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3042 DB 111 043 / Ep.IV と60760デコーダーのデジタル化記事をリニューアルしました [アナウンスメント]

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3042 DB 111 043 / Ep.IV と60760デコーダーのデジタル化記事の画像を全て新しく入れ替え、記事も新しく加えて充実させました。該当記事は以下にリンクしています。

3042 DB 111 043 / Ep.IV と60760デコーダーのデジタル化
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39380 DB 38 2919 / Ep.IIIa [Maerklin-Lok]

昨日メルクリンから告知された夏の新製品のハイライトの1つ、新設計のH0モデルBR 38ですが、メルクリン公式サイトにこのモデル専用のページが以下アドレスに配信されています。

Die Dampflokomotive Baureihe 38

このモデルは、ディテールがより精細になったことも挙げられますが、大型の前照灯2灯のEp.IIIa仕様がそそられます。特に下回りの寸法など正確にスケールダウンしたモデルになっているようで、低速域の走行性能も充実している説明もあり、キャブ内照明も含めてCS3でのファンクション数が27あるmfx+デコーダーなど、以前の38形モデルと比較して充実度が飛躍的にアップしているように思えます。

同時に告知された3軸客車(Umbauwagen)もEp.IIIa時代のFlaschengrün色で全モデル室内照明付きです。更にBR38モデルのカプラーが着脱可能な導電タイプで機関車から客車に電気を供給される仕組みです。
そういう意味ではMHIモデルに匹敵する充実した装備のモデルなのではと感じました。

リンク先の特設ページにはフライヤーのファイルもダウンロードできるようになっています。
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Sommer-Neuheiten 2020 [Maerklin-Allgemein]

メルクリンから夏の新製品が以下公式ページで発表されました。

Aktuelle Neuheitenprogramme

今回は、メルクリン、TRIXが共通のパンフレットで発表されました。そのためか、例年よりアイテム数が多いような気がします。(実際はわかりません)
今回は特に派手なモデルは告知されていないと感じましたが、MHI30周年記念のようです。個人的にはEp.IIIのBR38(P8)が気になるモデルでした。貨客両用の汎用期間なので色々な列車の牽引ができそうです。
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BR 03.10のまとめ [Maerklin-Lok]

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昨日のF-Zug "Hans Sachs"の編成表データを見つけた際に、終焉間際の03.10形機関車が最後の数年間F-Zugの先頭に立って活躍していることを確認して思わず編成表を改めて作ってしまいましたが、メルクリンH0からもこの1960年代の最後の仕様(03 1001)がリリースされて10年経ちました。
それまでのメルクリンH0の03.10形モデルと言えば、戦前の流線型ボディを纏ったオリジナルの姿か、03形の車体をそのまま流用した、戦後時代のちょっと違う形態をした03.10形もどきモデルが鉄青色でリリースされています。
03.10形の実車は、01.10形同様、03形とは全く異なる姿や背景で生まれ、異なる歩みを進みながら終焉に至ったことをここで記す意味があるように思い、まとめページを記すことにしました。

[実車について]
03.10形は、01.10形と良く比較対象にされるように、その形態が流線形ボディを持っていることだけではなく、その計画が第2次大戦直前ということもあって、生産計画と実際に生産された両数に大きな違いが出ています。それは140両の計画に対して実際は60両の製造に留まったことからも理解できます。

製造メーカーは、01.10形のL. Schwarzkopf社1社に対して、03.10形はBorsig、Krupp、Krauss-Maffeiの3社で、1939年から41年にかけて製造されました。それは以下の通りです。なお、メルクリンの1971年版カタログの説明文では、BorsigとKrupp社製は赤錆色に塗装され、また動輪部分が完全に覆われているタイプと露出したタイプの流線形ボディの両方があると記されています。

03 1001–1022
03 1043–1060
03 1073–1092

戦後は、45機残存してた03.10形のうち、26両が西ドイツのDBに、19両が東ドイツのDRにとどまり、残った機関車は、ポーランドのPKPにReihe Pm3として分けられることになりました。1944年に03 1092が戦時被災のため廃車となっています。また、3機がソビエトに渡っています。
これは全機西ドイツのDBに留まった01.10形と大きく異なる点です。

