Testfahrt 01.10 (39760) [Maerklin-Allgemein]
既にこのブログでも紹介した今年のインサイダーモデルの原型ボイラの01.10形モデル(39760)ですが、開発も佳境に入っているようで、Facebookのメルクリン公式アカウントではテスト走行の様子がアップされています。
Testfahrt 01.10 / Facebook
ボイラが臙脂色なのは、この部分が新しく設計したパーツだからかも知れません。この色は悪くないですね。車輪の朱赤色との相性が悪いので、車輪が黒だとそそられます。
もちろんリリースは黒色ボディに朱赤色の下廻りがお約束です。発売が楽しみですね。
Testfahrt 01.10 / Facebook
ボイラが臙脂色なのは、この部分が新しく設計したパーツだからかも知れません。この色は悪くないですね。車輪の朱赤色との相性が悪いので、車輪が黒だとそそられます。
もちろんリリースは黒色ボディに朱赤色の下廻りがお約束です。発売が楽しみですね。
Märklin TV Folge 122 [Maerklin-Allgemein]
先週末に終了した国際玩具見本市ですが、メッセの動画や画像はここ数日で増えてきました。メルクリングループは、メルクリンTVで自社のプロダクトと共にストラクチャメーカーの新製品を以下紹介しています。
Märklin TV Folge 122
今回のメッセは出展社が少なかったことから、紹介されるアイテムも多くはありませんが、興味深いモデルも多く今後が楽しみになってきたメーカーもあります。
Märklin TV Folge 122
今回のメッセは出展社が少なかったことから、紹介されるアイテムも多くはありませんが、興味深いモデルも多く今後が楽しみになってきたメーカーもあります。
Märklin Neuheiten 2023 | Wir berichten live auf der Messe Nürnberg | MSL [Maerklin-Allgemein]
今日で国際玩具見本市も終了です。毎日メルクリンモデルのレポートをネットで探していたのですが、昨日までは見つからず、少々焦りが出つつ今日もチェックしたところ、MSL(Modellbahnshop Lippe)のチャンネルでメルクリンブースのインタビューと新製品展示の映像がYouTubeで配信されていました。
以下にリンクを張ります。
Märklin Neuheiten 2023 | Wir berichten live auf der Messe Nürnberg | MSL
私が最も注目しているCIWLプルマン客車セットは牽引機のEST 13形と共に14分頃からです。
モデルの映像はもう少しアップで観たかったです。
以下にリンクを張ります。
Märklin Neuheiten 2023 | Wir berichten live auf der Messe Nürnberg | MSL
私が最も注目しているCIWLプルマン客車セットは牽引機のEST 13形と共に14分頃からです。
モデルの映像はもう少しアップで観たかったです。
NEUHEITEN 2023 (2) [Maerklin-Allgemein]
先ほど、メルクリンYouTubeチャンネルでメルクリン、TRIX、LGBの今年の新製品についての動画が公開されました。
ここ数年は、毎年残念なようなホッとするような私のツボから少し外れた新製品が多かった中、今年の新製品は私にとって大当たりです。
インサイダーモデルとして告知された客車は、HechtwagenとSchürzenwagenの間を埋める新設計のGruppe 29客車群が登場し、喜んでいたのも束の間、今日告知されたモデルは、多くの魅力的な製品が告知され興奮覚めやらずという印象になりました。
以下にメルクリンの新製品パンフレットのPDF版へのリンクです。
Märklin NEUHEITEN 2023
この中から、気になるモデルを幾つか記します。
30130 mhi NS 1100形 レプリカモデル :できれば新設計での再登場が良かった...。
40851 mhi DB TEE 客車セット"Rheingold" :24cm鉄板TEE客車4両セット。1100形との組み合わせでNS線内のTEE Rheingoldとはマニアック..。鉄板モデルでAvmh 111.1が初めて切妻屋根となっているのことにも注目。
39152 mhi DB 103.1 Orientrot :ショートキャブで運転士交代とパンタ上下ギミック付きウエザリング仕様(Ep.IV)
43900, 43901, 43902 :DB InterRegio 6両 28,2cm、貫通路扉が実車に忠実。2色の室内装備。車内照明、尾灯付き。(Ep.IV)
