84670 Märklin Magazin Jahreswagen 1990 / DB Ep.IV

今ではMuseumwagen同様、毎年のリリースが好例になり、新しいモデルのアイデアを楽しみにしている１人なのであるが、今年も既に「夏の新製品2008」に新しいMM-Wagenが告知されている。
画像のモデルは、1990年に初めてリリースされたMM-Wagenである。この時は、1965年のリリース以来幾度かの同誌のリファインが行われ、この時は創刊25周年と表紙などのリニューアルが行われた時だったように思う。

当時MM誌のテキストは独語のみで、画像とテキストの割合が半々ぐらいであったように思う。もちろんドイツ語が理解できなくとも画像を見ているだけで雰囲気は楽しめたし、メルクリンモデルの実車や新製品の情報などもある程度は理解できたのである。
しかしながら、細かな解説などはやはりお手上げで、私がドイツ語を勉強する様になったきっかけの１つがMM誌を読める（理解する）様になることであった。



さて、このモデルは既に幾つかのこのブログで紹介した今の凝った作りのMM-Wagenとはずいぶん異なり、コンテナ貨車の２つのコンテナに1965年の創刊当時とリリース時のMM誌の表紙デザインを施したものである。
しかし、当時としてはこのモデルも充分にインパクトのあるグラフィックデザインの貨車であったことに違いはなく、愛読者であった私は躊躇なくゲットし、その後も現在に至る迄毎年必ず模型店に事前注文して購入しているのである。しかし、何年のモデルだったか一回だけ事前注文したにも関わらず売り切れで買えない年があって購入できなかったモデルがあり、今でも欲しいとは思っているものの、積極的にはアンテナを張っている訳ではない。また、何年か前にはこの貨車シリーズに合わせた蒸気機関車もリリースされたが、それは何故か買う気にはなれず、持っていない。

このモデルがリリースされた後は、毎年色々な嗜好を凝らしてMM-Wagenがリリースされているのだが、毎年そのアイデアは手にした者をニヤッとさせるのである。つまりこのシリーズは「紙媒体情報雑誌に関わる」という一貫したコンセプトを貫いたものであり、リリース時の新しい矩体（モデル）に印刷関係の事柄とリンクさせたアイデアが詰め込まれているのである。

そんな訳で、これから過去にリリースされたMM-Wagenを触れる機会もあると思うが、これからもアイデア溢れるMM-Wagenのリリースに期待したいところである。

参考サイト：Maerklin Magazin
http://www.maerklin.de/mm/

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