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39692 Dieseltriebwagen Baureihe VT92.5 | 2. Insidermodell 2021 [Maerklin-Triebwagen]

先ほど、メルクリンから今年2つ目のインサイダーモデル(H0)が告知されました。以下に特設ページのリンクを貼ります。

39692 Dieseltriebwagen Baureihe VT92.5

このVT 92.5モデルの画像を初めて見たとき、Eierkopfと呼ばれたVT 08.5と同じ顔を持ちながら、両側に運転室を持つ独特な形状と客車を牽引する姿が常識とかけ離れていて、初めて見た気動車の姿でもありました。

おそらく日本でこの気動車を知るものは少ないだろうと想像できるので、公式ページの記述を簡単に翻訳して記したいと思います。

[実車について]
ドイツ連邦鉄道(DB)の4軸駆動の気動車VT 92.5形。バッファカバー付き、所属はニュルンベルク、試験運用として、ニュルンベルク - アムベルクとニュルンベルク - フルト・イム・バルド路線のEilzug(快速列車)で運用。気動車の塗装は紫赤色。車体番号はVT 92 501。1957年から1959年の仕様を製品化。

[モデルについて]
mfx+デジタルデコーダーによる多彩なサウンドと照明ファンクション機能。フライホイール付きの高性能モーター。カルダン駆動で2つの駆動軸に連結された駆動台車に接続。ゴムタイヤ付き。進行方向に対応した2箇所の前照灯と2箇所の尾灯が常時点灯。デジタルでは点灯・消灯可能。前照灯と尾灯は各側でデジタルにより消灯可能。それに加え、室内の荷物室、側廊下、WC、寝台個室、ロッカールームの照明がそれぞれデジタルで点灯可能。照明は、メンテナンスフリーの暖色系白色と赤色のLED。可動式の空気孔ファン。ファンはそれぞれでデジタルで可動。両側のカプラーは、導電クローズタイプ。Eilzug(快速列車)セット(41327)の客車モデルの室内照明は、気動車の導電クローズカプラーでそれぞれがデジタルで点灯。フロントカバーはカプラー無し仕様に交換可能。ディテールフルなバッファ部分。ブレーキホース、ネジ式連結器(イミテーション)、暖房用ホースのパーツは添付。客車連結時に安全な運行を保証するための必要なバッファカバーは、実車に忠実な高さに合わせたものに交換可能。バッファ間の全長は、25,1cm。

レールバスも付随車数量を連結しダイヤに合わせて運行できるように強力ななエンジンを搭載していましたが、今回のモデルはの実車はテスト運用向けに戦前のDRG時代に製造されたVT 873を大幅に改造して完成された車両です。マイバッハ社製410馬力のエンジンを搭載し、機関車代わりに客車数両を牽引する独特の運用形態になっています。

結果として、この車両は量産されませんでしたが、こうした技術と試験の積み重ねで戦後から100年近く経った現在、この気動車のような量産に至らない車両も、試験運用を通じてデータ採取の役割を果たし後の車両開発の貢献しています。

*記述した翻訳については、モデルの内容を保証するものではありません。
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Gotthard Pullman Express [欧州鉄道]

Gotthard-Pullman-Express_posterb.jpg

▲ CFF(SBB)とCIWLによる1927年の"Gothard Express Pullman"ポスター Quelle: Wikipedia


前回の記事でオリエント急行の名前で1992年に運行されたCIWLプルマンと食堂車によるクルーズトレインについて記しましたが、その時のチラシのオリジナルが上画像のポスターです。
これは、1927年に制作されたSBBとCIWL共同制作のポスターで、列車名称は「Orient Express」ではもちろんなく、「GOTHARD EXPRESS PULLMAN」と記されています。敢えて関係のない「Orient Express」の名称が使われていたのは、やはりCIWL客車をイメージさせるのには、Gotthard Pullman Expressよりも手取り早いから..でしょう。

運行は1927年からドイツ・フランスとの国境のスイス・バーゼルからイタリアのミラノを結ぶ列車で、CIWLのプルマンによって運行される以前は1909年以前からゴッタルド鉄道(GB)、また1909年以降はSBBによってGotthard Expressとして運転されてきた欧州南北を結ぶ路線を走る重要な列車でした。

