SSブログ

1. Insidermodell 2024 [Maerklin-Triebwagen]

昨日、メルクリンから2024年のインサイダーモデルが告知されました。公式WEBサイトには、以下特設ページが配信されました。

1. Clubmodell 2024

今回のH0インサイダーモデルは、1978年にカタログモデルとして発売されたカナダのオンタリオ鉄道に移籍した仕様のスイス/オランダのRAmを、最新設計でリニューアルしたもの。
1978年のモデルは、生産完了後その価値が高くなったという記憶が残っています。

今回のモデルは、ボディがダイカスト製で、移籍後の仕様で追加された前面シグナルが点灯するなど、サウンド機能などのデジタルギミックが充実しています。

次回のインサイダー送付物に予約書類が同封され、2月末の予約期限までに正規販売代理店で発注することで、入手可能となると思われます。ただ、今回ドイツの価格で€ 1,099.-は、円安の昨今なかなかハードルが高い買い物になりそうです。
タグ:Insider Ep.IV ONR RAM
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

ÖBB Nightjet der neuen Generation [欧州鉄道]

欧州の夜行列車は、DBのCity Night Lineが撤退して、その後の空白期間を経てÖBBがその一部を引き継ぐ形で運行再開したNightjetが環境問題の意識向上の後押しを受け、商業的成功を収めたことで、路線を拡大。既にNightjetブランドは欧州で最も大きな勢力となったことは周知されています。
さて、そのような中旧来の車両のリニューアルも進め、新たに固定編成で高速化にも対応したSIEMENS製の新世代車両が登場し、まだ営業運転開始前ではありますが、既にÖBBの公式ウエブサイトで専用ページが以下アドレスで公開されています。

Nightjet der neuen Generation

これによれば、今回の新しいNightjetのカテゴリは以下の6種となります。

・Schlafwagen Confort Plus(WC/シャワー付き2人用寝台)
・Schlafwagen Confort(WC/シャワー共同2人用寝台)
・Mini Cabin (1人用ベッドの簡易寝台)
・Liegewagen Confort(4人用簡易寝台)
・Abteil Barrierfrei Confort(2人用車椅子+2人用介護者対応)
・Sitzwagen Confort + Multifunktionsbereich(テーブル付き4人向かい合い座席+多目的区画(自転車置き場など)

基本的には、今までの5種のカテゴリを基本に、より快適性を強化した新しいイメージのインテリアデザインを目指した設備になっています。今回最も注目しているのは、日本のカプセルホテルからインスピレーションを得て開発したというMini Cabinで、このカテゴリが加わったことで6種のカテゴリに刷新されたということです。

寝台車は、設備的に以前同様、個室内に洗面台が基本的に用意されていて、個室内のWC/シャワー室の有無が、ConfortかConfort Plusの違いになります。(Confortは、WC/シャワーが共同)いずれもモダンで明るいインテリアが特徴でベッドから続くソファタイプのシートと大型テーブルのレイアウトは、機能的でかつ居心地の良さそうな印象を受けます。

Mini Cabinは、これまでの簡易寝台の複数ベッドの区分室からベッドのレイアウトはそのままに、シャッターを使ってベッドを独立させて一人分のベッドの占有面積を拡大。ベッドの上にテーブルを設備し、そのスペースを可能な限り有効に活用できるアイデアが実に秀逸なデザインになったと評価します。
つまり、それまでの区分室では左右のベッドの間のスペースをなくし、そのスペースを各ベッドのスペースに使うことで、1人分のスペースをベッド+αとしている点にあります。靴入れや小物入れも各ベッドの数が梯子のスペースを使っているなど、まるでパズルのような無駄のない合理的なレイアウトを実現しています。

簡易寝台車には、今まで同様の4人用区分室も用意されていますが、これは1名から4名まで指定することが可能です。家族など1グループとして1区分室を占有するのは、同室の他者への気を遣う負担が少なく精神的にも良いでしょう。逆に1人や2人のリーズナブルな旅行ならMini Cabinは重宝するはずです。

