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Mercedes-Benz UNIMOG U400 [欧州自動車模型]

メルセデスウニモグのU406を紹介したが、今日は同じウニモグでも比較的新しいU400のモデルを紹介したい。これは、今年のニュルンベルクメッセに出かけた時だったか、模型店で偶然見つけて購入したWIKING社のモデルで、スケールはもちろんH0(1:87)である。
WIKING社は昔からウニモグのモデル化が多くされており、U406モデルもあった。私がドイツに渡った1988年に、例の友人に送るためあちこちの模型店でこのU406モデルを捜したが、そのときは既に絶版で、中古モデルを扱っている模型店では、レアモデルとしてプレミア価格がついている程のモノになっていたことを記憶している。

さて、このU400は、さすがに現行モデルだけあって、かなりディテールアップされている。SCHUCO社のU406モデルと比較すると、精密度はもちろんU400の方が高い。が、それ故にU400の方が良いかと言えば私は一概には言えないと思う。U406では、あっさりした出来であるが、艶の出し方はとても樹脂製とは思えないほどで、U400が優等生的な仕上がりなのに対して、U406は、1つ光るところを持っている魅力的なモデルと言えよう。ユーザー全てが同じ基準でモデルを選ぶ訳ではないので、一概に甲乙はつけがたい。

U400自体の評価であるが、私個人の好みとして実車でもウニモグで2番目に好きなモデルがこのU400である。コンパクトなボディに作業性の良い前面形状、それでいて、スタイリングも素敵である。モデルを購入したのもそんな理由からなのだが、実車の再現は良く出来ていると思う。別パーツでミラーなどが取り付け可能である。私のH0ミニカーは既に結構な数になるのだが、レイアウトを制作してから出そうと考えているうちに時は過ぎてゆくばかり...である。早くレイアウト上にこのウニモグやら他のミニカーがメルクリンモデルの引き立て役として活躍して欲しいのである。

参考サイト:Mercedes-Benz UNIMOG U300 / U400 / U500
http://www.mercedes-benz.de/content/unitedkingdom/mpc/mpc_unitedkingdom_website/en/home_mpc/unimog/home/products/new_unimog0/implement_carrier.html


UNIMOG U406 Mercedes Benz / Ep.IV (Schuco) [欧州自動車模型]

昨日紹介した長物貨車Rkmp 656に積載されているUNIMOG U406モデルについて触れてみたい。このモデルは、昨日ブログで記した通りSchuco社のOEM生産品である。画像で見ても分かる通り、キャブあたりの艶が中々リアルで好感の持てるモデルである。後面や前面バンパー右側のアタッチメント取り付け治具などの表現もあっさりと巧く表現されているように思う。全体のバランス、プロポーションの良さも相まって、過去製品化されている同じスケールのWIKING製よりも良いかも知れない。

昨日のブログで記した私個人がその昔関わったU406のことであるが、実は大学時代の友人が自らの自家用車として中古のU406を運良く手に入れ、学生時代から就職してドイツに行く迄の数年間、友人所有のUNIMOGに良く乗せてもらったのである。自家用車として使うには、色々と不便な点もあったが、それ以上にウニモグらしい利点が沢山あり、実際役に経ったのである。特に私がドイツへ行くことになって、それまで住んでいたアパートを引き払い、埼玉から群馬まで引っ越し荷物をこのウニモグの荷台に載せて運んだことはとても印象深かったのである。途中関越自動車道では、当然のことながら最高速度が65Km/hなので渋滞の先頭になるという珍しくも恥ずかしい体験もしたし、追い抜く車からは、このU406の持つ愛らしさと正面の大きなスリーポインテッドスターのシンボルを見て、にこやかな笑顔で運転者や同乗者が我々を見送る姿も記憶に残っている。ウニモグの持つ魅力の一端は単に汎用機械としてのものとは別の魅力を私は感じるのである。特にこのU406のスタイルは、その魅力が大きいように思う。
もちろん、汎用機械としてのウニモグのポテンシャルは常識を超えている。登坂能力にしても、水中走行や荷台のマルチ可動、もちろんありとあらゆるアタッチメントの取り付けで何でもこなす働く機械そのものである。現在そのオーナーは、海外に渡ったため、やむなく手放したと聞いているが、このウニモグと過ごした日々は忘れられず、私が渡独した後もたまたまウニモグの生産拠点であるGagenauの近くに住んでいたので塀越しに新しいウニモグを見に行ったり、ディーラーに足を運んで資料集めをしたり、またドイツ各地に居るウニモグを写真に納めたりとドイツ在住ならではの楽しい時間を過ごしたのである。