39745 mhi DB BR44 バスタブテンダー :インサイダー30周年記念モデル。
29348 my world 氷河急行 :ベースは、ICEとVectoron
39853 ET85:完全新設計、金属製ボディ、mfx+、フルサウンド、室内・運転室照明付き(Ep.III)
26616 Köf II(BR 323)貨車セット:mfx+、フルサウンド、新型テレックスカプラー、ウエザリング仕様の有蓋貨車Gbs 254x2両、フィギュア、Schuco製MBトラック LP 608形(DB仕様)付き(Ep.IV)
39200 DR 120 Taigatrommel :とてつもなく煩いエンジン音のため、「タイガの太鼓」と名付けられた。Ludmilaの前にDDRで活躍していたディーゼル機関車。
39290 DBAG 249 Vectron Dual Mode。シースルーのエンジン機器室照明付き
39423 SBB Re4/4 I 貫通型 初めて左右サイドの異なる空気孔仕様モデル
39463 SBB Re 460 最新仕様
42153, 42154, 42177 SBB EW IV 最新塗装仕様 (1:100)
39888 ÖBB BR 44 ワーグナーデフ
39244 EST Serie 13(241-A):”EDELWEISS PULLMAN EXPRESS” 牽引機、mfx+、フルサウンド(Ep.II 1931年仕様)
42470 CIWL ”EDELWEISS PULLMAN EXPRESS” :1930年代以来、メルクリンH0初の戦前形鋼製CIWLプルマン客車。荷物車 Typ.F、1等プルマン WPC/WPSC「Côte D'Azur」、2等プルマン WPC/WPSC「Ètoile du NORD」ディテールフル、室内照明、テーブルランプ付き
39281 SJ Rc5 : 久しぶりの再登場。完全新設計。mfx+、フルサウンド、多彩な灯火類はデジタルファンクションで操作可、下回りのディテールフル(Ep.V)
38440, 38441 UP Typ. GE ES44AC :久しぶりの新設計USディーゼル機関車
60667, 60117 Mobile Station WLANとEmpfängerbox WLAN : ワイヤレス MS2、Anschlussbox(60116)に接続して機能。
H0モデルでは以上です。この多さ....。今年は大当たり年です。その中でも特筆に値するのは、CIWL客車モデルです。
メルクリンの歴史の中でCIWL客車は何度か登場しています。H0では、木製時代のTRIXモデルを始め、鋼製客車では、私にとって身近なのは、1970年代までリリースのあった24cm鉄板モデル時代のUH形?寝台車です。それ以前にも寝台車やここでも紹介した食堂車などがありますが、プルマン客車は、まさに今回のオリジナル車両が現役時代の1930年代に数種類リリースされています。当時は、このオリジナルのプルマン客車で旅行できるようなブルジョア階級以上の人々しか手に入れられなかった高級玩具だったとは思いますが、今回のリリースはそれ以来..ということになります。
今回の告知されたモデルは、1等 "Côte D'Azur" PULLMAN客車(厨房付きと無し)だけかと思いきや、2等 "Ètoile du NORD" PULLMAN客車(厨房付きと無し)も混成されている手の込んだ完全新設計でDD3形荷物車を加えると5種の異なる車両です。
この客車がリリースされたのは伏線を感じざるを得ません。と言うのは、数年前にベルギーSNCBの1形蒸気機関車(39480)がリリースされましたが、”EDELWEISS PULLMAN-EXPRESS”のベルギー線内牽引機がこの1形だったはずです。”EDELWEISS PULLMAN-EXPRESS”は、Amsterdam - Brüssel - Strasbourg - Basel - Luzernでオランダ以外はメルクリンモデルがあるのではと思います。(もしかしたらBaselからはRheingold PULLMAN客車と併結かもしれません)
更には、この5種のCIWL客車モデルを使って(同時に1等Flechè D'or PULLMAN客車、2等Côte D'Azur PULLMAN客車を用意した上で..)"Côte D'Azur PULLMAN-EXPRESS"や"Gottard PULLMAN-EXPRESS"、"Ètoile du NORD"、"Flechè D'or"など当時のプルマン列車編成の多くを追加リリースでき、1920年代から30年代のワゴン・リ客車が最も花開いた時期の再現ができる可能性を秘めています。
