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37779 DB Elektro-Schnelltriebwagen Baureihe 403/404 / Ep.IV [Maerklin-Triebwagen]

メルクリン・ドイツサイトでかねてよりウワサのあったLufthansa Airport Express仕様ET 403(俗称Donald Dack)のH0モデルの告知がありました。

http://www.maerklin.de/de/produkte/sondereditionen/insidermodelle.html

この記事を見ると、まずインサイダーモデルとなるようで購入には会員である必要があります。モデルはフルサウンドのmfx+デコーダー搭載で、サウンドファンクションの他、運転室照明や食堂室のテーブルランプなどがファンクションとして個別に点灯/消灯が可能とされています。サウンドには、走行音などの他、駅やCAのアナウンスサウンドも装備されているようです。

インサイダー会員による申し込みは、8月末までとのことです。

実車についてはRiGサイトが詳しいのでご参照ください。
http://www.rig-bahn.jp/db-page/j-lhae.htm

37778 ET 403 / DB Ep.IV 動画 [Maerklin-Triebwagen]

ドイツでは、今年のインサイダーモデル、オレンジの帯とICの文字が印象的なドナルドダックことET403形がリリースされ始めたようである。早速YouTubeでフルダ模型クラブからインプレ映像が以下アドレスでアップされている。
*1度アップされた映像は削除され、新たにアップされました。(最初の映像には誤りがあったそうです)

http://www.youtube.com/watch?v=iCGyJNHgoYQ&feature=g-user-u

この映像では、各種サウンドファンクションや走行性能、塗装や表記の印刷、部品のディテール迄こと細かにレポートされている。評価については、この映像でほぼ判断できるように思う。

待ちに待った人気の車両だけにリリースが気になっていはいたが、こうして製品が市場に出てくると、また感慨深いものである。

参考サイト:
Electric Express Powered Rail Car. / メルクリンドイツサイト(英語)
http://www.maerklin.com/en/products/tools_downloads/product_database/details.html?lang=en&page=&perpage=10&level1=3945&level2=4035&artnr=37778&art_nr=37778&search=1&era=0&gaugechoice=0&groupchoice=0&subgroupchoice=0&catalogue=0&features=0&searchtext=&backlink=%2Fwww.maerklin.com%2Fen%2Fproducts%2Ftools_downloads%2Fproduct_database.html

[EDIT] 2012-10-01
タグ:YouTube ET403 Ep.IV DB IC

37795 "Tim und Struppi-Sonderzug Thalys" [Maerklin-Triebwagen]

オランダのメルクリンサイトにThalysの広告塗装モデルの告知がされている。

http://www.marklin.nl/nieuws/speciale-thalys-kuifje-bobbie/

これは、スティーブンスピルバーグ監督の映画「タンタンの冒険〜ユニコーン号の秘密」の広告塗装がThalysに施され、2011年10月にブリュッセルとパリに運用された。その時の仕様を再現したモデルがメルクリンH0でも告知されている。
モデルは、全10両編成セットでサウンド付きmfxデコーダーが搭載されている。全世界で2.499セット、通し番号付きの証明書付属とある。

シルバーとエンジ色の精悍な姿に先頭動力車が部分的に黄色くなり良く目立つ。また、映画の登場キャラクターが幾つも施され、楽しい外観に仕上がっている。

このThalys「タンタンの冒険」広告塗装のメイキング映像がYouTubeに掲載されているので紹介しておく。

http://www.youtube.com/watch?v=ULQl-322gnI

TGVやThalysファン、そしてタンタンのファンにとっては1度は乗車してみたい車両であろうし、かつメルクリンファンならば、手に入れたいセットとなろう。
タグ:Thalys Ep.VI

Sammleredition "gealterte Lokomotiven" 2012 [Maerklin-Triebwagen]

メルクリンから毎年登場するウエザリング仕様の機関車であるが、今年も以下公式サイトで発表されている。

http://www.maerklin.de/de/produkte/sondereditionen/sonderaktionen/gealtert_2012.html

