Spielkiste
https://maerklin-kiste.blog.ss-blog.jp/
ドイツ語でおもちゃ箱というタイトル通り、大好きなドイツのメルクリン社製鉄道模型を中心としたヨーロッパのおもちゃや鉄道などについて綴った個人ブログです。
Akira
2024-03-05T09:56:50+09:00
ja
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Überraschungsmodell 2024
https://maerklin-kiste.blog.ss-blog.jp/2024-03-05
昨日、メルクリンから今年のサプライズモデルが以下発表されました。Dampflok 18 323数日前からSNSのメルクリンアカウントで、布に覆われたモデルの画像が配信されて期待を膨らませていた今年のモデルはDBのEp.III仕様の蒸気機関車という、これまでのドイツ以外のモデルとは異なり、ドイツのファンを念頭に置いた人気モデルとなりました。2021年のサプライズモデルはDR車籍(Ep.IV)の18 314を改造した02 0314(39027)でしたから同じ出自(Baden IVh)の機関車がサプライズモデルとして登場したことになります。BR18.3は、基本構造が似た戦前のドイツ統一前後の王国鉄道時代の1920年までにバイエルンのS3/6やヴュルテンベルグのReihe Cと基本設計を同くした4気筒の急客用としてミュンヘンのJ. A. Maffeiで製造されました。この機関車は統一後のDRG時代に制式機関車形式の18.3形として18形に統合した経緯があり、このモデルは元Baden IVhにあたります。DRG時代は、Baden地方の牽引機として(Badische Rennerと呼ばれて)Mannheim – Basel間のRheingold-Express、戦後はRheigoldの他、Riviera-Neapel-Expressなどを牽引していました。このモデルは戦後のEp.III仕様で1960年代の晩年の姿と思われます。フロント部分のふくよかなシリンダ形状が特徴的でドイツでも人気機機関車の1つです。メルクリンのYouTubeアカウントでも早速以下アドレスでメルクリンTV Extraとして動画の配信も始まりました。Märklin TV Extra Folge 50映像では、静態保存されている実機が収録されていますが、直径2m動輪のデカさが良く理解できる絵になっています。モデルは、シリンダの動きに合わせたダイナミック発煙装置のようで、実車同様とても魅力的な機関車モデルです。さらに詳細な時期のアナウンスはありませんでしたが、この機関車に合う客車セットも準備されているとか。市場に出てくるのも近々とありますので、客車セットのアナウンスもすぐあるかも知れません。
Maerklin-Lok
Akira
2024-03-05T09:56:50+09:00
Dampflok 18 323
数日前からSNSのメルクリンアカウントで、布に覆われたモデルの画像が配信されて期待を膨らませていた今年のモデルはDBのEp.III仕様の蒸気機関車という、これまでのドイツ以外のモデルとは異なり、ドイツのファンを念頭に置いた人気モデルとなりました。
2021年のサプライズモデルはDR車籍(Ep.IV)の18 314を改造した02 0314(39027 )でしたから同じ出自(Baden IVh)の機関車がサプライズモデルとして登場したことになります。
BR18.3は、基本構造が似た戦前のドイツ統一前後の王国鉄道時代の1920年までにバイエルンのS3/6やヴュルテンベルグのReihe Cと基本設計を同くした4気筒の急客用としてミュンヘンのJ. A. Maffeiで製造されました。この機関車は統一後のDRG時代に制式機関車形式の18.3形として18形に統合した経緯があり、このモデルは元Baden IVhにあたります。DRG時代は、Baden地方の牽引機として(Badische Rennerと呼ばれて)Mannheim – Basel間のRheingold-Express、戦後はRheigoldの他、Riviera-Neapel-Expressなどを牽引していました。
このモデルは戦後のEp.III仕様で1960年代の晩年の姿と思われます。フロント部分のふくよかなシリンダ形状が特徴的でドイツでも人気機機関車の1つです。
メルクリンのYouTubeアカウントでも早速以下アドレスでメルクリンTV Extraとして動画の配信も始まりました。
Märklin TV Extra Folge 50
映像では、静態保存されている実機が収録されていますが、直径2m動輪のデカさが良く理解できる絵になっています。モデルは、シリンダの動きに合わせたダイナミック発煙装置のようで、実車同様とても魅力的な機関車モデルです。
さらに詳細な時期のアナウンスはありませんでしたが、この機関車に合う客車セットも準備されているとか。市場に出てくるのも近々とありますので、客車セットのアナウンスもすぐあるかも知れません。
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66366 Schaltnetzteil 36 VA, 100-240 Volt, Japan/USA/Kanada
https://maerklin-kiste.blog.ss-blog.jp/2024-02-21
とても長い時間が掛かりましたが、CS向け日本仕様電源(60046)に続きようやく日本向けのメルクリンのMS2に対応する電源アダプターがリリースされました。今回の電源アダプターは、MSのデジタル接続ボックス / Digital Anschlussbox(60114/60116)に接続し、電源供給するためのアダプターです。66366 Schaltnetzteil 36 VA, 100-240 Volt, Japan/USA/Kanadaこのアダプターは、スイッチング機能がついていて入力がAC100V〜240Vまで対応しているのが特徴です。そして日本の家庭用ACコンセント形状に合わせているため、メルクリン純正品としての日本向けMS用電源が用意されたということになります。未確認ではありますが、今後日本の販売店(正規代理店)向けに出荷されるMS付きスタートセットには、この電源アダプタが同梱されるものと思われます。単品では、既に入荷されている販売店さまもあると聞いています。日本仕様の電源アダプターは、かねてから願っていたこともあり、様々な関係者の努力によってもたらされたと考えられます。久しぶりの嬉しいニュースです。
Maerklin-Zubehoer
Akira
2024-02-21T13:16:32+09:00
日本仕様電源(60046)に続きようやく日本向けのメルクリンのMS2に対応する電源アダプターがリリースされました。
今回の電源アダプターは、MSのデジタル接続ボックス / Digital Anschlussbox(60114/60116)に接続し、電源供給するためのアダプターです。
66366 Schaltnetzteil 36 VA, 100-240 Volt, Japan/USA/Kanada
このアダプターは、スイッチング機能がついていて入力がAC100V〜240Vまで対応しているのが特徴です。そして日本の家庭用ACコンセント形状に合わせているため、メルクリン純正品としての日本向けMS用電源が用意されたということになります。
未確認ではありますが、今後日本の販売店(正規代理店)向けに出荷されるMS付きスタートセットには、この電源アダプタが同梱されるものと思われます。
単品では、既に入荷されている販売店さまもあると聞いています。
日本仕様の電源アダプターは、かねてから願っていたこともあり、様々な関係者の努力によってもたらされたと考えられます。久しぶりの嬉しいニュースです。
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42470-01,-02 CIWL Typ.F 1263, 1269
https://maerklin-kiste.blog.ss-blog.jp/2024-02-07
CIWL鋼製客車の新製品セット(42740)ですが、まずお借りした画像のうち、荷物車(CIWL Typ. F)から紹介したいと思います。*Typ. Fは、フランス語のLes Fourgons(荷物車)の頭文字から取っているものと推測できます。CIWLのPULLMAN Expressは基本的に6両編成で、中央に4両のプルマン客車を挟んで両端に荷物車が連結されていて、この列車も同様に機関車の次位に連結される荷物車と最後尾に尾灯ランタンを掲げて連結されている荷物車の2両です。モデルでは以下の車体番号になっています。・CIWL Typ. F:- 1263(1263 - 1276)1928/29年 Metropolitan製- 1269(1263 - 1276)1928/29年 Metropolitan製上記記述のある資料には以下の備考が記されています。 1928/29 : 6 Portes, vigie au 1/3, les numéros 1271 et 1272 - 1274 à 1276 sonst affectés à l'Espagne.***日本語訳***1928/29年製造。全6扉、車体の1/3がキューポラによる外部監視窓。1271、1272、1274-1276はスペイン向け。つまり、それ以外の(模型化された1263/1269も含めた)1263 - 1270、1273の計9両の同型荷物車は、広軌のスペイン仕様ではなく標準軌の台車を履いていたものと想像できます。定員も極めて限られている3等級制時代(ALのみ4等級制)の1、2等のみの編成にも関わらず、2両もの荷物車が連結されているというのは、当時のブルジョア階級以上の富裕層が旅行に際してどれほどの荷物を持参して旅行していたかを良く物語っているように思います。しかし、当時はそうした多くの荷物と共に旅行した長期間であろう休暇(保養)旅行のご婦人だけではなく、多忙なビジネスマンのトップなど最もダイヤに正確で時間的にも到達時間が短いこうした長距離優等列車を使っていたはずで、全ての乗客が荷物車が一杯になるほどの荷物を持っていたわけではないと考えられます。今とは比較にならないほどの移動時間の長さは、運行会社のCIWLとして如何にお客様を退屈させないで目的地駅まで届け、再び利用してもらえるような満足度の高い旅を提供すべく様々なサービスを提供していたに他なりません。また極..
Maerklin-Reisezugwagen
Akira
2024-02-07T16:03:52+09:00
CIWL鋼製客車の新製品セット(42740)ですが、まずお借りした画像のうち、荷物車(CIWL Typ. F)から紹介したいと思います。
*Typ. Fは、フランス語のLes Fourgons(荷物車)の頭文字から取っているものと推測できます。
CIWLのPULLMAN Expressは基本的に6両編成で、中央に4両のプルマン客車を挟んで両端に荷物車が連結されていて、この列車も同様に機関車の次位に連結される荷物車と最後尾に尾灯ランタンを掲げて連結されている荷物車の2両です。モデルでは以下の車体番号になっています。
・CIWL Typ. F:
- 1263(1263 - 1276)1928/29年 Metropolitan製
- 1269(1263 - 1276)1928/29年 Metropolitan製
上記記述のある資料には以下の備考が記されています。
1928/29 : 6 Portes, vigie au 1/3, les numéros 1271 et 1272 - 1274 à 1276 sonst affectés à l'Espagne.
