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Yosimo イチジクジャム [グルメ]

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今回は久しぶりにメルクリンでも鉄道でもなくジャムの話。

先日高崎で異業種ながら地元でご活躍の方々が集まる懇親会に招かれました。主催者の企業は東京に本社があるものの、地元群馬に工場を持ち、群馬とは古くから縁のある会社です。この会社が最近アグリ事業に参入を果たし、帰りに主力商品の入った詰め合わせをお土産に頂きました。その中の1つが画像の「イチジクジャム」です。

イチジクジャム自体が中々食べる機会がなかったのですが、イチジクは好物なので早速開封、トーストしたパンにつけていただきました。瓶のパッケージが醸し出す雰囲気同様、原材料は果実のほか、グラニュー糖と酸味料と酸化防止剤のみ。ジャムで使うイチジクは輸入物が多い中、自社で栽培された果実のみを使っているとのことで、真面目さが滲み出ています。というのは、この企業は本体が全く異業種であるのですが、本業である工業製品製造業らしい生真面目すぎる面もあるように感じました。

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というのも、ジャムの色が残念ながら美味しそうには見えづらい彩度の低い色合い。発色が悪いのは添加物が少ない証拠ではあることは十分に理解できるものの、「美味しそう」に見えるのは発色と大きな関わりがあり、消費者が欲しいと思う気持ちになるのは目から入る情報が頼りなので何とかしたいところです。トーストしたパンにつけて食べるとちょっと煮詰めた手作り感のある味わいで華やかな食感から少し離れた印象。でも美味しい。
イチジクジャムといえば、私の最も好きなこれを使ったお菓子にフランスのLUという会社のイチジクジャムを挟んだお菓子があるのですが、それのようなイチジクらしい香りと存在感からは離れた..イチジクらしさが薄い感じがしました。

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と言うことで、他の食べ方はないかと思い、無糖のプレーンヨーグルトにかけて試してみました。すると、ヨーグルトの水分が適度にジャムと合わさったためか、イチジク本来の香りがトーストにつけたときより際立ち、遥かに美味しく頂きました。と言うよりヨーグルト自体が高級感あふれる美味しさに変身した感じです。出来合いのフルーツ味のヨーグルトを凌駕しています。

個人的には、この真面目なモノづくりの精神がジャムにも息づいている良品と感じましたが、欲を言えば、瓶やフタのパッケージ、ラベルの果実情報を含めてもう一工夫あれば今より販売にも弾みがつくように思いました。「ヨーグルトにぴったり」などとも記せばとも思います。

この商品、どこで手に入れることができるか? と少し調べたのですが、Yosimoブランドのネット通販サイトにアクセスしたらサプリメントとジュースのみしかありませんでしたが、問い合わせると良いのかも知れません。

参考サイト:Yosimo ショップ

タグ:Yosimo
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APERITIVO ITALIANO / IGN NIEDEREGGER [グルメ]

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北ドイツのハンザ都市リューベックに住んでいる知人が一時帰国して久しぶりに再会を果たした。その知人からお土産の1つとして頂いたのが上画像のお菓子である。
IGNと言えば、ドイツでは有名なマジパンメーカーで、リューベック生まれである。以前にもこのブログで紹介したこともあるのだが、今回は初めて見るオレンジ色のパッケージを纏ったチョコレートコーティングされたマジパンである。名前は「APERITIVO ITARIANO」。イタリアの国旗もパッケージに印刷されているリキュール「Bitter Aperitiv」がマジパンに練り込まれている。

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さて、このマジパンを口に運ぶと、オレンジリキュールとオレンジの皮が口の中に広がり、上品な味付けとビターチョコのコーティングとの相性も良い。マジパンはアーモンドの粉を加工して出来るお菓子であるが、日本人にはあまり馴染みがないためか、万人にお薦めできるとは言えない。ただ、コーテングしてあるチョコとの相性も良く、ドイツに行った時は1度試してみるのも良いと思う。

参考サイト:IGN NIEDEREGGER
http://www.niederegger.de/
タグ:IGN
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Les Paletes de La Mère Poulard [グルメ]

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今日、コーヒー豆を買いに輸入食品店に行ったところ、前から目をつけていたフランスの焼き菓子の500g缶(上画像)が安売りされていたので買ってきた。お店には同じメーカーの2つの種類が売られていて、在庫の少なかったパレットと呼ばれるクッキーである。

