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T23425 DB Avümz 111 / Ep.IV [Maerklin-Reisezugwagen]

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▲ 区分室(手ブレーキ)側

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▲ 廊下(非手ブレーキ)側

2007年にメルクリン/TRIX H0から28,2cmモデルとして登場したTEE Rheinpfeil 1971のシリーズは、実車の編成を調べてみたり、モデルを改めてじっくりと観てみると新しい発見が様々あり、このTRIX H0モデルについても新たに記事を起こすことにしました。

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▲ TRIX H0モデルですが、3線式集電シューが見えます

2007年から2009年までの3年間リリースされたこのモデルは、1971年のTEE Rheinpfeilとして101形ドームカーや131形瘤付き食堂車などと共にメルクリンからは112形機関車とのセット(26540)や幾つかの1等区分室・開放室客車モデルと共に同時リリースされたのですが、当時の私は何もわからずとりあえず車体番号は被らないだろうと全て注文して手元に届きました。その後いくつかのメルクリン・TRIX H0モデルが同じサボ(同じ号車番号)で印刷されていたことから、ダブりでリリースされたことに気づきました。最近改めてこれらのモデルを眺め、整理し直していたら、実車を知りたくなり、編成表を作成したところ、新たにこれらのモデルのうち8両が組成されて1つの列車になっていたことが理解できるようになりました。しかも編成両端のモデルが尾灯付きでメルクリン・TRIX H0それぞれ1両あり、実車の号車番号と一致していたことがわかりました。

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▲ 尾灯を点灯した状態のモデル

その両端のうちの1両がこの1等区分室車(21号車)になります。つまりこの尾灯付きモデルは、Nürnberg - Münchenを走る時最後尾に組成されます。

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このモデルの実車は、1971年に製造された当時最新の車両だったようで、主に初期車両が当てられていたTEE Rheingold/Rheinpfeilですが、年々需要が増えていたためでしょうか、当初からTEEカラーとUIC番号で登場した6次車あたりの1等区分室車になります。そのため、廊下側車体側面にあるエアコン用空気孔も大型の仕様になっています。

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台車は、車軸発電機のないタイプで電磁吸着ブレーキの付いた高速対応のMD36のようです。モデルには表現されていませんが、ディスクブレーキが付いている仕様かも知れません。

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サボには、TEE Rheinpfeil、号車番号(Wagen 21)、出発駅のAmsterdam CS、途中駅、到着駅のMünchenが印刷されています。これは実車と同様で、Amsterdam CSからはTEE Rheingoldに連結され、途中のDuisburg HbfでDortmundから到着したTEE Rheinpfeil編成に組み変えられます。

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車体中央のDBマークの下に車両番号、車両形式がレイアウトされています。この車両の実車「61 80 19-70 012- 8」は、この列車の仕様である1971年3月にWegmann社にて11415として落成、1977年にAvmz 111.1に形式変更、更に1982年にAvmz111.2に変更されています。
現在、廃車になっているかは未確認です。

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RICラスターは、製造当初から200Km/hの制限最高速度の仕様になっています。これは200Km/h運転可能な103.1形機関車が1971年から登場しているので、それに合わせた仕様になっているものと考えられます。航送許可、19カ国の鉄道に入線可能な仕様です。よって4電源仕様と思われます。

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所属はミュンヘン連邦鉄道局、所属駅はMünchen-Pasingと印刷されています。これは他のモデルと同様です。

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REV表記は、1971年3月5日です。これは実車の落成日と一致しています。

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車端部の正面です。私にとってTEE客車のイメージはこの切妻屋根の1等区分室車なので、一番「らしい」姿に見えます。また画像では尾灯が点灯していますが、これは本来TRIX H0で2線式なのですが、注文時に3線式用にお願いしたので最初から集電シュー取り付けと尾灯パーツに結線、車輪交換までされて手元に届きました。(いいサービスと感じています)


そろそろ、メルクリンから今年の新製品のアナウンスが期待されますが、せっかくここまで実車に合わせてメルクリンとTRIX H0モデルが協調して完成させた列車編成なので、今度は同じ時代のTEE Rheingold編成も是非リリースしてほしいと期待してしまいます。そういえば62系列ではTEE Rheingoldが中々リリースされないのはなぜでしょう?何か溜め込んでいて一気にリリースさせるつもりなのかも知れません。
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