今年は、機関車ではなく新製品のレールバスVT 75.9/VB 140モデル(37708)である。
画像を見る限り、その汚し具合はかなりのもの。これを実感的と見るか汚いと見るかは見る人の感性であると思うのだが、Ep.III時代には検査出場直後でもない限りは、実際のところこのような汚れがあって当然であろうと思う。確かにシーナリーのあるレイアウトでは、モデルの汚れがあって更にリアルな情景となるのは間違いないだろう。

モデルについては、mfxデコーダーはもちろん搭載されているが、ディーゼル走行音などはないのでmLDデコーダーが内蔵されているのかも知れない。つまり、サウンド付きの37705ではなく、デコーダーなどは37706と同じで、外観にウエザリングが施されたモデルと考えて良いと思う。(車体番号については未確認)

VT 75.9モデルでも走れるような小さなレイアウトならちょっと作ってみるのも良いかな..とも思うが、そういう時はこのようなモデルが映えるのだろう。

参考サイト:Dieseltriebwagen mit Beiwagen.
http://www.maerklin.de/de/service/suche/details.html?page=&perpage=10&level1=2341&level2=2346&art_nr=37708&search=1&era=0&gaugechoice=0&groupchoice=0&subgroupchoice=0&catalogue=0&features=0&searchtext=&backlink=%2Fwww.maerklin.de%2Fde%2Fservice%2Fsuche%2Fproduktsuche.html

37778 DB ET403 / Ep.IV (Insidermodell 2012) [Maerklin-Triebwagen]

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▲ iPadを導入してからPDFデータの印刷はせず、iBookアプリで見ている。撮影も今回はiPhoneで..。

先程メルクリンクラブサイトで今年の最後のインサイダークラブニュース(6/2011)が配信されていたので、ダウンロードした。

既に海外も含めてメルクリンファンのブログやフォーラムで囁かれ始めた来年のH0インサイダーモデルであるが、そのクラブニュースの表紙には、ET403の実車画像が載っていて、その理由はもちろん来年のH0インサイダーモデルがET403であるという告知である。
さて、ET403と言えば、今やICE3の国内仕様バージョンの形式でもあるのだが、これはそうではなく70年代に颯爽と登場してその美しい先頭車両の造形が話題となった通称ドナルドダックと呼ばれる西ドイツ初のIC用電車である。(形式がダブっているのは、ICE3の登場時にはET403は既に廃車扱いされているためであろうと思う)

さて、この魅力的な4両編成の列車モデルは、大きく2つの時代で2種類あることをご存知の方は多いであろう。1つは、デビュー時のIntercity用(初期のICのためオール1等車)である。外観塗装は白地に窓周りが黒塗装の帯とその上下にオレンジの帯が塗装されている。まさに精悍な姿でデビューした時の写真を見た私は心ときめかせたものである。
そしてもう1つは、そのIC列車が固定編成の電車であるということから乗客の増加や国際運用についてゆけず、運用から外された後にLufthansaが全編成を借り上げ、LH塗装に塗り替えられたもの。現在は、それもLHの赤字対策の一環で1990年代には終焉となった。
その孤高とも言える存在でもあったET403のモデルは、Limaが過去に両仕様ともリリースしているが、既に数十年前のモデルでもあり、今回のメルクリンからの製品化は大きな期待が持たれていると思う。

クラブニュースには、来年のH0インサイダーモデルであるということの告知の他、実車の情報を幾つかの画像と共に誌面を飾っている。残念ながらモデルについての情報は多くは記されていない。この誌面の校了時点ではまだ決まっていない部分も少なからずあるのであろう。その中で分かっている点は以下のとおりである。

- 1973年仕様(初期IC塗装)かつ第1編成(BR403 001-1他)
- 金属製車体
- 2つの高性能モーター+サウンド付きmfxデコーダー搭載
- 開放室中間車の2つの台車それぞれに1台のモーターで駆動
- 室内灯点灯
- (食堂エリアの?)テーブルランプが点灯
- 運転室灯点灯
- 進行方向に合わせた前照灯/尾灯が点灯
- 多極カプラー
- 集電シューは前後の制御電車に装着
- パンタグラフは集電非対応
- R1(R=360mm)曲線通過可能

