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Spielwarenmesse 2024 [欧州鉄道模型]

Lageplan_Halle7A_2024b.jpg
Quelle: Spielwarenmesse

今日から2月3日までの3日間、毎年恒例の国際玩具見本市がドイツのミュルンベルクメッセで開催されました。このメッセは広く玩具業界全体に渡り、世界中からすべての玩具メーカーが集うとされるメッセですので、とても会期中に会場全体のすべてのブースを訪問することなど不可能です。
鉄道模型の集うホールは東側入口(Eingang-Ost)近くのHalle 7Aなのは今までと同じです。ただ、毎年鉄道模型業界は縮小傾向が続き、そこに新型コロナのパンデミックがトドメを刺した感じで、現在は私が毎年訪れていたような、ヨーロッパを始めとした世界の鉄道模型メーカーが一同に揃うような賑やかな会場ではなく、随分寂しい状況です。
上画像を見ても理解できるように、昨年につづき一番大きな場所を陣取っていたメルクリン・グループより少し大きな面積を取っているのは、鉄道模型ではない日本のTAMIYA模型です。(以前7Aは鉄道模型だけで満杯だったので、他のプラモデル、ラジコンなどのメーカーは隣のホールに出展していました。)

このフロアプランを見る限りROCOやFleischmann、Rivarossiなども見つけられず、KATOも...。TOMYTECはありました。

さて、そのような状況でも、メルクリンは今年の新製品を今日からしっかり展示しています。既にSNSのFBでは、画像をアップしています。
ご興味のある方は、ぜひどうぞ。
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42470 Pullmanwagen-Set EDELWEISS [Maerklin-Reisezugwagen]

01_CIWL_42470b.jpg

そろそろ昨年のメルクリンH0新製品のハイライト、CIWL鋼製客車による「EDELWEISS PULLMAN EXPRESS」が市場に出回り始めたようで、私の知人の元にもドイツから届いたとの報告がありました。
モデル画像を拝借しましたので、これから数回に分けてご紹介したいと思います。

外箱は、客車セットにあるこれまでの白色に車両の絵や写真が印刷されたデザインではなく、CIWLの紺碧色をイメージしたパッケージで、なんだか夜行列車のイメージにも見えますが、このEDELWEISS PULLMAN EXPRESSは、昼行座席列車です。
以前の記事にも記しましたが、ドイツで運用されていたMITROPAの車両とサービスによるプルマン列車「FFD Rheinglold Express」と同じオランダ(Amsterdam/Hoeck von Holland)- スイス(Basel SBB)の区間を同時期に運用されていたライバル同士です。EDELWEISSがベルギー、ルクセンブルク、フランス(AL)経由で、Rheingoldはドイツ経由が違いの1つで、時間的には1939年時点で大差なく、MITROPAのRheingold-Expressが約20分ほど早いです。Londonからの利用では、英国内をLNERが同じ列車名で運用し、この列車の登場でロンドンからスイスのチューリヒまでプルマン列車のみで行けるという当時としては画期的な出来事だったと理解できます。また接続も合わせてダイヤが組まれていました。(興味深いのはメルクリン00ゲージで戦前にリリースされていたCIWLプルマン客車モデルがありますが、同じ車体の塗り替えでLNERのプルマンをリリースしていたこと。これは、当時現役だったEDELWEISS-PULLMAN-EXPRESSがモチーフなのかもですね)
BaselからLuzernまでの延長運転では、この2列車が同じ列車として併結されている画像もあります。この異なる2列車が2両づつの1等/2等プルマンでそれぞれに厨房つきとなし、そして2両の荷物車を組成した6両編成であることも興味深く、外観カラーリングもCIWL(紺色/クリーム)とMITROPA(紫/クリーム)で、同じ高級感を近いイメージで表現していることもライバルであることをお互いに意識していることが理解できます。
スイスではAe4/7電気機関車に牽引された2つの列車が並ぶ写真もありますので、メルクリンでもスイス域内の編成が組めるのは楽しいバリエーションになりそうです。

