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europian sleeper [欧州鉄道]

europiansleeperb.jpg

ÖBBによるNightJetの商業的成功によって現在の外出制限に喘ぐヨーロッパでも更なる路線拡大が計画されるなど、欧州での夜行列車への期待は膨らむばかりですが、この状況はÖBBだけではなく他の民間鉄道事業者でも同様の動きがあるようです。

その1つが2022年春からの運用開始を目指すeuropian sleeperです。以下に専用サイトが配信されましたのでリンクします。

europian sleeper

サイトを見ると、どうやらチェコで昼行列車の事業を行なっている民間事業者のRegioJetを運営する会社と関係があるようです。運行区間はプラハ - ベルリン - アムステルダム - ブリュッセルとのこと。
このサイトに掲載されている画像を見ると、車両はRegioJet同様、状態の良い中古の簡易寝台車や寝台車をリニューアルして使うようなイメージです。

昼行列車のRegioJetでは、価格もさることながら寿司をいち早く車内販売で販売するなど車内サービスに力を入れていますから、europian sleeperも車内サービスには期待が持てます。
現在、RegioJetはプラハを中心にウィーンなどへの国際線も運行していますが、今回は西ヨーロッパへの運行開始で、路線がダブることはないでしょうが、NightJetと良い意味で競争関係になるような期待を感じさせてくれます。

戦前ではベルギーの完全民間会社のCIWLが富裕層の顧客相手に独自の夜行列車や昼行列車を運行し、それに対抗する形でドイツのMITROPAがライバルとしてサービスにシノギを削ってRheingold-Expressなどが運行されていました。
今回これとは違った社会環境のなかで、奇しくも鉄道移動が見直され、再び夜行列車に社会が目を向ける中でÖBBのNightJetや今回紹介したRegioJetのeuropian sleeperの登場、更にはドイツのTEEN、SNCFも計画している夜行列車の登場が計画されるなど、最近電車タイプの昼行列車ばかりになった西ヨーロッパの長距離列車に夜行の客車列車が加わることは、趣味的にも期待が大きく膨らみます。
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