● 戦後DR所属機
DRでは、1957年に03 1077と03 1088が高性能ボイラに載せ換える工事を行い、残っている他のすべての16両の機関車については、1959年に新しい高性能ボイラ39Eの取り付けに加え、さらに経済的にするために、他の機構も変更されました。

1965年から、すべての新型ボイラに改造された03.10形は、(03 1057を除いて)主な重油燃焼式に改造されました。 1966年には、03 1077と03 1088のボイラも、重油燃焼式の同時設置で再改造されました。 1970年代の終わりに引退するまで、月間22,000 kmまでの走行距離を誇った3気筒の高速機関車は、DRの最高種別を牽引する列車の先頭に立ちました。

DRの19両の機関車は、車体番号は以下の通りです。
03 1010、1019、1020、1046、1048、1057、1058、1059、1074、1075、1077、1078、1079、1080、1085、1087、1088、1089、1090

● 戦後DB所属機
戦後DBでは、流線形のボディのメンテンス性の悪さが01.10形同様指摘され、1949年から50年にかけてKasselのHenschel社にてDBに帰属した26両の03.10形の流線形外板が早々に外され、標準型ボイラの姿にヴィッテ式デフを取り付けられてました。これら改造を受けた03.10形は、 Dortmund、Ludwigshafen am Rhein、Offenburgの3カ所に所属され運用されました。
1950年6月にBw Dortmund Bbf(ドルトムント駅機関区)所属の03 1014、03 1022、03 1043の3機は特別仕様としてキャブ、テンダー、ボイラをStahlblau(鉄青)色に塗装され、主にF-Zugを牽引する仕業に就いています。 しかし、1954年の全検時にはこの3機の特別な塗装は再び元の状態に戻りました。

1957年から1961年までKrupp社にて41形機関車と共に同じ高性能ボイラへの換装工事が行われました。
1958年には、26機全ての03.10形の高性能ボイラ換装工事が終了し、全機Bw Hagen-Eckesey(ハーゲン・エッケセイ機関区)所属になりました。(メルクリンH0でリリースされた1001号機はBw Hagen-Eckeseyで、1962年から数年間Hagen Hbf- Köln HbfでF-Zug "Hans Sachs"などの優等列車の牽引にも就いたと思われます。)
01.10形の多くが重油燃焼式に改造されたのに対して、03.10形はDB帰属の全機が石炭燃焼式のままで、DR帰属の03.10形が全機重油燃焼式に改造されている違いは興味深いです。

DBの機関車車体番号は以下の通りです。
03 1001、1004、1008、1009、1011-1014、1016、1017、1021、1022、1043、1045、1049-1051、1054-1056、1060、1073、1076、1081、1082、1084

1965年11月から1966年9月までの間に、03.10形のすべての機関車は引退し、廃車となりました。また、現在03.10形の保存機関車は以下3両が確認できています。(戦後ポーランド(PKP)に帰属した1015号機は、Pm3に形式変更され流線形ボディのまま下回りを剥がされて保存されているようです)

03 1010 → DR → DB Museum Nürnberg
03 1015 → PKP → Pm3-5 Warschaw (mit Stromlinienverkleidung)
03 1090 → DR → als 030090-5 MEFS Schwerin


[モデルについて]
形態的には、戦前戦中の流線型ボディを纏ったオリジナルの姿、戦後流線型ボディを外された姿、そして新型ボイラを乗せ替えられて新たな役割を果たした姿の3つの時代(仕様)に分けられると思います。同じ車体番号でも3つの異なる形態の時代があることも01.10形と同じ歩みをしています。

--- Ep.II ---
メルクリンH0では、大まかに戦前(Ep.II)の流線形ボディの姿、なんちゃって仕様のモデルではありますが、戦後の鉄青色塗装(Ep.IIIa)の3機、そして高性能ボイラに改造された最終形態(Ep.IIIb)の3種類に分類されると理解しやすいと思います。