運行されていたのは、バーゼル - ルツェルン - アルト・ゴルダウがCIWLの1、2等プルマン客車は「Côte D'Azurプルマン」による厨房なし1等、厨房つき2等各1両とSBBの荷物車の3両編成だったのではと考えられます。チューリヒ - アルト・ゴルダウも同様でアルト・ゴルダウ駅にて2つの列車が連結して6両編成でゴッタルド峠経由でミラノに向かうのでしょう。1930年には夏季に限ってですが、バーゼル始発ではなくパリ始発になりました。またパリからの編成は、途中BLSのベルフォート - デレ - ベルン経由でインターラーケンまでのFlugelzugとして、列車名も「Gotthard-Oberland-Pullman-Express」として運転されました。インターラーケンからレマン湖畔のモントルーまでの路線は今も多くの観光客が訪れるゴールデンパスルートで、当時から狭軌路線のMOBにCIWLのプルマン客車が"Goldenpass Pullman Express"として運行されていました。(今もプルマン車両はレストアされて動態保存車両としてMOBで運用されています)

機関車は、バーゼル - ルツェルン、チューリヒ - アルト・ゴルダウがAe 3/6 I形 と Ae 3/6 II形 が牽引し、ルツェルンからはBe 4/6形が牽引、1930年からはAe 4/7形がイタリア国境駅のチアッソまで連結されました。チアッソからは終着ミラノまでFSの680形蒸気機関車が牽引していました。

当初は、3月から6月までと9月から11月までの期間限定での運行でしたが、その後通年運転になりました。夏季の観光需要だけでなくイタリア・ミラノとスイスのバーゼル接続でパリやドイツ、オランダの諸都市からのビジネス利用も少なからずあったのではないかと考えられます。

しかし、この豪華プルマン列車も世界恐慌のあおりを受けて1931年に終焉を迎えてしまいました。
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Orient-Express in der Schweiz 1992 [欧州鉄道]

Orient-Express_SBBb.jpg


ここ数回に渡りCIWLについて記してきましたが、私がまだカールスルーエにいた1992年、NIOEに資料請求したことがありました。その時届いたNIOEのパンフレット一式に同封されていた1枚のチラシがありましたので紹介してみます。

このチラシの表にはOrient-Expressの名前に入ったポスターが印刷されていて、その中にチューリヒからゴッタルド峠を超えてイタリアとの国境駅のチアッソまで往復運転する列車の案内がレイアウトされています。「Orient-Express」の文字の下には、「PULLMAN und SPEISEWAGEN」(プルマンと食堂車)と記されています。(このポスターのオリジナルは、1927年のバーゼル - ミラノを結ぶGottard Pullman-Expressのもので、敢えてOrient Expressとしているのは、その方がイメージが伝わるのでしょう)

NIOE_4149+WRb.jpg


チラシの裏側にはこの列車についての車両や運行ダイヤ、運賃などの詳細が記されています。最上部には、NIOEのロゴマークがあるので車両やサービスはNIOEが担当し、最下段にSBBのロゴがあるのは、企画、販売などにSBBが関わっているようなイメージでしょうか。

このチラシによれば、車両はCIWL 4149 WPC(厨房なし) "Côte D'Azur"と4080 WPC (厨房なし)"Fléche D'Or"1等プルマン客車、そして食堂車の3両のようです。(食堂車の車体番号は不明)

車両の写真は、向かい獅子のCIWLエンブレムの左右に金の矢(Fléche D'Or)が描かれている4080 DEです。この車両はCIWLでロンドンーパリを結ぶ列車の大陸側を担うカレー - パリ間を結ぶ昼行列車の名列車「Fléche D'Or」専用の1等プルマン客車です。(後にEtole du Nordにも使われた?)

中央にレイアウトされている2つの平面図は、上が4149 "Côte D'Azur"、下がWR "Sud Express"とあります。 "Côte D'Azur"プルマンは、名前の通り、「Côte D'Azur Pullman-Express」や「Edelweiss Pullman-Express」、また「Gottrad Pullman-Express」など欧州各地でPullman-Expressネットワークを広げた車両の1つです。
食堂車に"Sud Express"の名称がある車両については、やや複雑な経緯があります。この車両は、元々1926年に製造されたCIWL 2737-2748のグループで製造された厨房つきとなしの1等プルマン客車ですが、2737-2742の6両の厨房つきのグループ(WSPC)の1両(2741)がNIOEに在籍していたので、この車両が食堂車として組成されているのだと思います。この2741は、後にポルトガル向けの食堂車に改造され、1等プルマン客車の面影は平面図からは読み取れません。

