F-Zugとして南北欧州を結ぶ看板列車として最高のサービスを目指して運用されていました。そして1963年からこの2列車は、新しいベージュとコバルトブルーのF-Zug装いで登場したGruppe-62形車両を使い、専用のドームカーと2階建の厨房を持つ食堂車を用意して運用されました。
1960年代にはTEE路線は拡大し続け、1965年からRheingoldやRheinpfeilもTEEの仲間入りを果たしました。その際にベージュ/コバルトブルーのF-Zug色からベージュ/紫赤色のTEEカラーへと順次塗装変更を行い、名実共にTEE(国際急行列車)として運用されました。

今回記事をリニューアルした瘤付き食堂車と呼ばれる131形食堂車(実車)は、食堂定員を全長26,4mの戦後の標準型車体の規格に合わせたことで、それまでの急行用食堂車の標準型の152形から大幅に定員を増やす試みとして厨房を2階建としました。上階は調理室、下階は洗い場として、2つのプロセスを分けることで厨房面積の拡大と衛生面での効果も期待されました。
しかしながら、この2階建食堂車は1962年、63年の2回の製造で合計5両のみに終わり、その後132形に代表される全長を27,5mと若干伸ばし、車体幅を狭めた平屋の食堂車が量産されたのは周知の通りです。やはり製造コストの問題があったのかも知れません。

メルクリンH0では、この131形モデルはもちろん、その後132形、パンタグラフが装着した135形の3種類のTEE向け食堂車がリリースされています。しかし、全て28,2cmでリリースされているので、1:93,5スケールで統一できなかった132形と135形食堂車モデルは残念でした。
模型の世界は事情が様々なので仕方ない部分ではありますが、131形は良いモデルに仕上がったと感じています。

その131形瘤付き食堂車の記事(26540)に新たに画像とテキストを加えて記事を以下リニューアルしました。

26540 DB WRümh131 / Ep.IV
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