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▲ 1971年の日本語版総合カタログ

1970年に黒色流線形モデル(3094)が登場以来、翌年に赤錆色モデル(3089)が登場。その後10種近くの流線形ボディのモデルが様々な仕様でリリースされています。

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▲ MHIから限定販売した鉄青色モデルのパンフレット

--- Ep.IIIa ---
戦後、流線形ボディを外し、高性能ボイラ改造を行う前までの新開発モデルは、残念ながらありませんが、F-Zug用の鉄青色に塗装された03形車体を流用したモデルが、実車と同じ3機とも製品化されています。ただし、廉価版のHOBBYシリーズモデル(3097)やスタートセット(29845)、また2台セットの1台(37955-01)としてのリリースなど、いずれも廉価で販売されたモデルにしたのは、正しい仕様ではないためと考えられます。また、限定で高性能ボイラ化したモデル(37961)も鉄青色で登場していますが、こちらも実際にはないもどきモデルです。

余談ながら、1960年の総合カタログに01形モデルをベースにした鉄青色の03.10形モデルがリリース予定になったらしい痕跡を当ブログで記事にしています。メルクリンは鉄青色の03.10形に拘りを持っていることは、これまでの記述からも理解できますが、一方で新開発まではしていないところも興味深いです。

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▲ 新開発の高性能ボイラ搭載モデルは、2010年の新製品パンフレット(DI版)の表紙を飾りました

--- Ep.IIIb ---
2010年には、インサイダーモデルとして高性能ボイラを搭載したモデルが登場しましたが、2020年現在までに1001号機モデル(37915)と1012号機モデル(37918)の2機のみリリースされているに過ぎません。静態保存として現存している同機はDBに帰属した03.10が全機解体されてしまったのに対して、DRやポーランドに渡った3機のみというところが模型化の実現を妨げているのかも知れません。

上記の3つの形態(仕様)を時代ごとに(若干のズレはありますが)Ep.IIからEp.IIIa、Ep.IIIbとして分類しながらメルクリンH0のラインナップが紹介できれば、03.10形の理解も進むのではないかと思います。


Ep.II (mit Stromlinienverkleidung 1939 -1949)
33912 DRG 03 1004 (Grün)
37912-01 DRG 03 1007 (Schwarz)
37912-02 DRG 03 1009 (Rot)
33911/37911 DRG 03 1012 (Rot)
3489/3789 DRG 03 1049 (Stahlblau)
3094 DRG 03 1051 (Schwarz)
3089 DRG 03 1055 (Rot)
3391/3791 DRG 03 1056 (Dunkel Grau)
33913/37913 No.2002 (Hell Grau)


Ep.IIIa (mit und ohne Stromlinienverkleidung 1949-1958)
37914 USATC 03 1004 (Schwarz)
37955-01 DB 03 1014 (Stahlblau)
29845 DB 03 1022 (Stahlblau)
37916 DB 03 1022 (Stahlblau)
3097 DB 03 1043 (Stahlblau)


Ep.IIIb (mit neuer Kessel 1958-1966)
37915 DB 03 1001
37918 DB 03 1012

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[Zugbildung]

F9 Rheingold-Expreß 1953


参考サイト:
DR-Baureihe 03.10 / Wikipedia ドイツ
BR 03.10 / Dampflokomotive.de
Schnellzuglokomotive 03 1090 / Eisenbahn-Museumfahrzeuge
DR-Baureihe 03.10 / Modellbau Wiki

Special Thanks: HUHさん

[EDIT] 2020-08-26
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Zugbildung F 37/38 "Hans Sachs" 記事をリニューアルしました。 [アナウンスメント]

Zugbildung F 37/38 "Hans Sachs" 記事を新たに1963年夏ダイヤとしてリニューアルしました。このダイヤが、蒸気機関車からディーゼル機関車、また3種類電気機関車が牽引する中々興味深い列車組成が可能になるので、改めて編成表を作成しました。以下リンクがリニューアルした編成表ページです。