以上である。興味深いのは、動力車で1両の中間車に2つのモーターが搭載され全軸駆動になること。その場合、室内装備は犠牲になるのかどうかなど、まだ不明でありながら知りたいことは少なくない。いずれにしても、多くのインサイダーから歓迎されるモデルであることには違いなかろうし、その姿を見れるのは今から楽しみである。

私自身は、「これに合わせて朽ち果てて留置されている実車がオリジナルの姿でレストアされて、再び本線上にその勇姿を見せてくれたりはしないだろうか」というちょっとした夢も見ているのである。

因に、Zの2012年インサイダーモデルは、BR 001である。01形のEp.IV仕様(001 161-9)である。

参考サイト:ET403 / Railways in Germany
http://www.rig-bahn.jp/db-page/j-403.htm
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29200 ICE Startset(動画インプレッション) [Maerklin-Triebwagen]

ドイツでも人気を博している(ようす?)のメルクリンの子供向けICEスタートセットであるが、ドイツ・フルダ模型クラブのインプレッション動画がYouTubeで紹介されている。

http://www.youtube.com/watch?v=FIbK8ed6EuU

今迄、同じような子供向けのプロダクトラインはメルクリンからも度々試みられているが、今回のショーティなICEは今迄の子供向けモデルとはコンセプトが異なり、バッテリー駆動というのがミソであろう。これは、今迄線路からの給電システムにこだわったいたところから、将来的なステップアップで無駄の出ないバッテリー駆動方式にすれば、幼児から遊ぶことのできるようレールに電気を通さずに済み、かつデジタル路線上でも一緒に走らせることが可能となる。(親子で遊べる)

また、ドイツのフォーラムでも子供向けとしてではなく一般のメルクリンファンにも歓迎されているスレッドを見つけることができる。このような反響は子供向けモデルでは今迄になかったことである。このインプレッション動画の配信もその1つの表れではないかと感じる訳である。(もちろん賛否両論ではあるが..)
ドイツのフォーラムを読む限り、ドイツでもこのICEモデルを色々改造して発表される方が続々と...と、ちょっと期待してしまうのである。それは、やはり造形を含めた品質の高さに集約されていることが大きな要因であるように思う。

いずれにしても、この映像を見ていると、改めてショーティなICEが今後の可能性を秘めたメルクリンの重要なプロダクトラインに育ってくれそうな期待を感じてしまうのである。

*ご注意
メルクリンモデルを改造した場合、保証は受けられない可能性があります。
タグ:YouTube My World

29200 ICE Startset / my world [Maerklin-Triebwagen]

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ドイツフェスティバル in ぐんまの直前に届いたmy worldシリーズのICEについて、今回は触れたいと思う。このモデルは、既に2月に行われたニュルンベルグメッセで発表されているので大体のことは理解していたが、モデルを実際に見てみると、改良されていたり新しい発見もあったので、改めてここで詳細を記してみたい。

まず、上画像でわかるのがICEの顔である。初めてこのmy world ICEの存在を知ったのがCG映像によるプロモーションビデオであるが、その時から実車のICE1とは異なる丸形の下部前照灯が印象的であった。このビデオを見た時は、それがバッテリー駆動の子供向けモデルとは気がつかなかったので、その形状の違いに「何なのだ?」という強い違和感を憶えたのである。その後、このCG映像は、メッセ会場で発表されたmy worldの新しいICEモデルの形状に準じているということを知ることになったのだが、今回届いた量産モデルは、ICE1/ICE2の実車に印象が忠実な横長ケースを思わせる透明樹脂導光パーツが組み込まれていて、正しいICEの印象になった。今思えば、あの丸形前照灯も可愛らしい顔つきであったとも思うのだが、発表されたメッセで私同様前照灯の形状に違和感を憶え、それをメルクリンに進言した方もいたのかも知れない。
いずれにしても、これは良い改良と言えよう。

