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37571 DB 103 193-9 / Ep.IVページをリニューアルしました。 [Maerklin-Lok]

IMG_5678b.jpg

画像が小さく、見えにくかった菱形パンタグラフを搭載した1970年代初期の103.1形モデルのページのほぼ全ての画像を差し替え、テキストも加筆を行い以下リファインさせました。

37571 DB 103 193-9 / Ep.IV

2008年のモデルなので既に14年も経っていますが、走りはDCMモーターとは思えないほど静粛でスムーズな走りです。
タグ:BR103.1 TEE Ep.IV DB
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39771 DB E71 26 / Ep.III (2. Insider-Club Modell 2022) [Maerklin-Lok]

先ほど、メルクリンの公式ページで今年のインサイダーモデル(第2弾)が発表されました。これの特設ページが用意されているので以下リンクします。また、このページから、ポスター形パンフレットもダウンロードできます。

2. Insider-Club Modell 2022

このモデルの実車は、1920年にプロイセンの貨物列車向けのEG 526として登場し、当初は中部ドイツ地域のRBD Halleに所属、運用に就きました。DRG時代の1929年にBw Baselに転属。E 71 26として、貨客両用の運用で、バーデンの小規模な電化区間であったWiesen- und WehratalbahnのBaselからSchopfheim経由でZellとBad Säckingenを結ぶ路線で運用されていました。
同地で1957年6月2日に廃車されています。モデルは、1954年の仕様です。

モデルは新設計です。フルサウンドのmfx+デコーダー付きで、カルダン駆動のモーター、両側2灯の前照灯/尾灯は進行方向に合わせて個別に点灯/消灯、入換用の両側同時点灯も可能。

E71_19b.jpg
▲ DB Museum Koblenz-LützelのE 17 19 Photo:HUHさん


この独特の形態を持った凸型電気機関車E 71.1形は、プロイセンのEG 511 - 537(後のE 71 11 - 37)として1912年にAEGで最初の18機が落成。1914年までに3機。発注は46機に及んだものの、結果として1921年までに24機の落成にとどまりました。
最初の3機は、バイエルンとシュレジエンに配属され、1921年以降はハレとハノーファーに所属されました。
1930年と31年には、このうちの17機(E 71 11、13、14、18、19、25 - 27、31 - 37)が改造を受け、そのうち12機はモデルの仕様であるWiesen- und Wehratalbahnに転属されました。保存機は3機あり、DBの19号機はコブレンツ・ルッツェルのDB MUSEUM、28号機はベルリンのドイツ技術博物館に保存されています。DR所属となった30号機はドレスデンの交通博物館で保存されています。

南西ドイツのローカルの貨客運用で活躍したE71.1は、コンパクトなレイアウトでも活躍しそうなモデルですね。

Spcial Thanks: HUH

参考文献: Baureihe E 71.1(Preuß. EG 511-537)/ Taschenbuch Deutsche Elektrolokomotiven / Horst J. Obermayer / Frankh'sche Verlagshandlung, Stuttgart
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39491 DSB E 991 / Ep.V [Maerklin-Lok]

スイスに続いてデンマークの鉄道も今年175周年を迎えます。これを記念してメルクリン/TRIX H0から突如発表されたのがDSBの蒸気機関車 Litra E(E 991)です。以下メルクリンのウエブサイトに専用ページが配信されました。

Dänische Litra E in H0

この機関車は旅客用パシフィック機で、現在(オーデンセ?の)鉄道博物館に保存されているものを模型化しています。
このモデルの同形式の実機はスウェーデン国鉄のReihe Fとして製造されましたが、1937年の電化によってお役御免となり、デンマーク国鉄(DSB)に引き取られました。形式はLitra E(E 964-974)となり配置されました。1940年からは、この強力な機関車が更に必要となり若干の改善を加えたE 975-999の25機が増備されました。1960年代までは、このパシフィック機が旅客、或いは貨物列車の先頭に立ちましたが、その後はDSB公式の保存機関車として選ばれたE 991は鉄道博物館で保存。それ以外は廃車、留置されましたが、大部分の解体は免れているようです。保存機のE 991は、2010年までは動態で特別列車の運行に就いていたようです。2000年にはコペンハーゲンからロスキレに行く故イングリッド女王の葬送列車の先頭に立つ栄誉に携わりました。
モデルの仕様は、動態保存機として活躍した2007年ごろとのことです。

