[Vinyl 035] ダンジンダンポジドン / イノヤマランド [Vinyl]
イノヤマランドの「ダンジンダンポジドン」です。細野晴臣がプロデュースしたユニットでYEN MEDIUMレーベルからリリースされました。当時、Ambient Musicなどというジャンルは、ほぼ知られていなかった中で、細野晴臣は自らの作曲のほか、インテリアやこのイノヤマランドを発掘してレコードデビューさせています。
実は、このレコードデビューと前後した時期に渋谷のライヴハウスで彼らの音楽を聴きに行きました。もちろん誘う相手もいなかったので一人で。その時の印象は実に地味なもの。会場も狭かったせいか、楽曲が環境音楽のためか...。ただ、その小さな会場の舞台の最前列中央に1つだけ椅子が置かれ、そこに座っていたのが戸川純...ということだけが強く印象に残りました。
さて、このレコードに針を落とすと、もちろん記憶に残っているサウンドが耳に入ってきます。しかし、当時と今ではやや印象が違い、今改めて聴くととても新鮮で心にも残る音です。どうも再評価もされているとか。それもこの音を聴くと納得できます。やはり時代より先を走っていたのかも知れません。
YouTubeにもこのレコードの音源がありましたのでリンクします。
イノヤマランド Inoyama Land - Danzindan Pojidon (AMBIENT)