同じ簡易寝台でも、バリアフリー対応の区分室は、車椅子利用者2名+介助者2名分のスペースとベッドが設備され、車椅子の動きに対応できる広い空間が約束されている上に、今までのバリアフリー対応個室と比べて、ホームからの乗降がステップレスで可能な一段低い低床になっている点が大きく異なる部分です。WCは隣接したバリアフリー対応で、最小限の動線で移動できるよう設備されています。

座席車については、これまでIC用の座席車両をそのまま活用した開放室、或いは区分室車両でしたが、今回は、大型テーブルを中央にレイアウトした4人用ボックスシートが並んだ開放室となり、自転車などが置ける荷物スペースに隣接した設備で、2等乗車料金だけで利用可能なリーズナブルな座席車を利用するアクティブな若者をターゲットとしてマーケティングした結果がこの設備に現れていると感じます。

いずれのカテゴリも、これまでの夜行列車の設備は快適性を1段も2段も向上させた印象があり、今後欧州の標準的設備とカテゴリになるのではないかと推測できます。
供食については、カテゴリ別に用意される内容が異なり、寝台車と簡易寝台、Mini Cabinには朝食が用意されていて、座席車はサンドイッチや暖かい夜食などが用意されています。各指定された場所に届けられますが、朝食が料金に含まれているのは寝台車だけで、前夜に配布されるアイテムシートに6つまで無料(7つ目からは別途料金)で選択し、車掌に渡すことで翌朝シートサービスされます。簡易寝台、Mini Cabinや座席車は、別途支払いで用意されるもののようです。

・寝台車の朝食(利用料金に含まれる)供食メニュー表
・簡易寝台、Mini Cabinの供食メニュー表
・座席車の供食

CNLやICNなどでは別途食堂車が用意されていますが、車両を移動することやキャパシティの問題など、シートサービスにしたことは、専用車両の用意がいらないことなど、夜行列車としてトータルで熟考した結果だと考えられます。

この新世代Nightjetは、車内設備だけが新しいわけではなく、初めて固定編成でプッシュプル対応になった客車列車というだけでなく、最高制限速度が230Km/hとなり運用各国の高速新線を走ることで、速度向上と途中駅での連結開放作業がなくなり、時短効果が生まれます。(一方でKurswagenがなくなりきめ細かな乗換えなしで目的地に行けるサービスは縮小される可能性があります)

さて、私たちが気になるのは、その運用開始と運用区間ですが、まず来月からWien Hbf / Innsbruck Hbf - Hamburg Hbfを結ぶ路線で開始される予定です。その後、以下の路線に徐々に路線拡大が行われるとのことです。

・Berlin - Halle (Saale) - Erfurt - Strasbourg - Paris (週3往復)
・Berlin - Halle (Saale) - Erfurt - Köln - Aachen - Brüssel (週3往復)

日本でも少しづつではありますが、夜行列車の拡大が今後行われるのではないかと想像できますが、この新世代Nightjetのカテゴリやインテリアデザイン、アイデア、供食スタイルに至るまで大変参考になると考えられます。

この新世代のNightjet、寝台車だけでなく、全てのカテゴリで試してみたいと思うのは、私だけでしょうね。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

東海道新幹線車内販売廃止とその対策 [日本の鉄道]

昨日から東海道新幹線の普通車から車内販売がなくなってしまいました。最後の車内販売となった一昨日の報道では、最後とばかり車内販売を買い求める人が相次ぎ、売り切れ続出ということもあったようです。
列車内の供食が当たり前でなくなった今回の出来事は非常に残念ですが、その理由は人手不足とのこと。東京 - 新大阪を2時間余りで走る「のぞみ」は、新横浜 - 名古屋が無停車であることもあって、特に車内で淹れたての香り高いコーヒーと「シンカンセンスゴクカタイアイス」が車内で調達できることができなくなってしまうことを惜しむ声が多いのは、あまり利用しない私も含めて納得できます。