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外箱のパッケージである。小学校に入学前後ぐらい迄の子供が初めてプレゼントされるメルクリンのセットとしては、丁度良い大きさであるように思う。my worldシリーズ共通の新しい元気な印象を持つ色彩で彩られたグラフィックデザインである。メルクリンmy worldロゴの下に記されている『3+』は、メルクリンH0の始まりが3歳から可能になったという大きな意味を持つもの。ドイツの場合、この年齢で鉄道玩具を与えられるのはスウェーデンの「BRIO」が最有力候補だと思う。私の息子が3歳ぐらいの時も木製玩具である「BRIO」を与えていた。日本は、もちろんプラレールがここに来る。メルクリンは今回このセグメントに打って出た訳である。

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このパッケージは上部が蓋になっており、そこを開くと内容物であるICEモデル5両とコントローラを透明樹脂を通して眺めることが出来る。開いた蓋の裏側に当る部分には、写真入りでこのセットの解説が記されている。

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横から箱の中身を取り出すと、発砲材によるケースが上下2段になっている。上段には5両のICEモデル、下中央にコントローラ、そして下右側には6本の乾電池(単4 x2本+単3 x4本)がおさまっている。下段には、発砲製の入れ物にCレール直線(24172、24188)が各2本づつ、R1曲線(24130)が12本納まっている。720mm x 900mmのオバール設置が可能である。線路拡張したいときは、my worldシリーズとなったC2からC5迄の拡張セットが用意されている。

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ICEは、5両編成であるが、このセットは主電源スイッチ+赤外線センサー付き先頭駆動車とバッテリー積載用中間車が永久連結器で繋がっている、そして2両の付随中間車、1両の付随先頭車の構成である。画像にあるようにバッテリー積載付随車は裏側からプラスネジでバッテリーホルダーを外し、単3電池4本を挿入する。(バッテリー交換は保護者が行うもと位置付けられていると考えられる)

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先頭駆動車には屋根上に主電源スイッチがついていて、これを押すことでスタンバイである。

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2両目からは車端部に連結器としてマグネットを使用している。このマグネットは強力な印象である。そしてその連結時は非常に気持ちの良い「カチッ」とした感触である。この連結音と外すときの抵抗感は、使う者の安心感をもたらすフィーリングを持っていると感じた。この触覚的な部分、樹脂の品質や印刷も含めた精度は、モデルの重さと共に、子供にも大人にも安っぽさを微塵も感じさせない工夫と感じ取れた。

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赤外線による無線コントローラは、機能性の高いものである。一番目立つ丸く大きなボタンはストップボタンである。その上にある左右の丸ボタンは、右側のボタンを1度押すとモデルはスタートする。もう1度押すと、スピードアップする。3度押すと更にスピード上がる3段階の速度制御が可能である。減速は、反対側である左側ボタンを押すことで可能。そして停車後、同じ左ボタンを押すと逆方向に進行する。もちろんこちらも3段階速度制御が可能である。最上段には4つの小さなボタンがある。これらは左側から以下の通りのファンクション機能である。

- 前照灯のon/off
- ホームアナウンスのon
- 警笛音のon
- ドア閉め音のon

特にサウンドについては、H0モデルのサウンドとほぼ同じである。そのため、既にメルクリンH0モデルを持っている私としては、サウンドが鳴るという事実よりも、そのサウンドのクオリティに驚いたのである。
このコントローラの裏側を見ると、「A」、「B」と記されたスライドスイッチが見える。これはモデルにも同じスイッチがあり、これを合わせることで赤外線電波の周波数が変わるというもの。つまり「A」と「B」の2つのモデルを個別制御出来ると言うもの。これは将来的な別モデルの登場をも示唆するものであり、期待は膨らむ。

若干気になるのは、赤外線によるコントロールで、必ずモデル屋根上の赤色樹脂製のセンサーに向けてボタンを押さないと、機能しづらいという点である。これは個体差もあるのかも知れないが、場合によっては上手くコントロール出来ずストレスがある場合も考えられる。実際に運転する子供達はテレビのリモコンでそのあたりは慣れているのであろうか。すぐにコツは掴んでいるようである。

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これら機能を先日のドイツフェスティバル会場で子供達に説明しながら見ていたが、一緒のご両親の方が驚く様子を何度も見たことは嬉しいひとときとなった。もちろんこのセットに関心を示すご両親としてみれば、気になるのはその価格であるのは確かで少なからず価格の質問を頂戴した。オープンプライスである旨を説明に加えつつ大まかな価格を示すと、一様にこなれた価格との反応である。私ももちろんそう思う。