時刻表では午前9時過ぎにチューリヒを出発、チアッソには13時前に到着、チアッソから16時過ぎに出発、チューリヒに20時前に到着するダイヤで、往路では朝食とランチのコンビネーション(ブランチ?)、復路ではディナーが用意されます。1等車は2両のプルマン車(WPC)で、3等級制時代の1等車のレイアウトですからかなり贅沢な仕様になっています。(当時の乗車券は3等の2倍料金が2等車で、3倍が1等車の料金です。)
そして2等車は、元1等プルマン車の食堂車の座席が充てがわれるようですが、1等車に比べて現在の食堂車が1+2座席の配置と比較するとやや窮屈な感じでしょうか。
この編成から察するに、プルマン車が厨房なし仕様(WPC)のため、食堂車(WR)の厨房で調理された食事を、各車両に持ってゆくイメージだと思います。

現在はコロナ禍なので、こうした魅力的なクルーズトレインはないでしょうし、NIOE自体が破綻していますので、なかなか再現されることはないでしょうが、1920年代後半から30年代に掛けて、このルートを"Gottard Pullman-Express"が走った時代を彷彿とさせる、こうしたクルーズトレインができる環境は、歴史と文化を重ねた車両を大切に保管していたNIOEを運営するIntraflug AG社があってのことだと思います。
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名探偵ポワロ 「青列車の秘密」 [欧州鉄道]

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▲ "Train Bleu"の英語ポスター。北部鉄道、CIWL、PLM3社共同のポスターです。S形寝台車の時代でしょうか。


昨日のエトワール・デュ・ノールの話題からではないですが、今回は同じCIWLが運行した国内夜行列車「Train Bleu」(青列車)のテレビ番組が22日に放映されるのでそのお知らせです。
現在、毎週土曜日午後に放映されている名探偵ポワロですが、放映当初からこの「青列車の秘密」を楽しみにしていました。今まで数回NHKでこのシリーズが放映されていますが、中々このタイトルを観ることが叶わず、ようやく..という思いでビデオの録画予約もしました。
以下に番組ページへのリンクを貼っておきます。

名探偵ポワロ 「青列車の秘密」/ NHK-G

アガサ・クリスティの小説の名探偵ポワロは、オリエント急行殺人事件が有名すぎて、同じCIWL列車を舞台にした「青列車の秘密」は、オリエント急行に比べてさほど知られていないように思います。
箱根のラリックミュージアムのプルマン客車(Côte D'Azur)も、本来なら昼行列車である「コート・ダジュール・プルマン・エクスプレス」向けなどに製造され運用されたのですが、「オリエント急行」と紹介されるわけですから、この名前の認知度は、おそらく世界で最も有名な列車名なのでしょう。

さて、この日本語題名「青列車」で仏語表記では「Le Train Bleu」です。この列車は、1886/1887年冬ダイヤから"Calais-Mediterranée Express”が列車名としてカレーからPLMのパリ・リヨン駅と南仏ヴェンティミリア(一部はKurswagenとしてサン・レモまで延長運転)を運行開始され、1922年新しいS形鋼製車両の登場で名称を"Train Bleu"に変更。更に1929年にはLx10の登場によりCIWL屈指の豪華夜行寝台列車となりました。寝台車は各車両に専属のスチュワードが乗務するCIWLの最も豪華なLx寝台車の他、食堂車では5種類の料理を楽しめるコース料理を提供、サロン(これはプルマン車両?)やバー車両、荷物車の3等級制時代で全席1等車扱いの組成で運用され、当時のシンプロン・オリエント急行よりも豪華な設えであったようです。

"Train Bleu"の処女列車は、ロンドンからの接続列車でフェリーで到着した乗客を乗せ、1922年12月8日 13:00にカレーを出発、パリ・北駅到着後、パリ大環状線(Ligne de la grande ceinture de Paris)を経由してパリ・リヨン駅へ。夕方の早い時刻にパリ・リヨン駅を出発、ディジョン、シャロン・シュル・ソーヌ、リヨンを経由して早朝マルセイユに到着。更にコート・ダジュールのトゥーロンまでの行程を走り、一部の客車はKurswagenとしてサン・レモまで運行されました。