なお、このモデルの実車やモデルの動画は、YouTubeメルクリンチャンネルで以下配信されています。

Neues Sondermodell sofort lieferbar / DSB Dampflokomotive E 991 von Märklin und Trix H0 / Märklin TV

参考サイト:Dampflokomotive E 991 / Märklin.de
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39027 DR BR 02 / Ep.IV [Maerklin-Lok]

レイアウトBb.jpg

久しぶりに機関車モデルの紹介をします。これは昨年Überraschung Modell(サプライズモデル)として発表されたDRの02形(39027)です。この機関車がその後リリースされてYouTubeなどで動画が発表されていますが、このモデルの1番の売りはメルクリンH0初のダイナミック発煙装置付きということでしょうか。

この発煙装置は、動輪の動きに合わせて間欠発煙する機能で、実車同様のリアルな発煙が魅力です。以前1番ゲージのKM1機関車がこの発煙システムをニュルンベルクのメッセで初めて観たとき、そのリアルな発煙に感激したものですが、その後ロコのH0モデルもこの発煙表現を取り入れました。メルクリンモデルも期待はしていたのですが、ようやく02形モデルで実現したという訳です。

レイアウトAb.jpg

画像のモデルの持ち主であるKDBさんによれば、それは素晴らしいギミックだそうです。ただし、問題がないわけではなく、5分発煙すると発煙装置が切れて無煙状態になるとのことです。これは発煙装置の冷却が必要とのことで、数分間の冷却後、コントローラーの発煙スイッチを再びonにすると5分間発煙するそうです。ただし発煙材の容量が0.5mlとのことで、説明書では3回ほど使えるようです。メルクリンの定番発煙装置7226が0.2mlのようですから、3倍程度の発煙が可能でそこは進歩がみられます。ただ、必要以上の容量を入れると発煙しなくなるそうでそこは注意が必要とのことです。

これから蒸気機関車の発煙が全てダイナミック発煙システムになるとは考えにくいですが、これからの改良と、全ての蒸気機関車モデル製品への装着が可能なより小型化などが期待したいところです。

*画像は全てKDBさんから拝借しています。KDBさんには感謝です。
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39027 DR 02 0314-1 / Ep.IV [Maerklin-Lok]

秋の新製品発表してすぐなだけのことはあって、ちょっと驚くのが毎年登場しているÜberraschungsmodellです。
今年のモデルは、旧BR18.3、もっといえばBadenの名機IVhであるDRの02 0314です。以下がリンクです。

DR 02 0314-1 / Ep.IV

なるほど、改造前のモデルは既にリリースされているので、ある程度の使い回しができますし、それでいて形式的にも新しく見た目も独特。車体色のオリーヴ色も特徴的で半流線型の姿はちょっとBR10にも近い、旧客機として相応しい存在感。なかなか良いところをついていると思う新製品です。

私自身は、この機関車の実機を見たことがないので、今は自身にある情報も少なく書けることが少ないですが、できる限りの情報提供ができればと思います。

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愛称の"Schorsch"(ジョージ)と呼ばれているこの02 0314-1は、1919年にBaden IVhとして登場。ドイツ鉄道公社(DRG)時代には、18 314として活躍。戦後DDR(東独)でソ連領域に居た同機をS3/6と交換する形で獲得し、DRでも18 314として運用され、1960年にボイラ、運転台、外装、塗装変更などの改造を受け、1967年には石炭焚きから重油焚きになります。1984年に西独に売却され、1986年からは南西ドイツのジンスハイムにある自動車技術博物館にて展示されています。(この博物館は民間運営の巨大な博物館です)

モデルでは、1971年の仕様を想定しており、ヴィッテ式デフを装着し美しい姿が再現されています。
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さて、私がここで期待するのは、メルクリンH0から中々リリースされないEp.IV時代のDR客車です。DBのUIC-X客車以上に多く存在していたであろうDRの急行用客車群はそろそろリリースされても良い頃では?と思うのですよね。
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BR E03 / 103.1 のまとめ [Maerklin-Lok]