***日本語訳***
1928/29年製造。全6扉、車体の1/3がキューポラによる外部監視窓。1271、1272、1274-1276はスペイン向け。
つまり、それ以外の(模型化された1263/1269も含めた)1263 - 1270、1273の計9両の同型荷物車は、広軌のスペイン仕様ではなく標準軌の台車を履いていたものと想像できます。
定員も極めて限られている3等級制時代(ALのみ4等級制)の1、2等のみの編成にも関わらず、2両もの荷物車が連結されているというのは、当時のブルジョア階級以上の富裕層が旅行に際してどれほどの荷物を持参して旅行していたかを良く物語っているように思います。しかし、当時はそうした多くの荷物と共に旅行した長期間であろう休暇(保養)旅行のご婦人だけではなく、多忙なビジネスマンのトップなど最もダイヤに正確で時間的にも到達時間が短いこうした長距離優等列車を使っていたはずで、全ての乗客が荷物車が一杯になるほどの荷物を持っていたわけではないと考えられます。今とは比較にならないほどの移動時間の長さは、運行会社のCIWLとして如何にお客様を退屈させないで目的地駅まで届け、再び利用してもらえるような満足度の高い旅を提供すべく様々なサービスを提供していたに他なりません。また極めて限られたセグメントの人のみがこの列車で移動することができなかった時代でもあったため、旅行中の車内はそうした方々の社交場の一面もあったでしょう。
この2両の荷物車モデルは、同じメーカーで同じ製造グループとして、同じ時期に製造された車両をモデル化しています。そのため、違いは車体番号の他、最後尾になる1両は赤色尾灯3灯が点灯します。戦前のドイツでは前照灯・尾灯とも2灯が規則でしたが、どうやらオランダ、ベルギー、ルクセンブルク・フランス(AL)では3灯でも問題なかったようです。(それとも経由国鉄道のどこかが3灯尾灯を義務化していたかも知れません)
特に戦前のフランスは、鉄道の国有化がされておらず、パリを中心に方角によって、またアルザス・ロレーヌのような地域で様々な民間事業者が鉄道事業を行っていて、このEDELWEISS PULLMAN Expressが経由するルクセンブルクからアルザス・ロレーヌ地方は1938年のフランス国営化までALの領域になっていました。
3灯が尾灯点灯する荷物車CIWL Typ.Fです。
Special Thanks(画像提供):T.Iさま
[参考資料]
L' INDÉPENDANT DU RAIL 64, 2/1969
アルザス=ロレーヌ鉄道/Wikipedia
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Spielwarenmesse 2024 Berichten
https://maerklin-kiste.blog.ss-blog.jp/2024-02-01
先月30日からドイツ・ニュルンベルクで始まった国際玩具見本市ですが、早速SNSなどで訪問者や展示者、メディアなどから現地の様子を画像や動画で配信されています。前回の記事で、フロアプランのレイアウトから私自身が毎年訪問していた当時より寂しくなったと記しましたが、コロナ禍の影響もあった昨年に比べて随分賑やかさが戻ったとの報告もあり、少し安堵しています。メッセでも毎年参加されているドイツ鉄道趣味界の顔でもあるHagen von OrtloffさんによるYouTube動画では、今回のメッセがどういう雰囲気になっているのか、ファースト・インプレッションがアップされています。Spielwarenmesse 2024 - erste Eindrückeメルクリンブースは、鉄道模型関連では例年通り最大面積で、TRIX/LGBと共に新製品を中心に展示されています。ブースの一角にはH0レイアウトも展示され、新製品を中心に解説付きで運転されるものと思われます。以下公式サイトの画像リンクです。会場ブースのH0レイアウトマイワールドなど玩具は別コーナーがあるようですが、H0はTRIXと共用する形でショーケースに新製品が展示されています。H0新製品のショーケース1番ゲージも同様のショーケースに展示されています。1番ゲージ新製品のショーケース今年の1番ゲージ新製品の魅力を最大限に訪問者へアプローチできるよう小規模ながら実演用レイアウトが用意されています。1番ゲージモデルの実演用レイアウトそのハイライトは、世界最大の蒸気機関車と言われるアメリカUPのBigBoyで、15Kg以上あると言われるその巨大な機関車が走行した姿を実際に動きや発煙、サウンドも堪能できるようです。(リンクした動画は、Hagen von OrtloffさんのYouTube動画からです。)実際に会場に入らないと理解できない部分も多々あるとは思いますが、こうして離れた日本からでもほぼリアルタイムで会場の様子を観れるだけでも、長く続いたコロナ禍に一区切りがついた実感がありますね。
欧州鉄道模型
Akira
2024-02-01T10:00:39+09:00
前回の記事で、フロアプランのレイアウトから私自身が毎年訪問していた当時より寂しくなったと記しましたが、コロナ禍の影響もあった昨年に比べて随分賑やかさが戻ったとの報告もあり、少し安堵しています。
メッセでも毎年参加されているドイツ鉄道趣味界の顔でもあるHagen von OrtloffさんによるYouTube動画では、今回のメッセがどういう雰囲気になっているのか、ファースト・インプレッションがアップされています。
Spielwarenmesse 2024 - erste Eindrücke
メルクリンブースは、鉄道模型関連では例年通り最大面積で、TRIX/LGBと共に新製品を中心に展示されています。ブースの一角にはH0レイアウトも展示され、新製品を中心に解説付きで運転されるものと思われます。以下公式サイトの画像リンクです。
会場ブースのH0レイアウト
マイワールドなど玩具は別コーナーがあるようですが、H0はTRIXと共用する形でショーケースに新製品が展示されています。
H0新製品のショーケース
1番ゲージも同様のショーケースに展示されています。
1番ゲージ新製品のショーケース
今年の1番ゲージ新製品の魅力を最大限に訪問者へアプローチできるよう小規模ながら実演用レイアウトが用意されています。
1番ゲージモデルの実演用レイアウト
そのハイライトは、世界最大の蒸気機関車と言われるアメリカUPのBigBoyで、15Kg以上あると言われるその巨大な機関車が走行した姿 を実際に動きや発煙、サウンドも堪能できるようです。(リンクした動画は、Hagen von OrtloffさんのYouTube動画からです。)
実際に会場に入らないと理解できない部分も多々あるとは思いますが、こうして離れた日本からでもほぼリアルタイムで会場の様子を観れるだけでも、長く続いたコロナ禍に一区切りがついた実感がありますね。
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Spielwarenmesse 2024
https://maerklin-kiste.blog.ss-blog.jp/2024-01-30
Quelle: Spielwarenmesse今日から2月3日までの3日間、毎年恒例の国際玩具見本市がドイツのミュルンベルクメッセで開催されました。このメッセは広く玩具業界全体に渡り、世界中からすべての玩具メーカーが集うとされるメッセですので、とても会期中に会場全体のすべてのブースを訪問することなど不可能です。鉄道模型の集うホールは東側入口(Eingang-Ost)近くのHalle 7Aなのは今までと同じです。ただ、毎年鉄道模型業界は縮小傾向が続き、そこに新型コロナのパンデミックがトドメを刺した感じで、現在は私が毎年訪れていたような、ヨーロッパを始めとした世界の鉄道模型メーカーが一同に揃うような賑やかな会場ではなく、随分寂しい状況です。上画像を見ても理解できるように、昨年につづき一番大きな場所を陣取っていたメルクリン・グループより少し大きな面積を取っているのは、鉄道模型ではない日本のTAMIYA模型です。(以前7Aは鉄道模型だけで満杯だったので、他のプラモデル、ラジコンなどのメーカーは隣のホールに出展していました。)このフロアプランを見る限りROCOやFleischmann、Rivarossiなども見つけられず、KATOも...。TOMYTECはありました。さて、そのような状況でも、メルクリンは今年の新製品を今日からしっかり展示しています。既にSNSのFBでは、画像をアップしています。ご興味のある方は、ぜひどうぞ。
欧州鉄道模型
Akira
2024-01-30T23:28:12+09:00
Quelle: Spielwarenmesse
今日から2月3日までの3日間、毎年恒例の国際玩具見本市がドイツのミュルンベルクメッセで開催されました。このメッセは広く玩具業界全体に渡り、世界中からすべての玩具メーカーが集うとされるメッセですので、とても会期中に会場全体のすべてのブースを訪問することなど不可能です。
鉄道模型の集うホールは東側入口(Eingang-Ost)近くのHalle 7Aなのは今までと同じです。ただ、毎年鉄道模型業界は縮小傾向が続き、そこに新型コロナのパンデミックがトドメを刺した感じで、現在は私が毎年訪れていたような、ヨーロッパを始めとした世界の鉄道模型メーカーが一同に揃うような賑やかな会場ではなく、随分寂しい状況です。
上画像を見ても理解できるように、昨年につづき一番大きな場所を陣取っていたメルクリン・グループより少し大きな面積を取っているのは、鉄道模型ではない日本のTAMIYA模型です。(以前7Aは鉄道模型だけで満杯だったので、他のプラモデル、ラジコンなどのメーカーは隣のホールに出展していました。)
このフロアプランを見る限りROCOやFleischmann、Rivarossiなども見つけられず、KATOも...。TOMYTECはありました。
さて、そのような状況でも、メルクリンは今年の新製品を今日からしっかり展示しています。既にSNSのFBでは、画像 をアップしています。
ご興味のある方は、ぜひどうぞ。
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42470 Pullmanwagen-Set EDELWEISS
https://maerklin-kiste.blog.ss-blog.jp/2024-01-28
そろそろ昨年のメルクリンH0新製品のハイライト、CIWL鋼製客車による「EDELWEISS PULLMAN EXPRESS」が市場に出回り始めたようで、私の知人の元にもドイツから届いたとの報告がありました。モデル画像を拝借しましたので、これから数回に分けてご紹介したいと思います。外箱は、客車セットにあるこれまでの白色に車両の絵や写真が印刷されたデザインではなく、CIWLの紺碧色をイメージしたパッケージで、なんだか夜行列車のイメージにも見えますが、このEDELWEISS PULLMAN EXPRESSは、昼行座席列車です。以前の記事にも記しましたが、ドイツで運用されていたMITROPAの車両とサービスによるプルマン列車「FFD Rheinglold Express」と同じオランダ(Amsterdam/Hoeck von Holland)- スイス(Basel SBB)の区間を同時期に運用されていたライバル同士です。EDELWEISSがベルギー、ルクセンブルク、フランス(AL)経由で、Rheingoldはドイツ経由が違いの1つで、時間的には1939年時点で大差なく、MITROPAのRheingold-Expressが約20分ほど早いです。Londonからの利用では、英国内をLNERが同じ列車名で運用し、この列車の登場でロンドンからスイスのチューリヒまでプルマン列車のみで行けるという当時としては画期的な出来事だったと理解できます。また接続も合わせてダイヤが組まれていました。(興味深いのはメルクリン00ゲージで戦前にリリースされていたCIWLプルマン客車モデルがありますが、同じ車体の塗り替えでLNERのプルマンをリリースしていたこと。これは、当時現役だったEDELWEISS-PULLMAN-EXPRESSがモチーフなのかもですね)BaselからLuzernまでの延長運転では、この2列車が同じ列車として併結されている画像もあります。この異なる2列車が2両づつの1等/2等プルマンでそれぞれに厨房つきとなし、そして2両の荷物車を組成した6両編成であることも興味深く、外観カラーリングもCIWL(紺色/クリーム)とMITROPA(紫/クリーム)で、同じ高級感を近いイメージで表現していることもライバルであることをお互いに意識していることが理解できます。スイスではAe4/7電気機関車に牽引された2つの列車が並ぶ写真もありますので、メル..
Maerklin-Reisezugwagen
Akira
2024-01-28T16:00:25+09:00
そろそろ昨年のメルクリンH0新製品のハイライト、CIWL鋼製客車による「EDELWEISS PULLMAN EXPRESS 」が市場に出回り始めたようで、私の知人の元にもドイツから届いたとの報告がありました。
モデル画像を拝借しましたので、これから数回に分けてご紹介したいと思います。
外箱は、客車セットにあるこれまでの白色に車両の絵や写真が印刷されたデザインではなく、CIWLの紺碧色をイメージしたパッケージで、なんだか夜行列車のイメージにも見えますが、このEDELWEISS PULLMAN EXPRESSは、昼行座席列車です。
以前の記事 にも記しましたが、ドイツで運用されていたMITROPAの車両とサービスによるプルマン列車「FFD Rheinglold Express」と同じオランダ(Amsterdam/Hoeck von Holland)- スイス(Basel SBB)の区間を同時期に運用されていたライバル同士です。EDELWEISSがベルギー、ルクセンブルク、フランス(AL)経由で、Rheingoldはドイツ経由が違いの1つで、時間的には1939年時点で大差なく、MITROPAのRheingold-Expressが約20分ほど早いです。Londonからの利用では、英国内をLNERが同じ列車名で運用し、この列車の登場でロンドンからスイスのチューリヒまでプルマン列車のみで行けるという当時としては画期的な出来事だったと理解できます。また接続も合わせてダイヤが組まれていました。(興味深いのはメルクリン00ゲージで戦前にリリースされていたCIWLプルマン客車モデルがありますが、同じ車体の塗り替えでLNERのプルマン をリリースしていたこと。これは、当時現役だったEDELWEISS-PULLMAN-EXPRESSがモチーフなのかもですね)
BaselからLuzernまでの延長運転では、この2列車が同じ列車として併結されている画像 もあります。この異なる2列車が2両づつの1等/2等プルマンでそれぞれに厨房つきとなし、そして2両の荷物車を組成した6両編成であることも興味深く、外観カラーリングもCIWL(紺色/クリーム)とMITROPA(紫/クリーム)で、同じ高級感を近いイメージで表現していることもライバルであることをお互いに意識していることが理解できます。
スイスではAe4/7電気機関車に牽引された2つの列車が並ぶ写真 もありますので、メルクリンでもスイス域内の編成が組めるのは楽しいバリエーションになりそうです。
さて、このモデルですが、メルクリンとしても気合が入っているように見えます。と、いうのは既にLS-ModelsやRivarossiなど、H0ではCIWL客車のリリースがあり、また人気モデルのため、ファンとしては、価格に見合う出来の良さを期待することをメーカー各社は十分に理解しているはずです。そして機関車モデルと異なり、国際運用の客車ですから、メインの運用国であるベルギー、ルクセンブルク、フランス(AL)、オランダ、スイスだけでなく、ドイツのファンも気になるはず。そうなるとメーカーとしても気合も入るというものです。そしてCIWLの実車は、いわゆる資産家、実業家、公爵などブルジョア階級御用達の車両保有する民間鉄道会社ですから、これまでの名声もあり、そこからくるプライドの高さがCIWLの価値の1つでもある訳ですから、その車両を模型化するメーカーとしても下手なことはできないでしょう。そういう意味では、客車モデルとして特別に力を入れた工程になることが想像できます。
画像のセットは、今までの客車セットとは異なり、全ての車両は1両づつセパレートにクリアケースに収まっています。
画像はその1つである1等厨房なし(WP)のコート・ダジュールプルマン客車です。
これから数回に分けて、この魅力あふれるCIWLプルマン客車モデルについて触れてみたいと思います。
Special Thanks(画像提供): T.Iさま
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39220 BR 218 057-0 PRESS / Ep.VI
https://maerklin-kiste.blog.ss-blog.jp/2024-01-17
メルクリンの新製品も発表され、ようやく落ち着いてきたな..と思っていたらドイツの模型販売店系列の1つ「EUROTRAIN」から、私有機関車(218形)の新しいモデルがSNSでシェアされていたので、紹介してみたい。以下は、メルクリン公式ページにも既に公開されているページです。39220 BR 218 PRESS / EUROTRAINこのモデルは、218形となっていて車体番号は、「218 057-0」となっていますが、DBでの表記では、218形の0番台は、試作機の001 - 012までの12機のみになりますので、この057は機関車所有事業者独自の車体番号と思われます。画像を見ると、先日発表となった新製品(39215)やTouristikzugカラーで登場した加わった218.4形と同じく屋上にファンが装着された屋根形状であることから、おそらくこのモデルの実車はBR128 462-0で、DBからPRESSに移籍した218.4形です。(同じ218.4形の39215の実車である401号機は、MTU4000エンジンを積んでいるとのことです。そのため同じサウンドデータが仕込まれる可能性がありますが、未確認になります。)さて、このモデルは、単に塗装がPRESS社(Eisenbahn-Bau- und Betriebsgesellschaft Pressnitztalbahn mbH)の塗装色が施されたというだけではなく、モデルとしても個性のあるものと感じます。と、記したのは公式ページの説明にあるハイライトの記述によるものです。・Erstmalige Ausführung der BR 218 mit Fernlicht.・Mit digital schaltbarer Maschinenraumbeleuchtung.・Fahrgestell und Aufbau der Lokomotive aus Metall.・Vorbildgerechte Dachausführung der 218.4 mit großem Lüfter.・Formvariante mit geänderter Hutzenanordnung.・Führerstandsbeleuchtung digital schaltbar.・Kinematikgeführte Kurzkupplungen.・Digitaldecoder mfx+ mit umf..