おそらく..であるが、ドイツなど欧州の国々では、このセットは非常に売れる..と想像できる。それは、このモデルの面白さ、品質、機能、価格が高い次元で集約されていると感じるからである。更に、レールシステムが3線式のCレールを使用しているので、将来的な拡張性が担保されていることは、このセットの大きなアドバンテージである。これは、単にこのセットの優位性を示すものだけではなく、既にメルクリンH0を楽しんでいる親世代にも大きなインパクトを与えるものであるからである。これは子供と一緒に同じレールの上で遊べるアイテムなのである。子供がバッテリー駆動モデルに飽きて来ても、そこにはもう少しリアルなデジタルモデルが待っているという、鉄道玩具から鉄道模型へとこれほど容易に移行出来るシステムになっているのは、メルクリンH0鉄道模型がしっかりとしたシステム基盤である故に可能ということの証左でもある。

さて私自身としては、このシリーズの成長を願って止まない1人なのだが、現在のICEの次にTGVあたりが出るのかななどと妄想を膨らましている。今は夢かもしれないが、ICEモデルと同じ下まわりを使って日本の新幹線(500系あたり?)などが現実のものとなるならば、本当に嬉しく思うのである。

参考サイト:
my world / メルクリンドイツサイト
http://www.maerklin.de/de/produkte/myworld.html

"ICE" Starter Set. / メルクリンサイト
http://www.maerklin.com/en/products/tools_downloads/product_database/details.html?lang=en&page=&perpage=10&level1=3945&level2=4035&artnr=29200&art_nr=29200&search=1&era=0&gaugechoice=0&groupchoice=0&subgroupchoice=0&catalogue=0&features=0&searchtext=&backlink=%2Fwww.maerklin.com%2Fen%2Fproducts%2Ftools_downloads%2Fproduct_database.html

[EDIT] 2011-10-06 08:28

Das "Josefle" der Hohenstaufenbahn [Maerklin-Triebwagen]

少し前に当ブログでもお知らせしたGöppingen-Schwäbisch Gmündを結んでいたローカル線Hohenstaufenbahnが出来て100周年になるのを記念してメルクリンから化粧ケース入り3両編成のレールバス"Josefle"を限定で生産、Göppingen市庁舎のiPunktで予約販売を行う。(要予約前金)
Schwäbisch Gmundでも同様に"Klepperle" と呼ばれる同様のレールバスを販売するようである。

Göppingen側の"Josefle"については、以下メルクリンドイツサイトで画像入りで紹介されている。

http://www.maerklin.de/de/produkte/sondereditionen/sonderaktionen/josefle.html

既に実車はなく、路線も廃線後にレールが外されハイキング/自転車専用道路になっているそうである。当時は、レールバスの他、V200牽引の旅客列車も運用されていた画像を見たことがある。
既に廃線になった路線の100周年記念行事が行われるなど、日本ではあまり考えられないが、それだけ沿線の重要な足であり、かつ愛されていた路線であったことに他ならないであろう。

2年前だったか、ゲッピンゲンでセミナーの後、ニュルンベルクへ行く時に通常ならStuttgart経由で鉄道利用して行けるのだが、既に時間が遅く何度も乗り換えながら目的地へ行ったことがある。
もしこの路線があれば、ニュルンベルクへ直通列車のあるSchwäbisch Gmünd経由へ簡単に行けたのにと..今更ながら私も思うのである。
タグ:DB Ep.IV VT98

37787 Triebwagenzug Velaro / RZD Ep.VI [Maerklin-Triebwagen]

本日2つめの記事である。
昨年の新製品ながら、先日のメッセに出品されたようにようやくリリースとなったモデルの話題。
ドイツのフルダ模型クラブのYouTube動画インプレにメルクリンH0のロシアのVeraloサプサンがアップされている。

http://www.youtube.com/watch?v=q8eiE3cwb1o

細かく言えば、この車両の実車は広軌車両なので台車も異なり、車体もICE3より幅広である。よって印象も異なるが、経済成長著しいロシア市場を開拓する意味でも重要なモデルなのであろう。
この動画インプレを見ると、基本的にICE3と同じサウンドファンクションのようである。(当然と言えば当然であろう)ただ、駅アナウンスだけは違う。しっかりロシア語のアナウンスとなっているのが興味深い。それにしても、このサウンドはHUHさんのモデルを聞いていてもそうなのだが心がうずいて仕方がない....。