BRE03_103-1_500.jpg

私が小学校2年生のときにメルクリンH0のスタートセットを初めて買ってもらってからというもの、カタログを穴のあくほど眺めては次に買いたいと思うモデルをチェックしていたのですが、そこはやはり小学生のガキンチョですから、次に欲しいモデルといえば、DBの花形TEEの牽引機103.1形となるわけです。

結果としてその103.1形モデル(3054)を手に入れたのはそれから5年以上経った中学1年生でしたが、今も購入したお店からの帰りのバスの中で我慢できなくなって包みを開けてしまったことを鮮明に覚えています。それほどこの機関車モデルは、幼かった私にとって憧れの存在で、実際非の打ちどころのない造形と牽引力をそなえたものでした。

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▲ 穴の開くまで眺めた1971年版総合カタログの103.1形機関車3054。ペンで記した数字は当時の販売価格。

実車の103形は、1965年にE03として4両の試作機が先行して登場。この年ミュンヘンで開催されたIVA(国際交通博覧会)でお披露目され、またIVA期間中ミュンヘンのIVA会場前の仮駅とアウグスブルグ中央駅との間にUIC-X客車数両を牽引してドイツで最初の200Km/h運転をデモンストレーション走行してアピールし、その流麗な車体デザインとF級の強力な牽引力を誇ったE03は一躍人気の機関車となりました。

同年には、国内線にTEEが運転されるようになり、ミュンヘン中央駅とハンブルク・アルトナ駅を結ぶTEE 55/56 "Blauer Enzian"がそれまでのF-ZugからTEEとして運用を開始。1966年にはE03が時々運用に就くようになり、翌年の1967年からはE03が定期運用になりました。
TEE "Blauer Enzian"は、途中行き止まり駅を通らずE03は毎日1往復ミュンヘンとハンブルクを通しで走り、1970年の103.1形登場まで、E03形でその俊足さを生かした運用がなされました。当時は路線改良も進捗し毎回のダイヤ改正で到達時間の短縮が図られています。ただ、運行路線に200Km/h制限の路線がなく、160Km/hや180Km/h制限に路線改良されていたようです。

メルクリンH0ではE03が実車登場した翌年の1966年にリリース。それも実車同様002号機の車体番号をつけていたことが興味深いです。(実車のE03は当初001号機が最初に登場する予定でしたが、同機はロールアウトが遅れ、002号機が先に登場。プレス用の撮影のため、002号機に001号機のプレートを付けて撮影に臨み、その後001号機の登場で正しい番号プレートに付け替えられたという話が残っています。)

2001年にそれまでの樹脂製ボディから金属製ボディに変わり、また9極の回転子を備えた新世代C-サインモーターと第2世代デジタルデコーダーを搭載した新たな世代のモデル(39573)E03 004として再登場。多くのファンから歓迎されました。

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▲ 2001年版カタログに掲載された全金属製のE03形モデル(39573)

量産型の103.1形が登場したのは1971年、E03が登場してから6年後にようやく量産された103.1形機関車は、ボデイのイメージはそのままに、エアフィルターが2列になるなど、さらに洗練された姿となり、その優秀な性能から最近までIC列車の旅客運用についていたほど、ICE登場まで長期間にわたりDBの顔としてドイツ中で見ることができた機関車でした。

メルクリンH0では、実車が登場したのと同じ年の1971年に103.1形モデル(3054)が登場。実車がそうであったように一躍人気のモデルとなりました。そしてロングセラーモデルでもあり、1971年の登場時の車体番号「103 113-7」が表記されたモデルは、技術の進化に合わせて、電子逆転機化、モーターの進化、デジタル化と進化を遂げ、製品番号は3054→3354→3357/3657になる中で、外観も3357/3657からは裾色が時代に合わせて紫赤色、パンタグラフもワンアームタイプに変わり、1993年までリリースされるなどメルクリンH0の看板モデルの1つとして息の長いリリース期間となったモデルとなりました。(黒裾モデルは、菱形パンタグラフのオリジナルと同じ車体番号で1991/92年カタログから2年間HOBBYブランド(3053)でリリースされました)
なお、3357は1994年から車体番号を「103 109-5」に変更、車体色を実車に合わせて暗めに調整した上で引き続き1997年までリリースされています。
また、1988年からはDBのCI変更によるOrientrot色の車体色モデル(3358/3658)が登場しますが、車体番号は「103 115-2」としてTEEカラーと並行して複数の103.1形モデルがリリースされています。

