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4227 DB Bpmz 293.2 Orientrot / Ep.IV記事をリニューアルしました [アナウンスメント]

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26.4cm(1/100)のDBのIC/EC客車モデル(Orientrot)記事に画像とテキストを増やし、リニューアルしました。以下にリンクを貼っています。

4227 DB Bpmz 293.2 Orientrot / Ep.IV

28,2cmモデルでも既にOrientrot色の客車はリリースされていますが、改めてこのモデルを眺めてみるとこの時代にリアルで見ていた私個人は、改めていい時代だったなぁと思います。
タグ:DB Orientrot IC Ep.IV
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EDELWEISS Pullman-Express [欧州鉄道模型]

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▲ 1928年のEDELWEISS Train Pullmanのポスター。アール・デコ調です。

"EDELWEISS"と聞けば、思い出すのは、メルクリンH0からも最近リリースされたTEE気動車RAmがまずは思い浮かぶと思いますが、それ以前にもスイスのルツェルンやチューリヒからベルギーのブリュッセル経由でオランダのアムステルダムまでを結ぶEdelweiss Pullmann-Expressの名前でCIWLのプルマン客車によって運行されていました。

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▲ 1935年のEDELWEISS Pullmann Expressのポスター。CIWLを中心にSBB/AL/SNCB/NS名称が記されています。

さて今年サプライズのような形でリリースされたSNCBのReihe 1モデル(39480)は、二重の煙突を持つ大型急客機で私もその登場を驚きましたが、同時にリリースされた客車は、既にリリースされている近郊むけ客車モデルセットで、機関車の存在に対してややバランスを欠くモデルと感じています。
決定的な画像がないのですが、Edelweiss Pullmann-Express列車がベルギー国内の牽引をこのReihe 1が担っていたのではないかと考えられますが、メルクリンH0からはプルマン客車モデルは1950年代ぐらいまではブリキ製モデルがあったでしょうが、現在はありません。

上の2枚のポスターは戦前(Ep.II)なので、リリースされているReihe 1モデルのEp.IIIaとは違う時代ですが、メルクリンも過去の事例からこの機関車を1度のみのリリースでは終わらせないと思います。1928年制作のポスター(最上部)からは、このプルマン客車はCIWLのCôte D'Azur Pullmanに見えます。この列車のパンフレットには車内の挿絵もありますが、そこには壁にラリックのガラスレリーフも見えますので、間違いないでしょう。

Rivarossiなどでこれらプルマン客車と荷物車モデルがリリースされていたと思われますが、最近これらCIWL客車の多くが走ったラテン諸国の機関車モデルをリリースしてくると、CIWL客車のリリースも視野に入ってくるのではないか..と期待しています。

CIWL客車は異なる車種が連続した車体番号で製造されているので、分類が難しくファンとしてはマニアックな世界を形成しているわけですが、メルクリンでリリースされれば、このあたりの分類や実車検証をしっかり行って分かりやすく楽しめる、そしてメルクリンらしいダイカスト製ボディなど、満足のゆく作りでリリースしてSNCFやSNCBの機関車と共に走る鋼製CIWL客車の登場を期待したいものです。

[追記]
樹脂製ですが、とうとうメルクリンH0からこの列車名のCIWL客車セットが発売告知されました。願いは叶うものですね。

参考文献:125 Jahre CIWL Die Luxuszüge - Geschichte und Plakate / EK-Verlag

[EDIT] 2024-04-04
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MINITRIX Schnellzugwagen-Set "IC 611 Gutenberg"セット [欧州鉄道模型]

2019年のMINITRIXの新製品に「Schnellzugwagen-Set "IC 611 Gutenberg"」という3両の客車セットがあり、今年も引き続きリリースされているようです。以下は公式サイトのリンクです。

Schnellzugwagen-Set "IC 611 Gutenberg"

このセット、IC'79時代を想定した客車セットでApmz 122、ARmz 211、Bm 235という当時のInterCityを代表する3種を1つのセットにしたものです。

私自身はNを持っていませんが、高校時代にメルクリンH0を誰も鉄研でやっていなかったこともあり、国産のN(日本型)で遊んでいた時期がありました。大学進学を機に再びメルクリンH0を再開しましたが、当時もメルクリンH0は日本型Nに比べて高額だったこともあり簡単には買い進めることができませんでしたが、結局あのサイズに馴染めずH0に戻ったという経緯があります。

さて、メルクリンを趣味にしていると自然とTRIX H0や他社製品も目にする機会が増えてきますが、同じグループの一員となったTRIXが吸収される前から多くの金型があることから、H0ではCIWL客車など、メルクリンブランドでもTRIXモデルの金型を使ったモデルが製品化されています。

メルクリンはNがないのでMINITRIXだけになりますが、H0にはないモデルがリリースされているのが羨ましく、少し前にリリースされた「FD1981 Königsee」や、このセットのARmz 211半室食堂車など、気になるモデルが少なからずあります。