Maerklin-Lok
Akira
2024-01-17T11:40:19+09:00
以下は、メルクリン公式ページにも既に公開されているページです。
39220 BR 218 PRESS / EUROTRAIN
このモデルは、218形となっていて車体番号は、「218 057-0」となっていますが、DBでの表記では、218形の0番台は、試作機の001 - 012までの12機のみになりますので、この057は機関車所有事業者独自の車体番号と思われます。
画像を見ると、先日発表となった新製品(39215 )やTouristikzugカラーで登場した加わった218.4形と同じく屋上にファンが装着された屋根形状であることから、おそらくこのモデルの実車はBR128 462-0で、DBからPRESSに移籍した218.4形です。(同じ218.4形の39215の実車である401号機は、MTU4000エンジンを積んでいるとのことです。そのため同じサウンドデータが仕込まれる可能性がありますが、未確認になります。)
さて、このモデルは、単に塗装がPRESS社(Eisenbahn-Bau- und Betriebsgesellschaft Pressnitztalbahn mbH)の塗装色が施されたというだけではなく、モデルとしても個性のあるものと感じます。と、記したのは公式ページの説明にあるハイライトの記述によるものです。
・Erstmalige Ausführung der BR 218 mit Fernlicht.
・Mit digital schaltbarer Maschinenraumbeleuchtung.
・Fahrgestell und Aufbau der Lokomotive aus Metall.
・Vorbildgerechte Dachausführung der 218.4 mit großem Lüfter.
・Formvariante mit geänderter Hutzenanordnung.
・Führerstandsbeleuchtung digital schaltbar.
・Kinematikgeführte Kurzkupplungen.
・Digitaldecoder mfx+ mit umfangreichen Licht- und Soundfunktionen.
・Pufferhöhe nach NEM.
・Neu erstelltes Soundprojekt der Baureihe 218 mit MTU4000-Motor.
この中で特に注目したのは、1行目(初めての遠方用前照灯装備)と最後の行(MTU4000形 エンジンサウンド)の2つです。
遠方用前照灯(ヘッドライト)については、後付けの前照灯が装着されているのか、単に内部に高輝度LEDが組み込まれているのかは画像からは判断がつきませんが、PRESSの218 057-0で画像検索したところ、実車の正面画像 が見つかりました。この画像を観ると、前面下部のライトケース外側は通常では前照灯、内側は尾灯ですが、この機関車の内側は遠方灯(ヘッドライト)に見えます。よってモデルでも後付けではなく、ライトケース内側の尾灯の場所にヘッドライトが装着されているように思います。(尾灯は外側信号灯が白色から赤色に切り替わる)
MTU4000形エンジンですが、218形は2500PSから2800PSまで合計6種類の異なるエンジンが積載されていて、形式分類上同じグループ(例えばBR 218.4)でも複数のエンジンタイプが搭載されるなど、かなりややこしいことになっています。メーカーもMTUとPielstick(KHD)、Catapilerの3社があり、エンジンによって、屋上部分の排気管などの形状や位置が異なることから、外観バリエーションが豊富でファンやコレクターにとっては、興味深い仕様の違いが観れます。
また、エンジン音についてはMTU4000形のサウンドが奏でられるとありますが、これは新製品のタルキス色DB 218.4形と同様なのかも知れません。メルクリンH0モデルは、これら以外でも218形は複数リリースされているので、サウンドファームウエアの入れ替えで、このモデル以外でもカスタマイズによって、正しいサウンドに変更可能になるかも知れません。(サウンド書換えには、CSが必要だと思います)
このモデルの仕様は2020年とのことで、Ep.VI世代ですね。
[追記]
このあたりのサウンド音源の情報についてメッセで質問できるので、訪問する方には是非質問して欲しいです。
メルクリンH0で218形が登場したのは、既に15年ぐらい前になるでしょうか。それでも派生車種が次々登場して、バリエーション豊かなラインナップとなってきたのは嬉しい限りで、サウンドについても車種によってアップデートされていることも頼もしいですね。
このモデルは、EUROTRAIN、及び idee+spiel系列販売店で販売されると記されていますので、国内の販売店での購入は可能かどうかは確認していません。
参考サイト:BR 218 Eisenbahnmedia
[EDIT] 2024-01-30
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Neuheiten 2024 ~ Persoliche Highlight
https://maerklin-kiste.blog.ss-blog.jp/2024-01-10
一昨日、メルクリンから新製品発表が行われ、夜中でしたが最後まで配信されたYouTube動画をライヴで観ました。第一印象は、昨年との比較すると大人しいと感じました。新規設計によるサプライズ的なモデルは限られていて、派手なモデルも少なく、ファンにとっては残念と思えるか、ホッとするかは分かれるところですが、メルクリンH0モデルも時代や運用されている国がここまで細分化が進むと、人によって思いは違ってくるものと想像できます。告知された製品数はさほど変わらないとは思うものの、やや減ったのかとも感じます。(実際に計算していないので未確認...)さて、動画を観終わって昨日、メルクリン公式サイトの新製品特設ページを閲覧しつつ、PDF版の新製品パンフレットをDLし、改めて全ての新製品を確認したのは夜半過ぎていました。と、言うのも今回の新製品は、派手な新製品はない代わりに地味ながらEp.IVの客車ラインナップに重要なモデルが出てきています。そこで昨晩できるかぎり機関車や客車の「まとめ」ページに反映させていますので、ご興味があれば覗いてみてください。(「まとめ」ページはPC版ブラウザのみ対応しています)そのようなラインナップの新製品の中で極めて個人的偏見?に基づくハイライトモデルを以下に記してみたいと思います。[追記]時間が経って改めて新製品を眺めて感じたのは、今回Ep.IVb時代のモデルが数多く告知されていることでした。ちょうどこの時代(1980年代末)にドイツ留学した私には懐かしいモデルが多かったのですが、おそらく購買意欲の高いと言われる還暦を迎えた私と同年代の世代にターゲットを絞ったのであろうという気もしてきます。また、昨年の新製品にもEp.IVが少なからず告知されたこともあり、昨年に告知されたモデルを補完する形で2年越しの新製品と言えるかも知れません。[追記おわり]
Maerklin-Allgemein
Akira
2024-01-10T12:37:54+09:00
さて、動画を観終わって昨日、メルクリン公式サイトの新製品特設ページを閲覧しつつ、PDF版の新製品パンフレットをDLし、改めて全ての新製品を確認したのは夜半過ぎていました。と、言うのも今回の新製品は、派手な新製品はない代わりに地味ながらEp.IVの客車ラインナップに重要なモデルが出てきています。そこで昨晩できるかぎり機関車や客車の「まとめ」ページに反映させていますので、ご興味があれば覗いてみてください。(「まとめ」ページはPC版ブラウザのみ対応しています)
そのようなラインナップの新製品の中で極めて個人的偏見?に基づくハイライトモデルを以下に記してみたいと思います。
[追記]
時間が経って改めて新製品を眺めて感じたのは、今回Ep.IVb時代のモデルが数多く告知されていることでした。ちょうどこの時代(1980年代末)にドイツ留学した私には懐かしいモデルが多かったのですが、おそらく購買意欲の高いと言われる還暦を迎えた私と同年代の世代にターゲットを絞ったのであろうという気もしてきます。また、昨年の新製品にもEp.IVが少なからず告知されたこともあり、昨年に告知されたモデルを補完する形で2年越しの新製品と言えるかも知れません。
[追記おわり]
30111 + 40361 | DRG E44 + Karwendel-Expressセット / Ep.II
レプリカモデルシリーズとしてmhiモデルとして告知されました。実はこのKarwendel Expressは28系列客車で構成されているので、昨年の新製品モデルを活用したのかと初めに思い込んだものの、実は鉄板モデルでした。
Karwendel Expressは南ドイツ、バイエルンのミュンヘンからチロル地方に向かう観光列車として登場したのですが、ミュンヘン発着と思い込んでいたら、Stuttgart - München - Berchtesgadenがその行程とパンフレットの説明にありました。結構な距離を走る急行列車ですが、食堂車はなく、車内に食材を積んでミニバーとして供食されていたようです。この専用塗装色の車両はそのため、室内にも若干の改造があったと聞いています。
37829 + 43767 + 43768 + 43769 | DB 120.1 + FD 1980 Königsee / Ep.IV
今回の新製品では、私にとって一番のハイライトです。と言うのは、FD Königseeは、InterRegioと同じカラーのIC客車で登場し話題になった列車だからで、敢えてこの塗装ではなく塗装変更直前の1987/88年冬ダイヤ仕様というかなり隙間な存在の模型化だからです。(新塗装は1988年夏ダイヤから)
この2つの異なる編成の大きな違いは、当時運用直後のDB最初の高速新線Fulda - Würzburgを経由するため、客車には気密対応車体と貫通幌が付けらた仕様になったことでしたが、このモデルはそれ以前の仕様で、当時高速新線を使ったかどうかは不明ですが、いずれ明らかにしてみたいと考えています。当時最新であった新塗装の120.1形が牽引機として告知されているので、高速新線経由かも知れません。ちなみにこのEp.IV仕様のOrientrotモデルは、「3353/3553/3564 | 120 104-5」以来の同仕様です。そのため、最初の金属ボディですし、正面の涎掛けと呼ばれる白い識別部分が前面窓と一体化されていない塗り分けが異なるのが特徴です。
また、120.1形では初めてパンタグラフの上下ギミックファンクションが装備されています。
昨年の新製品で、同じ時代のIR客車と合わせて103.1形のOrientrotが告知されましたが、今回は120.1形モデルで、1980年代末からDB民営化に掛けてのDB路線の看板機関車2種が揃ったことになり、当時のIC/EC/FDなどの優等列車の再現が久しぶりに可能になります。
客車モデルについては、個人的ハイライトで、私が渡独したのが1988年夏、この列車経路もハンブルクからハノーファーへの行程が通常のICであれば、時短ルートのツェレ経由ですが、これは敢えて私の最初の滞在地だったブレーメン経由でした。ICと変わらぬアコモデーション(しかも最新仕様でBord Restaurant食堂車つき)でFDのため、IC/EC料金も不要なお得な観光列車でもありました。
昨年の新製品FD 264 Mozartでは、新設計の1等/食堂合造車ARmh 217が登場したのですが、今回は、その217形にパンタグラフが装着されたARmz 211が新しく28.2cmモデルのラインナップに加わりました。このセットでは最重要なモデルとなりますが、この2種の1等/食堂合造車がリリースされることで、新たな列車編成の構築が増えることを期待しています。
そして、Bpmz 291.2のKinderland(子供プレイルーム)仕様の客車も購買欲をそそられるモデルの1つです。今回はインテリアの設えも備わっているのが特徴です。
39132 + 00730 | DB 151 + Tals 968 開閉式天ドア付きバルク材貨車セット
151形モデルは、完全新設計モデルのようです。以前は樹脂ボデイのため、今回はボディも金属製、パンタグラフは上下可動デジタルギミック付きなど、Ep.IV時代の超大編成の貨車牽引に最適なモデルと言えます。
そして久しぶりに製品番号00から始まる貨車セットが告知されました。12両の同形貨車セットですが、ディスプレイに収められているため、単品でも購入できるよう配慮されています。すべてが異なる車体番号のため、コレクターには堪らないモデルと言えますし、同形長編成で運用されるこの貨車セットはモデルで見ても十分な迫力があります。また、TRIX H0でも同様の製品が告知されているので、合わせて組成すると24両の堂々たる編成になります。(しかもTRIXモデルはメルクリンとは別の車体番号!)