Zugbildung F 38 "Hans Sachs" 1963 Sommer

元々この列車はF-Zugで短編成なので、小規模なレイアウトにも向くでしょう。
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36848 SIEMENS Dispolok (alex)ER 20-002 / Ep.V記事をリニューアルしました。 [アナウンスメント]

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SIEMENSのDispolokは、派手な出で立ちながら美しい塗装色で登場。ここに出てくる「alex」もドイツの民間鉄道事業者参入規制緩和で実現した1つの例でした。SIEMENS自体がこの事業をMRCEに事業譲渡したため短い期間の活躍ではありましたが、その美しい塗装は印象深く残ってます。

モデル記事は以下にリンクしています。

36848 SIEMENS Dispolok (alex)ER 20-002 / Ep.V
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BR V200のまとめ [Maerklin-Lok]

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これまで、手元にあるV200.0(37803)形や221(29811)形を改めて調べてみると、Ep.IIIbからEp.IVにかけての時代に今まで見えなかった両形式の様々な実態が見えてきて、やはり印象だけでいることは勿体ないと改めて感じ始めています。特に221形については最晩年期のルール地方で重量級貨物列車の先頭に立つ姿のイメージばかりが私の頭の中を支配していて、実は登場から暫くまで数々の優等列車牽引の華々しい歴史については知らないに等しいことに気付きました。こうした知見がないことがモデルの優等列車組成の可能性をも潰していることに気づき恥ずかしい思いをしています。

[実車について]
V200.0は、1953/54年にミュンヘンのKlaus Maffei社により量産先行車(V200 001 - 005)が落成後、1956年に量産車(V200 006 - 025)がMaK、Kraus-Maffeiで20両製造され、25両で運用を始めました。DBが発注した量産型80両のうち、残りの40両(V 200 026 - 086)は、Kraus-Maffei社による製造です。また、V 200 001 - 055はサイドに大きく「DEUTSCHE BUNDESBAHN」のアルミ製切り抜き文字が貼られていました。(056 - 086については、DBロゴが表記されています。)
エンジンは、Maybachの1,100PSエンジンを2基備え、非電化区間の優等列車牽引を中心に活躍したディーゼル機関車です。

V200.1は、Daimler-Benz の1,350PSのエンジン(Typ MB 12 V 652 TZ)を2基備えるなど、V200.0をベースに牽引力を強化した機関車で、1962年から65年に掛けてV200.1(V200 101-150)として50両全機ミュンヘンのKraus-Maffeiで落成されました。外観はV200.0よりも乗務員室拡大で前頭部分のスラントを無くしたスタイルに変更されたため、おとなしく端正な姿になりましたが、旅客列車専用であったV200.0と異なり、重量級貨物列車の先頭にも立つなど、より強力な機関車です。

ここで注意すべき点は、1968年の車体番号のUIC化により、V200.0は220形(220 001 - 086)に、V200.1は221形(221 101-150)に変更されましたが、個別車体番号はEp.IIIb時代のままの踏襲されていることです。(221 001 - 100は欠番)

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▲ V200.1(221)形の所属機関区推移(表をクリックすると大きくなります)

上のリストは、横軸に年、縦軸に所属機関区名が記されていて、221形の所属機関区両数がわかります。登場時から1974年までは、アルゴイ地方のBw Kempten(ケンプテン機関区)とBw Villingen(ヴィリンゲン機関区)、そして北ドイツのBw Lübeck(リューベック機関区)の3箇所に配置されています。この時点までは、TEE ”Bavaria"や"Iser-Rhone"を始めとしたD-Zug、またEilzugなど近郊列車から優等列車まで幅広く旅客列車の運用に就いていたと考えられます。もちろん貨物輸送も担っていたでしょう。
しかし、1971年からV-Max 160Km/h対応のガスタービン機関車210形が順次Bw Kemptenに投入され、1975年にBw Kemptenの221形の大部分がBw Villengenに移籍、1976年からは北ドイツのBw Oldenburg(オールデンブルグ機関区)にBw Villengen所属の221形が移籍を始め、ルール地方のBw Gelsenkirchen-Bismarck(ゲルゼンキルヒェン-ビスマルク機関区)へも移籍が始まり、その強力な出力を買われてか旅客輸送主体から貨物輸送の需要に応えるようになり始めたと思われます。そして1980年には全機48両がBw Gelsenkirchen-Bismarckに集結。1982年にはルール地方の石炭や鉄鉱石採掘の中心地でもある近隣のBw Oberhausen(オーバーハウゼン機関区)へと全機が移籍しました。この時点で貨物輸送のための221形が定着していたと思われます。

[モデルについて]
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▲ 1990/91年DI版メルクリン総合カタログより

V200形は1957年のリリース開始以来、長らくメルクリンモデルの定番としてリリースされ1989/90年の総合カタログの掲載まで33年に渡り生産されていました。そして、1990年の新製品としてEp.IV仕様の221形(3581/3681)が最新の金属製ボディで登場しました。しかし、当時の総合カタログでは、新開発製品として正確なスケールモデルであると謳っているものの扱いは小さく、仕様もタルキスカラーで目立たない存在でした。そんな扱いが起因したかは定かではありませんが、当時カールスルーエのデパートで安売りしていたこのモデルを見て欲しくなったのを覚えています。

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▲ 1994/95年DI版メルクリン総合カタログより

1994年、Purpurrot色の220形(3380/3780)が221形同様の新開発モデルとして登場しました。こちらのカタログでは新製品として1ページ以上を使って紹介。それなりの扱いとなり、やはり実車の人気がモデルでも反映されていたことがわかります。

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▲ 1997/98年DI版メルクリン総合カタログより

それから3年後の1997年にようやくV200.0のデビュー当時の華やかな姿となる「DEUTSCHE BUNDESBAHN」の文字が入ったEp.IIIb仕様のモデル(33803/37803)がメルクリンH0初のディーゼル走行サウンドを奏でるモデルとして登場。その後のメルクリンだけではなく、機関車走行サウンドはデジタルの新しい可能性を示し、鉄道模型業界のデジタル化を促すキッカケにもなった重要なモデルとなりました。

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▲ 2000/01年DI版メルクリン総合カタログより

一方で、V200.1(221)形モデルのサウンド仕様は、最新のCサインモーターを備え、2000年のV200.1形モデル(39821)としてリリースが始まります。しかし、この時の総合カタログでは1ページ以上を使って美しいレイアウト写真とともに紹介されているのですが、主に旅客列車運用が多かったであろう初期のEp.IIIb仕様であるにも関わらず、モチーフは貨物列車の牽引機としている姿で、やはり貨物牽引機の印象を強くしているように見えます。実際に当時の様子を見たわけではないのですが、F-ZugやD-Zugの先頭に立つ姿で紹介されていれば、ユーザーのV200.1形に対するイメージも変わったのかも知れません。

そこで改めて、メルクリンがリリースしているV200.0(220)形とV200.1(221)形について、Ep.IIIbとEp.IVに分類した上で纏めてみたいと思います。
V200形機関車は、旅客列車専用のV200.0はもちろん、より強力になったV200.1も登場当初は多くの国際優等列車の牽引に当たりました。少ないですが、編成表へのリンクも最下段に記しましたのでご参照頂きモデルの組成の参考になればと思います。


Ep.III
DB BR V200.0
3021/3921** V200 006 (Purpurrot)*
33803/37803 V200 018 (Purpurrot)
39804 V200 020 (Purpurrot)
39800 V200 021 (Purpurrot)
3021/3921** V200 027 (Purpurrot)*
37805 V200 035 (Purpurrot)
37801 V200 042 (Purpurrot)
30210 V200 048 (Purpurrot)
37806 V200 052 (Purpurrot)
3021/3921** V200 056 (Purpurrot)*
P3921 V200 056 (Purpurrot)*
P3009 V200 057 (Purpurrot)*
3021/3921** DB V200 060 (Purpurrot)*