実はこの食堂車、私が1987年の年末年始に高校時代の悪友と2人でドイツ・オーストリアに旅行した思い出の車両で、私は会社勤めの休暇利用で彼は大学卒業旅行でした。私が先に帰国して彼はその後もバックパッカーとしてヨーロッパを彷徨うことで彼にとっては最初の数日間のみ私と一緒に旅行したのですが、ミュンヘン中央駅で彼と別れ、私はフランクフルトに向かう時のIC列車の指定した座席がこのARmz 211でした。1等/食堂合造車なので一応食堂部分と座席部分は仕切りがあるのですが、シートレイアウトは食堂車とあまり変わらず、シートがApmzと同じリクライニングタイプで全て向かい合わせ席となっていて中央に大きなテーブルがしつらえてある車両でした。つまりなんとなくですが、今思えばプルマン客車のような設備を持つ車両で、サービスこそプルマン客車とは違いますが、注文すれば自席まで食事を届けてくれたのを覚えています。日本では当時既に食堂車が徐々に撤退していましたが、食堂車から1等車(G車)に食事をサーブできる設えとその仕組みが出来れば、食堂車の利用が混雑と閑散を緩和できるようになるのではと感じたものです。

Apmz 122は、メルクリンH0から数年前に「TEE Rheingold 1983」セットに登場して、28,2cmのH0のTEE客車モデルプログラムも充実してきましたが、同色のプラグドア仕様のAvmz 111.1共々まだ出し惜しんでいるのかTEEカラーやO.Rot、V.Rot、ICEカラーの単品モデルはありません。ARmz 211についてはH0モデル自体がリリースされておらず、この1両あるだけで再現できるIC列車の幅が広くなるので、合わせて是非リリースしてほしい1台の客車モデルです。

他に既にTourisutikzug色でメルクリンH0でリリースされた元QuickPick(WRbumz 139.0)→Bord Restaurant(WRmz 137)として改造された食堂車モデルは、容易にTEEカラーやO.Rot、ICEカラーに応用できるモデルなのでそれら仕様でリリースを期待したいところです。
DBのTEE客車は多種多様なので今後もまだまだリリースへの期待は膨らみますね。
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銀座千疋屋のアンティークマッチラベル [ラベル]

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以前浅草の雷門地下鉄道営食堂のマッチラベルを紹介しましたが、今回は同じマッチラベルでも銀座千疋屋のラベルです。このラベルも祖父から譲り受けたビールラベルと一緒にあったものなので、これらはほぼ同時期(つまり戦前)のものと推察出来ます。

上画像は、贈答用の果物籠が水色とシルバーの印刷の上に描かれており、果物籠の上には「詰籠に答贈御」、下には「屋疋千座銀」の屋号が今とは反対側に記されています。

今もそうでしょうが、銀座千疋屋は国内で最も有名で高級な果物店です。しかしなぜ果物店の千疋屋にマッチがあるのかと言えば....。

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上画像は、裏に貼られていたものと思われますが、千疋屋には当時から果物の小売のほか、フルーツパーラーがあったようです。そこでマッチが必要になるのでしょう。皿に一切れのスイカが載っている絵が描かれていますが、当時はカットスイカをこのようにしてサーブされていたのでしょうか。今ではちょっと考えづらいですが、戦前ならば輸入の果物は限られていて、国内産であれば夏場は立派な果物として上質なスイカが提供されていても不思議ではないでしょう。

スイカの絵の下には「FRUIT・PARLOUR」、「GINZA SEMBIKIYA」の飾り文字が並んでいます。極めてシンプルではありますが、手書きで描かれた文字の「S」は、同じ銀座の資生堂パーラーのロゴを意識しているのではないかと感じます。

残念ながら資生堂パーラーのマッチラベルは知らないので判断は難しいですが、どちらも銀座の顔の1つとして今もなお続く老舗ですからマッチのラベルで当時の様子を妄想するのも楽しいものです。

参考サイト:
千疋屋銀座本店 フルーツパーラー
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europian sleeper [欧州鉄道]

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ÖBBによるNightJetの商業的成功によって現在の外出制限に喘ぐヨーロッパでも更なる路線拡大が計画されるなど、欧州での夜行列車への期待は膨らむばかりですが、この状況はÖBBだけではなく他の民間鉄道事業者でも同様の動きがあるようです。

その1つが2022年春からの運用開始を目指すeuropian sleeperです。以下に専用サイトが配信されましたのでリンクします。

europian sleeper

サイトを見ると、どうやらチェコで昼行列車の事業を行なっている民間事業者のRegioJetを運営する会社と関係があるようです。運行区間はプラハ - ベルリン - アムステルダム - ブリュッセルとのこと。
このサイトに掲載されている画像を見ると、車両はRegioJet同様、状態の良い中古の簡易寝台車や寝台車をリニューアルして使うようなイメージです。

昼行列車のRegioJetでは、価格もさることながら寿司をいち早く車内販売で販売するなど車内サービスに力を入れていますから、europian sleeperも車内サービスには期待が持てます。
現在、RegioJetはプラハを中心にウィーンなどへの国際線も運行していますが、今回は西ヨーロッパへの運行開始で、路線がダブることはないでしょうが、NightJetと良い意味で競争関係になるような期待を感じさせてくれます。