02_CIWL_Inhaltb.jpg

さて、このモデルですが、メルクリンとしても気合が入っているように見えます。と、いうのは既にLS-ModelsやRivarossiなど、H0ではCIWL客車のリリースがあり、また人気モデルのため、ファンとしては、価格に見合う出来の良さを期待することをメーカー各社は十分に理解しているはずです。そして機関車モデルと異なり、国際運用の客車ですから、メインの運用国であるベルギー、ルクセンブルク、フランス(AL)、オランダ、スイスだけでなく、ドイツのファンも気になるはず。そうなるとメーカーとしても気合も入るというものです。そしてCIWLの実車は、いわゆる資産家、実業家、公爵などブルジョア階級御用達の車両保有する民間鉄道会社ですから、これまでの名声もあり、そこからくるプライドの高さがCIWLの価値の1つでもある訳ですから、その車両を模型化するメーカーとしても下手なことはできないでしょう。そういう意味では、客車モデルとして特別に力を入れた工程になることが想像できます。

画像のセットは、今までの客車セットとは異なり、全ての車両は1両づつセパレートにクリアケースに収まっています。

03_CIWL_CD_WPC.jpg

画像はその1つである1等厨房なし(WP)のコート・ダジュールプルマン客車です。

これから数回に分けて、この魅力あふれるCIWLプルマン客車モデルについて触れてみたいと思います。

Special Thanks(画像提供): T.Iさま
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39220 BR 218 057-0 PRESS / Ep.VI [Maerklin-Lok]

メルクリンの新製品も発表され、ようやく落ち着いてきたな..と思っていたらドイツの模型販売店系列の1つ「EUROTRAIN」から、私有機関車(218形)の新しいモデルがSNSでシェアされていたので、紹介してみたい。
以下は、メルクリン公式ページにも既に公開されているページです。

39220 BR 218 PRESS / EUROTRAIN

このモデルは、218形となっていて車体番号は、「218 057-0」となっていますが、DBでの表記では、218形の0番台は、試作機の001 - 012までの12機のみになりますので、この057は機関車所有事業者独自の車体番号と思われます。
画像を見ると、先日発表となった新製品(39215)やTouristikzugカラーで登場した加わった218.4形と同じく屋上にファンが装着された屋根形状であることから、おそらくこのモデルの実車はBR128 462-0で、DBからPRESSに移籍した218.4形です。(同じ218.4形の39215の実車である401号機は、MTU4000エンジンを積んでいるとのことです。そのため同じサウンドデータが仕込まれる可能性がありますが、未確認になります。)

さて、このモデルは、単に塗装がPRESS社(Eisenbahn-Bau- und Betriebsgesellschaft Pressnitztalbahn mbH)の塗装色が施されたというだけではなく、モデルとしても個性のあるものと感じます。と、記したのは公式ページの説明にあるハイライトの記述によるものです。

・Erstmalige Ausführung der BR 218 mit Fernlicht.
・Mit digital schaltbarer Maschinenraumbeleuchtung.
・Fahrgestell und Aufbau der Lokomotive aus Metall.
・Vorbildgerechte Dachausführung der 218.4 mit großem Lüfter.
・Formvariante mit geänderter Hutzenanordnung.
・Führerstandsbeleuchtung digital schaltbar.
・Kinematikgeführte Kurzkupplungen.
・Digitaldecoder mfx+ mit umfangreichen Licht- und Soundfunktionen.
・Pufferhöhe nach NEM.
・Neu erstelltes Soundprojekt der Baureihe 218 mit MTU4000-Motor.

この中で特に注目したのは、1行目(初めての遠方用前照灯装備)と最後の行(MTU4000形エンジンサウンド)の2つです。

遠方用前照灯(ヘッドライト)については、後付けの前照灯が装着されているのか、単に内部に高輝度LEDが組み込まれているのかは画像からは判断がつきませんが、PRESSの218 057-0で画像検索したところ、実車の正面画像が見つかりました。この画像を観ると、前面下部のライトケース外側は通常では前照灯、内側は尾灯ですが、この機関車の内側は遠方灯(ヘッドライト)に見えます。よってモデルでも後付けではなく、ライトケース内側の尾灯の場所にヘッドライトが装着されているように思います。(尾灯は外側信号灯が白色から赤色に切り替わる)

MTU4000形エンジンですが、218形は2500PSから2800PSまで合計6種類の異なるエンジンが積載されていて、形式分類上同じグループ(例えばBR 218.4)でも複数のエンジンタイプが搭載されるなど、かなりややこしいことになっています。メーカーもMTUとPielstick(KHD)、Catapilerの3社があり、エンジンによって、屋上部分の排気管などの形状や位置が異なることから、外観バリエーションが豊富でファンやコレクターにとっては、興味深い仕様の違いが観れます。
また、エンジン音についてはMTU4000形のサウンドが奏でられるとありますが、これは新製品のタルキス色DB 218.4形と同様なのかも知れません。メルクリンH0モデルは、これら以外でも218形は複数リリースされているので、サウンドファームウエアの入れ替えで、このモデル以外でもカスタマイズによって、正しいサウンドに変更可能になるかも知れません。(サウンド書換えには、CSが必要だと思います)
このモデルの仕様は2020年とのことで、Ep.VI世代ですね。
[追記]
このあたりのサウンド音源の情報についてメッセで質問できるので、訪問する方には是非質問して欲しいです。