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▲ 2002年版カタログに登場したインサイダー会員向けの全金属製103.1形モデル(39579)。パンタグラフがデジタルファンクションで上下するギミックは驚きでした。

2001年、E03形モデル(39573)が全金属製で再リリースしたのに合わせ、その翌年に103.1形(39579)モデルも全金属製でインサイダーモデルとして登場。パンタグラフ可動するギミックもありファンには驚きのモデルでした。そしてそれまでショートキャブのみだったメルクリンH0にロングキャブ仕様(39170)は運転士が前後で交代するギミックのついたモデルとして2017年に登場しました。

また2023年には、Ep.IVのOrientrot仕様の103.1形が金属製ボディになって、MHI製品としてフルサウンドはもちろんmfx+や可動式パンタグラフ、両運転台には進行方向に合わせて運転士フィギュアが出没するギミックなど、できうる限りの最新仕様で初めて登場します。1989年以降民営化までの仕様で同時発表されたInterRegio客車モデルと共に久々の登場になりました。

時代ごとのカラーバリエーションと共に素晴らしいラインナップとなったE03と103.1形の2種のモデルについて以下まとめてみたいと思います。

*なお、メルクリンモデルの全てを記すよう努力していますが、誤りや漏れなどがあった場合はぜひコメントでお知らせいただければありがたいです。

- - Bemerkung - -
30XX Analog 3 Polig LFCM
33XX Analog 3 Polig DCM Elektrik-Umschalter
35XX Analog 5 Polig DCM Elektrik-Umschalter
36XX DIGITAL 3 Polig DCM
37XX DIGITAL 3 Polig/5 Polig DCM
33XXX DIGITAL (DELTA) 3 Polig DCM
37XXX DIGITAL 5 Polig DCM
39XXX DIGITAL C-Sinus Motor / Hochleistungsantrieb mit Schwungmasse
P3XXX PRIMEX Analog 3 Polig DCM

- - - -

Ep. IIIb / DB
E03

37575 E03 001 (Einholm Stromabnehmer) | 2009
3053 E03 002 | 1966 -1968
37574-01 E03 002 | 2010
39573 E03 004 | 2001


Ep. IV / DB
103.0

37574-02 103 001-4 (Einholm Stromabnehmer) | 2010
3053 103 002-2 | 1969-1974


103.1
TEE (Beige / Purpurrot / Schwarz)

3054 103 113-7 (DBS 54 Stromabnehmer) | 1971 - 1981
2852 103 113-7 (Zugpackung / DBS 54 Stromabnehmer) | 1979 - 1981
3354 103 113-7 (DBS 54 Stromabnehmer) | 1982 - 1983
3357 103 113-7 | 1983 - 1993
P3188 103 113-7 (DBS 54 Stromabnehmer) | 1990 - 1992
3053 103 113-7 (DBS 54 Stromabnehmer) | 1992 - 1993
3053 103 121-0 | 1994 - 1995
39579 103 137-6 (Insider) | 2003
39151 103 152-5 | 2024
37576 103 158-2 | 2014
39150 103 167-3 (DBS 54 Stromabnehmer) | 2019
37571 103 193-9 (DBS 54 Stromabnehmer) | 2008
37573 103 195-4 | 2011 - 2012
3053 103 237-4 | 1991 - 1999
P3188 103 237-4 (SBS65 Stromabnehmer) | 1986 - 1989
39170 103 243-2 (Lange Führerstand / Insider) | 2017

TEE/IC/EC (Elfenbein / Purpurrot / Purpurrot)
3357 103 109-5 | 1993 - 1997
3657 103 109-5 | 1993
3357 103 113-7 | 1983 - 1984, 1986 - 1993
3357 103 113-7 (Wappen "150 JAHRE DEUTSCHE EISENBAHN") | 1985
3657 103 113-7 | 1987 - 1993
3657 103 121-0 | 1985 - 1986
37577 103 128-5 | 2013

Orientrot
3358 103 102-0 | 1994 - 1995
3658 103 102-0 | 1994
3358 103 115-2 | 1988 - 1994
3558 103 115-2 | 1988 - 1992
3658 103 115-2 | 1988 - 1994
39152 103 144-2 | 2023