その先には、戦後の高速台車を履いた"Le Mistral '69"に連結するプルマン(この場合はCIWL食堂車やMistral '69客車も必要ですが..)やEp.IIIa時代の”Rheingold"や"Loreley-Express"で代用食堂車としてプルマン客車から改造された食堂車などなど、数え上げればキリがないほど応用が利きます。
今回告知されたCIWL客車群の実車は1927年に製造された「Ètoile du NORD」プルマン客車グループ(4091-4110/WPSC、4111-4130/WPC)と1929年に製造された「Côte D'Azur」プルマン客車グループ(4131-4147/WPSC、4148-4164/WPC)ではないかと想像しています。
CIWLモデルの車体番号などの情報がわかれば、また実車についての詳細など記してみたいと思います。
今回のCIWL鋼製客車登場での社会的影響もちょっと気になっています。大げさな言い方をすれば、CIWLと言えば「オリエント急行」..と認識されてしまう現状がちょっとで変われば良いなぁ..とも思ったりしています。
これらモデルの出来具合を早く見てみたいものです。
[EDIT] 2023-09-04
ここ数年は、毎年残念なようなホッとするような私のツボから少し外れた新製品が多かった中、今年の新製品は私にとって大当たりです。
インサイダーモデルとして告知された客車は、HechtwagenとSchürzenwagenの間を埋める新設計のGruppe 29客車群が登場し、喜んでいたのも束の間、今日告知されたモデルは、多くの魅力的な製品が告知され興奮覚めやらずという印象になりました。
以下にメルクリンの新製品パンフレットのPDF版へのリンクです。
Märklin NEUHEITEN 2023
この中から、気になるモデルを幾つか記します。
30130 mhi NS 1100形 レプリカモデル :できれば新設計での再登場が良かった...。
40851 mhi DB TEE 客車セット"Rheingold" :24cm鉄板TEE客車4両セット。1100形との組み合わせでNS線内のTEE Rheingoldとはマニアック..。鉄板モデルでAvmh 111.1が初めて切妻屋根となっているのことにも注目。
39152 mhi DB 103.1 Orientrot :ショートキャブで運転士交代とパンタ上下ギミック付きウエザリング仕様(Ep.IV)
43900, 43901, 43902 :DB InterRegio 6両 28,2cm、貫通路扉が実車に忠実。2色の室内装備。車内照明、尾灯付き。(Ep.IV)
39745 mhi DB BR44 バスタブテンダー :インサイダー30周年記念モデル。
29348 my world 氷河急行 :ベースは、ICEとVectoron
39853 ET85:完全新設計、金属製ボディ、mfx+、フルサウンド、室内・運転室照明付き(Ep.III)
26616 Köf II(BR 323)貨車セット:mfx+、フルサウンド、新型テレックスカプラー、ウエザリング仕様の有蓋貨車Gbs 254x2両、フィギュア、Schuco製MBトラック LP 608形(DB仕様)付き(Ep.IV)
39200 DR 120 Taigatrommel :とてつもなく煩いエンジン音のため、「タイガの太鼓」と名付けられた。Ludmilaの前にDDRで活躍していたディーゼル機関車。
39290 DBAG 249 Vectron Dual Mode。シースルーのエンジン機器室照明付き
39423 SBB Re4/4 I 貫通型 初めて左右サイドの異なる空気孔仕様モデル
39463 SBB Re 460 最新仕様
42153, 42154, 42177 SBB EW IV 最新塗装仕様 (1:100)
39888 ÖBB BR 44 ワーグナーデフ
39244 EST Serie 13(241-A):”EDELWEISS PULLMAN EXPRESS” 牽引機、mfx+、フルサウンド(Ep.II 1931年仕様)
42470 CIWL ”EDELWEISS PULLMAN EXPRESS” :1930年代以来、メルクリンH0初の戦前形鋼製CIWLプルマン客車。荷物車 Typ.F、1等プルマン WPC/WPSC「Côte D'Azur」、2等プルマン WPC/WPSC「Ètoile du NORD」ディテールフル、室内照明、テーブルランプ付き
39281 SJ Rc5 : 久しぶりの再登場。完全新設計。mfx+、フルサウンド、多彩な灯火類はデジタルファンクションで操作可、下回りのディテールフル(Ep.V)
38440, 38441 UP Typ. GE ES44AC :久しぶりの新設計USディーゼル機関車
