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Zugbildung FD 1980 "Königssee" 1988 Sommerfahrplan [Zugbildung]

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今年の春のメルクリンH0新製品のハイライト、FD 1980 "Königssee" の1988年夏ダイヤの編成表がようやく完成しました。
FD "Königssee"といえば、IRブルーに塗装されたBpmz 293などの長編成列車を思い浮かべるかもしれません。私もその1人なのですが、メルクリンから告知されたモデルは、赤裾TEE(1等)/タルキス(2等)カラーの仕様でした。

このカラーの塗装色は1988年に登場したIRブルーの仕様以前の編成であったので、最初は1987年以前の列車と考えていましたが、調べてみると1988年の夏ダイヤ以前は、FD 1980/1981ではなく、FD 780/781でした。これはおそらくFulda - Würzburgの高速新線(NBS)開通に合わせて大幅な時刻変更のために、列車番号も変更されたと推測できます。
当初は、ダイヤ改正に合わせて全ての車両がNBSを走るための気密貫通路付きの仕様に変わったと考えていましたが、どうやら車両製造が間に合わず、ダイヤ改正から暫くは暫定的に旧塗装(非気密貫通路)仕様で運用されたようです。その短い期間の仕様がこの旧塗装のFD 1980 "Königssee"であったと推測できます。

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▲ FD 1980 "Königssee"夏ダイヤ編成資料(~10.15まで)

上図は、FD 1980 "Königssee"夏ダイヤ編成資料ですが、10月15日までのものです。この編成表をベースに作成しました。ただ、メルクリンから告知された1等/食堂合造車(ARmz 211)とは異なり、WR(食堂車)と記されているので、確認できず謎になっています。編成表ではWRmz 135にしています。

FD "Königssee"は、ICとは異なりビジネスではなく観光列車としての役割を持つ列車であり、車両やサービスはICと同様で食堂車やミニバーもあり、子供が退屈しないようKinderlandと言われる遊戯室も連結しているのはFD列車ならではです。私が乗車した時はKinderlandには大型遊具のほか、LEGOとタイアップしてレゴブロックが大量に用意されていました。FD列車はD-Zug同様特別料金はなく、少しばかり遠回りをしたりする列車ですし、ミュンヘンまでは、オーバーバイエルンの3カ所の観光地から集合して連結、堂々の編成でハンブルクを目指して走る列車です。

私の個人的な推測では、いずれIRブルーのFD Königsseeがリリースされるでしょうが、TEEカラーやタルキスカラーの客車を従えたFD列車も興味深い編成ですので、今後増結セットなどのリリースがあれば嬉しいです。

*この編成表は、完成形とはいえず修正すべき点も少なからずあると考えております。機関車も含めて編成情報などありましたらコメントいただければ嬉しいです。

*列車編成はあくまで標準的な組成を元に作画したものです。実際の組成では増結や減車も間々ありますことをご理解ください。
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