この列車の主要な乗客はロンドンからの旅行者だったようで、パリは主要駅として停車しますが、ドーバー海峡の港町で英国からの主要ルートのカレーから走ったのは今のVSOEと同じです。ポワロも英国ロンドン在住ベルギー人という設定ですから、ドラマの設定は違和感のないものです。そして番組に登場する寝台車がS形かLxかで時代考証もできますね。

この番組を既に観た方からは、余り期待はしないほうが良いとのご指摘はありますが、如何せんまだ観ていない番組ですし、映像で実際CIWLのLxやWRが登場するのか、セットなのかも含めて目を凝らして観たいと思っています。

参考文献:125 Jahre CIWL Die Luxuszüge - Geschichte und Plakate / EK-Verlag

[EDIT] 2021-05-21
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Étoile du Nord [欧州鉄道]

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SNCBの1形機関車がメルクリンH0モデルでリリース(既にメーカー完売)され、それに因んで、先日は"EDELWEISS PULLMAN-EXPRESS"の記事を記しましたが、今回はパリ - ブリュッセル - アムステルダムを結んだ名列車"Étoile du Nord"について記したいと思います。

Étoile du Nordと言えば、TEE時代が一番馴染みがあると思うのですが、そうではなくこの列車が運行始めた1920年代の話です。
CIWL(ワゴン・リ)社は、1926年にパリ - ロンドンで初めて昼行用プルマン列車の運行を始めた大陸側(パリ - カレー)の"Flèche d'Or"を担い成功を収めました。当時パリを中心に需要が多かったのは、ロンドンのほか、CIWLの本社のあるブリュッセル、アムステルダム方面だったこともあり、プルマン列車のネットワーク拡大の初めての路線にこの路線を選び1927年から運行を開始しました。

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▲ 1927年にカッサンドルにより制作された"Étoile du Nord"の素晴らしいポスター

この列車のために、組成されたCIWLのプルマン客車は、1等が"Flèche d'Or"から流用されたWPC/WPSCで、2等は新たに厨房付き(WPSC)の4091-4110の20両と厨房なし(WPC)の4111-4130の20両の合計40両です。この40両のプルマン車両は列車名を取って"Étoile du Nord"と名付けられています。組成はプルマン客車お約束の厨房を中央に挟んだ2両1ユニット、そして両端に荷物車で構成された列車になります。

列車の運行は1927年5月5日から開始されたようですが、当初はブリュッセルで3時間停車だったそうです。定時運行となったのは5月15日からとなったようで、午前中双方の駅を出発した同列車は夕方終着駅に到着というダイヤだったそうです。

カッサンドルによるポスター制作など宣伝効果もあってか、この列車は大変な人気となったようで、当初の1等2両、2等4両、両端の荷物車を8両編成だったのが、1等の2両増結となり10両編成のプルマン列車となり、商業的には成功したようです。1929年からはパリ - ブリュッセル - アントワープを結ぶ列車"Oiseau Bleu"が新たに1往復追加されました。

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▲ 貴重なÉtoile du Nordの写真。独特なデザインのサボはアール・デコです。

この2つのプルマン列車は、長距離国際列車では初めて国境駅での停車をせず、パリ - ブリュッセル・ミディを途中無停車で走りました。そして国境パスポートと税関の管理を移動中の列車で行われ、荷物は出発前と到着後にチェックされました。これらの施策で同区間の列車としては最速列車の1つとなり、所要時間は7〜8時間とのことです。

そして第2次世界大戦が勃発前の1939年9月3日を最後に他のプルマン列車と同様廃止されました。

このÉtoile du NordやOiseau Bleuが復活するのは戦後しばらくしてからですが、Pullman列車の主要顧客である王室、貴族などは次々と没落してゆく中で需要がなくなり、やがてTEEへと道を譲ることになります。
CIWLの一番の華やかだった時代はプルマン客車が登場し、欧州にネットワークを築いた1920年代半ばから第2次大戦前の30年代までだったように思います。つまり10年余りという短い期間、世情不安の中がCIWLの輝いた時期に重なるのは何とも皮肉なものです。