60667, 60117 Mobile Station WLANとEmpfängerbox WLAN : ワイヤレス MS2、Anschlussbox(60116)に接続して機能。
H0モデルでは以上です。この多さ....。今年は大当たり年です。その中でも特筆に値するのは、CIWL客車モデルです。
メルクリンの歴史の中でCIWL客車は何度か登場しています。H0では、木製時代のTRIXモデルを始め、鋼製客車では、私にとって身近なのは、1970年代までリリースのあった24cm鉄板モデル時代のUH形?寝台車です。それ以前にも寝台車やここでも紹介した食堂車などがありますが、プルマン客車は、まさに今回のオリジナル車両が現役時代の1930年代に数種類リリースされています。当時は、このオリジナルのプルマン客車で旅行できるようなブルジョア階級以上の人々しか手に入れられなかった高級玩具だったとは思いますが、今回のリリースはそれ以来..ということになります。
今回の告知されたモデルは、1等 "Côte D'Azur" PULLMAN客車(厨房付きと無し)だけかと思いきや、2等 "Ètoile du NORD" PULLMAN客車(厨房付きと無し)も混成されている手の込んだ完全新設計でDD3形荷物車を加えると5種の異なる車両です。
この客車がリリースされたのは伏線を感じざるを得ません。と言うのは、数年前にベルギーSNCBの1形蒸気機関車(39480)がリリースされましたが、”EDELWEISS PULLMAN-EXPRESS”のベルギー線内牽引機がこの1形だったはずです。”EDELWEISS PULLMAN-EXPRESS”は、Amsterdam - Brüssel - Strasbourg - Basel - Luzernでオランダ以外はメルクリンモデルがあるのではと思います。(もしかしたらBaselからはRheingold PULLMAN客車と併結かもしれません)
更には、この5種のCIWL客車モデルを使って(同時に1等Flechè D'or PULLMAN客車、2等Côte D'Azur PULLMAN客車を用意した上で..)"Côte D'Azur PULLMAN-EXPRESS"や"Gottard PULLMAN-EXPRESS"、"Ètoile du NORD"、"Flechè D'or"など当時のプルマン列車編成の多くを追加リリースでき、1920年代から30年代のワゴン・リ客車が最も花開いた時期の再現ができる可能性を秘めています。
その先には、戦後の高速台車を履いた"Le Mistral '69"に連結するプルマン(この場合はCIWL食堂車やMistral '69客車も必要ですが..)やEp.IIIa時代の”Rheingold"や"Loreley-Express"で代用食堂車としてプルマン客車から改造された食堂車などなど、数え上げればキリがないほど応用が利きます。
今回告知されたCIWL客車群の実車は1927年に製造された「Ètoile du NORD」プルマン客車グループ(4091-4110/WPSC、4111-4130/WPC)と1929年に製造された「Côte D'Azur」プルマン客車グループ(4131-4147/WPSC、4148-4164/WPC)ではないかと想像しています。
CIWLモデルの車体番号などの情報がわかれば、また実車についての詳細など記してみたいと思います。
今回のCIWL鋼製客車登場での社会的影響もちょっと気になっています。大げさな言い方をすれば、CIWLと言えば「オリエント急行」..と認識されてしまう現状がちょっとで変われば良いなぁ..とも思ったりしています。
これらモデルの出来具合を早く見てみたいものです。
[EDIT] 2023-09-04
NEUHEITEN 2023 (1) [Maerklin-Allgemein]
メルクリンの公式Facebookページから新製品発表が告知されましたのでご報告いたします。
Märklin NEUHEITEN 2023 / Facebook
メルクリンの公式ウエブページではまだ告知されていませんが、これによれば1月17日の現地時間13時(日本時間21時)からYouTubeのメルクリンチャンネルで動画配信されるようです。(ライヴ映像かどうかは不明)
メルクリンだけでなく、TRIX、LGBも同時です。
Märklin NEUHEITEN 2023 / Facebook
メルクリンの公式ウエブページではまだ告知されていませんが、これによれば1月17日の現地時間13時(日本時間21時)からYouTubeのメルクリンチャンネルで動画配信されるようです。(ライヴ映像かどうかは不明)
メルクリンだけでなく、TRIX、LGBも同時です。