これは、世界遺産として日本でも有名なモンサンミッシェルにあるホテルレストラン「ラメール・プラール」という老舗のお菓子である。お土産としても有名のようで日本でも紙箱入りのパレットやガレットが結構安価に入手出来る。
缶には、美しいアールヌーボーの絵柄に創業者であろうプラール夫人の絵とモンサンミッシェル島が描かれていて前から気になっていた。ただ、500gもあるのでちょっと値段も張るので控えていたのである。

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缶の中身は紙箱入りの中身と同じである。既に何度かこのパレットやガレットは頂いており、安心して食べることができた。良質のバターを使ったオリジナルレシピに基づいて作られているビスケットの美味しさはコーヒーにも紅茶にも合う。

さて、これをブログに記そうと思ってちょっと調べたところ、何と有楽町の国際フォーラム内に直営?レストランが昨年開店している。ここでは、モンサンミッシェルのお店と同じ名物料理のオムレツが看板料理らしい。私自身は、いつか訪れてみたいと思っているモンサンミッシェルであるが、現地と東京だけで味わえるとすれば、フランス迄旅行せずに味わえるモンサンミッシェルの伝統料理をここで試すのも良いであろう。(お値段も良いようであるが...)..以下サイトアドレス。

http://www.la-mere-poulard.jp/

なお、このクッキーはフランスから輸入されたものだけであると思う。そして、モンサンミッシェルの同店舗はホテルレストランとなっていて、とても良い雰囲気である。やはり名物料理は現地で頂くのが良いかもしれない。

[ビスケット/仏語]
http://www.biscuiterie-mere-poulard.fr/fr
[ホテルレストラン/英語]
http://www.merepoulard.com/en/the-hotel
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(日本の?)ORANGINA [グルメ]

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前にこのブログでフランスのオレンジ風味清涼飲料水「ORANGINA」について記事を書いたことがある。この時はガラス瓶入りで輸入されたものであったが、今回のそれはペットボトル入りでボトル形状も異なる。画像でも確認出来るが、トリコロールのエチケットが付いていてフランスの飲み物ということを強調したデザインになっている。そのエチケットを見ると「オランジーナをより楽しむ秘訣」として、開栓前にゆっくりとボトルを逆さにして底に溜まった果実分を混ぜる旨を記してある。

販売者はサントリーフーズとあるので、日本製なのかも知れない。早速飲んでみると先日のオランジーナの味と同じで微炭酸の感触と程よいオレンジピールの苦みを感じる...が、若干甘みが強いかも知れない。もしかすると日本人向けに味が調整されているかも。このあたりは、2つのオレンジーナを同時にテイスティングしないとわからない。

嬉しいのは、このペットボトル入りのオレンジ飲料が近所のデパ地下スーパーで88円で買えることである。今迄はこの手はゴクリ(グレープフルーツ)ばかり飲んでいたが、このオレンジーナも簡単に手に入るようになったことで、フツーに飲める好みの飲料の選択肢が出来たこと..である。

以下、オレンジーナ(日本)のウエブサイトである。
http://orangina.jp/top.html

アマゾンジャパン ORANGINA
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Weiße-LebkuchenとStollen [グルメ]

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今年も忙しない日々が足早に過ぎ去り、もうクリスマスも通り過ぎたという印象である。これから年末迄大掃除に明け暮れる日々である。
クリスマス迄に食したレープクーヘンの一つが、上画像のWeiße-Lebkuchenである。レープクーヘンと言えば、通常砂糖やチョコレートが掛かっているのであるが、これには何もコーティングされていない。それゆえ、素材の素朴な風味を楽しみたい向きにはうってつけであるが、私も含めて家族にはやや不評のレープクーヘンでもある。おそらく、チョコなどが一般の手に入る前にはこのレープクーヘンが普通だったのかも知れない。

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画像はStollen。最近は近所のパン屋さんでも入手出来るドイツのクリスマスケーキである。Lenkuchen同様、長期保存が出来るので、SchmidtのStollenも日本の我が家で食べることができるのは嬉しい。昨年は、同じ輸入物でも値段の安いStollenを輸入食品で購入したものだったのでイマイチとの家族の評判に対して、今年のは美味しいと上々である。確かにドライフルーツとナッツも多くアルコールもほんのり香り、Stollenの中では絶品だと思う。
タグ:Lebkuchen Stollen
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Lebkuchenず [グルメ]