なお、この2つの列車がSNCB内の運行で1形機関車に牽引されたかどうかは未確認です。

参考文献:125 Jahre CIWL Die Luxuszüge - Geschichte und Plakate / EK-Verlag
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Sommer-Neuheiten 2021 [Maerklin-Allgemein]

昨日、メルクリングループ(メルクリン、TRIX、LGB)の夏の新製品が発表されました。

メルクリンは以下の特設ページで紹介されています。

Sommer-Neuheiten 2021 | Märklin

さて、今回のメルクリンH0の夏の新製品は数としては少ないながらもツボを押さえた選択がされているように見えます。

表紙はベルリンの技術博物館で静態保存されているDRG 17.0形(旧P10)形です。モデルの008号機(37197)は1920年代から30年代にかけてマインツ機関区所属でライン河路線を走っていたようです。

今やドイツの機関車では主役として活躍しているSIEMENSのVectronですが、今回のディテールアップした新製品としてDB AG BR 193 (39137)、DSB EB 3200(39331)、SBB Cargo International BR 193 (39199)の3つのバリエーションが告知されました。今や19カ国で活躍しているVectronですが、まだまだ塗装や電源など様々なバリエーションが期待できます。

Ep.IVファンには格別なモデルがフランクフルト・マイン空港連絡列車として活躍したN-Wagenの3両セット(43815)でしょうか。ウルム造形大学の創設者の一人として、またフランクフルト空港、ミュンヘンオリンピック、Lufthansa、Deutsche Bankなどのビジュアルコミュニケーションを手がけたドイツを代表するグラフィックデザイナーのOtl Aicher氏によるデザインです。この客車の塗装はフランクフルト空港のグラフィックスの色彩や造形に合わせたもので、非常に明快で美しい塗装です。この塗装の列車に乗車すればフランクフルト空港直下のホームに到着して航空機へのスムーズな乗換えが可能になるものです。
モデルでは以前111形モデルとセットでリリースされていました。この時の客車モデルは全て27cmで丸屋根でしたが、今回客車のみの3両セットで、丸屋根仕様の1/2等合造車、切妻屋根仕様の2等車と、実車に忠実に作り分けられています。もちろん尾灯位置も下部にある282mmモデルです。

他に地味ながらも貨車モデルに興味深いモデルがありますし、Donnerbüchsenの愛称で親しまれているデッキ付き客車と荷物車の室内照明キットもリリースされ、広い顧客層の要望にバランスよく応えたラインナップと感じる今年の夏の新製品です。
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4285 DB Avmz 111.2 (Orientrot) / Ep.IVページをリニューアルしました [アナウンスメント]

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上画像のモデルの記事に新しく画像とテキストを大幅に加えリニューアルしました。以下にその記事をリンクします。

4285 DB Avmz 111.2 (Orientrot) / Ep.IV

1985年にお披露目され、赤裾TEEカラーから順次Orientrotに塗装変更されてきた62系列1等区分室客車(Avmz 111)のモデルです。IC用車両の新塗装化は高速新線走行用の気密化改造されたAvmz 107やBpmz 293などから始まり、その後徐々に気密化されていないAvmz 111やApmz 121などが加わってきました。このモデルの実車も同様です。
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4248 DB Avmz107 Orientrot / Ep.IV記事をリニューアルしました。 [アナウンスメント]

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Orientrot色の1等区分室客車モデルAvmz 107(4248)の記事の画像を全面的に差し替え、テキストも刷新してリニューアルしました。以下が記事へのリンクです。

4248 DB Avmz107 Orientrot / Ep.IV

このAvmz 107の実車は、EUROFIMA客車と呼ばれる信託車両Avmz 207を気密化改造した客車モデルです。
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74861 C-Gleis Drehscheibe [Maerklin-Zubehoer]

新製品として告知後、登場が待たれたCレール転車台がようやくリリースされるようです。以下リンク先に新しい転車台のデモを兼ねた使い方レクチャーのYouTube動画をはめ込んだ特設ページをアップしました。

Drehscheibe im Einsatz

動画を少し観てみましたが、CS3での制御プログラムは良くできていて操作も難しくなさそうです。サウンド機能や照明も付いているので、設定も信号音の高低で識別できるなど、直感的な操作が可能になっているように感じました。

またMSでも操作が可能のようで、とても魅力的なデジタル転車台です。この転車台に蒸気機関車やディーゼル機関車を載せて回転させる姿を想像するとワクワクしてきます。
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