DB BR V200.1
3382/3682 V200 139 (Purpurrot)
39821 V200 150 (Purpurrot)


Ep.IV
DB BR 220
3380/3780 220 007-9 (Purpurrot)
39802 220 010-3 (Ozeanblau / Elfenbein)
3081 220 012-9 (Ozeanblau / Elfenbein)
37807 220 023-6 (Ozeanblau / Elfenbein)
3021 220 043-4 (Purpurrot)*
39803 220 085-5 (Purpurrot)

DB BR 221
29811 221 104-3 (Purpurrot)
3582/3682 221 107-6 (Purpurrot)
3581/3681 221 118-3 (Ozeanblau / Elfenbein)
29720 221 120-9 (Purpurrot)
37824 221 120-9 (Ozeanblau / Elfenbein)
37820 221 125-8 (Purpurrot)
3482/3782 221 127-4 (Purpurrot)
37820.001/37820.001S 221 201-6 (Gelb)
3581 Silver (Dekoration "Technologieschau")

- - - - - - -
Basis BR 220
FER D 220
37804 FER D 220.011 ER

MAYBACH BR 220
26522 Maybach 220 087-1

SBB Am4/4
3384 SBB Am4/4 18 461
3184 SBB Am4/4 18 462*
39801 SBB Am4/4 18 467


Basis BR 221
PEG V270
39820 PEG V270 221 136-5

RTS 221
37822 RTS 221.134

SGL V270
37823 SGL V 270.09

- - - - - -

[Zugbildung]
D 167 "Riviera-Express" 1959 Sommer (Karlsruhe Hbf - Hamburg-Altona)
F 9/10 "Rheingold" 1962-1963
F 38 "Hans Sachs" 1963 Sommer
TEE 10 "Rheingold" 1965 Sommer
D 96 "Isar-Rhône" 1965 Sommer
TEE 7 "Rheingold" 1972

Bemerkung:
*) Basis 3021
**) Bausatz (3921)

参考文献:
Abschied von der Baureihe 221 - Das Ende einer Epoche / Eisenbahn Journal 6/1988 / Hermann Merkur Verlag GmbH i. Gr.

参考サイト:
DB-Baureihe V 200 / Modellbau Wiki

[EDIT] 2022-09-15
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29811 DB 221 104-3 / Ep.IV記事をリニューアルしました [アナウンスメント]

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先ほど、221(V200.1)形モデルのページを大幅にリファインしてアップしました。今まで221形といえば晩年のルール地方の重量級貨物列車牽引のイメージでしたが、実は南ドイツのアルゴイ路線での旅客列車牽引などで大いに活躍していたことを知りました。このモデルについても1969年頃の仕様なのでEp.IVと言っても、初期の頃です。以下、記事ページのリンクです。

29811 DB 221 104-3 / Ep.IV
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37803 DB V200 018 / Ep.III記事をリニューアルしました。 [アナウンスメント]

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メルクリンH0で初めてV200 018(37803)モデルの記事にたくさんの画像を加えてテキストも充実させました。以下リンクから該当ページに飛びます。

37803 DB V200 018 / Ep.III
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Märklin TV Extra- Folge 30 [Maerklin-Allgemein]

YouTubeのメルクリン・チャンネルから以下メルクリンTVの新しい動画が配信されています。

Märklin TV Extra- Folge 30 / YouTube

今回は、新型コロナ禍による外出制限の中、メルクリン社内の事務や工場での就業体制をこの事態に合わせて変更を余儀されつつも稼働中止ではなく制限をしながらも少しづつ動いている様子が説明されています。

注目のSBB RAm形モデルも工場内で生産の様子が動画化されていますし、Viessmann社とのコラボ製品のUnimogモデルも映像でその魅力を魅せています。
ちょっと驚いたのはLGBから昨年RhBに登場したGlacier ExpressのExcellenceクラスの車両のハンドマスターモデルが映像に出てきたことです。今年の第4四半期にリリースとのことです。
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