47126 Mercedes-Benz C107 Coupe / Ep.IV [欧州自動車模型]

自動車積載貨車(47126)の2つめのクルマ、メルセデスのSL(C107)を紹介しよう。メルセデスのSLと言えば、やはりガルウイングドアの300SLを思い起こす方も少なくないだろう。しかし、この時代にはもちろん生産されていない。このモデルの先代は縦目の逆Rのついた屋根が特徴のSLである。そしてそれまで比較的小柄なボディが特徴的であったが、このモデルからは、Sクラスのクーペらしく堂々とした姿になった。ノーズは長く、今風に言えばノーブルなセレブ御用達に相応しいエレガントさを兼ね備えたクルマである。クーペを自分のクルマとして持つということは、実に難しいのではないかと思う訳である。つまり、大抵家族持ちは人数のことを考えればセダンか、ワゴン。今ならワンボックスかクロスオーバーなクルマが選択肢に入る。何故ならドアが4枚以上ついているからである。クーペのドアは2枚、つまり2台め以上のクルマであり、それがSLなのだからそう簡単には購入の選択肢には入るまい。ただ、ヨーロッパはとんでもない金持ちがまだまだいるし、階級社会も存在するのである。だからこのようなクルマのマーケットは存在できるし、必要なのであろう。但し、今私が記したのは一般的な話であり、どこにでも例外はあるので1台めからこのSLを購入する人も勿論居るであろうし、もしかしたらそうゆう一般的な家族構成を持たない方々がこのクルマのマーケットになっているのかも知れない。

さて、モデルは相変わらずのSchuco社ブランドの中国製である。画像を見ると少し腰高感は否めないが、良くイメージは掴んでいるといえよう。サイドシルエットやフロント廻りは、特に印象が良いが、リア廻りは若干違和感を憶える。長めのフロントノーズやバンパー下のランプ類は特に良い雰囲気である。

メルセデスの歴史は自動車の歴史である。時代時代で常に最高のクルマを作り続け、また最良のスポーツクーペも作り続ける会社であるのは過去の歴史を見ても容易に理解できるのである。


47126 Mercedes-Benz W116 Limousine / Ep.IV [欧州自動車模型]

昨日、紹介した自動車積載貨車モデルの自動車(メルセデスSクラスセダン)モデルについて触れてみたい。
昨日も少し書いたのだが、このSクラスは非常に押しの強い顔を持ったメルセデスである。では何故メルセデスの顔はこうあるべきなのか?という疑問がある。特にドイツの場合、全ての形態には意味がなければならない訳で、このSクラスの顔についても例外ではなかろう。このモデルは、先代のSクラスの縦目から初めて横目になったモデルで、前面グリルからサイドマーカーランプ迄一体型となったコンビネーションランプである。リアランプも同様、今迄の小型のものから一気に大型のランプになった。それに伴い今迄のメルセデス特有の繊細な印象は薄くなり、代わりに押し出しの強い印象になったように思う。それはあたかも絶対的な権力を持って突き進むというイメージだろうか。但し、それはアウトバーンを高速で走っている姿であり、市街地を流している場面ではエレガントである。それは随所にちりばめられているモール類であったり、繊細な表現のアルミホイールのデザインが演出に一役買っていたりする訳である。
また、ボディの建て方は今でこそどこのメーカーも同様になったが、流石に安全を標榜するだけのことはあり、この時代のモデルで計算された建て方になっているのはメルセデスがメルセデスたる所以である。