*TRIX H0は2線式車輪ですので、3線式用車輪に交換する必要があります。
39151 + 43852 + 43861 + 43872 | DB 103.1 + IC/EC客車(単品) / Ep.IVb
言わずとしれたDBの花形機103.1形です。特にギミックなどの装着はなく、オーソドックスにまとめられた1980年頃の仕様(Ep.IVb)モデルですが、こうして定期的に新しい車体番号で再生産することは意味のあることと感じますし、重要なことと思います。
また、この3種の28.2cm1等客車、食堂車が特異なことは、Ep.IVb仕様でありながら塗装色の裾部分がグレーであることです。103.1形モデルもこれに合わせた塗装色(屋上の明かり取り窓部分と裾色がダークグレー)になります。
前述したとおり、客車モデルは裾と屋根がダークグレーで、TEEとIC/ECが混在する1980年頃の仕様です。少し暗く地味な印象もあります。列車名がない単品販売でサボ受けも空の状態です。28.2cmモデルはサボ受けが印刷なので、サボのデカールが添付されているのか気になります。私がドイツ滞在中には、旧塗装の62系列客車も新塗装と混結しながらそこそこ走っていたので、こうした異なる塗装色の混色編成も間々観ることができました。
特筆すべきは、この塗装色の1等区分室車モデルは、初めてのリリースとなりますので、以前同じ塗装色でリリースされた「TEE Parisifal 1978」セットの1等区分室車がAvmz 207(Eurofima A9)のみだったことから、この編成に増結させたい時などにも重宝しそうなモデルとなります。また、D-Zugの1等車にも時々この車両が紛れ込んで組成されていることもありますので、当時の編成を組むときにこのモデルがあるだけで色々楽しめそうです。
39125 + 43914 + 43925 + 43953 | DB 110 + UIC-X客車4種(タルキス客車 / Ep.IVb
110.3形(39125)はいわゆるBügelfaltenと呼ばれる半流線型車体を持つ元E10.3形です。103形の登場と量産により、一時期の花形機関車から一転して地味な運用についていたEp.IVb仕様です。砲弾形のバッファ台座は失われ、優美なスタイルが無骨に観えてきた時代で、私がドイツにいた当時の姿そのままです。このプログラムの想定通りEilzugの先頭に立つ姿がKarlsruheあたりでも良く見られました。
モデルは、パンタグラフの上下ギミックがデジタルファンクションで機能するようです。
客車4種は、タルキスカラーの各種ですが、これもEp.IVb仕様のため屋根がダークグレーで重い印象を与えます。食堂車やビュフェ車がないのが寂しいですが、ローカル運用であればこれで十分かも知れません。
39215 + 42850 + 43936 | DB 218.4 + 郵便車+UIC-X客車セット(Chromoxidgrün) / Ep.IVb
218.4形(39215)は、218形のシンボルともいえる2つの屋上煙突がなくファンのついた218.4形の仕様です。この仕様のタルキスカラーは初めての登場で、心待ちにしていたファンもいることでしょう。
郵便車ですが、初めてのDBP Post mr-a形です。Eilzug列車の1両としてのプログラムなので致し方ないとは言えますが、荷物/2等合造車と抱き合わせてしまうのは...シュバーベンめ!と言いたくなるファンもいるやも知れません。いずれ単品でリリースされることを期待します。
これも先のタルキスカラーのUIC-X客車と同じEp.IVb時代の1980年を想定していますが、今回はどうやらこの時代に何かこだわりを持つ理由があるのかも知れません。
TRIX H0から単品で DBP Post mr-aモデル(T23150) が告知されていますので、単品が欲しい向きには、このTRIXモデルの車輪交換が良いかと思います。
他の客車群は、Chromoxidgrün塗装のため、タルキスカラーより更に重々しい印象ですが、28.2cmのUIC-Xモデルが初めて登場した2007年にリリースされた半室食堂車43941 がピッタリのモデル群になるでしょう。
38462 / 38463 | DBAG 1462/1862 Siemens Desiro HC / Ep.VI
既に当ブログでも紹介 していますが、この2つのモデルは、新設計の2階建電車です。この2種は両方ともDB AG車籍ですが、1つはDBAGの標準塗装色で、もう1つはBaden-Württenberg州で展開しているbwegt 塗装色です。これはBW州の地域運輸連合傘下の同地域公共交通事業者と共に共通イメージを持たせた塗装色とインテリアデザインを施した独自のデザインで展開しています。つまり鉄道車両だけでなく、同地域を走るバスにもこの塗装が施されています。(カールスルーエは特殊なのか、除外されています。)但し、同じカラーリングであるとは言え、事業者の立場にも考慮して、車体に小さいながら事業者(DBAG、Go Aheadなど)ロゴが指定の位置に記されていたり、車体横に大きく描かれているBW州のシンボルである獅子の絵のグレーのドットが事業者名のロゴだったりして、目立たないながらも事業者にも配慮したデザインです。こうした取り組みは、今後ドイツだけでなく、世界でも広がって欲しいと感じています。
ちなみに、このDesiro HCのデザインやbwegtのブランディングは、同州内に本拠地を置くTRICON AGによるものです。 この車両を最初にローンチしたのはルール地方の民間鉄道会社National Express Holdings GmbHのRRX で、その塗装色も素敵なカラーリングなので、いずれ登場を期待したいです。
38590 | SBB Ae 8/14 11852 / Ep.IV
Landilokと呼ばれる流線型の大型電気機関車です。なぜか動画では出てこなかったのでこのパンフレットで初めて知りました。流線型の2車体機関車で1939年よりゴッタルド峠の重量級列車牽引に当たったそうです。
39090 | ÖBB Rh1189 / Ep.IV
オーストリア国鉄にもクロコダイルは存在し、その大きな前照灯が異彩を放つ存在です。このモデルもEp.IV仕様で、重量級貨物列車の牽引機として良く似合うでしょう。
30131 | NS 1100 / Ep.IIIa
1100形のレプリカモデル第2段は、紺色からターコイズブルーの仕様になりました。メルクリンでは1950年代にSEW-800としてリリースされたモデルがオリジナルです。実車の設定は1950年から54年の1117号機とのことで、当時F-Zug Rheingold-ExpressがSchürzenwagenで運用されていた時期に重なりますが、実際にこの塗装色の1100形が運用に当たったかは未確認です。
42698 | DSB UIC-X簡易寝台客車3両セット / Ep.V
27cmモデル時代でも同じDSB仕様のモデルがリリースされたことがありますが、この時同様Bm234をベースにした単なる塗替えのモデルです。Bcm 243は窓数が1枚少ないため、プロポーションが異なるので残念でなりません。こうしたチャンスにBcm 243ベースのモデル化すればファンの評価も高かったに違いありません。
39490 | SJ F1200 / Ep.VI
珍しいスウェーデン国鉄の蒸気機関車です。これは、Gävleの博物館に実在する動態機関車をモチーフにしたモデルです。
42745 + 43762 | ČD 客車2種 / Ep.VI
最近、チェコの車両が話題になることが多いです。まだまだ客車列車中心のチェコ国鉄は、最近RailJetや新型車両のComfortJetなども登場してファンには嬉しい鉄道路線を持っています。
ブルーのツートンカラーでクリーンな印象が人気のチェコ国鉄客車2種(1等開放室Apmz 143と2等区分室Bmz 235)です。ただ、画像を見るとこの客車のベースは28.2cmの1等車がDBのBpmz 293.6、2等車がBvmz(Eurofima-B11)に見えます。説明によれば、2等車は以前リリースされた同形客車(42746 )の再生産で、車体番号が異なるとか。当時リリースされた2種のBR 360 ČD機関車(36203 、36209 )と合わせれば観れる編成になりそうです。TRIX H0からは、スタートセット(T21505 )としてČDの機関車とこの客車2種が告知されています。
76552 / 76553 | 40ft / 20ftコンテナ / Ep.IV
国際規格の40ftと20ftのコンテナです。これはスケールに合わせて世界中の鉄道模型で共有できますので歓迎です。ただ、日本は特殊で1/80が主流なので合わないですし、40ftコンテナは鉄道限界を超えてしまうためか積載できる車両がありません。トレーラートラックなど道路の物流では日本でも見ることができますね。今後、このコンテナのバリエーション(世界のコンテナ各社の塗装やLiefer Containerと呼ばれた定温仕様)の登場も期待できます。
***番外編***
H0ではありませんが、動画を観て驚いたのは1番ゲージのBIGBOY(55990 )でした。おそらく1人では持つこともできないであろうこの巨大な機関車モデルは、アメリカでは歓迎されるでしょうね。シリンダーからも発煙するギミックは素晴らしいし、きっと五感で感じられるリアリティあふれるモデルだと思います。
また、このモデルのリリースに合わせたのか、1番ゲージ向けとして高出力タイプCS用電源(60156 )も告知されています。22V仕様のようです。嬉しいこと?に日本仕様コンセント付きもあります。
以上、大雑把ですが、一部気になったモデルをここで紹介しました。今後はこれらモデル1つ1つについて、まつわる記事などを記してゆければと考えています。
Special Thanks: BOAC-VC10さま
[EDIT] 2024-01-12
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NEUHEITEN 2024
https://maerklin-kiste.blog.ss-blog.jp/2024-01-09
先ほど、YouTubeのメルクリン公式チャンネルにて新製品が発表されました。また、公式ウエブサイトでも以下アドレスで新製品の専用ページが開設されています。NEUHEITEN 2024今年は、昨年のような驚くほどの新開発製品の数はありませんでしたが、ある程度想定内でした。ただ、その中でもいくつか興味深い製品も新たに登場しています。まずは、リンク先のページで新製品のラインナップをご覧になるのがよろしいかと思います。H0ではないですが、1番ゲージのBIGBOYには驚きました。きっと1人では持ち上がらないのでは?
Maerklin-Allgemein
Akira
2024-01-09T00:52:55+09:00
また、公式ウエブサイトでも以下アドレスで新製品の専用ページが開設されています。
NEUHEITEN 2024
今年は、昨年のような驚くほどの新開発製品の数はありませんでしたが、ある程度想定内でした。ただ、その中でもいくつか興味深い製品も新たに登場しています。
まずは、リンク先のページで新製品のラインナップをご覧になるのがよろしいかと思います。
H0ではないですが、1番ゲージのBIGBOYには驚きました。きっと1人では持ち上がらないのでは?
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メルクリン Neuheiten 2024 発表日の告知
https://maerklin-kiste.blog.ss-blog.jp/2024-01-06
新年明けましておめでとうございます。今年は元日から大地震と大津波、そして翌日には羽田空港で大事故が起こり、災厄から始まった感があります。特に震災に遭われた皆様には心よりお見舞いを申し上げます。さて、そのような中でもメルクリンは例年通り以下YouTubeで新製品発表を行う予定です。NEUHEITEN 2024 / YouTube 公式Märklinチャンネル今回SNSで発信されている新製品発表案内の画像はMETROPOLITAN(MET)です。その発表日時は....2024年1月8日 16:00 (MEZ) ~ となっています。日本時間では夜中24:00 ~とのことで例年であればゴールデンタイムでしたが、今回は夜中になってしまいました。さて、どのような新製品が登場するのか...楽しみですね。
Maerklin-Allgemein
Akira
2024-01-06T00:45:06+09:00
今年は元日から大地震と大津波、そして翌日には羽田空港で大事故が起こり、災厄から始まった感があります。
特に震災に遭われた皆様には心よりお見舞いを申し上げます。
さて、そのような中でもメルクリンは例年通り以下YouTubeで新製品発表を行う予定です。
NEUHEITEN 2024 / YouTube 公式Märklinチャンネル
今回SNSで発信されている新製品発表案内の画像はMETROPOLITAN(MET)です。
その発表日時は....