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明日は、アドヴェントも3つめの蝋燭に灯をともす。つまり3週目に入る。クリスマス迄の日にちが刻々と迫って来るようで、忙しい日本の暮れとゆっくりと楽しい日を待つドイツとの生活の差を一番感じる時でもある。
そうしているうちに、我が家のレープクーヘンも着実に減って来ている。その都度撮影しているので、今日は纏めて3つのレープクーヘンを...。

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最初は、Domino Stein(ドミノ石)という名前。レープクーヘンとは言い難いお菓子であるが、これも生地はレープクーヘンに近いもの。立方体の生地にはジャムが挟まり、チョコレートコーティングされている。最近は、近くの輸入食品店でも売っているのを見掛けた。メーカーは違ったが..。

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これは、最も伝統的なオブラート仕立てのレープクーヘンである。丸形で砂糖掛けである。中央に木の実が載っているのとないのとがある。

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最後は、今回初めて食べたレープクーヘンで、「Eliesen Schnitte gebrannte Mandern」と言われるもの。チョココーテングされた四角いレープクーヘンにクラッシュアーモンドが降り掛かっているもの。おそらく新商品だと思うが、これが美味しい。多くの日本人の口にも合いそうな感じである..。(これは勝手な思い込み?)

シュトーレンもあるのだが、これはクリスマス直前迄のお楽しみとしたい。
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1. Advent mit Lebkuchensterne [グルメ]

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今年のアドヴェントは、今日迄来週の日曜日かと思っていたのであるが...。娘の学校での話では、今日が第1アドヴェントということで、午後から慌ててクリスマスの準備に取りかかった。
アドヴェントは、クリスマス前の4週間を差す。そして日曜日が4回あるので、日曜日毎に4本の蝋燭を1本づつ燭灯する。今年は12月25日が日曜日のため誤解していたのだ。つまり今年の第4アドヴェントは、それより一週間前の12月18日となる。ドイツ各地では今日からマルクトプラッツなど中心広場でWaihnachtsmarkt(クリスマス市)が行われる。長くて寒くて暗いドイツに光り輝くひとときをもたらすアドヴェント期間は、キリスト教文化圏では最も長いお楽しみ期間でもあろうか。

ドイツでは、クリスマスツリーはイヴに飾り付けをするのが通例であったが、日本では12月25日を過ぎるとすぐに正月準備と目まぐるしいため、帰国後の我が家はアドヴェントに入ったらすぐにクリスマスツリーを飾るようにしている。
そして、クリスマスツリーの飾り付けが一段落した3時頃には、アドヴェントの象徴でもある4本の蝋燭の1本目に燭灯し、先日このブログでも触れたSchmidtのレープクーヘンを紅茶と共に頂くことに..。(上下画像参照)

http://ep.yimg.com/ca/I/gdcom_2182_121062250

子供達、特に上の息子はレープクーヘンに目がない。日本人で一番レープクーヘンが好きなオトコと言ってはばからないのである。今日食べたレープクーヘンはLebkuchensterne(星形レープクーヘン)である。砂糖掛けとチョココーティングしたものと2種類で、チョココーティングされたものは中に杏ジャムが入っていて、伝統的なオブラート付きのものより軽めの味で初めて食べる向きにも良いもの。逆に言えば、正統派には若干邪道かも知れないが、レープクーヘンには変わりなく、美味しい。
但し、あくまで味覚は個人的な印象であるので、全ての方におススメする訳ではないことを先にお断りしておく。
タグ:Lebkuchen
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Lebkuchen-Schmidt 2011 [グルメ]

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▲ 届いた小包に興味津々のミースケは、箱から離れようとはしなかった...

ドイツから小包が届いた。ニュルンベルクからである。中身は模型では...ない。昨年は注文しなかったら、どうもクリスマス前の雰囲気が出ず、子供達からブーイングが浴びせられた。私自身、このお菓子のないアドベントは考えられないと反省し、今年は間に合うように注文したのである。

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そう、レープクーヘンである。ニュルンベルグの中心にあるMarktplatzに歴史的な店構えを持つSchmidtのものである。数年前には変圧器塔形の缶入りレープクーヘンに50年代か60年代のメルクリンポスターが印刷されたこともあるレープクーヘンである。その後はこの変圧器塔形の缶入りは毎年出ているが、メルクリンなど模型関連のポスターは見なくなった。
1度でも注文すると、毎年郵送で通販向けのパンフレットが届くのだが、以前に比べて多くの種類が詰まったセットが増えている。これは、やはり海外発送の場合、送料が嵩むためであろう。以前は考えられなかったことであるが、今年は最大サイズのセットの量は種類が多過ぎてそれより小さなセットを注文した。
Lebkuchenもようやく日本でも認知されつつあるが、まだ日本製のものは聞いた事がない。一部輸入されている程度であろうか。子供達もドイツのそれしか知らないので結局Schmidtのを注文するしか選択肢がないである。まぁ、品質も高く年に一度のことである。ドイツよりはかなり割高にはなるが致し方あるまい。

まだアドベントにもなっていないし、今年は寒くなるのが遅く、クリスマスの雰囲気も今一歩である。試食も含めてアドベントに入る前はおあずけにしておこうと思う。

参考サイト:Lebkuchen-Schmidt
www.lebkuchen-schmidt.de/
タグ:Lebkuchen
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Orangina [グルメ]

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今回は少しばかり話題を変えて...清涼飲料水の紹介でも。
この素敵なガラスボトルの飲み物の名前はOranginaと言う。近所のKALDIに置いてあったので懐かしさもあって買って来た。これは何のことはない、オレンジ風味の清涼飲料水であるが、フランスでは最もポピュラーなオレンジ飲料だと思う。

お味は、微炭酸のオレンジ味という感じ。甘みより酸味が若干強い感じがするが、そのバランスは私にとっては悪くない。ブログを書くにあたって気になったのでOranginaのサイトを開くと広く世界に輸出している。その中で面白かったのは、生年月日を入力することでその人に合ったカクテルのレシピが見れると言うもの。

http://www.orangina.eu/en

で、私は「Campina」というカンパリベースのカクテルである。要はカンパリオレンジのオレンジジュースの代わりにOranginaを使うだけ。味は想像出来る。でも自分の誕生日にこのカクテルと言うのは、偶然であっても悪い気はしない。(以下Campinoのレシピ)

http://orangina.eu/en/products/recipes/campina

それにしても、円高の影響なのか、最近は自分の知っているヨーロッパの食材を地元で簡単に買うことが出来るなんて、少し前なら考えられないこと。
次は、是非スイスのRivellaを飲めればいいなぁ..。でもRivellaは、スイスの清涼な気候で飲んで初めて美味しさがわかるのかも?やはり現地へ行くのが良いのであろう...。

まさか..と思って調べたら、アマゾンジャパンでも扱っている..。恐るべしアマゾン。


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MARZIPAN DESSERT-PASTETEN / NIEDEREGGER [グルメ]

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先程迄懐かしい人に会っていた。その人は、私がドイツから帰国してすぐの頃私のところでドイツ語を習っていたのである。その頃は何故か私の元に数ヶ月後にドイツに行きたいので教えて欲しいと言う依頼が幾つかあり、彼女にも数ヶ月間だけドイツ語を教えたのである。その後、ドイツへ旅立ちリューベックの音大でピアノを勉強し卒業。今はドイツ人と結婚されて2人の子供を持つお母さんである。

その人とは長らく音沙汰がなかったが、とあるサイトで再びコンタクトが取れ、今日再会することになった。帰国前に何か欲しいモノがあれば...と尋ねられたので、遠慮なくリューベック名物のマジパンを頼んだのである。それが上の画像である。リューベックのマジパンと言えばNIEDEREGGER社のものが有名で、拙ブログでも取り上げたことがある。

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美しい包装紙を外すと出て来たのが3つのフレーバーを楽しめるマジパンである。マジパンの種類は沢山あるが、私はマジパンにチョココーティングされたものしか食べたことがなかったので、ちょっと高級感のあるこのパッケージを見て嬉しくなってしまったのである。

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箱を開けると3つのフレーバー(チョコレートムース、木いちご、クレーメキャラメル(要はプリン味?))の奇麗に並んでいる。

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早速木いちご味のマジパンを1つ取り出して割ってみたのが上画像である。中にはマジパンに挟まれた木いちごソースと若干のお酒(キルシュ?)がミルクチョコレートにコーティングされているのがわかる。口にすると甘酸っぱい木いちごとお酒の香りがマジパンに良く合うのである。

良くマジパンは、日本人の口に合わない(それ故日本のお菓子メーカーのマジパンは見たことがない)とも言われるが、この絶妙なバランスの味わいは、さすが伝統を誇るだけのことはあると思った。そう言えばザルツブルグのモーツァルトクーゲルンもマジパンだったし、やはりマジパンはヨーロッパらしいお菓子の一つであるのだと実感した次第である。
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