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ドイツからの鉄道取材(7) [Maerklin-Allgemein]

昨日は、K氏の日本滞在最後の日であったので、ドイツ取材チームは、夕食後もう一軒飲みに出掛けた。私は付き合いきれなかったのでホテルに留まり曝睡となった。(K氏は新しいメルクリンミュージアムのオープンに合わせての帰国である。日本を離れるのは残念がっていた)翌朝彼等に何時迄飲んでいたか聞いてみたら、なんと朝の4時迄飲んでいたらしい...付き合っていなくて良かったとつくづく思う。

さて、今日は昨日美味しい夕食を案内していただいたI氏の家へ向かった。途中三脚をホテルに忘れたのを気がついたトラブルもあったが、11時前にはI氏の家へ到着。早速取材が始まる。彼は相当なコレクターと聞いてはいたが、彼のメルクリンルームには...言葉がなかった。凄いの一言である。例えばスイスのRe460であるが、彼のコレクションは単にコンプリートで揃っているだけではない。Kaeselok(チーズ塗装機)やAgfalok(Agfa Film広告機)などほんの少しだけ印刷の違う第1ロットと第2ロットの両方がある。また、1950年代に数年間だけリリースされたRe4/4 Iなどは、全軸駆動の最初にリリースされたものから、その後の2種類の同型機まで持ってる。蒸気機関車ではフロントのボイラーの蓋が開いて中の逆転機ボタンがあるモデルもある。01や23形はもちろん全て揃っていて、さらにキットも未組み立てで揃っている。まさにドイツ人も驚くコレクションであった。私も見たことのないモデルの数々を見せてもらって良い眼の保養になったし、勉強になった。時間を割いて頂いた上にお昼迄御馳走してもらって本当に恐縮してしまった。結局3時間かけて取材が終了。その後、近くのトロッコ列車の取材をしようと思ったが、残念ながら時間が合わず、新幹線の走行風景を撮りに桂川鉄橋まで行った。ここでも数カットが撮影でき、更に東寺近くに出掛け新幹線のカットを撮ろうとしたが、見えずに断念。しかし東寺の5重の塔は美しく、取材チームはそれを収めて満足。

京都駅では500系に遭遇。名古屋へ移動した。名古屋での取材を前に取材先の案内で居酒屋で一緒に夕食兼飲み会となる。最初に出会った時、私が紹介したO氏はメルクリンビデオでも有名な人であるので、参加者皆顔は知っている。感動のI氏は.....身体全身で自分の気持ちを表現し、それをO氏も理解していた。お互い言葉は分からなくともメルクリンという1つの媒体を通して、飲み会は大いに盛り上がって終了した。取材チームも日本の熱狂的なメルクリンファンに立て続けに出会って感激した様に思う。それほどメルクリンというブランドには強く惹き付けるものがあるのである。

明日は、いよいよここでの取材。皆気合いを入れて楽しい取材となることを願う。


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コメント 4

めるふぁん

都内にいらっしゃったときのI氏のコレクションは一部を拝見しましたが、すばらしいものです。かなわぬことでしたが、ぜひ取材にもご一緒したかったですね。特に夜のメルクリン談義には。。。。また、K氏と余り言葉をかわせず、残念でした。

草の根の紹介や人のつながりが本当の観光立国に近づくのでしょうね。
今回の取材関連で大幅にメルクリンファンの交流が進むことを期待します。
ドイツからの旅行客も増えるのではと少なからず期待します。
少なくとも参加したメンバー同士よく交流できるようになると思います。
応援しています。
by めるふぁん (2006-10-22 11:20) 

Akira

めるふぁんさん、コメントありがとうございます。

Iさんのコレクション噂以上のものでした。見せて頂いた以外にもまだ箱の中に沢山あるそうで、今度は、メルクリンを酒の肴に一杯やりながら一晩ぐらいメルクリン談義に華を咲かせたい気分になりました。

今回の取材では、日本の熱狂的なメルクリンファンを間近で取材して、更には日本の問題点迄もがあぶり出されるような奥の深い取材となったと思います。メルクリンブランドと日本市場の歴史は、この取材旅行で一つのテーマとしてメルクリン社の内部に届くものと期待しています。

また、ドイツのメルクリンファンはこの取材を通して日本のメルクリンファンに興味を抱くことは間違いないと確信しています。
by Akira (2006-10-22 19:57) 

460

Akiraさん、こんばんは460です。
土曜日はお疲れ様でした。
大したお構いも出来ずすみませんでした。
ドイツの取材チームの皆さんもいい方ばかりで
本当に楽しい時間を過ごすことが出来ました。
今回はお仕事でしたが、次回は是非今ゆっくりと来て下さいね。
では
by 460 (2006-10-23 22:27) 

Akira

460さん、一昨日は本当にお世話になりました。
取材チームは、本当に良い撮影が出来たと喜んでいました。

460さんとは、メルクリン談義に華を咲かせると一晩では足りなそうな感じですが、本当に眼の保養になりました。
また、お邪魔してお話できればと思います。

ではでは
by Akira (2006-10-23 23:25) 

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