2024年1月8日 16:00 (MEZ) ~ となっています。日本時間では夜中24:00 ~とのことで例年であればゴールデンタイムでしたが、今回は夜中になってしまいました。
さて、どのような新製品が登場するのか...楽しみですね。
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Märklin - Museumswagen 2024
https://maerklin-kiste.blog.ss-blog.jp/2023-12-24
先日このブログでMärklineumモデルを紹介しましたが、例年この時期に発表されるミュージアムモデルの代わりと思っていたら、例年通り今年もミュージアム貨車モデルが発表されました。メルクリン公式ページのリンクは以下の通り...Märklin - Museumswagen 2024今回のモチーフは、世界で最も有名なレンズメーカー、CARL ZEISSです。この会社は元々東独地域のJenaに本社工場を持つ企業でしたが、第2次大戦後、東西ドイツの分割による両国の移動制限直前に米軍の情報によって西側のOberkochenに少なからずの従業員が移動し、新たにCARL ZEISS社を立ち上げました。つまりその後は東西ドイツで2つの同名企業が存在することになり、Jenaの方は、CARL ZEISS JENAという名称になっていました。現在は、東西ドイツの再統一でこの会社も1つに戻ったと聞いています。今回のモデルは、Ep.III時代のDB車籍の私有貨車なので、OberkochenのCARL ZEISS社のものです。メルクリンH0モデルは、Volkswagen T1 Bulli 幌付きトラックでCarl Zeissのロゴ入りです。更に特製の木箱の柄をプリントした金属製のケースに納められているのは、同社の顕微鏡などの木箱をリスペクトしているからかも知れません。モデルは1960年頃の仕様です。メルクリンではH0の他、Zと1番が用意され、TRIXはH0、N。そしてLGBは狭軌鉄道Öchsle Bahnの125周年を記念してÖBのGGsm形緩急室付き有蓋貨車のモデルです。Ep.IV仕様。LGBモデル以外は、全てCarl Zeissのロゴ入り貨車ですが、メルクリンH0モデルとTRIX H0モデルは、同形の緩急荷物車モデルですが、メルクリンは茶色でTRIXは濃緑色となっており、車両番号以外は同じプリントが施された同じ時代をモチーフにしたモデルです。ここは商売上手なメルクリンらしく、コレクターはメルクリン H0とTRIX H0の両方のモデルを買って帰りたくなります。今まではメルクリン本社工場のあるゲッピンゲン近くの会社がミュージアムモデルのモチーフでしたが、今回は同じバーデン・ヴュルテンベルク州ながら、少し離れた場所にあり少しづつ範囲が広がってきているのかも知れませんね。さて、今日はクリスマスイヴで第4アドヴェントになります。今年のクリスマスは..
Maerklin-Guterwagen
Akira
2023-12-24T21:57:48+09:00
Märklin - Museumswagen 2024
今回のモチーフは、世界で最も有名なレンズメーカー、CARL ZEISSです。この会社は元々東独地域のJenaに本社工場を持つ企業でしたが、第2次大戦後、東西ドイツの分割による両国の移動制限直前に米軍の情報によって西側のOberkochenに少なからずの従業員が移動し、新たにCARL ZEISS社を立ち上げました。つまりその後は東西ドイツで2つの同名企業が存在することになり、Jenaの方は、CARL ZEISS JENAという名称になっていました。現在は、東西ドイツの再統一でこの会社も1つに戻ったと聞いています。
今回のモデルは、Ep.III時代のDB車籍の私有貨車なので、OberkochenのCARL ZEISS社のものです。メルクリンH0モデルは、Volkswagen T1 Bulli 幌付きトラックでCarl Zeissのロゴ入りです。更に特製の木箱の柄をプリントした金属製のケースに納められているのは、同社の顕微鏡などの木箱をリスペクトしているからかも知れません。モデルは1960年頃の仕様です。
メルクリンではH0の他、Zと1番が用意され、TRIXはH0、N。そしてLGBは狭軌鉄道Öchsle Bahnの125周年を記念してÖBのGGsm形緩急室付き有蓋貨車のモデルです。Ep.IV仕様。
LGBモデル以外は、全てCarl Zeissのロゴ入り貨車ですが、メルクリンH0モデルとTRIX H0モデルは、同形の緩急荷物車モデルですが、メルクリンは茶色でTRIXは濃緑色となっており、車両番号以外は同じプリントが施された同じ時代をモチーフにしたモデルです。ここは商売上手なメルクリンらしく、コレクターはメルクリン H0とTRIX H0の両方のモデルを買って帰りたくなります。
今まではメルクリン本社工場のあるゲッピンゲン近くの会社がミュージアムモデルのモチーフでしたが、今回は同じバーデン・ヴュルテンベルク州ながら、少し離れた場所にあり少しづつ範囲が広がってきているのかも知れませんね。
さて、今日はクリスマスイヴで第4アドヴェントになります。今年のクリスマスはかつてない悲劇的な戦争が世界で2カ所も起こっています。特にこの今現在も進行形でイエス生誕の地ベツレヘムのすぐ側のガザ地区では、人々が爆撃にさらされています。
今宵の祈りは、一刻も早くこの戦争が終結することを神に願い、彼らに捧げたいと思います。
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Metropolitan Express Train (26931)
https://maerklin-kiste.blog.ss-blog.jp/2023-12-20
つい先日、旧MET(Metropolitan)用の客車が廃車されるというニュースを耳にして、年月の経つスピードの速さを実感した矢先の昨日、メルクリンから突然のアナウンスで驚きました。オリジナル仕様のMET客車と機関車のセット(26931)が告知されたのです。公式ページでも特設ページができていますし、フライヤーもPDFで配信されています。Metropolitan Express Train (26931)このMET(実車)は、少し残念な企画でした。先日訃報が届いたHeinz Duerr初代DBAG社長が主導したと思われる企画で、ICE 2.2/IC-T(D)(後のICE3/ICE-T(D))がNeumeister Designによる原寸大モックアップがミュンヘン郊外のSIEMENS工場内で、ミュンヘンのDMP社による新しいプラットホームデザインと共にお披露目された時、その室内の壁1枚隔てられた場所にDMPによるもう1つのICEインテリアデザインの提案が、後にMETのインテリアとして実現されたことを覚えています。その後暫くして私が帰国後に登場したMETですが、そんなに昔の話と思っていなかったため、それが先日廃車となった報を受け、感慨深く感じたものです。このMETの実車については、Railways in Germanyサイトでも紹介してますので、ご興味ある方は該当ページをご覧ください。実車のMETは、航空機を競争相手と位置づけしたこともあって、当初は全車両1等車で登場し、等級カテゴリの代わりに、「Office」、「Silence」、「Club」の3つの利用者シーンで区分されていました。この3つのカテゴリのうち「Silence」は特に静かな環境を好む層に人気で、後にICEにも採用され現在に至っています。このカテゴリ(Silence)では、静粛車両としてスマホの通話もできないよう物理的に携帯電話の電波が遮断されていると聞いています。しかしながら、1等車のみの列車では当然の結果として利用者の低迷に喘ぎ、最後は2等車も追加されたのですが、結果としてMET種別は廃止。車両はDBのICEとして、塗装もICEカラーに変更され、Hamburg - Berlinなどの路線で活躍していました。また、1/2等車の定員割合がMETとICEでは異なるため、一部1等車車両が2等車としての扱いとなり、座席数は限られていましたが、座席配置が1+2の1..
Maerklin-Allgemein
Akira
2023-12-20T17:11:35+09:00
公式ページでも特設ページができていますし、フライヤーもPDFで配信されています。
Metropolitan Express Train (26931)
このMET(実車)は、少し残念な企画でした。先日訃報が届いたHeinz Duerr初代DBAG社長が主導したと思われる企画で、ICE 2.2/IC-T(D)(後のICE3/ICE-T(D))がNeumeister Designによる原寸大モックアップがミュンヘン郊外のSIEMENS工場内で、ミュンヘンのDMP社による新しいプラットホームデザインと共にお披露目された時、その室内の壁1枚隔てられた場所にDMPによるもう1つのICEインテリアデザインの提案が、後にMETのインテリアとして実現されたことを覚えています。
その後暫くして私が帰国後に登場したMETですが、そんなに昔の話と思っていなかったため、それが先日廃車となった報を受け、感慨深く感じたものです。
このMETの実車については、Railways in Germanyサイトでも紹介してますので、ご興味ある方は該当ページ をご覧ください。
実車のMETは、航空機を競争相手と位置づけしたこともあって、当初は全車両1等車で登場し、等級カテゴリの代わりに、「Office」、「Silence」、「Club」の3つの利用者シーンで区分されていました。この3つのカテゴリのうち「Silence」は特に静かな環境を好む層に人気で、後にICEにも採用され現在に至っています。このカテゴリ(Silence)では、静粛車両としてスマホの通話もできないよう物理的に携帯電話の電波が遮断されていると聞いています。
しかしながら、1等車のみの列車では当然の結果として利用者の低迷に喘ぎ、最後は2等車も追加されたのですが、結果としてMET種別は廃止。車両はDBのICEとして、塗装もICEカラーに変更され、Hamburg - Berlinなどの路線で活躍していました。また、1/2等車の定員割合がMETとICEでは異なるため、一部1等車車両が2等車としての扱いとなり、座席数は限られていましたが、座席配置が1+2の1等車の設備でお得な運賃で運用されていました。
この客車モデルはどうやらPIKO社モデルのOEMのようで、かつてICE3モデルで法廷闘争までして争ったメルクリン社との関係は既に和解し、新たな良好な関係が築かれていることに嬉しく感じます。
今回のモデルについては、2500セット限定とのことです。
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Replika-Krokodil
https://maerklin-kiste.blog.ss-blog.jp/2023-12-15
▲ かつてのメルクリンミュージアムで展示されていたハンドマスターモデルのCCS700今日は、メルクリンからちょっとしたサプライズモデルが告知されました。早速、メルクリンの公式サイトで特設ページが作られ、YouTube動画も配信されています。Replika-Krokodilこのモデル、メルクリンの新しいミュージアム「メルクリネウム」で来年1月から購入可能となる、初めてのレプリカモデルです。今までミュージアムモデルは毎年メルクリン、TRIX、MINITRIX、Z、1番とありましたが、今回はH0のみのモデルとなります。この「レプリカモデル」と銘打ったのは、実際に発売された昔のモデルのレプリカではなく、発売前にハンドマスターモデルとして手作りで製作されたモデルをモチーフにしたレプリカであることが興味深いです。そのモチーフは、スイスのクロコダイル電気機関車で、メルクリンの代表的モデルの1つです。このモデルは、1936年にCCS700として企画が始まり、量産化のためのプロトタイプモデル故に公表はされていませんでした。(その後CCS800、3015としてモデルは進化してゆきます)そして、このプロトタイプモデルは、その後は長い間メルクリン本社の最上階にある「塔の部屋」に保管されてきたモデルの1つでした。つまり、このプロトタイプモデルのオリジナルは1台のみ存在し、メルクリネウムで展示されています。そして今回メルクリネウムのモデルとしてこのプロトタイプを製品化することになったものです。ただし、このモデルが当時のオリジナルモデルと異なるのは、mfxデコーダーが内蔵されていること。梱包箱も当時と同じ材料とデザインで提供され、メルクリネウムのみで見ることができます。フライヤーも各国語(日本はないです)でPDF化されて配信されていますのでダウンロード可能です。(以下はドイツ語版です)Rarität: Leckerbissen aus dem Museum – Auflage des ersten Krokodil-Musters von Märklin für Spurweite H0これから、こうしたレプリカモデルシリーズがメルクリネウムモデルとして出てくれば面白い展開になると思います。
Maerklin-Lok
Akira
2023-12-15T22:18:41+09:00
▲ かつてのメルクリンミュージアムで展示されていたハンドマスターモデルのCCS700
今日は、メルクリンからちょっとしたサプライズモデルが告知されました。
早速、メルクリンの公式サイトで特設ページが作られ、YouTube動画も配信されています。
Replika-Krokodil
このモデル、メルクリンの新しいミュージアム「メルクリネウム」で来年1月から購入可能となる、初めてのレプリカモデルです。今までミュージアムモデルは毎年メルクリン、TRIX、MINITRIX、Z、1番とありましたが、今回はH0のみのモデルとなります。
この「レプリカモデル」と銘打ったのは、実際に発売された昔のモデルのレプリカではなく、発売前にハンドマスターモデルとして手作りで製作されたモデルをモチーフにしたレプリカであることが興味深いです。