戦前ではベルギーの完全民間会社のCIWLが富裕層の顧客相手に独自の夜行列車や昼行列車を運行し、それに対抗する形でドイツのMITROPAがライバルとしてサービスにシノギを削ってRheingold-Expressなどが運行されていました。
今回これとは違った社会環境のなかで、奇しくも鉄道移動が見直され、再び夜行列車に社会が目を向ける中でÖBBのNightJetや今回紹介したRegioJetのeuropian sleeperの登場、更にはドイツのTEEN、SNCFも計画している夜行列車の登場が計画されるなど、最近電車タイプの昼行列車ばかりになった西ヨーロッパの長距離列車に夜行の客車列車が加わることは、趣味的にも期待が大きく膨らみます。
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Official World Record! Fantastic Classical Music Medley played by a Train / MiWuLa [欧州鉄道模型]

ドイツ・ハンブルクのMiniaturwunderland(MiWuLa)も深刻なコロナ禍の中、営業は出来ない状況になっていますが、それでもオーナーのGoerrits兄弟は積極的な動画配信を行い、多くのMiWuLaファンによって支えられているようです。
そのような中、この機会を利用して長大な見学通路全体にLGBの線路をレイアウトし、そこでグラスを使って機関車にバチを付けてメドレーでクラシック音楽を奏でるという試みを行いました。どうやらこの試みでギネスの世界記録に認定されたようです。以下にYouTube動画へのリンクを貼ります。

Official World Record! Fantastic Classical Music Medley played by a Train

この試みは単にグラスを並べるだけでは上手く奏でられず、いくつもの難題が立ちはだかったようです。例えば同じ形状のグラスを用意しても個体差で音程が違うことや、水を張っても蒸発することで音程が狂うこと、また機関車に取り付けたバチが適度にグラスを叩くことも至難のことだったようです。それら問題を彼らのチームが1つ1つ解決しながら出来たのがこの動画とのこと。

こういう発想は子供の頃やって見たいと試みたりするものですが、MiWuLaがやるとここまでできるというまさに子供の心を持った大の大人たちが実現したものということが伝わってきます。
MiWuLaの成功でドイツや欧州、日本でも見学できるタイプのレイアウトが数多く出来ましたが、どれもMiWuLaのような成功にはなれないのが、この動画で見れるような行動なのでしょう。

本当に楽しんで仕事に邁進している姿が理解できます。
タグ:MiWuLa LGB YouTube
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[絵画] 人形 (3) | 井上賢三 [ART]

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亡き父の遺した人形の絵の3枚目になります。この絵はおそらく人形を描き始めの頃の作品だと思われます。今まで紹介した2枚は金色の額縁で背景には全面に金箔が貼られているのですが、この絵はステンレスの額縁で左右にはモノトーンの油彩で幾何学的です。また背景の床面はチェックの文様でそれより上の部分は金箔が貼られています。つまりそれまで描いていた絵の残り香がこの絵にはあるように感じています。

父が人形を描くまでは、師匠であった東郷青児氏の影響が少なからず出ていて、母はそれを危惧していたようです。その転換点に描いた絵ではなかったかとこの絵を眺めながら感じました。
亡父が人形という新しいモチーフにどのような経緯で辿り着いたのかを知ることは出来ませんが、この後は人形一筋で最晩年まで描き続けていました。

今なら彼に聞きたいことは沢山あるのですが、他界した時中学1年生だった私には、そのような思いは全くなく、今は想像するしかありません。
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懐かしの?甲種車両輸送(17) [日本の鉄道]

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アップし忘れていた甲種輸送の画像が見つかったので上げてみます。相変わらず撮影記録がなく正確な日付や場所が未確認ではありますが、当時の運転予定の情報をかき集めてカレンダーを作っていたので、それには1982年7月4日に「甲種車両(新京成8000形)輸送」と記されているので、この日付で運転されたのを撮影したのだと思います。

牽引機はEF58 166で浜松機関区のカマでした。浜松機関区のゴハチは当時定期運転されていた荷物専用列車の担当機関区でもあり、東京では良く見ることが出来た機関区のゴハチですが、窓周りがHゴム改造されていたり、見た目はあまり好みの機関車はなくお召予備機の60号機が葡萄色で異彩を放っていた程度でしょうか。

それでもゴハチが全て見れなくなった今から思えば、貴重な写真となりました。撮影場所はおそらく大船だと思います。当時甲種輸送には必ず該当車両の両端に控車が連結されますが、この時は「ヨ」ではなく、「ワフ」でした。この緩急車も今は見ることが出来ず、黒い車体が懐かしく思えます。

甲種の新京成8000形は久々の新車で画像からはわかりにくいですが、1段凹んだ大型2枚窓とライトケースが特徴的でタヌキ顔と揶揄?された車両です。この車両も既に現役引退したのかどうかは確認していませんが、個性のある車両だっと思います。
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