Märklin TV - Weltrekord! Der längste Reisezug der Welt [Maerklin-Allgemein]
前回の当ブログ記事でも紹介したRhBの世界最長旅客列車記録への挑戦ですが、協賛しているメルクリンのMärklin TVでもYouTubeチャンネルで以下早速紹介されています。
Weltrekord! Der längste Reisezug der Welt
当日、招待されたゲストは露払い列車?のGURMINO食堂車4両+Pullman客車の特別編成が走り、1,9Kmの全長になる世界最長列車は、世界遺産となっているRhB路線の秋の風光明媚な紅葉の中を走り、見事ギネス記録を達成しました。
メルクリンがLGBで出展したモデル展示や実際と同じ100両編成のモデルなどで参加した模様もこの映像で観れますし、モデレーターのEckert氏のRhB担当者へのインタビューやvon Ortloff氏の感想などこの日に集まった欧州鉄道ファンの歓喜の様子も観て取れます。
当日はスイスのBlick TVでライブ放映され、日本でも観ることができましたが、この動画でもハイライトを堪能できます。当日ライブで観る時間のなかった方もこの素晴らしい映像の一部を堪能できるでしょう。
Weltrekord! Der längste Reisezug der Welt
当日、招待されたゲストは露払い列車?のGURMINO食堂車4両+Pullman客車の特別編成が走り、1,9Kmの全長になる世界最長列車は、世界遺産となっているRhB路線の秋の風光明媚な紅葉の中を走り、見事ギネス記録を達成しました。
メルクリンがLGBで出展したモデル展示や実際と同じ100両編成のモデルなどで参加した模様もこの映像で観れますし、モデレーターのEckert氏のRhB担当者へのインタビューやvon Ortloff氏の感想などこの日に集まった欧州鉄道ファンの歓喜の様子も観て取れます。
当日はスイスのBlick TVでライブ放映され、日本でも観ることができましたが、この動画でもハイライトを堪能できます。当日ライブで観る時間のなかった方もこの素晴らしい映像の一部を堪能できるでしょう。
Märklin Weihnachtsfilm 2022 / Familienzeit / Weihnachten [Maerklin-Allgemein]
ここ数日、急に冷え込んできて短い秋から冬の到来を感じさせる季節になってきた実感が出てきました。そんな今日、メルクリンのFacebookアカウントから今年のクリスマス広告動画が案内されてきました。早速リンク先のYouTubeを観ると、今年の映像もメルクリンのサブタイトル「Verbindet Generation」(世代を繋ぐ)に相応しい動画でした。父と娘(なぜかアジア系?)のクリスマスに向けての交流が無声で構成されています。これは敢えて言語を使わない手法で最後まで貫かれています。今は居ない祖父と父のメルクリンを通しての繋がり、そしてその寂しさを埋め合わせようと奮闘する娘。クリスマスイヴ?に起こるサプライズ。3世代がメルクリンモデルを通して絆を深める物語...という感じでしょうか。
以下のリンクにその動画がありますので、ご興味があればどうぞ...。
Märklin Weihnachtsfilm 2022 / Familienzeit / Weihnachten
以前のサブタイトル「Technik Erfahren」(経験の技術)から、現在の「Verbindet Generation」まで、創業時から変わらない企業理念が、どちらのタイトルも納得させられるものになっています。
以下のリンクにその動画がありますので、ご興味があればどうぞ...。
Märklin Weihnachtsfilm 2022 / Familienzeit / Weihnachten
以前のサブタイトル「Technik Erfahren」(経験の技術)から、現在の「Verbindet Generation」まで、創業時から変わらない企業理念が、どちらのタイトルも納得させられるものになっています。
4157.11 DBP Post mrz / Ep.IV [Maerklin-Allgemein]
▲ 左手ブレーキ側
昨日から「Postdienstwagen / DBPのまとめ」を更新し始めたところ、4157 Post mrzが複数のバリエーションを持っていることが分かりました。当ブログで以前紹介した同製品番号のモデルは、黒裾タルキスカラーの4157.1-.2です。新しく発見したバリエーションは、1993年からリリースされた後期の仕様で、同じEp.IVながら、塗装色がChromoxidgrünで旧タイプのポストホルンマークの付いたものです。今回はこのモデルをお持ちのMさんから画像を頂戴したので、この郵便車モデルを紹介します。