そのモチーフは、スイスのクロコダイル電気機関車で、メルクリンの代表的モデルの1つです。このモデルは、1936年にCCS700として企画が始まり、量産化のためのプロトタイプモデル故に公表はされていませんでした。(その後CCS800、3015としてモデルは進化してゆきます)
そして、このプロトタイプモデルは、その後は長い間メルクリン本社の最上階にある「塔の部屋」に保管されてきたモデルの1つでした。つまり、このプロトタイプモデルのオリジナルは1台のみ存在し、メルクリネウムで展示されています。
そして今回メルクリネウムのモデルとしてこのプロトタイプを製品化することになったものです。ただし、このモデルが当時のオリジナルモデルと異なるのは、mfxデコーダーが内蔵されていること。
梱包箱も当時と同じ材料とデザインで提供され、メルクリネウムのみで見ることができます。
フライヤーも各国語(日本はないです)でPDF化されて配信されていますのでダウンロード可能です。(以下はドイツ語版です)
Rarität: Leckerbissen aus dem Museum – Auflage des ersten Krokodil-Musters von Märklin für Spurweite H0
これから、こうしたレプリカモデルシリーズがメルクリネウムモデルとして出てくれば面白い展開になると思います。
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Desiro HC als Neuheiten 2024
https://maerklin-kiste.blog.ss-blog.jp/2023-12-12
昨日、Facebookのメルクリンアカウントから早くも2024年新製品のアナウンスがありました。先ほど公式ウエブページにも、このモデルの特設ページが既に配信されていることを以下確認できました。Desiro HC / Märklin.deさて、この実車ですが、SIEMENSが自社のプロダクトラインとして展開している、近距離向け電車Desiroシリーズの2階建仕様の名称で、数年前からドイツのルール地方を中心に走る民間事業者RRXによって初めて運行されました。その後DBもRegio塗装でこの車両を使った列車をドイツ国内で運用を開始し、現在はメルクリン本社のあるバーデン・ヴュルテンベルク州の運輸連合bwegtの塗装色でも運用されています。そしてメルクリンから告知されたのは2種のカラーリングで、1つはDB Regio塗装、もう1つはbwegt塗装になります。このシリーズは、現在様々な仕様があり、地域に合わせた仕様でドイツはもとより英国やイスラエル、ロシアにも展開しています。また、手前味噌になりますが、このDesiro HCは私がドイツ時代に勤めていたデザイン事務所によりデザインが行われた車両です。同様にbwegt(バーデン・ヴュルテンベルク州運輸連合)のブランディング(外観塗装やサイン、インテリアデザインなど)も行われました。まだメルクリンモデルの詳細を読めていないので未確認ですが、特別なギミックや制御・駆動系、構造、素材などで新しい試みが行われているのであれば、追記したいと思います。
Maerklin-Triebwagen
Akira
2023-12-12T13:47:14+09:00
Desiro HC / Märklin.de
さて、この実車ですが、SIEMENSが自社のプロダクトラインとして展開している、近距離向け電車Desiroシリーズの2階建仕様の名称で、数年前からドイツのルール地方を中心に走る民間事業者RRXによって初めて運行されました。その後DBもRegio塗装でこの車両を使った列車をドイツ国内で運用を開始し、現在はメルクリン本社のあるバーデン・ヴュルテンベルク州の運輸連合bwegtの塗装色でも運用されています。
そしてメルクリンから告知されたのは2種のカラーリングで、1つはDB Regio塗装、もう1つはbwegt塗装になります。
このシリーズ は、現在様々な仕様があり、地域に合わせた仕様でドイツはもとより英国やイスラエル、ロシアにも展開しています。
また、手前味噌になりますが、このDesiro HCは私がドイツ時代に勤めていたデザイン事務所によりデザイン が行われた車両です。同様にbwegt(バーデン・ヴュルテンベルク州運輸連合)のブランディング(外観塗装やサイン、インテリアデザインなど)も行われました。
まだメルクリンモデルの詳細を読めていないので未確認ですが、特別なギミックや制御・駆動系、構造、素材などで新しい試みが行われているのであれば、追記したいと思います。
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Zugbildung TEE 73 "Helvetia" 1975 Sommerfahrplan
https://maerklin-kiste.blog.ss-blog.jp/2023-12-10
▲ クリックすると拡大します前回のブログでTEE 72 "Helvetia"の列車編成表をアップしましたが、この編成表を作成した当初は、スイスからハンブルク方面のTEE 72と逆方向の同名列車であるTEE 73を1枚の編成表で纏めるつもりで準備していました。しかし、元となる編成データを良く見ると微妙に編成が異なることに気付いたため、TEE 72のみで作成し記事としてアップしました。折角TEE 73についても途中まで仕上げたこともあって、今回は北ドイツのハンブルクからスイス国境のバーゼル SBB、そしてチューリヒ中央駅へのルートについても、その編成表を改めてここに記事としてアップすることにしました。[実車について]さて、この北方面行きと南方面行きの2つのTEE Helvetiaの編成が微妙に違うのは、食堂車(WRümh 132)とバー車(ARDümh 105)を挟んで1等区分室車が組成される車両数が異なり、従ってこれら2つの車両の編成位置も違っています。列車の全体車両数も異なりますので、もしかしたらTEE 72とTEE 73は、同じ編成をシャトルさせている訳ではなく、3列車程度の別列車として独自の運用を組んでいるのかも知れません。さて、このTEE 72 "Helvetia"は、Hamburg-Altona駅を午前11時半前に出発。ハンブルク中央駅で多くの乗客を拾って南下します。ここでルール地方経由であればBremen Hbf方面へ進むのですが、この列車はFrankfurt/Mへと向かうため、Hannover中央駅へと目指して走ります。このルートは、1992年にICEが最初に運用を開始したルートで、当時は高速新線はありませんが、ハンブルクとハノーファーは路線改良が出来ているのでICEと同じ線路を200Km/h走行可能です。頭端駅のFrankfurt/M中央駅からは、機関車を交代し編成が逆向きでマンハイム中央駅を目指します。マンハイムで再び編成の向きを変え、スイスに向かってBasel SBBを目指します。Basel SBB駅で機関車を103.1形からRe 4/4 IIに変え、スイスの経済の中心地であるチューリヒ中央駅まで走り、同駅には21時前に到着するため、全線乗車すると昼食、カフェ・ティータイム、そして夕食を車内で取ることになりますが、そのための準備は2両の供食車両でしっかりと準備がされていたと思われます。私がドイツ..
Zugbildung
Akira
2023-12-10T21:57:52+09:00
▲ クリックすると拡大します
前回のブログ でTEE 72 "Helvetia"の列車編成表 をアップしましたが、この編成表を作成した当初は、スイスからハンブルク方面のTEE 72と逆方向の同名列車であるTEE 73を1枚の編成表で纏めるつもりで準備していました。しかし、元となる編成データを良く見ると微妙に編成が異なることに気付いたため、TEE 72のみで作成し記事としてアップしました。
折角TEE 73についても途中まで仕上げたこともあって、今回は北ドイツのハンブルクからスイス国境のバーゼル SBB、そしてチューリヒ中央駅へのルートについても、その編成表を改めてここに記事としてアップすることにしました。
[実車について]
さて、この北方面行きと南方面行きの2つのTEE Helvetiaの編成が微妙に違うのは、食堂車(WRümh 132)とバー車(ARDümh 105)を挟んで1等区分室車が組成される車両数が異なり、従ってこれら2つの車両の編成位置も違っています。列車の全体車両数も異なりますので、もしかしたらTEE 72とTEE 73は、同じ編成をシャトルさせている訳ではなく、3列車程度の別列車として独自の運用を組んでいるのかも知れません。
さて、このTEE 72 "Helvetia"は、Hamburg-Altona駅を午前11時半前に出発。ハンブルク中央駅で多くの乗客を拾って南下します。ここでルール地方経由であればBremen Hbf方面へ進むのですが、この列車はFrankfurt/Mへと向かうため、Hannover中央駅へと目指して走ります。このルートは、1992年にICEが最初に運用を開始したルートで、当時は高速新線はありませんが、ハンブルクとハノーファーは路線改良が出来ているのでICEと同じ線路を200Km/h走行可能です。
頭端駅のFrankfurt/M中央駅からは、機関車を交代し編成が逆向きでマンハイム中央駅を目指します。マンハイムで再び編成の向きを変え、スイスに向かってBasel SBBを目指します。Basel SBB駅で機関車を103.1形からRe 4/4 IIに変え、スイスの経済の中心地であるチューリヒ中央駅まで走り、同駅には21時前に到着するため、全線乗車すると昼食、カフェ・ティータイム、そして夕食を車内で取ることになりますが、そのための準備は2両の供食車両でしっかりと準備がされていたと思われます。
私がドイツにいてEC列車でフランクフルト中央駅からカールスルーエ中央駅に戻る時、1等開放室車(Apmz 121)に友人と乗車していましたが、DSGのチームが食堂車の予約を取りに座席を回っていました。この時はカールスルーエで下車しなければならなかったので、残念ながら食事を食堂車でとることが出来ませんでしたが、TEE列車では、アラカルト料理ではなくコース料理の提供になるため、必ず食事の御用聞きがあったのではと思われます。
[モデルについて]
メルクリンH0モデルでは、実際にモデルを見ていないので、車体番号や号車番号もわかりませんし、サボの印刷も見れていないので果たしてTEE 72かTEE 73かも分かりません。ただ、今まで数多くのEp.IV時代の28,2cm TEE客車モデルがリリースされているので、どちらの編成も組成可能です。TRIX H0からはTEE Helvetiaとしてのリリースはなかったようですが、私の見落としかも知れません。
もし43853 /43854 /43866 の車体番号や号車番号などのデータをご存知の場合、お知らせくださるととてもありがたいです。その場合は、「28,2cm TEE客車のまとめ 」ページに反映させていただきます。
*ご注意:この編成表は、あくまで基本的な編成データに基づいて作成しているため、実際には編成車両数の増減など、異なる場合があります。
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Zugbildung TEE 72 "Helvetia" 1975 Sommerfahrplan
https://maerklin-kiste.blog.ss-blog.jp/2023-12-06
▲ 画像をクリックすると拡大します昨日から、「28,2cm TEE-Wagen / DB Ep.IIIb-IV まとめ」を確認していたら、リンク漏れを見つけ修正を行っていました。まとめページ全体を眺めてみると、いくつかのTEE/IC列車の編成表がなく、これらはやっておかねば...という思いに駆られ、編成表データから調べていつものスタイルで表現しようと試みました。[実車について]さて、TEE Helvetiaといえば、北ドイツのメトロポールであるハンブルクとスイス経済の中心地チューリヒを結ぶビジネス国際特急という位置づけで、DBの看板列車であるTEE Rheingoldのような風光明媚なライン左岸線の景色を楽しめる観光列車としての役割はほとんど無く、乗客の多くはビジネスマンというターゲット設定をしているためか、ドームカーはもちろんなく、幾つかの駅では他のTEE列車と接続していました。ルートは、スイスのチューリヒ中央駅からRe 4/4 II形機関車に牽引されてバーゼルSBB駅までスイス国鉄路線を走り、Baselで約半数の客車を増結して牽引機もDBの103.1形機関車に代わり、カールスルーエ、マンハイム、フランクフルト、ハノーファー、そしてハンブルクへと結ぶ昼行列車です。チューリヒ中央駅を朝7時過ぎに出発、夕方16時半過ぎにハンブルク・アルトナ駅に到着するダイヤで、多くの乗客はフランクフルト中央駅で乗降すると思われますが、全線乗車すると丸1日列車で過ごすような印象です。1975年当時は、まだ旅客機での移動が一般的ではなく、1等車のみのTEE列車が9両編成の長編成で成り立っていたのは、それだけ需要もあったのだろうと想像します。食事は、食堂車で北行きは朝食と昼食、南行きは昼食と夕食が用意されたはずで、当時のTEE列車の食堂は予約制のコースメニュー(一斉スタートで大皿から取り分けられる伝統的なスタイル)でした。もちろんTEEは種別特別料金を必要とする列車なので、食堂車の他に荷物室のついたバー車も連結し、乗客はバー車のラウンジシートで寛いだり、カウンターでカクテルを注文したりできました。食事時間が決まっていたため、時間までバー車で食前酒、食後の余韻を食後酒やコーヒーなどで楽しむこともできたでしょう。また、おそらく列車秘書もバー車に常駐して乗客のためにタイプライターで文書作成などの依頼も可能だったと思われます。1等開放室車両(A..
