39699 VT92.5 Sondermodell zur Unterstützung der Opfer der Flutkatastrophe im Juli 2021. [Maerklin-Triebwagen]
今月ドイツの西部を襲った洪水被害をニュースなどでご覧になって驚かれた方も多いと思います。私も最初はドイツで良くあるいつもの洪水と思っていましたが、今回の被害は物的・人的被害が余りに大きく、胸が痛みました。
以前、その被害に即座に北ドイツのメルクリン販売店MMCが、早速募金を兼ねた特別貨車を告知して購入者を募りました。そして今度はメルクリン社が、同様の形でH0募金気動車モデルを告知しました。以下にリンクを貼ります。
Dieseltriebwagen Baureihe VT 92.5
そのモデルは、なんとインサイダーモデルのVT 92.5をベースにした特別塗装を施したモデルで、販売価格の全額を被災者に寄付するようです。
今回の洪水被害は、明らかに気候変動の影響の1つでしょうし、これほどまでに深刻な事態が全世界に拡がっていることを実感します。
以前、その被害に即座に北ドイツのメルクリン販売店MMCが、早速募金を兼ねた特別貨車を告知して購入者を募りました。そして今度はメルクリン社が、同様の形でH0募金気動車モデルを告知しました。以下にリンクを貼ります。
Dieseltriebwagen Baureihe VT 92.5
そのモデルは、なんとインサイダーモデルのVT 92.5をベースにした特別塗装を施したモデルで、販売価格の全額を被災者に寄付するようです。
今回の洪水被害は、明らかに気候変動の影響の1つでしょうし、これほどまでに深刻な事態が全世界に拡がっていることを実感します。
タグ:VT92.5
Märklin TV - Folge 109 [Maerklin-Allgemein]
メルクリンTVの109回がYouTubeで配信されました。以下はリンクです。
Märklin TV - Folge 109
今回のメインテーマは、もちろんPIKOとのスポンサー共作でもあるコットブス工場の218.4形特別塗装機です。メルクリンのロゴが記されているのがICEカラーの方で、蒸気機関車カラー側はPIKOのロゴが前面にレイアウトされています。そのため、メルクリンモデルの画像は全てICEカラー側ですが、この動画では、蒸気機関車カラー側で前進して転車台に載せられている映像部分にPIKOのロゴが見えています。個人的には蒸気機関車カラーの方が独特の重厚感があって好みです。
メルクリンモデルでも蒸気機関車側にはPIKOのロゴが印刷されていると推測できるので、両社はお互いにリスペクトし合っていて好感は持てます。それにしても中々の英断だったと感じます。
他にインサイダーモデル第2弾のVT 92.5モデルの製造風景、メルクリネウムのH0レイアウトや屋外に出来る予定のLGBレイアウトについてなど、新型コロナ変異株の蔓延が危惧される中でちょっと心配ではありますが、ゲッピンゲンのメルクリネウムはお客様の来訪を歓迎していることが読み取れる映像でした。(メルクリネウムは、現在は予約でのみ入場可能のようです)
Märklin TV - Folge 109
今回のメインテーマは、もちろんPIKOとのスポンサー共作でもあるコットブス工場の218.4形特別塗装機です。メルクリンのロゴが記されているのがICEカラーの方で、蒸気機関車カラー側はPIKOのロゴが前面にレイアウトされています。そのため、メルクリンモデルの画像は全てICEカラー側ですが、この動画では、蒸気機関車カラー側で前進して転車台に載せられている映像部分にPIKOのロゴが見えています。個人的には蒸気機関車カラーの方が独特の重厚感があって好みです。
メルクリンモデルでも蒸気機関車側にはPIKOのロゴが印刷されていると推測できるので、両社はお互いにリスペクトし合っていて好感は持てます。それにしても中々の英断だったと感じます。
他にインサイダーモデル第2弾のVT 92.5モデルの製造風景、メルクリネウムのH0レイアウトや屋外に出来る予定のLGBレイアウトについてなど、新型コロナ変異株の蔓延が危惧される中でちょっと心配ではありますが、ゲッピンゲンのメルクリネウムはお客様の来訪を歓迎していることが読み取れる映像でした。(メルクリネウムは、現在は予約でのみ入場可能のようです)
