BahnCard / DB AG [欧州鉄道]
これは、私がまだドイツに滞在していた時のものである。1995年とあるので、おそらくこのBahnCardが出て間もない頃のものだったように思う。ドイツの鉄道運賃は近隣諸国のフランスやイタリアに比べて高い(かった?)。そのため、DB AGの行った改善策の1つの目玉がこのBahnCardであった。これは、1年間有効の顧客カードで、一定額を支払いカードを購入すると切符を半額で購入できるというものである。有効期限は1年間。また、15才以下の自身の子供は無料で鉄道利用できる。(同伴時)
当時は、今のように25%や100%割引仕様など多様化されておらず、一律50%割引で1等の「BahnCard First」と2等の「BahnCard」の2種類だけであった。現在でも使われていることからして、この試みは成功しているようである。また、DB AGにとっても顧客情報をデータベース化することが出来、色々なサービスに応用する事が出来るメリットがある。
私も画像の様に自分のBahnCardは持っていたが、いかんせん住んでいた場所が田舎で、ほとんど移動が自動車ということもあって、結局元を取る事ができず悔しい思いをしたのである。当時この2等のカードが1万円強ぐらいだっただろうか? もし鉄道幹線上に住んでいたなら元を取るぐらいは利用したとは思うが、鉄道車両メーカーに勤めていた割には、鉄道利用にはあまり縁のなかったのである。今思えば、こんな勿体ないこともないのであるが...。
昔からJRでも同じような制度があればとは思っているのだが、この50%割引のBahnCardのシステムを、今同じ試みをすれば私は間違いなく購入するであろう。定期券を買う程でもない鉄道を利用している私にはちょうど良いと思うからである。
参考サイト:BahnCard / DB AG
http://www.bahn.de/p/view/preise/bahncard/bahncard_info.shtml
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