Zugbildung
Akira
2023-12-06T23:02:01+09:00
▲ 画像をクリックすると拡大します
昨日から、「28,2cm TEE-Wagen / DB Ep.IIIb-IV まとめ 」を確認していたら、リンク漏れを見つけ修正を行っていました。まとめページ全体を眺めてみると、いくつかのTEE/IC列車の編成表がなく、これらはやっておかねば...という思いに駆られ、編成表データから調べていつものスタイルで表現しようと試みました。
[実車について]
さて、TEE Helvetiaといえば、北ドイツのメトロポールであるハンブルクとスイス経済の中心地チューリヒを結ぶビジネス国際特急という位置づけで、DBの看板列車であるTEE Rheingoldのような風光明媚なライン左岸線の景色を楽しめる観光列車としての役割はほとんど無く、乗客の多くはビジネスマンというターゲット設定をしているためか、ドームカーはもちろんなく、幾つかの駅では他のTEE列車と接続していました。
ルートは、スイスのチューリヒ中央駅からRe 4/4 II形機関車に牽引されてバーゼルSBB駅までスイス国鉄路線を走り、Baselで約半数の客車を増結して牽引機もDBの103.1形機関車に代わり、カールスルーエ、マンハイム、フランクフルト、ハノーファー、そしてハンブルクへと結ぶ昼行列車です。チューリヒ中央駅を朝7時過ぎに出発、夕方16時半過ぎにハンブルク・アルトナ駅に到着するダイヤで、多くの乗客はフランクフルト中央駅で乗降すると思われますが、全線乗車すると丸1日列車で過ごすような印象です。
1975年当時は、まだ旅客機での移動が一般的ではなく、1等車のみのTEE列車が9両編成の長編成で成り立っていたのは、それだけ需要もあったのだろうと想像します。
食事は、食堂車で北行きは朝食と昼食、南行きは昼食と夕食が用意されたはずで、当時のTEE列車の食堂は予約制のコースメニュー(一斉スタートで大皿から取り分けられる伝統的なスタイル)でした。
もちろんTEEは種別特別料金を必要とする列車なので、食堂車の他に荷物室のついたバー車も連結し、乗客はバー車のラウンジシートで寛いだり、カウンターでカクテルを注文したりできました。食事時間が決まっていたため、時間までバー車で食前酒、食後の余韻を食後酒やコーヒーなどで楽しむこともできたでしょう。
また、おそらく列車秘書もバー車に常駐して乗客のためにタイプライターで文書作成などの依頼も可能だったと思われます。1等開放室車両(Apümh 121)には公衆電話もあり、当時のビジネスシーンに不可欠な設備は揃っていたと思われます。
運行区間のほとんどを走るのはもちろんDBで、牽引機はフランクフルト機関区の103.1形と考えられます。マンハイム中央駅、フランクフルト中央駅の2カ所で機関車の付け替えが行われました。
当時、103.1形機関車は菱形タイプのDBS54形パンタグラフを装着していました。SBBのRe 4/4 IIはワンアームタイプのパンタグラフでした。
今と違って通信手段が電話やテレックス程度しかなかった時代ですから、列車に乗ってしまえば、乗車している間は自分自身の時間を自由に使えたでしょう。長い乗車時間を退屈しないよう、各国の鉄道会社は、TEE列車を最高のもてなしをする列車種別として誇りを持ってサービスに当たったと想像できます。
[モデルについて]
モデルは、2014年の秋の新製品として、メルクリンH0から「Schnellzugwagen-Set TEE "Helvetia".」として告知されたセットと単品で構成された3種の製品(43853 /43854 /43866 )は1回限りの限定生産で、132形食堂車にmfxファンクションデジタルデコーダーが内蔵され、サウンド機能を使った車内でのアナウンスの他、ここから導電カプラー経由で全車両の車内照明のon/offが遠隔操作できます。これに合わせた機関車は、スイス国鉄(SBB)のTEEカラーのRe 4/4 II形(37349 )でした。
高速新線が整備され、当時よりスピードアップが図られた現在、航空機は環境に悪いという意識も手伝って、今後は国際列車の充実も進むでしょう。そして、このような列車が再び走る時代が来るかも知れません。
*この編成表は、あくまで基本的に設定されたものであり、実際とは異なる場合がありますことをご承知おきください。
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1. Insidermodell 2024
https://maerklin-kiste.blog.ss-blog.jp/2023-11-04
昨日、メルクリンから2024年のインサイダーモデルが告知されました。公式WEBサイトには、以下特設ページが配信されました。1. Clubmodell 2024今回のH0インサイダーモデルは、1978年にカタログモデルとして発売されたカナダのオンタリオ鉄道に移籍した仕様のスイス/オランダのRAmを、最新設計でリニューアルしたもの。1978年のモデルは、生産完了後その価値が高くなったという記憶が残っています。今回のモデルは、ボディがダイカスト製で、移籍後の仕様で追加された前面シグナルが点灯するなど、サウンド機能などのデジタルギミックが充実しています。次回のインサイダー送付物に予約書類が同封され、2月末の予約期限までに正規販売代理店で発注することで、入手可能となると思われます。ただ、今回ドイツの価格で€ 1,099.-は、円安の昨今なかなかハードルが高い買い物になりそうです。
Maerklin-Triebwagen
Akira
2023-11-04T09:08:25+09:00
1. Clubmodell 2024
今回のH0インサイダーモデルは、1978年にカタログモデルとして発売されたカナダのオンタリオ鉄道に移籍した仕様のスイス/オランダのRAmを、最新設計でリニューアルしたもの。
1978年のモデルは、生産完了後その価値が高くなったという記憶が残っています。
今回のモデルは、ボディがダイカスト製で、移籍後の仕様で追加された前面シグナルが点灯するなど、サウンド機能などのデジタルギミックが充実しています。
次回のインサイダー送付物に予約書類が同封され、2月末の予約期限までに正規販売代理店で発注することで、入手可能となると思われます。ただ、今回ドイツの価格で€ 1,099.-は、円安の昨今なかなかハードルが高い買い物になりそうです。
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ÖBB Nightjet der neuen Generation
https://maerklin-kiste.blog.ss-blog.jp/2023-11-03
欧州の夜行列車は、DBのCity Night Lineが撤退して、その後の空白期間を経てÖBBがその一部を引き継ぐ形で運行再開したNightjetが環境問題の意識向上の後押しを受け、商業的成功を収めたことで、路線を拡大。既にNightjetブランドは欧州で最も大きな勢力となったことは周知されています。さて、そのような中旧来の車両のリニューアルも進め、新たに固定編成で高速化にも対応したSIEMENS製の新世代車両が登場し、まだ営業運転開始前ではありますが、既にÖBBの公式ウエブサイトで専用ページが以下アドレスで公開されています。Nightjet der neuen Generationこれによれば、今回の新しいNightjetのカテゴリは以下の6種となります。・Schlafwagen Confort Plus(WC/シャワー付き2人用寝台)・Schlafwagen Confort(WC/シャワー共同2人用寝台)・Mini Cabin (1人用ベッドの簡易寝台)・Liegewagen Confort(4人用簡易寝台)・Abteil Barrierfrei Confort(2人用車椅子+2人用介護者対応)・Sitzwagen Confort + Multifunktionsbereich(テーブル付き4人向かい合い座席+多目的区画(自転車置き場など)基本的には、今までの5種のカテゴリを基本に、より快適性を強化した新しいイメージのインテリアデザインを目指した設備になっています。今回最も注目しているのは、日本のカプセルホテルからインスピレーションを得て開発したというMini Cabinで、このカテゴリが加わったことで6種のカテゴリに刷新されたということです。寝台車は、設備的に以前同様、個室内に洗面台が基本的に用意されていて、個室内のWC/シャワー室の有無が、ConfortかConfort Plusの違いになります。(Confortは、WC/シャワーが共同)いずれもモダンで明るいインテリアが特徴でベッドから続くソファタイプのシートと大型テーブルのレイアウトは、機能的でかつ居心地の良さそうな印象を受けます。Mini Cabinは、これまでの簡易寝台の複数ベッドの区分室からベッドのレイアウトはそのままに、シャッターを使ってベッドを独立させて一人分のベッドの占有面積を拡大。ベッドの上にテーブルを設備し、そのスペースを可能な限り有効..
欧州鉄道
Akira
2023-11-03T16:52:15+09:00
さて、そのような中旧来の車両のリニューアルも進め、新たに固定編成で高速化にも対応したSIEMENS製の新世代車両が登場し、まだ営業運転開始前ではありますが、既にÖBBの公式ウエブサイトで専用ページが以下アドレスで公開されています。
Nightjet der neuen Generation
これによれば、今回の新しいNightjetのカテゴリは以下の6種となります。
・Schlafwagen Confort Plus(WC/シャワー付き2人用寝台)
・Schlafwagen Confort(WC/シャワー共同2人用寝台)
・Mini Cabin (1人用ベッドの簡易寝台)
・Liegewagen Confort(4人用簡易寝台)
・Abteil Barrierfrei Confort(2人用車椅子+2人用介護者対応)
・Sitzwagen Confort + Multifunktionsbereich(テーブル付き4人向かい合い座席+多目的区画(自転車置き場など)
基本的には、今までの5種のカテゴリを基本に、より快適性を強化した新しいイメージのインテリアデザインを目指した設備になっています。今回最も注目しているのは、日本のカプセルホテルからインスピレーションを得て開発したというMini Cabinで、このカテゴリが加わったことで6種のカテゴリに刷新されたということです。
寝台車は、設備的に以前同様、個室内に洗面台が基本的に用意されていて、個室内のWC/シャワー室の有無が、ConfortかConfort Plusの違いになります。(Confortは、WC/シャワーが共同)いずれもモダンで明るいインテリアが特徴でベッドから続くソファタイプのシートと大型テーブルのレイアウトは、機能的でかつ居心地の良さそうな印象を受けます。
Mini Cabinは、これまでの簡易寝台の複数ベッドの区分室からベッドのレイアウトはそのままに、シャッターを使ってベッドを独立させて一人分のベッドの占有面積を拡大。ベッドの上にテーブルを設備し、そのスペースを可能な限り有効に活用できるアイデアが実に秀逸なデザインになったと評価します。
つまり、それまでの区分室では左右のベッドの間のスペースをなくし、そのスペースを各ベッドのスペースに使うことで、1人分のスペースをベッド+αとしている点にあります。靴入れや小物入れも各ベッドの数が梯子のスペースを使っているなど、まるでパズルのような無駄のない合理的なレイアウトを実現しています。
簡易寝台車には、今まで同様の4人用区分室も用意されていますが、これは1名から4名まで指定することが可能です。家族など1グループとして1区分室を占有するのは、同室の他者への気を遣う負担が少なく精神的にも良いでしょう。逆に1人や2人のリーズナブルな旅行ならMini Cabinは重宝するはずです。
同じ簡易寝台でも、バリアフリー対応の区分室は、車椅子利用者2名+介助者2名分のスペースとベッドが設備され、車椅子の動きに対応できる広い空間が約束されている上に、今までのバリアフリー対応個室と比べて、ホームからの乗降がステップレスで可能な一段低い低床になっている点が大きく異なる部分です。WCは隣接したバリアフリー対応で、最小限の動線で移動できるよう設備されています。
座席車については、これまでIC用の座席車両をそのまま活用した開放室、或いは区分室車両でしたが、今回は、大型テーブルを中央にレイアウトした4人用ボックスシートが並んだ開放室となり、自転車などが置ける荷物スペースに隣接した設備で、2等乗車料金だけで利用可能なリーズナブルな座席車を利用するアクティブな若者をターゲットとしてマーケティングした結果がこの設備に現れていると感じます。
いずれのカテゴリも、これまでの夜行列車の設備は快適性を1段も2段も向上させた印象があり、今後欧州の標準的設備とカテゴリになるのではないかと推測できます。
供食については、カテゴリ別に用意される内容が異なり、寝台車と簡易寝台、Mini Cabinには朝食が用意されていて、座席車はサンドイッチや暖かい夜食などが用意されています。各指定された場所に届けられますが、朝食が料金に含まれているのは寝台車だけで、前夜に配布されるアイテムシートに6つまで無料(7つ目からは別途料金)で選択し、車掌に渡すことで翌朝シートサービスされます。簡易寝台、Mini Cabinや座席車は、別途支払いで用意されるもののようです。
・寝台車の朝食(利用料金に含まれる) と供食メニュー表
・簡易寝台、Mini Cabinの供食メニュー表
・座席車の供食
CNLやICNなどでは別途食堂車が用意されていますが、車両を移動することやキャパシティの問題など、シートサービスにしたことは、専用車両の用意がいらないことなど、夜行列車としてトータルで熟考した結果だと考えられます。
この新世代Nightjetは、車内設備だけが新しいわけではなく、初めて固定編成でプッシュプル対応になった客車列車というだけでなく、最高制限速度が230Km/hとなり運用各国の高速新線を走ることで、速度向上と途中駅での連結開放作業がなくなり、時短効果が生まれます。(一方でKurswagenがなくなりきめ細かな乗換えなしで目的地に行けるサービスは縮小される可能性があります)
さて、私たちが気になるのは、その運用開始と運用区間ですが、まず来月からWien Hbf / Innsbruck Hbf - Hamburg Hbfを結ぶ路線で開始される予定です。その後、以下の路線に徐々に路線拡大が行われるとのことです。
・Berlin - Halle (Saale) - Erfurt - Strasbourg - Paris (週3往復)
・Berlin - Halle (Saale) - Erfurt - Köln - Aachen - Brüssel (週3往復)
日本でも少しづつではありますが、夜行列車の拡大が今後行われるのではないかと想像できますが、この新世代Nightjetのカテゴリやインテリアデザイン、アイデア、供食スタイルに至るまで大変参考になると考えられます。
この新世代のNightjet、寝台車だけでなく、全てのカテゴリで試してみたいと思うのは、私だけでしょうね。
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東海道新幹線車内販売廃止とその対策
https://maerklin-kiste.blog.ss-blog.jp/2023-11-02
昨日から東海道新幹線の普通車から車内販売がなくなってしまいました。最後の車内販売となった一昨日の報道では、最後とばかり車内販売を買い求める人が相次ぎ、売り切れ続出ということもあったようです。列車内の供食が当たり前でなくなった今回の出来事は非常に残念ですが、その理由は人手不足とのこと。東京 - 新大阪を2時間余りで走る「のぞみ」は、新横浜 - 名古屋が無停車であることもあって、特に車内で淹れたての香り高いコーヒーと「シンカンセンスゴクカタイアイス」が車内で調達できることができなくなってしまうことを惜しむ声が多いのは、あまり利用しない私も含めて納得できます。かつての国鉄時代は、急行や特急には、普通列車と比べて時短効果ももちろんですが、車内の設備やサービスも充実していて、供食も含めてそのための種別料金でもあったと認識しています。当時は乗車時間も長かったこともあり、途中停車駅で購入できたホームの駅弁やお茶などもありましたが、窓が開かなくなった昨今の車両では、ホームでの駅弁売りもなくなり、充実した列車内の食堂車やビュフェ、そして車内販売も重宝した記憶があります。しかし、いつからかそうしたサービスは急行列車の廃止、特急の大衆化に伴い、供食サービスも徐々に減ってしまったのは時代の流れ..なのかも知れません。ただ、「車内サービス」を考えたとき、東海道新幹線のような長時間停車しない列車内で朝食から夕食までの時間帯に乗車して車内で食事を食べながら旅の時間を過ごすことは、多くの利用者にとって移動においての重要なプロセスの一部とも考えられます。当の事業者は、乗車前に購入してから食事を車内で楽しんでほしい..というスタンスを持っているようですが、それこそ慌てて自由席に乗車したり、指定した列車にギリギリで間に合わせる多忙なビジネスマンも少なからずいるでしょう。またこれほど密に運用されている長距離列車だからこそ、新幹線が身近な移動手段として支持されているとも思います。こうした移動中に車内で購入できなくなる状況に、事業者は利用者に甘えているのではないか?とも思える今回の車内販売の廃止は、どうしても納得しづらい面が個人的にはあります。と言うのも、通常はあるサービスが廃止されるときは、利用者が離れてしまわないように代替サービスを知恵を出して考え、提供することで顧客離れを繋ぎ止めるものです。それが今回は、乗車前に買って欲しいという要求と、それに代わ..
