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39968 LNER Class A3 "Flying Scotsman" / Ep.VI [Maerklin-Lok]

ここ数年、メルクリンH0モデルでドイツ以外の蒸気機関車をサプライズで予告なしで告知していて、昨年はチェコのアルバトロスがそれでした。
メッセの新製品告知でその興奮も冷めやらない2月末に現れたのは、なんと英国の誇るLNERの名機Class A3 "Flying Scotsman"でした。以下、YouTubeのメルクリンチャンネルで、先ほどこのサプライズなニュースを確認したところです。

Flying Scotsman

さて、今回この機関車が選ばれた理由は、CLass A3 "Flying Scotsman"が登場して100周年の記念年だからということのようです。ただ、英国の鉄道は、ドーバー海峡の海底トンネルができるまで、大陸とは分離していることもあって独特です。第3軌条で電化されていたりしますし、かつてパリからロンドンまで直通していたCIWL寝台車(Typ.F)による"Night Ferry"も全長の短い特殊な車体の車両でした。
今回、模型化される仕様は、ヨークの鉄道博物館で保存されている現在の姿(テンダー部分への通路とデフレクタが装着された1963年の仕様)とのことです。

動画では、この機関車に牽引される客車にCIWLの木造車両を連結させていましたが、これは実車の世界ではなかったでしょう。この辺り、ちょっと苦しい部分なのかもしれませんが、メルクリンの英国総代理店が気を遣って3線式の英国型客車をリリースするかも知れませんね。

[参考サイト]
Der legendäre "Flying Scotsman" feiert 100-jähriges Jubiläum und erobert die Modellbahnwelt! / メルクリン公式ウエブサイト
Dampflokomotive Class A3 "Flying Scotsman" / メルクリン公式ウエブサイト

[EDIT] 2023-03-01
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Messege Wagons 2023 [Maerklin-Guterwagen]

メルクリンから不定期にリリースしている、バスキアやキース・ヘリングなど現代アーティストをリスペクトした1番ゲージとH0の有蓋貨車モデルシリーズがあり、当ブログでも紹介していますが、先ほど専用公式ページで近々に新しいモデルが発表、リリースされる動画が以下で配信されています。

Messege Wagons 2023

動画では、美術館の展示室に見立てた場所に歴代のモデルが各展示室の室内に置かれている様子が順番に映し出され、最後の部屋には白いカバーに覆われて隠されたように見えるモデル..に見立てた様子が出てきます。
次のアーティストは誰なのかも興味のあるところですが、個人的にはバンクシーか、布で建築を包むクリストあたりが面白いと思っています。

キース・ヘリングなどは、自身のメッセージを落書きから芸術にまで昇華させたアーティストですが、鉄道車両がグラフィティという名の下、多くが芸術作品とは程遠い醜悪な落書きが横行しているのも事実。その端境が見えにくいのは、現代社会を映す鏡のようでもあるのではと思ったりします。

さて、次の作品は何か? 楽しみに待つことにしましょう。
タグ:Message Wagons
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Märklin TV Folge 122 [Maerklin-Allgemein]

先週末に終了した国際玩具見本市ですが、メッセの動画や画像はここ数日で増えてきました。メルクリングループは、メルクリンTVで自社のプロダクトと共にストラクチャメーカーの新製品を以下紹介しています。

Märklin TV Folge 122

今回のメッセは出展社が少なかったことから、紹介されるアイテムも多くはありませんが、興味深いモデルも多く今後が楽しみになってきたメーカーもあります。
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Märklin Neuheiten 2023 | Wir berichten live auf der Messe Nürnberg | MSL [Maerklin-Allgemein]

今日で国際玩具見本市も終了です。毎日メルクリンモデルのレポートをネットで探していたのですが、昨日までは見つからず、少々焦りが出つつ今日もチェックしたところ、MSL(Modellbahnshop Lippe)のチャンネルでメルクリンブースのインタビューと新製品展示の映像がYouTubeで配信されていました。
以下にリンクを張ります。

Märklin Neuheiten 2023 | Wir berichten live auf der Messe Nürnberg | MSL

私が最も注目しているCIWLプルマン客車セットは牽引機のEST 13形と共に14分頃からです。
モデルの映像はもう少しアップで観たかったです。
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Ortloff's Frei-Noon - 3. Februar 2023 [欧州鉄道模型]