LHAE
2668 103 101-2 (Zugpackung) | 1992 - 1994
2868 103 101-2 (Zugpackung) | 1992
26680 103 101-2 (Zugpackung) | 2016


Ep. V / DBAG
103.1
TEE (Beige / Purpurrot / Schwarz)
37574-03 103 146-7 | 2010

Orientrot
33572 103 165-7 | 1996 - 2002
37572 103 165-7 | 1996 - 1997
39572 103 201-0 | 2006

Touristikzug
39171 103 220-0 (Lange Führerstand) | 2020


Fantasie
E03 / 103.0

37578 E03 001 / DB (50 Jahre Märklin Magazin) | 2015
31014-01 103 003-0 / DB (Ozeanblau / Elfenbein) | 2014

103.1

39173 103 050-1 / DBAG (ICE Farbgebung „50 Jahre InterCity“ ) | 2021
3757 103 121-0 / DB (Transparent / Purpurrot) | 1985 - 1989
39153 103 130-1 / DB (silber / „30 Jahre MHI“) | 2020


[EDIT] 2024-01-09
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39187 DBAG 218 497-6 / Ep.VI "Das Flaggschiff der FZI Cottbus" [Maerklin-Lok]

メルクリンH0、Z、MINITRIX(N)から新しい特別塗装の218.4形ディーゼル機関車が告知されました。
以下リンク先のページはこのモデルの特設ページです。

BR 218 "Das Flaggschiff der FZI Cottbus"

このモデルは、DBのFZI(Fahrzeug Instandsetzung) Cottbus所属の218.4形に特別塗装を施したもので、塗装のテーマはFZIでの歴史的背景から半分が蒸気機関車、そして残りの半分がICEをイメージしたものです。またメルクリンH0の218形モデルでは初めて大型のスノープロウを装備しています。
そして今回の特別塗装のスポンサーはメルクリンとPIKOの2社というところが前代未聞です。以前はメルクリンがPIKOにモデルのコピー疑惑で提訴したり..と険悪状態でしたが、今回は1つの機関車を2社でコラボレーションする形になっています。

そのため、3線式H0はメルクリン、2線式H0はPIKO、NはMINITRIX、Zはメルクリンという棲み分けにしているようです。通常なら2線式はTRIX H0になるのですが、そこは敢えてリリースを控えているのはPIKO社との協定があるのでしょうか。

で、メルクリンH0とPIKOのモデルは同じ金型を使っているのか、それぞれが別物であるのかは気になるところですが、両社とも218形は製品化されているので、未確認ではありながら、それぞれが自社のモデルに同じ塗装にしているだけかも知れません。

メルクリン関係では、以下PDF版のフライヤーも配信しています。

Sonderveröffentlichung / Märklin + MINITRIX
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39126 DB E10 1267 / Ep. IIIb Neuheiten 2021から [Maerklin-Lok]

少し前にF-Zug Rheinpfeil客車モデルについて記しましたが、それに合わせたE10.12(Bügelfalten)モデル(39126)についても触れた方が良さそうです。
もちろん、今年のMHI新製品ハイライトのメインモデルですから、客車と合わせた動画もYouTubeのメルクリンTVで以下配信されています。

Elektrolokomotive Baureihe E 10.12 - Märklin Neuheit 2021

動画ではF-Zug専用色(Kobaltblau / Beige)に塗装されたE10 1267がモチーフになっています。同機は、ミュンヘンのKrauss-Maffei社で1962年12月12日に落成。当初からF-Zug Rheingold向けとして1963年まで製造された6機のうちの1機です。

当初はBw Heidelbergに所属し、1965年にはTEEカラーに塗装変更、1968年にBw Frankfurt/Mに転出し、UIC表記の112 267–0に変更。1972年にはDortmund Bbf、1979にHamburg-Eidelstadt所属。1991年に113 267–9へと再度形式変更されています。翌年Bw München所属となり、2001年のDessauでの検査時にVerkehrsrotに塗装変更。最後の所属は2007年のBerlin-Rummelsburgです。2014年には台車が破損、その8ヶ月後には廃車となり、売却されたとのことです。

モデルは1963年仕様です。サウンド付きmfx+デコーダー搭載、同形式初の可動式パンタグラフ、運転室灯付きでMHIモデルらしいフル装備です。

参考サイト:Baureihe E10 e.V.
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39004 DB BR 01 105 / Ep.IIIb Neuheiten 2021から [Maerklin-Lok]

今年の新製品の中では、番号だけ更新?して再発売の01形(39004)は、地味な感じではありますが、メルクリンの01形と言えば、クロコダイルと並ぶ代表的な急客機です。
以下YouTubeのメルクリンチャンネルでは、ちゃんと動画で紹介されています。

Dampflokomotive Baureihe 01 (Märklin Klassiker) - Märklin Neuheit 2021

1965年仕様のモデルが今回の新製品ですが、この時は既に2等級制に変更されて久しく、F-Zug Rheingoldは、62系列客車が同色のE10.12形電気機関車に牽引されてブルーとベージュのツートンカラーのDBの花形列車がVT11.5のTEEと共に華やかな時代の幕開けを象徴していました。

一方で電化が進むDBでは蒸気機関車が電化の遅れている北ドイツや旧東独地域に近い非電化区間に追いやられていた時期です。この01 105は、Bw Hannoverに属していたようです。そこを起点にD-ZugやF-Zug、あるいはローカル列車の先頭に立っていたと思われます。

この機関車は1934年にHENSCHEL社にて落成、同年Bw Berlin Anhalter Bf.に所属。 1937年にはDRBの01 105として運用開始。戦後は1945年にBw Hamburg-Altona、翌年から1963年までBw Hannover-Ost、その後1ヶ月程度、Aw Nied L Oとあるのでこの時期にボイラなどの更新を受けていると考えられます。工場出場後は、Bw Bremen Hbfに1年半程度所属し、再びHannoverに転属となりました。モデルの仕様である1965年当時は、Bw Hannoverに所属していたと考えられます。
Ep.IVの1968年からは、001 105-6に形式変更となりました。直後の同年3月には、廃車扱いとなります。そして同年の4半期(遅くとも12月末)には、Hannoverにて解体されているようです。

この動画では、UIC-X客車の1等車数両を牽引していたのでF-Zugと思われます。今回は客車の新開発モデルが限られていたので、この客車の1つ前の53系列客車や217形1等/食堂合造車モデルがリリースされれば、この01形の売り上げにも貢献したように思います。

モデルは、サウンド付きmfx+デコーダーつきで、キャブ内の焚口がチラチラ赤いLEDが光るギミックも付いているようです。お値段もなかなかになりましたが、01形ファンには無視のできない新製品モデルではないか...と感じます。

参考として01形が新開発で登場したBw Hof所属の1966年仕様の147号機モデル(39010)についての記事をリンクしておきましょう。

39010 DB 01 147 / Ep.III

Special Thanks: HUH

参考サイト:Fahrzeugportrait Henschel 22462 / Dampflokomotivarchiv.de

[EDIT] 2021-02-06
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39990 DB 194 050-1 / Ep.IV Neuheiten 2021から [Maerklin-Lok]

前回のオーストリアのクロコダイルに続いて、ドイツのクロコ(194形)も完全新設計モデル(39990)として新製品で登場しました。このモデルは今年のハイライトの1台と言えると思います。ただ、日本ではクロコダイルというと、やはりスイスのイメージが強いので、お世辞にもスマートとはいえないドイツのクロコは、独特の魅力はあるものの貨物機であることも手伝って地味な印象は否めません。

そんな質実剛健を地で行くような電気機関車ですが、YouTubeのメルクリン・チャンネルでしっかり紹介されているので以下リンクします。

Elektrolokomotive Baureihe 194 - Märklin und Trix Neuheit 2021

このモデルの売りはサウンド付きmfx+デコーダー搭載で、CS3では32ファンクションが機能します。また、フライホイール付きのモーターを車体中央に搭載して、左右の駆動輪にカルダン駆動で伝達する仕組みのようです。

このモデルに合わせてEp.IV時代(1982年)の貨車モデルセット(47370)も告知されていますが、5両の貨車モデルはどれも魅力的です。特にDB/TFGの赤帯40ftコンテナを積載したLgjs形モデルは、この貨車モデルを単品かセットでリリースしてほしいほどでです。

やはりこれだけの重力級機関車であれば、連結する貨車も長いほうが魅力を感じます。
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