日本の鉄道
Akira
2023-11-02T12:16:06+09:00
列車内の供食が当たり前でなくなった今回の出来事は非常に残念ですが、その理由は人手不足とのこと。東京 - 新大阪を2時間余りで走る「のぞみ」は、新横浜 - 名古屋が無停車であることもあって、特に車内で淹れたての香り高いコーヒーと「シンカンセンスゴクカタイアイス」が車内で調達できることができなくなってしまうことを惜しむ声が多いのは、あまり利用しない私も含めて納得できます。
かつての国鉄時代は、急行や特急には、普通列車と比べて時短効果ももちろんですが、車内の設備やサービスも充実していて、供食も含めてそのための種別料金でもあったと認識しています。当時は乗車時間も長かったこともあり、途中停車駅で購入できたホームの駅弁やお茶などもありましたが、窓が開かなくなった昨今の車両では、ホームでの駅弁売りもなくなり、充実した列車内の食堂車やビュフェ、そして車内販売も重宝した記憶があります。
しかし、いつからかそうしたサービスは急行列車の廃止、特急の大衆化に伴い、供食サービスも徐々に減ってしまったのは時代の流れ..なのかも知れません。
ただ、「車内サービス」を考えたとき、東海道新幹線のような長時間停車しない列車内で朝食から夕食までの時間帯に乗車して車内で食事を食べながら旅の時間を過ごすことは、多くの利用者にとって移動においての重要なプロセスの一部とも考えられます。当の事業者は、乗車前に購入してから食事を車内で楽しんでほしい..というスタンスを持っているようですが、それこそ慌てて自由席に乗車したり、指定した列車にギリギリで間に合わせる多忙なビジネスマンも少なからずいるでしょう。またこれほど密に運用されている長距離列車だからこそ、新幹線が身近な移動手段として支持されているとも思います。
こうした移動中に車内で購入できなくなる状況に、事業者は利用者に甘えているのではないか?とも思える今回の車内販売の廃止は、どうしても納得しづらい面が個人的にはあります。と言うのも、通常はあるサービスが廃止されるときは、利用者が離れてしまわないように代替サービスを知恵を出して考え、提供することで顧客離れを繋ぎ止めるものです。それが今回は、乗車前に買って欲しいという要求と、それに代わる自販機をのぞみ停車駅のホームに設置していることに留まっています。(つまり最も大切な要素である「移動中の車内での調達」については何ら解決されていません)
こうなってくると、「何が何でも車内で淹れたての熱々の香り高いコーヒーを飲んでやる!」と思い実行に移す利用者もいるように感じます。そこでアウトドアブームの流行もあって屋外で淹れたてのコーヒーを飲みたいという需要から様々なアイテムが用意されていると思い検索したところ、案の定数々のアイテムがありました。
その1つを紹介すると、USB電源で充電可能なモバイルタイプのエスプレッソマシンです。最近はカプセルタイプのコーヒーマシンも増えてきて様々なタイプがあるのですが、世界で最も流通量が多く一般的なネスプレッソ のカプセルが使えるモバイルタイプのコーヒーメーカーを見つけました。
このマシンと好みのコーヒーカプセル、ミネラルウォーター、あとは砂糖とポーションミルクはお好みでカバンに忍ばせておけば、新幹線車内で淹れたてのエスプレッソをはじめとしたコーヒーを飲むことができそうです。電源はN700Sには各座席にAC100VコンセントもありますからUSBアダプタがあれば充電も可能です。
ネスプレッソカプセルなら、もしかしたら以前車内で調達できたコーヒーより自分好みの上質なコーヒーやエスプレッソが飲めるかも知れません。
そこまでするなら、事前にスタバなどで買って持ち込む方が手軽という向きもあるかと思いますが、先に述べたような超多忙なビジネスマンやコーヒーの質にこだわる人にはより良い選択肢の1つになるような感じもします。
ただ、誤解を招かないように...「のぞみ」のJR西日本エリア(新大阪 - 博多)では、従来通り車内販売が行われ、もちろん車内でコーヒーやアイスが提供されるとのことです。
いずれにしても昨日からの東海道新幹線普通車の車内の光景は、少し変わってくるかも知れませんね。
*ご注意:リンク先の商品は、実際に自身が使ったことがないため、この商品を推奨するものではありません。
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第9回ドイツフェスティバル in ぐんま
https://maerklin-kiste.blog.ss-blog.jp/2023-10-21
▲ 4415冷蔵貨車にドイツフェスティバルのチラシを広告として載せたモデル新型コロナの影響で4年ぶりの開催となったドイツフェスティバル in ぐんまが今日から明日までの2日間の予定で行われています。そして今回のテーマは「ひとあし早いあなたとドイツのクリスマス」ということで本場ドイツのクリスマスを紹介しています。今回は、規模も縮小して地味にやりましょうということで、メルクリンもそれほど大規模にはせずに...と思っていたのですが、私のモデルが断捨離しているので、ほとんど車両モデルなかったこともあって、お友達に相談したところ沢山の方から参加の申し出を頂きました。今日は6名の方が様々な模型をご持参いただき、またクリスマスムード一杯の貨車や機関車が集合しました。皆さん遠くから群馬まで来ていただき、本当に感謝です。▲ オリジナルのDBマークの前には、GUNMAの頭文字を持つ広告貨車を並べてみたり..レイアウトベースのサイズはいつものように4.5m x 1.8mにカバーを敷き、そこにR1/R2、R3/R4のオーバルを敷いています。▲ いつもながらギャラリーの主役は子供たち。今日のこの瞬間を大人になっても忘れないで欲しい..▲ クリスマス貨車を中心に、F-Zug "Blauer Enzian"、218形(TEE)+EC列車、218+216形重連のSylt車運車列車、111形+InterRegio、2階建近郊車両などなど...▲ バイエルンのガラス電車はEp. IVの赤/ベージュ仕様。前照灯下部2灯が大きい時代の美しい姿。▲ ドイツフェスティバルのステージでは、クリスマスをテーマに様々な音楽イベントを催しています。画像は、Volkstanz▲ 屋外はドイツ車フェアです。メルセデスベンツ、アウディ、ポルシェ、VW、BMWの最新モデルが勢揃い..とまではいきませんが、Audi e-tronは初めてじっくりみました。カッケーです。▲ 今日の午前には、丁度旧車のラリー「コッパ・デ・アウト・ステリケ」が群馬県庁前のチェックポイントを通過していたので、少し眺めていると美しいメルセデスのフルオープン・スピードスター?がやってきました。今日は天気も良く、中も外も賑やかな1日となりました。明日は少し寒くなるようですが、明日も沢山の子供たちで賑わうドイツフェスティバルとメルクリンエリアになると期待しつつ...。
Maerklin-Allgemein
Akira
2023-10-21T23:17:58+09:00
▲ 4415冷蔵貨車にドイツフェスティバルのチラシを広告として載せたモデル
新型コロナの影響で4年ぶりの開催となったドイツフェスティバル in ぐんまが今日から明日までの2日間の予定で行われています。そして今回のテーマは「ひとあし早いあなたとドイツのクリスマス」ということで本場ドイツのクリスマスを紹介しています。
今回は、規模も縮小して地味にやりましょうということで、メルクリンもそれほど大規模にはせずに...と思っていたのですが、私のモデルが断捨離しているので、ほとんど車両モデルなかったこともあって、お友達に相談したところ沢山の方から参加の申し出を頂きました。今日は6名の方が様々な模型をご持参いただき、またクリスマスムード一杯の貨車や機関車が集合しました。皆さん遠くから群馬まで来ていただき、本当に感謝です。
▲ オリジナルのDBマークの前には、GUNMAの頭文字を持つ広告貨車を並べてみたり..
レイアウトベースのサイズはいつものように4.5m x 1.8mにカバーを敷き、そこにR1/R2、R3/R4のオーバルを敷いています。
▲ いつもながらギャラリーの主役は子供たち。今日のこの瞬間を大人になっても忘れないで欲しい..
▲ クリスマス貨車を中心に、F-Zug "Blauer Enzian"、218形(TEE)+EC列車、218+216形重連のSylt車運車列車、111形+InterRegio、2階建近郊車両などなど...
▲ バイエルンのガラス電車はEp. IVの赤/ベージュ仕様。前照灯下部2灯が大きい時代の美しい姿。
▲ ドイツフェスティバルのステージでは、クリスマスをテーマに様々な音楽イベントを催しています。画像は、Volkstanz
▲ 屋外はドイツ車フェアです。メルセデスベンツ、アウディ、ポルシェ、VW、BMWの最新モデルが勢揃い..とまではいきませんが、Audi e-tronは初めてじっくりみました。カッケーです。
▲ 今日の午前には、丁度旧車のラリー「コッパ・デ・アウト・ステリケ」が群馬県庁前のチェックポイントを通過していたので、少し眺めていると美しいメルセデスのフルオープン・スピードスター?がやってきました。
今日は天気も良く、中も外も賑やかな1日となりました。明日は少し寒くなるようですが、明日も沢山の子供たちで賑わうドイツフェスティバルとメルクリンエリアになると期待しつつ...。
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