ニュルンベルグで行われている国際玩具見本市ですが、先にも当ブログで記していた通り、3年ぶりに行われたメッセは、出展者の減少で、鉄道模型メーカーが並ぶ7Aホールは、鉄道模型以外のホビー関連メーカーの出展を含めても残念ながら大きなスペースができてしまう程の寂しい状況が動画で確認できました。

SWR(ドイツ南西放送局)の人気テレビ鉄道番組「Eisenbahn-Romantik」のモデレーターだったHagen von Ortloffさんの独自制作によるYouTubeチャンネル「Ortloff's Frei-Noon」は、毎週金曜日に更新されますが、直近2月3日の配信は、メッセの様子でした。出展メーカー全ての展示モデルを紹介されてはいませんが、メルクリンの他、FALLERやKATOの紹介もありました。以下がその動画へのリンクです。

Ortloff's Frei-Noon - 3. Februar 2023

今年のメルクリンH0モデルの新製品は、魅力的なモデルが多いだけに引き続きメッセに展示されている画像や動画を探したいと思います。
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Spielwarenmesse 2023 [欧州鉄道模型]

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▲ Halle 7Aに最も近いCCS-Ostのエントランス

昨日、2月1日から5日までの5日間、コロナ禍の影響で昨年まで中止が続き、今回3年ぶりの国際玩具見本市がドイツで始まりました。以下のリンクは公式ホームページです。(英語)

Spielwarenmesse 2023

他にも、FacebookやInstagramなど、SNSでもリール動画で昨日のオープニングや、夜のパーティの様子などを発信しているのを確認しました。

さて、今回メッセ初の試みとして週末の2日間は、鉄道模型とラジコン、プラモデル、ミニカーなどのホビー分野に限って一般に開放されるとのことです。(一般入場は、大人€ 6,-、子供無料)
このメッセは、基本的に出展メーカーと販売代理店などの商談の機会として今まで活用され、このメッセの結果がその年の売り上げを占う重要な機会としても存在意義があったのですが、インターネットの普及はもちろん、コロナ禍による接触機会への警戒など、鉄道模型業界では年々入場者数と出展者数の減少が目に見える形で露わになってきた感がありますが、今年の鉄道模型メーカーが出展するHalle 7Aの出展社名プランを見ると、以前と同じ面積で出展するのはメルクリングループ(メルクリン/TRIX/LGB)が目立つのみで、以前はホール内のブース用地に入りきれず、通路に出展していたメーカーのブースがひしめき合うような感じにはならず、逆にKYOSHOなど鉄道模型以外のミニカーやラジコンなどのメーカーが同じ7Aに出展することを確認しました。やはり、コロナ禍は、こうしたイベントでは逆風のようです。
とは言え、メッセ全体では2000を超える出展企業があるそうで、メッセそのものの存在意義は失われていないと感じています。

こうした専門メッセの訪問目的は、商談など直接的に業務に関わることが半分、そして残りの半分は、世界中から集う同業者同士がこのメッセで知り合い、情報交換し、親交を深め、そして再会を喜び合う絶好の機会でもあります。その機会を提供するのが一部の出展者で、午後5時の終了時刻になると、ブースの仕事は終了しますが、ワインやスパークリングワイン、おつまみを出していつものメンバーで酒盛りをする光景があちこちのブースで見られます。(残念ながら私の知る限りメルクリンはやってませんでした)他にも何か記念がある時など、大々的にバンドなどプロを呼んでちょっとしたパーティのようなイベントを催すブースもあったりと、5時からの方が本番ではと思うほど賑やかになることもあるほどです。

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▲ 5時からイベントにて / Innotrans Berlin 2016

ここに毎年通っていた頃は、こうした5時からイベントはドイツのメッセではホストの立場では、Spielwarenmesseしか知らなかったのですが、2016年のベルリンで行われたイノトランスでも同様だったことから、メッセの本質を知る良い機会になりました。

来年のメッセは更に出展者が減少するのか、コロナ禍が終息に向かい、再び賑やかなメッセに戻るのかはわかりませんが、業界としては是非とも多くの出展者や訪問者で賑わうメッセになって欲しいと願わずにはいられません。
タグ:Spielwarenmesse
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