さて、このSクラスは開発コードW116と呼ばれる。モデルは昨日も記したがSchuco社で中国製である。今回は前回のミドルクラスと違って少し歪みもあるようで必ずしも優れた出来とは言い難いが、ボディの艶も含めてその雰囲気は良く出ていると思う。ホイールの再現などは素晴らしいと思う。室内もそれらしく出来ている。

話は変るが、今日実に久しぶりに近所で縦目のミドルクラスクーペが走っている姿を見た。少し黄色味がかった赤のメルセデスクーペは、少し長めのリアゲートの美しいラインが実に流麗で、しばし見入ってしまったのである。


46134 Mercedes Benz C114 / Ep.IV (Schuco) [欧州自動車模型]

昨日紹介したメルセデスW114/W115モデルに続いて、今日は同じ車運車(46134)に積載される2ドアクーペモデルC114モデルの紹介をしたい。

撮影したのは4種あるカラーリングのうち、最も優雅さの漂う(と勝手に判断した)ホワイトボディである。もともと2ドアクーペは、生活臭の漂わない2台めのクルマか、家族とは無縁の今風に言えばセレブ御用達のクルマと言えよう。つまりクーペモデルのオーナーは、メルセデスオーナーの中でもノーブルな世界にいる人達の御用達であったであろう。その中でもホワイトと言うのは、ドイツでは洒落た色とした認識があるようで、一昔(いやふた昔?)前のどこかの国の様に買取り査定が最も高いからという理由ではもちろんない。

日本でも私はこのクーペの実車を見たことがあるが、今程メルセデスが多くはない時である。やはりこのクルマを運転できる人は少なかったに違いない。
そんな「タテ目のベンツ」クーペであるが、サイドの連続窓とCピラーの美しさは今見ても秀悦である。

実車の話はこれくらいにしてモデルを見ると、やはりセダンモデル同様の艶のある美しいボディ。(ボディの材質は、セダンの説明の時樹脂と記したが、もしかしたら金属製かも知れない)また、セダンもそうであるが、ドイツ仕様の運転席側のみのバックミラー、また、サイドウインドウとその下のシルバー飾り帯、後輪のタイヤハウス稜線のエレガントなラインは、見事に再現されている。残念なのはウインドウ窓パーツの平面性が若干保たれていないことであろうか。歪みで折角の透明感が失われているのが残念。
しかし、全体的に見れば好印象の出来には違いない。

なにより全体のプロポーションが保たれていることが、このモデルの高評価に繋がっていることは確かである。


46134 Mercedes Benz W114/W115 / Ep.IV (Schuco) [欧州自動車模型]

ドイツフェスティバルの期間中にタイミング良く届いたメルクリン新製品モデルにメルセデス自動車モデルを積載した車運車(46134)があり、このブログでも紹介したが、今日はその車運車に積載されているメルセデスモデルにスポットを当ててみたいと思う。

これは、今年の新製品のハイライトの一つである自動車工場(DAS WERK)シリーズの一つであり、メルクリン、TRIXから数種類の関係モデルが発表された。時代は1970年代、Ep.IVである。もちろんメルセデスのモデルも同様の時代設定であり、新車を工場(Sindelfingen?)から鉄道によって出荷するシーンを再現した画像が新製品パンフのグラビアになっている。

このメルセデスは、合計5車種あるのだが、この車運車には4ドアセダン2種(W114/W115)と2ドアクーペ(C114)の計3種が積載されている。今日はこのうちの4ドアセダン(Limousine)の紹介である。メルクリンモデルには、各車異なるカラーリングであるが、今回は好みのダークブルーを撮影した。

モデルは、「タテ目のベンツ」と呼ばれる縦型ヘッドライトが特徴的なミドルクラスW114/W115モデルをモチーフにしたもので、現役時代ではなく今このモデルを見ると、当時のギラギラしたイメージであるいかにもベンツという印象から、ちょっとあっさりした良いイメージに感じるのは不思議である。また、このモデルの後ろ姿は実に控えめなテールライトを含めたコンビネーションランプが特徴で、この後ろ姿にも惹かれる。

製造はSchuco社でCHINAと書かれている。中国製であるのだが、樹脂製ボディでありながら新車の輝きを放つツヤツヤした外観で、かつ最初は金属製?と感じるほどに重量感があり、好印象である。以前のドイツ製モデルより出来が良いと思う。特に特徴的な縦型ヘッドライトの上部には、実車同様マーカーランプのオレンジがライトの裏側から施されてあり、中々凝っている。
ドイツフェスティバルで、このモデルを貨物列車の中程に連結して走らせたのだが、車運車ならではの子供達には大人気であったのは勿論、「タテ目のベンツだ!」と指摘する人もいた。良く見ている人はいるものである。この実車が現役時代、日本ではおいそれと買えなかったメルセデスであるが故に憧れも今とは比較にならなかったに違いない。中には、この車運車を譲って欲しいとの申し出もあったくらいで、その人気の程は伺い知れるのである。

参考サイト:Schuco社
http://www.schuco.de/


MB 消防クレーン車 [欧州自動車模型]

今日は、久しぶりにメルクリンモデルではなく、ミニカーの紹介をしたいと思う。しかし画像のモデルは1/87、H0スケールである。これは、良く憶えていないが日本での大学生時代か就職したて、つまり約20年前の頃に購入したと思うHerpa社のメルセデス消防車(806513)である。当時、H0スケールの自動車モデルはWiking社とHerpa社がドイツの2大メーカーで、特にHerpa社は毎年ディテールの凝ったモデルをリリースし我々を驚かせた。例えばBMW 750iLのモデルはボンネットが開閉し12気筒エンジンが見えるようになっている。当時の技術の進歩は眼を見張るものがあった。

さて、このMB消防車モデルもやはり私には驚きのモデルであった。荷台にはクレーンと籠が装備され、クレーンを最大に伸ばすとビルの5階ぐらいには届きそうな高さになる。また、クレーンが旋回可能(もちろん手動)で重心バランスが崩れて自動車が倒れない様に実車同様4ケ所に台座が収納されている。

残念ながら、私はこの消防車モデルを置くためのレイアウトを持っていないが、何時の日かと思って買ったのであろう。何時の日かという思いは20年後の今も変わらないのは残念であるが、モデル自体はおそらく生産完了されていると思うので、これからも大切にしまっておこうと思うのである。


FMR Messerschmitt Tiger Cabrio [欧州自動車模型]

メルクリンの話題からは逸れるが、1995年ぐらいであろうかドイツのWeidenに住んでいる時、毎週土曜日に行き付けの玩具屋さんに出掛けた時発見したVITESSE社のミニカーである。他にもFIAT 500などもあったが、Messerschmittには、特別な思いがあるので、迷わずこれを買ってしまった。スケールはおそらく1/43。樹脂製である。最近は、Messerschmitt自体のミニカーもあまり見かけないので、このスケールのしかも4輪であるTigerのモデルは初めてであった。色はメタリックブルーで美しい。製造はポルトガル製。

このTigerは、Messerschmittの中でも市販された最強モデルで、1958年モデルと箱には書かれている。一般のモデルと違う所は、高排気量、4輪であること、そしてスペアタイヤが後部エンジンカバー外に付けられている点である。

実は、幼い頃私の家にもMesserschmittがあった。もちろん4輪のTigerではなく、三輪のKR200 Cabrioである。輸出仕様だったのでDXと呼ばれ、白いボディに赤のシート。シートの縁取りには蛇革。Blaupunkt社製のラジオがおごられている豪華仕様であった。当時でも日本にはこのクルマは少なくクラブもあった。そのクラブの会長がTigerに乗っていたということを聞いている。
我が家にあったmesserschmittの残念なことは、すぐ故障すること。とても実用的とは言えないシロモノであった。しかし、このクルマにはそれを差し引いても余りあるモノがあったと言えよう。何故なら、今でもこのクルマのことを鮮明に憶えているからである。
そんな愛着のあった我が家のMesserschmittも、当時住んでいた場所の近くに勤めていた方が是非譲って欲しいと熱心だったため、父はこのクルマを譲ったが、その後の消息は残念ながらわからない。