メルクリンH0で218形が登場したのは、既に15年ぐらい前になるでしょうか。それでも派生車種が次々登場して、バリエーション豊かなラインナップとなってきたのは嬉しい限りで、サウンドについても車種によってアップデートされていることも頼もしいですね。

このモデルは、EUROTRAIN、及び idee+spiel系列販売店で販売されると記されていますので、国内の販売店での購入は可能かどうかは確認していません。

参考サイト:BR 218 Eisenbahnmedia

[EDIT] 2024-01-30
タグ:MTU press BR218 Ep.VI
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Neuheiten 2024 ~ Personliche Highlight [Maerklin-Allgemein]

一昨日、メルクリンから新製品発表が行われ、夜中でしたが最後まで配信されたYouTube動画をライヴで観ました。第一印象は、昨年との比較すると大人しいと感じました。新規設計によるサプライズ的なモデルは限られていて、派手なモデルも少なく、ファンにとっては残念と思えるか、ホッとするかは分かれるところですが、メルクリンH0モデルも時代や運用されている国がここまで細分化が進むと、人によって思いは違ってくるものと想像できます。告知された製品数はさほど変わらないとは思うものの、やや減ったのかとも感じます。(実際に計算していないので未確認...)

さて、動画を観終わって昨日、メルクリン公式サイトの新製品特設ページを閲覧しつつ、PDF版の新製品パンフレットをDLし、改めて全ての新製品を確認したのは夜半過ぎていました。と、言うのも今回の新製品は、派手な新製品はない代わりに地味ながらEp.IVの客車ラインナップに重要なモデルが出てきています。そこで昨晩できるかぎり機関車や客車の「まとめ」ページに反映させていますので、ご興味があれば覗いてみてください。(「まとめ」ページはPC版ブラウザのみ対応しています)

そのようなラインナップの新製品の中で極めて個人的偏見?に基づくハイライトモデルを以下に記してみたいと思います。

[追記]
時間が経って改めて新製品を眺めて感じたのは、今回Ep.IVb時代のモデルが数多く告知されていることでした。ちょうどこの時代(1980年代末)にドイツ留学した私には懐かしいモデルが多かったのですが、おそらく購買意欲の高いと言われる還暦を迎えた私と同年代の世代にターゲットを絞ったのであろうという気もしてきます。また、昨年の新製品にもEp.IVが少なからず告知されたこともあり、昨年に告知されたモデルを補完する形で2年越しの新製品と言えるかも知れません。
[追記おわり]

Neuheiten 2024のつづき


タグ:Neuheiten 2024
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NEUHEITEN 2024 [Maerklin-Allgemein]

先ほど、YouTubeのメルクリン公式チャンネルにて新製品が発表されました。
また、公式ウエブサイトでも以下アドレスで新製品の専用ページが開設されています。

NEUHEITEN 2024

今年は、昨年のような驚くほどの新開発製品の数はありませんでしたが、ある程度想定内でした。ただ、その中でもいくつか興味深い製品も新たに登場しています。

まずは、リンク先のページで新製品のラインナップをご覧になるのがよろしいかと思います。

H0ではないですが、1番ゲージのBIGBOYには驚きました。きっと1人では持ち上がらないのでは?
タグ:Neuheiten 2024
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メルクリン Neuheiten 2024 発表日の告知 [Maerklin-Allgemein]

新年明けましておめでとうございます。

今年は元日から大地震と大津波、そして翌日には羽田空港で大事故が起こり、災厄から始まった感があります。
特に震災に遭われた皆様には心よりお見舞いを申し上げます。

さて、そのような中でもメルクリンは例年通り以下YouTubeで新製品発表を行う予定です。

NEUHEITEN 2024 / YouTube 公式Märklinチャンネル

今回SNSで発信されている新製品発表案内の画像はMETROPOLITAN(MET)です。
その発表日時は....

2024年1月8日 16:00 (MEZ) ~ となっています。日本時間では夜中24:00 ~とのことで例年であればゴールデンタイムでしたが、今回は夜中になってしまいました。

さて、どのような新製品が登場するのか...楽しみですね。
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