▲ 左非手ブレーキ側
このモデルは、1993年から98年までの6年間リリースされました。
手ブレーキ側の車端下部分です。「73 067」という数字が見えますが、これはUICの車体番号表記とは異なるPINT(Postinternen Nummer)と呼ばれるDBP内の認識番号です。
車体側面に2箇所ある旧ポストホルンマークの1つです。ポストホルンの下の「DEUTSCHE BUNDESPOST」書体も旧書体です。このモデルは白色表記ですが、1993年と98年に各1年限りリリースされた4157.10は表記が黄色です。(残念ながら画像はありません)
UIC車体表記です。文字列上は、車体番号「51 80 00 - 35 067 - 9」です。文字列下には形式表記の「Post mrz」が記されています。
この実車は、1974年にブレーメンのHansa Waggonにて落成。後に「51 80 00 - 95 067 - 6」となり、1997年5月31日の鉄道郵便廃止に合わせて他の郵便車と同様、書類上の廃車となりました。車両自体はDBAGに引き継がれDB Autozug AG向けの荷物車Dmz 995と形式変更されました。
所属駅はフランクフルト・マイン中央駅です。「PA Frankfurt/M3」は、所属Postamt(郵便局)がフランクフルト・マイン 3の意と思われます。「OPD Frankfurt/M」の「OPD」は、Oberpostdirektion(郵便管理本局)の意。
サボです。表記は、「D79 Stuttgart Hbf - Hamburg・Altona」「D80 Hamburg・Altona - Stuttgart Hbf」が記されています。長距離運用ですね。気になったのは、通常サボは白地のホーローに黒文字で表記されるはずですが、モデルでは地色が車体色と同じです。サボの右上には投函口があります。投函口の左にサボがあるのは、沿線に向けての郵便物を投函することができるためでしょうか?
REV表記は、直近の検査日が1974年8月10日を示しています。
車端部正面です。郵便車はN-Wagenと同じシャッター式の貫通路扉です。モデルの尾灯は腰部分に位置していますが、実車はN-Wagen同様、車体下部にレイアウトされています。
Post mrzは、塗装色や表記を古いままで走らせていたのを私も見たことがあります。1990年代でも濃緑色の郵便車がタルキスカラーの郵便車と編成を組んで郵便専用列車として走っている姿は編成美とは程遠いものの、リアリティのある編成が組めるのは旧塗装と現塗装を混成させるのが雰囲気を醸し出すことにも一役買いそうな感じです。
Photos + Special Thanks: Mさま
[EDIT] 2022-10-11
Märklin TV - Das Überraschungsmodell 2022 von Märklin und Trix [Maerklin-Allgemein]
前回の記事でお知らせした今年のサプライズモデル(BR 498.1 Albatros)の動画がYouTubeのメルクリンチャンネルから配信されているので以下にリンクを貼ります。
Das Überraschungsmodell 2022 von Märklin und Trix
今までのサプライズモデルモデルは外国型であっても東独を除いて西欧の車両に限られていましたが、今年は中欧チェコスロバキアのモデルが選ばれたのは、ここ10年程度、CD(チェコ国鉄)がÖBBのRailJetと同じSIEMENSのViaggioをベースとした同じ種別(RailJet)の運行を始め、民間事業者のRegioJetが格安運賃できめ細かなサービスを売りに急速にネットワークを拡大するなど、チェコの鉄道が注目を浴びつつあるからなのかも知れません。チェコ製の機関車と客車で導入されたDBの高速新線を走るMNE(München Nürnberg Express)もあり、かつての共産圏のイメージは徐々に薄れつつあるようにも思えます。
また、かつては同じ国家を形成していたスロバキアについても、鉄道の役割は大きくSNSで積極的なサービスを広告するなど、私の世代が体験した社会主義国のネガティヴなイメージからは既に脱却し、2つの国は美しい街並みを魅せるヨーロッパのイメージに変わっています。
この動画では、動態保存されているオリジナルの498.1形Albatrosモデルのいる機関区を訪問したモデレータのEckert氏とメルクリンの担当者がこの機関車について会話をしながら、その魅力を伝えています。