かつての国鉄時代は、急行や特急には、普通列車と比べて時短効果ももちろんですが、車内の設備やサービスも充実していて、供食も含めてそのための種別料金でもあったと認識しています。当時は乗車時間も長かったこともあり、途中停車駅で購入できたホームの駅弁やお茶などもありましたが、窓が開かなくなった昨今の車両では、ホームでの駅弁売りもなくなり、充実した列車内の食堂車やビュフェ、そして車内販売も重宝した記憶があります。
しかし、いつからかそうしたサービスは急行列車の廃止、特急の大衆化に伴い、供食サービスも徐々に減ってしまったのは時代の流れ..なのかも知れません。

ただ、「車内サービス」を考えたとき、東海道新幹線のような長時間停車しない列車内で朝食から夕食までの時間帯に乗車して車内で食事を食べながら旅の時間を過ごすことは、多くの利用者にとって移動においての重要なプロセスの一部とも考えられます。当の事業者は、乗車前に購入してから食事を車内で楽しんでほしい..というスタンスを持っているようですが、それこそ慌てて自由席に乗車したり、指定した列車にギリギリで間に合わせる多忙なビジネスマンも少なからずいるでしょう。またこれほど密に運用されている長距離列車だからこそ、新幹線が身近な移動手段として支持されているとも思います。
こうした移動中に車内で購入できなくなる状況に、事業者は利用者に甘えているのではないか?とも思える今回の車内販売の廃止は、どうしても納得しづらい面が個人的にはあります。と言うのも、通常はあるサービスが廃止されるときは、利用者が離れてしまわないように代替サービスを知恵を出して考え、提供することで顧客離れを繋ぎ止めるものです。それが今回は、乗車前に買って欲しいという要求と、それに代わる自販機をのぞみ停車駅のホームに設置していることに留まっています。(つまり最も大切な要素である「移動中の車内での調達」については何ら解決されていません)

こうなってくると、「何が何でも車内で淹れたての熱々の香り高いコーヒーを飲んでやる!」と思い実行に移す利用者もいるように感じます。そこでアウトドアブームの流行もあって屋外で淹れたてのコーヒーを飲みたいという需要から様々なアイテムが用意されていると思い検索したところ、案の定数々のアイテムがありました。

その1つを紹介すると、USB電源で充電可能なモバイルタイプのエスプレッソマシンです。最近はカプセルタイプのコーヒーマシンも増えてきて様々なタイプがあるのですが、世界で最も流通量が多く一般的なネスプレッソのカプセルが使えるモバイルタイプのコーヒーメーカーを見つけました。
このマシンと好みのコーヒーカプセル、ミネラルウォーター、あとは砂糖とポーションミルクはお好みでカバンに忍ばせておけば、新幹線車内で淹れたてのエスプレッソをはじめとしたコーヒーを飲むことができそうです。電源はN700Sには各座席にAC100VコンセントもありますからUSBアダプタがあれば充電も可能です。

ネスプレッソカプセルなら、もしかしたら以前車内で調達できたコーヒーより自分好みの上質なコーヒーやエスプレッソが飲めるかも知れません。
そこまでするなら、事前にスタバなどで買って持ち込む方が手軽という向きもあるかと思いますが、先に述べたような超多忙なビジネスマンやコーヒーの質にこだわる人にはより良い選択肢の1つになるような感じもします。
ただ、誤解を招かないように...「のぞみ」のJR西日本エリア(新大阪 - 博多)では、従来通り車内販売が行われ、もちろん車内でコーヒーやアイスが提供されるとのことです。

いずれにしても昨日からの東海道新幹線普通車の車内の光景は、少し変わってくるかも知れませんね。

*ご注意:リンク先の商品は、実際に自身が使ったことがないため、この商品を推奨するものではありません。


ポータブル全自動エスプレッソコーヒーマシン ANYTIME CAFE(エニタイムカフェ)ポータブルコーヒーメーカー ・キャンプ用品、キャンプギア・お湯不要で簡単にコーヒーが飲めます

nice!(0)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー