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Miniatur-Wunderland Wagen [Maerklin-Guterwagen]

Miniatur-Wunderland(以下MiWuLa)と聞いて欧州の鉄道模型に親しむ人で知らないのはモグリと言えるかもしれない。ここはもう開館して10年になるだろうか。北ドイツの中心であり港町、ビートルズが成功をおさめたSt.Pauliでも有名なハンブルグにある。港には、東インド会社のあった時代から続く歴史的な倉庫群が並び、現在は、貿易倉庫としてよりも観光客向けの博物館や、今日のテーマのMiniatur Wunderlandがその一部に使われているのである。そこには、3線式のメルクリンシステムやFaller Car SystemなどH0スケールの鉄道模型レイアウトがある場所である。

実は、今日はいつものドイツの鉄道模型サイトを覗いていたら、ハンブルグにある世界最大のレイアウトを持つMiWuLaの拡張第7弾「スイス」が11月末にオープンしたので、その映像を紹介しているSpiegel-TVというドイツ屈指の雑誌「SPIEGEL」誌のテレビ版のサイトが出ている書き込みに出くわした。早速覗いてみると、そのスケールと迫力、そして緻密さには、ただただ驚くばかり...。やはり世界一のレイアウトだけのことはあると思う。私はこのハンブルグのレイアウトを見に行ったことはただの一度もないのだが、インターネットを初めとするメディアには、開設前から進捗状況をアップしていて、脳内の知識だけはいっちょまえに蓄積されていた。オープン後の反響はご存知のように非常に高く、ドイツはもとよりヨーロッパ、アメリカ、アジア、そして日本からも多くの観光客が訪れている。しかも、何度来ても飽きないように次々と新しいレイアウトを増設し、最初のドイツHarz、Knuffingen、Alpen/オーストリア、ハンブルグの風景のレイアウトから、アメリカ、スカンジナビアと続き、今回スイスのレイアウトが完成。そして11月末から公開となった。公開日にはハンブルグ市長と在独スイス大使もお祝いに駆けつけるほどの施設に成長したのである。そう、私が聞いたところでは、既にハンブルグの主要観光施設の一つになっていて、MiWuLaそのものがハンブルグの集客に多いに役立っていることから、ハンブルグ市からも支援を受けているという。

MiWuLaのウエブサイトはオープン前からレイアウト状況を情報発信していたのだが、決して複雑(コンテンツ豊富)なサイトではなかった。しかし、今日改めて見てみると、動画ページどころかMiWuLa-TVのような形になっているのである。コンテンツもとても充実している。私自身は、いつかメルクリンの固定式レイアウトを製作してみたいと夢見ているが、ここにくればレイアウト作りの参考になるだろうし、製作モチベーションがいやが上にも高まるに違いない。いや、逆になえてしまうかも...。

そこで、前置きが長くなったが、我が家にあるここの広告貨車を紹介したいと思ったのである。前述したように、私個人はまだここには行っていないが、友人であるまおパパさんが、初めてのドイツ旅行の時ここを訪れ、お土産に頂いたものである。彼から聞いた話でも素晴らしいレイアウトであったとのことである。この広告貨車はMiWuLaのレイアウトを走るICE1をモチーフにしたもので、ここに訪れたメルクリンH0ファンにはマストアイテムだと思う。もちろん広告貨車なのでカタログにもなく実在もしないが、良い記念となろう。

参考サイト:Miniatur-Wunderland
http://www.miniatur-wunderland.de/

[追記]
MIWULAサイトでは、クリスマス前のアドベントである今、アドベントカレンダーのページがあり、毎日更新しています。

http://www.miniatur-wunderland.de/community/adventskalender-2007/

建物の窓には番号がありますが、この番号は日付で毎日1つづつクリック出来る数字が増えてゆきます。ここをクリックすると映像が見れたり、壁紙がダウンロード出来たり、クイズであったりと楽しい企画が盛り沢山です。私が特に気に入ったのは、1日と5日のページにある「"DARF DER DAS?"」で、MIWULAでやって良いこととやってはいけないことを、ユーモアたっぷりに映像で解説していることです。これなら誰でも理解出来て抑止効果も上がるでしょう。また、最新のスイス風景のレイアウトをカメラカーで巡る映像はただただその出来映えに唖然とするばかりです。


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コメント 4

ナベ

カメラカーの映像を見て鳥肌がたちました。すれ違う列車の速度もリアルだし、ちょっと見ただけでは本物と間違えてしまうような完成度。ドイツへ行くといつも南のほうへ行ってしまうので、存在を知りながら、なかなか行けずにいます。でもここに行ってしまったら、自分のレイアウトが粗末すぎて嫌になってしまいそう・・・
by ナベ (2007-12-08 08:42) 

Akira

いえいえ、そんなことはないはずです。ここのレイアウトを参考にして、自分のレイアウトの完成度を高めるのに大いに役立ち、またそのためのモチベーションはいやが上にもあがるでしょう。
それにしてもあのスイスレイアウトの山岳部分の高さと、レール施設部分の高低差のダイナミックなところは他の追従を許さないみどころでしょうね。カメラカーは最後の方でほとんど天井に近い部分を走っているような感じでしたから、もし自分が車内の人になったら充分にその雄大さを実感できたでしょう。(日本の実物の山岳部分よりダイナミックのような気がします)
by Akira (2007-12-08 16:08) 

まおパパ

一年前の記事にコメントであります!! Akiraさん、この記事であの貨車を紹介してくださっていたのですね!! ありがとうございます。

実は、サーチエンジンでこの記事に私の愛称が記述されているということを知りました。今頃、この記事の存在を知り、お恥ずかしい限りです。

いやー、また行きたくなってきました。ハンブルク、MiWuLa!!
by まおパパ (2008-11-30 18:16) 

Akira

そうなんです。てっきりご存知かと思っていました。
行きたいですねぇ。ハンブルク....。
by Akira (2008-11-30 21:55) 

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