この機関車のサイドビューを観ると、少し高目に設置された細身のボイラーに直径1,830mmの動輪の組み合わせによるプロポーションが、少し目立つ隙間が特徴であることを示すもので、独特の雰囲気を醸し出しています。この機関車の保存しているクラブのメンバーも集まり、メルクリンモデルの前で集う嬉しそうなシーンは、高いポテンシャルを持つこの機関車が、改めて注目されたことに対する現れかも知れません。
機関車がリリースされると気になるのは、これに合わせた客車モデルの存在ですが、今のところ何もアナウンスされていないようです。メルクリンのプログラムにも皆無で、他社メーカーにもチェコスロバキアの客車モデルは数少ないのではと思います。
今後、中欧地域はメルクリンなど鉄道模型のマーケットとしても期待される地域なので、チェコやスロバキアのマーケットのパイロット・プロジェクトとしての位置付けもあるかも知れません。
今後更に期待したいチェコやスロバキアのモデルです。
Das Überraschungsmodell 2022 von Märklin und Trix
今までのサプライズモデルモデルは外国型であっても東独を除いて西欧の車両に限られていましたが、今年は中欧チェコスロバキアのモデルが選ばれたのは、ここ10年程度、CD(チェコ国鉄)がÖBBのRailJetと同じSIEMENSのViaggioをベースとした同じ種別(RailJet)の運行を始め、民間事業者のRegioJetが格安運賃できめ細かなサービスを売りに急速にネットワークを拡大するなど、チェコの鉄道が注目を浴びつつあるからなのかも知れません。チェコ製の機関車と客車で導入されたDBの高速新線を走るMNE(München Nürnberg Express)もあり、かつての共産圏のイメージは徐々に薄れつつあるようにも思えます。
また、かつては同じ国家を形成していたスロバキアについても、鉄道の役割は大きくSNSで積極的なサービスを広告するなど、私の世代が体験した社会主義国のネガティヴなイメージからは既に脱却し、2つの国は美しい街並みを魅せるヨーロッパのイメージに変わっています。
この動画では、動態保存されているオリジナルの498.1形Albatrosモデルのいる機関区を訪問したモデレータのEckert氏とメルクリンの担当者がこの機関車について会話をしながら、その魅力を伝えています。
この機関車のサイドビューを観ると、少し高目に設置された細身のボイラーに直径1,830mmの動輪の組み合わせによるプロポーションが、少し目立つ隙間が特徴であることを示すもので、独特の雰囲気を醸し出しています。この機関車の保存しているクラブのメンバーも集まり、メルクリンモデルの前で集う嬉しそうなシーンは、高いポテンシャルを持つこの機関車が、改めて注目されたことに対する現れかも知れません。
機関車がリリースされると気になるのは、これに合わせた客車モデルの存在ですが、今のところ何もアナウンスされていないようです。メルクリンのプログラムにも皆無で、他社メーカーにもチェコスロバキアの客車モデルは数少ないのではと思います。
今後、中欧地域はメルクリンなど鉄道模型のマーケットとしても期待される地域なので、チェコやスロバキアのマーケットのパイロット・プロジェクトとしての位置付けもあるかも知れません。
今後更に期待したいチェコやスロバキアのモデルです。
Herbst Neuheiten 2009 (2) [Maerklin-Allgemein]
昨日当ブログの予告通り、昨晩、20:00から30分のビデオがYOUTUBEのメルクリンチャンネルから配信されました。テーマは「2022年秋の新製品」です。
同時にメルクリンの公式サイトも更新され、メルクリンのほか、TRIX、LGBの公式サイトも秋の新製品のページが配信されました。以下はメルクリンの特設ページへのリンクです。
Herbst Neuheiten 2022
秋のH0新製品は、例年夏の新製品同様小規模な発表に留まっていますが、今回も完全新形式のモデルはなく、多くが塗装変更などですが、種類は多く人気モデルもあり、この円安で財布の心配をしている人もいるのではと思います。その中で私が個人的に気になったモデルを記してみます。
39438 Dampflokomotive S3/6
これはバイエルン王国鉄道の旅客用蒸気機関車です。塗装色はブルーで、これと同色の4両客車セットも用意されています。MHIモデル。
37824 Schwere Diesellokomotive Baureihe 221
1985年仕様(Ep.IV)のタルスカラーの221(V200.1)形です。このモデルでは初めて薄型のテレックスカプラーが装着されています。この年のV200.1形は全てルール地方の貨物列車牽引に当たっていた時期で、終焉間近の仕様と思われます。これに合わせたコンテナ積載貨車セットも発表されています。