39187 DBAG 218 497-6 / Ep.VI "Das Flaggschiff der FZI Cottbus" [Maerklin-Lok]
メルクリンH0、Z、MINITRIX(N)から新しい特別塗装の218.4形ディーゼル機関車が告知されました。
以下リンク先のページはこのモデルの特設ページです。
BR 218 "Das Flaggschiff der FZI Cottbus"
このモデルは、DBのFZI(Fahrzeug Instandsetzung) Cottbus所属の218.4形に特別塗装を施したもので、塗装のテーマはFZIでの歴史的背景から半分が蒸気機関車、そして残りの半分がICEをイメージしたものです。またメルクリンH0の218形モデルでは初めて大型のスノープロウを装備しています。
そして今回の特別塗装のスポンサーはメルクリンとPIKOの2社というところが前代未聞です。以前はメルクリンがPIKOにモデルのコピー疑惑で提訴したり..と険悪状態でしたが、今回は1つの機関車を2社でコラボレーションする形になっています。
そのため、3線式H0はメルクリン、2線式H0はPIKO、NはMINITRIX、Zはメルクリンという棲み分けにしているようです。通常なら2線式はTRIX H0になるのですが、そこは敢えてリリースを控えているのはPIKO社との協定があるのでしょうか。
で、メルクリンH0とPIKOのモデルは同じ金型を使っているのか、それぞれが別物であるのかは気になるところですが、両社とも218形は製品化されているので、未確認ではありながら、それぞれが自社のモデルに同じ塗装にしているだけかも知れません。
メルクリン関係では、以下PDF版のフライヤーも配信しています。
Sonderveröffentlichung / Märklin + MINITRIX
以下リンク先のページはこのモデルの特設ページです。
BR 218 "Das Flaggschiff der FZI Cottbus"
このモデルは、DBのFZI(Fahrzeug Instandsetzung) Cottbus所属の218.4形に特別塗装を施したもので、塗装のテーマはFZIでの歴史的背景から半分が蒸気機関車、そして残りの半分がICEをイメージしたものです。またメルクリンH0の218形モデルでは初めて大型のスノープロウを装備しています。
そして今回の特別塗装のスポンサーはメルクリンとPIKOの2社というところが前代未聞です。以前はメルクリンがPIKOにモデルのコピー疑惑で提訴したり..と険悪状態でしたが、今回は1つの機関車を2社でコラボレーションする形になっています。
そのため、3線式H0はメルクリン、2線式H0はPIKO、NはMINITRIX、Zはメルクリンという棲み分けにしているようです。通常なら2線式はTRIX H0になるのですが、そこは敢えてリリースを控えているのはPIKO社との協定があるのでしょうか。
で、メルクリンH0とPIKOのモデルは同じ金型を使っているのか、それぞれが別物であるのかは気になるところですが、両社とも218形は製品化されているので、未確認ではありながら、それぞれが自社のモデルに同じ塗装にしているだけかも知れません。
メルクリン関係では、以下PDF版のフライヤーも配信しています。
Sonderveröffentlichung / Märklin + MINITRIX
Neue Nachtzuglinien starten im Dezember – Bahn nennt genaue Termine [欧州鉄道]
CNLからの撤退以来、長らく夜行列車の運営から離れていたDBからようやく復活のアナウンスがあったようです。
以下にそのリンクを貼ります。
Neue Nachtzuglinien starten im Dezember – Bahn nennt genaue Termine
区間は、チューリヒ- ケルン-アムステルダム(12月11日発12日着〜)とウィーン-ミュンヘン-パリ(12月13日発14日着〜)の2路線がそれに当たります。
特にウィーンーミュンヘンーパリの復活は、2009年に廃止されたオリエント急行(ウィーンーストラスブール)の路線をトレースするもので、むしろストラスブールーパリの再延長という位置付けが利用者ニーズにかなって嬉しいです。(名称はオリエント急行にならないような気がしますけど...)
