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JIDA 「乗り研」East [デザイン]

先月のこと、私の所属する職能団体であるJIDA(日本インダストリアルデザイナー協会)の分科会(研究会)である「乗り研」Eastなる会へのお誘いを受け、ちょっと興味もあって参加した。早速上野駅でのラチ内(改札内の意)オフにもご挨拶がてら参加させていただいた。

興味があったのは、私が学生の頃の思い出と関係してくるのである。
デザイナーを志した高校時代の私はかなりディープな撮り鉄であり、鉄研部で模型も楽しむようなことをしていたのだが、念願かなって美術大学へ入学すると、そこは「鉄」とは無縁の世界で鉄な友など皆無であった。(普通の友人はたくさんできたが...)
だんだん大学での課題も忙しくなり、鉄から遠ざかる日々となった...。(模型は高校時代の国産Nの浮気からメルクリンへ戻ったが...)

そのようなことから、デザインと鉄との溝が私自身にはとても大きく深いものであることを大学時代に気がついたのである。(当時の花形はカーデザイン)よって、就職も鉄とは関係のない...しかし、トランスポートの会社のデザイン部署に。私をドイツに駆り立たせたのも、鉄にデザインを上手に利用している現場を見たかったということもその理由の一つである。

私がドイツに滞在している80年代後半から90年代後半に掛けて、日本の鉄も民営化の影響もあってデザインが取り入れられ始めたのはご承知のとおり。(その善し悪しは別として)

帰国後、所属しているJIDAには中々縁がなく、稀に東京でドイツのデザイナーが講演などされるとき訪ねる程度であったが、今回図らずもこのような会にお誘いいただけたので、参加することにしたのである。そしてつい先日であるが以下「乗り研」Eastのウエブサイトも出来たので、このブログでも紹介することにしたのである。

http://www.norikeneast.com

「乗り研」メンバーは基本的にJIDA会員で、各自「鉄」に限らず乗り物に興味を持ち、研究するのである。そして発表の機会があればそれを行うのであるが、私自身はまだその研究テーマを探している段階である。基本的には路面電車とまちづくりが私のライフワークのような感じであるが、現在疑問に感じていることがらも日常の鉄道移動に関して少なくなく、そのあたりのテーマも探ってみたい。

ウエブサイトをご覧になればわかると思うが、私以外の方々は鉄のデザインの世界ではそうそうたる面々である。私もこの「乗り研」で大いに勉強させていただくつもりである。

なお、私メンバーになったことで役職?を頂いた。それは「獨逸鐡道研究所所長」というもの。恐れ多い役職であるが、ドイツ鉄ヲタとしては、ありがたくこの役職を頂戴したのである。
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