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メルクリン 春の新製品 2022 [Maerklin-Allgemein]

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▲ 2016年のベルリンのイノトランスで初めて見たGirunoです。

日本時間の昨晩、YouTubeのメルクリンチャンネルと公式サイトでメルクリングループの各ブランドの春の新製品が公式発表されました。

事前に公表されていた発表日告知の画像ではメルクリンの新製品がボヤけて見えていて、黄色いWIEBE仕様のV320かな?などと妄想を膨らませていましたが、それがハイライトではなく、多くの新開発新製品モデルが告知され、なかなか興味深い新製品となりました。

午後9時からパソコンの前に座って最後まで新製品動画を堪能しましたが、次々と出てくる新設計モデルの新製品に心が揺さぶられる気分になりました。ただ、やはり時代は移りゆくもの。現代の車両が多くなりEp.IIIやEp.IVのモデルが限られてきているのは、個人的に寂しい気もしました...。

以下のリンク先が新製品案内公式ページになりますが、そこから新製品パンフレットのPDFファイルにリンクが貼られています。

Märklin Neuheiten 2022

では、私が今回気になったモデルをいくつか以下に記したいと思います。

- 39651 DB 065 001 と客車セット/ Ep. IV
今回、Ep.IVの蒸気機関車がいくつか発表されましたが、これは、近距離用の運用を想定したモデルです。タンク機関車では大型の部類になる065形はプッシュプル列車の機関車として機能しました。客車セットの制御車両モデルはデコーダー内蔵でデジタルファンクション付きのBDymf 457です。

- 42988 + 42989 DBAG MNE客車 / Ep.V
DBAGは、ミュンヘンとニュルンベルクを高速新線経由で結ぶRE(RegioExpress)列車です。高速新線ができる前のIC列車より所要時間が大幅に短縮され、車両も295形解放室客車と184形半区分客車、そして制御客車で組成された利便性の高い列車でした。モデルでは、以前これと同じ種車である185形半区分室2等客車のTouristikzug客車モデルでリリースしていたため、新設計ではありませんが、オリジナルのInterCityの仕様が待ち望まれるモデルです。

- 39382 DB 038 382-8 / Ep.IV
石炭焚き仕様の旧P8モデルです。

- 46661+46129 + 46139 DB Klms 440 + DB Laaes 541 VW "ab Werk" / Ep.IV
以前、"DAS WERK"というシリーズでメルセデスベンツ積載された何種類かのモデルがリリースされ、話題になりましたが、今回はそれより規模は小さいですが、VW工場出荷時の再現が可能な3種の貨車モデルです。積載しているクルマのモデルはBrekina製のVW Type 3 1500と1600です。VWコンテナはモダンな色合いで美しいです。
また、DAS WERKの時もそうでしたが、TRIX H0でも(おそらく番号違いの)同形モデル(T24161 / T24332)が告知されていますので、合わせて組成することでリアリティの高い編成になります。

- 39360 SBB Ae 3/6 I / Ep.III
- 39595 SBB Ce 6/8 II / Ep.VI
- 37300 SBB Re 421 (4/4 II) / Ep.VI ダブルパック
- 39810 SBB RABe 501 "Giruno"
- 43369 SBB Leichtstahlwagen-Set / Ep.III

今年はスイスモデルの当たり年かも知れません。特にハイライトは、Ae 3/6と新開発の低床式高速車両RABe 501 "Giruno"でしょう。トップに掲げた画像は、2016年にベルリンで行われたイノトランスでSTADLERからEC250としてデビューしたGirunoですが、世界初の低床式高速列車は驚きを持って受け入れられました。その後増備が進み、現在はスイスの国内線で活躍しています。エクステリアもインテリアデザインもクオリティの高い列車です。
また、Ae 3/6に合わせてリリースされるLeichtstahlwagenには、新たにビュフェ車が加わりました。他の座席車両と同じ濃緑色に塗装されているので見分けるのは難しいですが、中央部分の上窓が一部白色であったり、出入り口ドアが車体同色だったりと、"BUFFET"文字表記以外にもちょっとした違いでこの列車の華を見つける楽しみがあります。

- 43577 + 43578 + 43579 NS Doppelstockwagen / Ep.V
- 39335 NS BR 193 "Vectron" / Ep.VI

オランダ(NS)モデルも2階建客車が新開発製品です。今年はドイツ以上にスイスやオランダに力が入っている印象です。

- 39280 SJ Rc6 / Ep.VI
Rc6のモデルは、ASEA社(現Bombardier)よりRcシリーズとして1960年代末から実機が登場し1988年まで長きに渡って製造されていました。モデルは最終仕様のRc6ですが、Rcシリーズとしてはメルクリンから1970年代からリリースされていましたが、今回は新設計でリリースされるようです。実車が共通設計のÖBBの機関車もリリースが期待できますね。客車モデルも告知されました。

- 72000 Kurzkupplung
ショートカプラーの先端部分です。旧製品に比べアンカー部分の高さが若干異なるようです。

まだまだ興味深いモデルはあるのですが、とりあえず上に挙げたモデルが個人的に注目しています。

[EDIT] 2022-01-21
タグ:Neuheiten 2022
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