NSU 1000 TT / 1:87 [欧州自動車模型]

 今回初めてH0スケール(1:87)のミニカーを紹介したい。このミニカーはドイツのBUSCH社製のもので、樹脂製である。BUSCH社はミニカーメーカーというよりどちらかと言えばストラクチャー関係のものが多く、有名なHerpa社やWiking社などミニカーや飛行機モデルに特化したメーカーではない。だから、ラインナップされているモデルはそう多くはなく、メジャーなクルマは先の2社に独占されている感がある。そのためか、他のちょっとマイナーなミニカーメーカーと共にスキマにあるプロトタイプを模型化する傾向にある。
 ここで感心するのは、ミニカーなどストラクチャーの一部となってるモデルを全て鉄道模型のスケールに合わせて鉄道模型以外のモデルメーカーが手掛けている点である。ある意味統一規格と分業体制というやり方は、合理的でそれぞれの得意分野に徹しているのでエンドユーザーにとってもありがたいシステムであるように思うし、裾野が広く奥が深くなるとも言える。

 さて、私はクルマには鉄道ほど知識がある訳ではないが、やはり幼少の頃から鉄道同様クルマも大好きで、要は単に動くモノ好きということ...。今回の画像にあるのは、現在のAudiの前身である4社のメーカーの1つNSU社の1000 TTである、「TT」と言えば、Audiがこの名前を冠したスポーツカーのモデルチェンジを先日発表した。私はまだ写真でしか見ていないが、確かに美しいフォルムであるが、どうもインパクトは先代に劣る気がする。先代は、今迄見たこともない..でもいかにもドイツが作り上げたフォルムというのが印象的だった。まぁ、実車をみないで批評するのもフェアではないのでこれぐらいにするが、NSUのTTは、まさにカッコはフツーのクルマである。スタイルは2ドアセダンであるし、フロントも精悍とはちょっと違う。

 しかし、リアを見ると小さなコンビネーションランプが左右3つづつ並んでいてタダモノではない装いを直感出来る。このクルマのもう1つ上にTTSというホットバージョンがあり、これはリアボンネット(これはリアエンジン/リアドライブ)が少し持ち上げられて開けてありエアインテークになっている。おそらくライバルにはBMW 2002 Tiiや2002 Turboなんてのがあったのだろう。NSUという会社には、特に詳しく知らないが、ドイツの鬼才ヴァンケル氏の発明したロータリーエンジンを積んだものもあったと聞く。(ドイツ語でロータリーエンジンのことをWankelmotorと言う)私がドイツで留学していた時も、かの有名なデザイナーで私の指導もしてくれたMichael Conrad氏もNSUのロータリーエンジンを積んだRo80で大学に来ていた。Ro80は、今でも古さを感じさせない普遍的な美しさを感じる。当時、メルセデスは縦眼のミドルクラスがデビューしたてで、BMWは、1500や2000であったのだから、その先進的なデザインは疑う余地もない。その証拠に今のAudiのセダンのサイドシルエットは、まさにRo80の流れを汲んでいることからも分かる。例えそのRo80がNSU社の名前を消し去ってしまう原因であったにしてもである。
NSU社なき今は、ロータリーエンジンを市販しているメーカーはドイツにはなく、御存じの通りマツダだけである。

 だいぶ話が逸れてしまったが、実はこのモデルを私が何時何処で手に入れたのか記憶にない。おそらく今年2月のドイツへ行った時、どこかで見つけて買ったのだと思うが、それをしまい込んでいて、最近片付けをしていて偶然見つけた。私は基本的にEp.III時代からIV時代を集めているので、丁度良かったと思う。鉄道模型も最近Ep.IIIが良くリリースされる時代になってきているので、そのレイアウトに似合う同時代のH0サイズのクルマをもっと出してもらえれば嬉しい。
 実車の世界では、AudiからセダンタイプのTTとTTSなんて出たら....とも思ってしまうのである。

参考サイト:
BUSCH社 http://www.busch-model.com/


タグ:NSU Ep.III Busch
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