今回、DBの夜行列車復活とはいえ、純粋なDBのみの夜行列車ではなく、DBの他、ÖBB、SNCF、SBB、NSの共同事業という形となり、車両についてはÖBB、乗務員はDBというような形になるようです。
詳細な車内サービスなどは未定とされていますが、恐らくNightJetに準じたものになると思われます。
その後、チューリヒ-ローマ(2022年末〜)やベルリン/ウィーン-パリ/ブリュッセル(2023年末〜)、チューリヒ-バルセロナ(2024年末〜)なども計画されています。
欧州ドイツ語圏中心の夜行列車ネットワークもようやく形が整ってきた印象になりました。
昨今は高速新線も整備が進み、ICEやTGVなど電車タイプの列車が増える中で機関車+客車による列車編成が再び新しい形でネットワークとして整備が進むことは趣味的にも嬉しいですし、何より夜行列車がドイツの地をネットワークとして充実されてゆくのは、欧州での夜行列車復活を意味するもので、ワクワクしてきます。
参考サイト:Orient Express廃止と誤解/Spielkiste
以下にそのリンクを貼ります。
Neue Nachtzuglinien starten im Dezember – Bahn nennt genaue Termine
区間は、チューリヒ- ケルン-アムステルダム(12月11日発12日着〜)とウィーン-ミュンヘン-パリ(12月13日発14日着〜)の2路線がそれに当たります。
特にウィーンーミュンヘンーパリの復活は、2009年に廃止されたオリエント急行(ウィーンーストラスブール)の路線をトレースするもので、むしろストラスブールーパリの再延長という位置付けが利用者ニーズにかなって嬉しいです。(名称はオリエント急行にならないような気がしますけど...)
今回、DBの夜行列車復活とはいえ、純粋なDBのみの夜行列車ではなく、DBの他、ÖBB、SNCF、SBB、NSの共同事業という形となり、車両についてはÖBB、乗務員はDBというような形になるようです。
詳細な車内サービスなどは未定とされていますが、恐らくNightJetに準じたものになると思われます。
その後、チューリヒ-ローマ(2022年末〜)やベルリン/ウィーン-パリ/ブリュッセル(2023年末〜)、チューリヒ-バルセロナ(2024年末〜)なども計画されています。
欧州ドイツ語圏中心の夜行列車ネットワークもようやく形が整ってきた印象になりました。
昨今は高速新線も整備が進み、ICEやTGVなど電車タイプの列車が増える中で機関車+客車による列車編成が再び新しい形でネットワークとして整備が進むことは趣味的にも嬉しいですし、何より夜行列車がドイツの地をネットワークとして充実されてゆくのは、欧州での夜行列車復活を意味するもので、ワクワクしてきます。
参考サイト:Orient Express廃止と誤解/Spielkiste
4415.444 Spendenwagen "Flutkatastrophe 2021" [Maerklin-Guterwagen]
先日の静岡県熱海市での土石流被害は、今なお現地で自宅を無くし避難を続けたり、インフラが滞ってご苦労されている方々が沢山いらっしゃいます。心からお見舞い申し上げます。
そのすぐ後、今度はドイツのノルトライン・ウエストファーレン州とラインラント・プファルツ州で大規模な洪水被害があり100名以上の死者と700名を超える負傷者を数えるなど、日本以上に深刻な状況になっています。
この被害の中に、メルクリンを扱う模型店も含まれているようで、片ずけなどに追われていることと思います。
そこで、メルクリン取扱販売店からは早速このドイツの洪水被害に対して寄付を前提にしたメルクリンH0冷蔵貨車(4415ベース)の特別モデルを作り、販売店から告知されました。以下にそのページをリンクしています。
4415.444 Spendenwagen "Flutkatastrophe 2021"
ここではモデル価格が税込EUR. 25,- のうちEUR 15,-を洪水被害の寄付に当てるそうです。出荷は8月中旬からとのことです。
そのすぐ後、今度はドイツのノルトライン・ウエストファーレン州とラインラント・プファルツ州で大規模な洪水被害があり100名以上の死者と700名を超える負傷者を数えるなど、日本以上に深刻な状況になっています。
この被害の中に、メルクリンを扱う模型店も含まれているようで、片ずけなどに追われていることと思います。
そこで、メルクリン取扱販売店からは早速このドイツの洪水被害に対して寄付を前提にしたメルクリンH0冷蔵貨車(4415ベース)の特別モデルを作り、販売店から告知されました。以下にそのページをリンクしています。
4415.444 Spendenwagen "Flutkatastrophe 2021"
ここではモデル価格が税込EUR. 25,- のうちEUR 15,-を洪水被害の寄付に当てるそうです。出荷は8月中旬からとのことです。
タグ:Werbewagen 冷蔵貨車
La passion des trains - Les grands express (n°38) [欧州鉄道]
YouTubeで観ることのできる動画は、日本国内のみならず、世界の興味深い鉄道の歴史を同地のドキュメンタリー映像などで観れるのは、車両のみならず、そこで行われていたサービスや食事風景など、私などにとって文字や写真のみの資料からしか得られなかった時代と比較するとその恩恵に浴することができたことを心の底から嬉しく感じています。
さて、そのようなたくさんの動画の中でも、昨日観たSNCF制作のDVD ?ドキュメンタリーシリーズの「La passion des trains」は、期待以上の情報が満載で一人感動して観ていました。
その中で、「La passion des trains - Les grands express (n°38)」は、このタイトルは「列車への情熱 - 特急列車(38回)」とでも訳すのが良いのでしょうか?
「Le Mistral 1969」の旅をテーマにしたパリから南仏保養地までの旅程を細かに記録した映像で感動モノ(私だけ?)です。以下にそのリンクを記します。
La passion des trains - Les grands express (n°38) / YouTube
最初は、レストア待ちのCIWL食堂車や寝台車を紹介し、その後これら車両が現役最後の1970年代の看板列車「Le Mistral」の機関車次位に荷物車、CIWLプルマン、CIWL食堂車、そしてInox客車の編成の車両が時速150Km/hで疾走するシーンや、その車内でのゆったりした時間を過ごす人々やサービスを南下する列車を車内外から紹介する当時のドキュメンタリーが挿入され、これが1時間弱の動画全体の中心を占めています。
特に食堂車でのサービスは、大皿から取り分けるコース料理で見た目も豪華、車内調理ですからきっと美味しかったでしょう。
私など1970年代は子供でしたし、映像での情報などほぼ全くない欧州の鉄道は夢でしかなかったですが、こうしてこの時代の様子がカラー映像で観れることで、当時の車両やサービスの素晴らしさを再確認できました。
さて、そのようなたくさんの動画の中でも、昨日観たSNCF制作のDVD ?ドキュメンタリーシリーズの「La passion des trains」は、期待以上の情報が満載で一人感動して観ていました。
その中で、「La passion des trains - Les grands express (n°38)」は、このタイトルは「列車への情熱 - 特急列車(38回)」とでも訳すのが良いのでしょうか?
「Le Mistral 1969」の旅をテーマにしたパリから南仏保養地までの旅程を細かに記録した映像で感動モノ(私だけ?)です。以下にそのリンクを記します。
La passion des trains - Les grands express (n°38) / YouTube
最初は、レストア待ちのCIWL食堂車や寝台車を紹介し、その後これら車両が現役最後の1970年代の看板列車「Le Mistral」の機関車次位に荷物車、CIWLプルマン、CIWL食堂車、そしてInox客車の編成の車両が時速150Km/hで疾走するシーンや、その車内でのゆったりした時間を過ごす人々やサービスを南下する列車を車内外から紹介する当時のドキュメンタリーが挿入され、これが1時間弱の動画全体の中心を占めています。
特に食堂車でのサービスは、大皿から取り分けるコース料理で見た目も豪華、車内調理ですからきっと美味しかったでしょう。
私など1970年代は子供でしたし、映像での情報などほぼ全くない欧州の鉄道は夢でしかなかったですが、こうしてこの時代の様子がカラー映像で観れることで、当時の車両やサービスの素晴らしさを再確認できました。