39790 Dampflokomotive Baureihe 78
Ep.III仕様の78形(T18)蒸気機関車です。これに合わせた3軸客車セットも発表されています。3軸のうち中心の1軸が左右にバッファを設けています。この機関車は地味な出で立ちでローカル線などで活躍していた78形ですが、汎用性が高く、Hannover Hbfで撮影された昼行長距離列車の"London-Berlin-Express"を牽引する78 500の写真を確認しています。
46156 Gedeckter Güterwagen Gbkl 238
ちょっと気になったのは、車体側面に大きく描かれたNORDMENDEの広告。この会社名に記憶があったので調べてみると北ドイツBremenに本社を置く電機メーカーでした。テレビやラジオがポピュラーで、洗濯機などの白物家電もあるようですが、主力はテレビやラジオのようです。日本の家電製品に押されてか欧州以外ではあまり名前が知られていないと思います。現在は会社組織としては売却されていますが、ブランド名だけは細々と続いているようです。
DBの有蓋貨車で1972年(Ep.IV)です。
最後に、今年の秋の新製品のイチオシにしたいと感じたのが、以下製品
24720 Schranke DKW Weiche
これはダブルスリップポイントですが、R3/R4カーブレールの軌間サイズに合わせたレールです。これに合わせた標識灯と内臓タイプのmfxポイントデコーダーも発表されています。
このポイントの発表を心待ちにしていたCレールレイアウトのオーナーも少なくないのではと思います。
以上、かなり偏見に満ちた感じではありますが、新製品の推しモデルを...書き綴ってみました。
同時にメルクリンの公式サイトも更新され、メルクリンのほか、TRIX、LGBの公式サイトも秋の新製品のページが配信されました。以下はメルクリンの特設ページへのリンクです。
Herbst Neuheiten 2022
秋のH0新製品は、例年夏の新製品同様小規模な発表に留まっていますが、今回も完全新形式のモデルはなく、多くが塗装変更などですが、種類は多く人気モデルもあり、この円安で財布の心配をしている人もいるのではと思います。その中で私が個人的に気になったモデルを記してみます。
39438 Dampflokomotive S3/6
これはバイエルン王国鉄道の旅客用蒸気機関車です。塗装色はブルーで、これと同色の4両客車セットも用意されています。MHIモデル。
37824 Schwere Diesellokomotive Baureihe 221
1985年仕様(Ep.IV)のタルスカラーの221(V200.1)形です。このモデルでは初めて薄型のテレックスカプラーが装着されています。この年のV200.1形は全てルール地方の貨物列車牽引に当たっていた時期で、終焉間近の仕様と思われます。これに合わせたコンテナ積載貨車セットも発表されています。
39790 Dampflokomotive Baureihe 78
Ep.III仕様の78形(T18)蒸気機関車です。これに合わせた3軸客車セットも発表されています。3軸のうち中心の1軸が左右にバッファを設けています。この機関車は地味な出で立ちでローカル線などで活躍していた78形ですが、汎用性が高く、Hannover Hbfで撮影された昼行長距離列車の"London-Berlin-Express"を牽引する78 500の写真を確認しています。
46156 Gedeckter Güterwagen Gbkl 238
ちょっと気になったのは、車体側面に大きく描かれたNORDMENDEの広告。この会社名に記憶があったので調べてみると北ドイツBremenに本社を置く電機メーカーでした。テレビやラジオがポピュラーで、洗濯機などの白物家電もあるようですが、主力はテレビやラジオのようです。日本の家電製品に押されてか欧州以外ではあまり名前が知られていないと思います。現在は会社組織としては売却されていますが、ブランド名だけは細々と続いているようです。
DBの有蓋貨車で1972年(Ep.IV)です。
最後に、今年の秋の新製品のイチオシにしたいと感じたのが、以下製品
24720 Schranke DKW Weiche
これはダブルスリップポイントですが、R3/R4カーブレールの軌間サイズに合わせたレールです。これに合わせた標識灯と内臓タイプのmfxポイントデコーダーも発表されています。
このポイントの発表を心待ちにしていたCレールレイアウトのオーナーも少なくないのではと思います。
以上、かなり偏見に満ちた感じではありますが、新製品の推しモデルを...書き綴ってみました。