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29475 DBz 751 / DBAG Ep.V [Maerklin-Reisezugwagen]

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一昨日紹介したスタートセット(29475)の146.1形機関車と一緒に同梱されている2両の2階建て近郊形客車DBz751形を紹介したい。元々この実車は、SBBの2階建て近郊形客車と同一設計のものである。(製造と内装は別)
私がこの客車の気に入っている点は、出入口扉である。大型ドアの両開きが左右にレイアウトされているのは、ごく普通の2階建て客車と同様であるが、扉の大きさと細長い小判形窓の形状やバランスが秀逸で美しい。
DB向けに製造された当初は、ミントグリーンのツートンカラー塗装で登場し、その後現在のV.Rot塗装に変更された。2月のメッセの時、GoeppingenからNuernberugに移動時にもこの2階建て客車を利用したが、中々快適な移動であった。

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さて、モデルであるが、初心者向けスタートセットに同梱されているモデルとしては、意外に良く出来ていると感じたのである。それは、以前は客室窓が黒一色で車内装備がなかったと記憶しているが、このモデルの窓は透明ダークグレイで一階部分の室内装備も施されている。(残念ながら2階部分の室内装備はない)この透明ダークグレイの窓の効果は絶大で、室内装備の有無がかすかにわかる程度。よってコストを抑えながら実感的に見えるという絶妙なバランスを保っている。

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もう1両の同形式客車も同様の処理がされているが、もちろん番号違いであり初心者向けと言えどもツボは抑えてあり、ある程度のマニアでも許容できる。単品モデルと違う部分は、その他行き先表示器が何も印刷されていないところであるが、必要とあらば上からデカールを貼る事で対応出来よう。
形式表記など印刷も手を抜いている部分は見受けられず、好感の持てるところである。

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妻部分を見れば、製造メーカーであるSchindler社設計独特のSBBの客車らしい片開きタイプの貫通扉が見える。(DB(AG)向け車両の製造はDWA/Goerlitz)これはEW-IV/SBBの貫通扉と共通かどうかは未確認ながら特徴的なデザインである。

今年の新製品で1両の同形式客車とDBAGのバス、そして拡張用Cレールが一緒になったセット(78054)が発表になったが、これも今回の問題で、218形との近郊列車スタートセット(29477)同様発売されなくなってしまったのは残念な限りである。来年以降の発売を期待したい。
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