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4415 (85726) SNCB Ibes (Kodak video) / Ep.IV [Maerklin-Guterwagen]

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今回は、少しばかりメジャーなブランドである「Kodak」社の広告貨車である。デジタルカメラの急速な普及で、銀塩フィルムの製造を辞めてしまう日本のフィルムメーカーもある中、Kodak社は写真の発展と共に常に業界のリーダーとしての存在を不動の地位に置いて来たブランドでもあったが、やはり時代の波には勝てず、そのブランドは今や風前の灯火ともなってしまったかのような感さえある。もちろん現在でもデジタルカメラ分野にも進出しているが、少なくとも日本ではカメラメーカーや家電メーカーのデジカメは知っていてもKodakのデジカメは、今ひとつであろう。アマチュアからプロ迄愛用されていた銀塩フィルムに関しても、製造終了されるフィルムも少なからずあるようで、1つの時代が終焉を迎えた...と思わざるを得ない。

この貨車を購入した当時は、写真の世界は、まだデジタル化が押し寄せておらず、Kodakは世界のフィルム業界の頂点を極めていた時代である。私もその腕とは裏腹に、カラーはリバーサルフィルムのエクタクローム(EPRなど)を愛用していたのである。(コダクロームは感度が低かったため、被写体となる走行する鉄道写真には中々使えず)
私にとって、そのような普段愛用しているフィルムのブランド(これはVideoなのだが)の貨車を見つけて放っておく訳にはいかなかったのである。

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さて、この貨車も4415ベースの冷蔵貨車にKodak videoのロゴをコーポレートカラーと共にレイアウトしたモデル(85726 / Koll's)であるが、いかにもKodakらしい広告といえようか。とても単純で明快、コーポレートカラーの少々赤みがかった黄色と赤いロゴも特徴的で、有名ブランドゆえにすぐに認識できるのである。これは、ブランドの力があって初めてなし得るレイアウトとも言えよう。現在のロゴと少し違うが、私にはこのロゴがやはりしっくりくるし、Kodakらしさも感じるのである。

車籍はベルギー国鉄(SNCB)である。塗装、表記については、若干のブレもあり、1980年代の標準的なものと言えようか。
編成の中程にでもこの貨車を入れておけば、やはり目立つ1両になることは、ほぼ間違いのない広告貨車である。

参考サイト:
Kodak(Japan)
http://wwwjp.kodak.com/JP/ja/index.shtml

Kodak(Deutschland)
http://www.kodak.com/eknec/PageQuerier.jhtml?ncc=de&lcc=&pq-path=2/6868&pq-locale=de_DE

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