Spielwarenmesse 2011 NEWS (3) / my world ICE [Maerklin-Triebwagen]

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本日2回目の記事。引き続き何枚かの新しい画像がメッセから届いたのだが、今回は新しい「my world」シリーズのICEについて触れてみたい。

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私自身は、現場に居る訳ではないので手に取って確認した訳ではないが、メルクリンもこの新しいシリーズに相当の力をいれているとのことである。残念ながらノミネートしたToy Awordの受賞には至らなかったが、このノミネートしたカテゴリが3歳から5歳というところに注目したい。

一般的な話として、鉄道模型は小学校低学年ぐらいから始めたいと思うのではないだろうか?日本ではこのセグメントにプラレールがあるのだが、私自身は小学校に入学する頃にはプラレールより鉄道模型が欲しくなり、休みの日には親にねだって鉄道模型を見るために百貨店などに連れて行って貰ったものである。当時はNゲージは一般的ではなく、日本型16番のフリーランス機関車と客車のスタートセットが売られていた一方でメルクリンのスタートセットもあり、私はこちらの方が断然興味があったのは、幼いながらもメルクリンに何かしら琴線に触れる部分があったからに違いなかろう。今は、当時の16番モデルよりも遥かにディテールの優れたNゲージモデルのスタートセットが子供達には人気であろう。

とは言うものの、小学校低学年以下の子供にNゲージが取扱いやすいかと言えば、それは疑問の残るところであるしレールに電気が流れる鉄道模型は幼少の子供には危険であるとも言える。また、現在の欧州でのいわゆる(BRIOなどの)年少者向け鉄道玩具からLGBやH0など鉄道模型への移行が比較的スムーズにできるのに対して、日本のそれはプラレールからNゲージという道筋しかないのはかねてから問題であったことは確かであろう。
その点今回の「my world」シリーズのICEはサイズも手頃でレールに電気を流す必要はなく、車両に電池を搭載し、専用のコントローラーから直接車両に無線制御させるしくみなので、電気による危険性は皆無である。よって子供に与える最初の鉄道玩具として、またプラレールなどから鉄道模型へのスムーズな移行を促すのに最適な製品と言えよう。

さて、上画像はmy worldのICE中間車である。連結は妻部分中央の貫通路のマグネットである。全長も極めて短く、子供の小さな手で掴むには丁度良い。

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中間車を寝かせてみたところ。車輪は樹脂製でフランジが深いのがわかる。まるでプラレールのようでもあるが、意外に良くデフォルメが出来ているように思う。

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「my world」シリーズのCレールとそれに合わせた電動ポイントや信号機のスイッチボックスなどの配線を示したもの。インフラは基本的にはアナログ制御である。しかし、メルクリンH0のシステムとは互換されるので、デジタル化もスムーズに行えるというところ。

これを見る限り、つくづくメルクリンはしっかりとしたインフラの上に成り立っているシステム鉄道模型であることが理解できる。「my world」シリーズも今はバッテリー駆動モデルはICEだけであるが、その他の機関車は、ファンクションこそ前照灯程度だが既にデジタル化されている。
残念なのは、バッテリー駆動のICE以外のモデルが今迄の廉価版ラインナップをそのまま持って来たことであろうか。折角なら今はもうないInterRegioなどよりV.Rotのシルバーリンゲ(27cm)や2階建て客車など実車が身近にあるモデルの方が受け入れられやすいと思うのだが...。まぁ、多くは望むまい。

この「my world」の切り口は、そのリーズナブルな価格も手伝って人気商品になることを期待したい。それは、子供達に鉄道模型の楽しさを理解してもらうことこそがメルクリンの未来につながる王道だからである。
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