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Spielwarenmesse 2009 (2) [Maerklin-Allgemein]

今日は、メッセ初日である。午前中は予想通り多くのメディアがメルクリンのブースを訪れ、管財人にインタビューをしている。
メルクリン社の公式見解は、ウエブサイトのプレスリリースに記されている通りである。今日1日スタンドにいて私自身が感じたことは、いつも通りのメッセ初日である。お約束の大レイアウトでは、CS2で自動制御された列車が走り、定期的にプレゼンテーションが行われる。その度に人だかりができる。
そうしているうちに少しずつであるが、耳に入ってくる話では、昨日少なからず不安になった状況は次第に払拭されてきたのである。これは、あくまで私の個人的な印象であるのだが、メルクリンのブランドは今後事業規模が小さくなるにしても、これからも生き残るブランドであるし、事業継続と生産や出荷が続けられることが決まっている以上は、心配がないと感じている。

さて、お待ちかねの新製品の画像を以下に記したい。コメントは必要最小限にするので、ご覧になる画像をご自身で判断されたい。

中央通路のメルクリンの新製品の中のハイライトのモデル:

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▲ RABe/SBBの「Grauer Maus」(灰ネズミ)である。運用最後の仕様をモデル化。EC "Killisberg"(Zuerlich HB - Stuttgart Hbf)をプロトタイプ化している。

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▲ 注目の重連Re10/10(Re6/6+Re4/4II)。ゴッタルド峠の力持ちである。

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▲ 単品モデルのRe620「Cargo」仕様。実はスイススタートセットの同色Re4/4IIと組み合わせれば、現在のRe10/10が可能になる。商売上手な典型。

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▲ BR 23 001(サウンド付き)ボイラーの銀リングが特徴。

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▲ BR 23 002(サウンドなし)リングがない仕様。

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▲ BR E10 モデルはハンドマスターであるが、印象はとても良い。このモデルや23形を懐かしがる初老の方々もちらほら...。

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▲ E10形の貨物仕様であるE40。

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▲ E03 001 TEE "Blauer Enzian"の牽引機。ワンアームでEp.IIIのE03形は初めての仕様。

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▲ 今日になってようやく到着したTEE食堂車WRuemh132。待ちに待ったモデルである。尾灯の位置が腰にあるが、Silberlingeと同じ下の位置にあると思っていたのだが、他社モデルも腰位置なので本当のところは?
TEE客車は、12両セットで1両づつ購入できるようにセットされているが、6両編成が2編成と考えれば良い。上手なのは、メルクリンからは、E03の他、E10.12もリリースされるのでちょうど2編成が組成可能というのが憎い。

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▲ BR 150のV.Rot "Cargo"仕様。

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▲ 昨年TRIXで登場したET420は、メルクリンから3種類のモデルが登場。2種はオリンピア塗装で、広告なしがサウンド付きmfxデコーダー。広告付きモデルがサウンドなしmfxモデル。最新のV.Rot仕様はサウンド付き。いずれもStuttgartのS-Bahnである。

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▲ Hechtwagenは、メルクリンからDRG仕様とDB仕様の2種が登場。画像は、DB仕様。大きなリベットの表現が実車を彷彿とさせる。

To be Continue.....
タグ:Spielwarenmesse
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seidoh

こんにちは。レポートありがとうございます。

もしメッセでレイアウトを走る実車を目の当たりにしたら、私など平常心を失って歯止めが利かなくなるリスク大ですねぇ。
メ社も頑張ってくれるようですので、新製品をじゃんじゃんプリオーダーして受注増に協力するのが、一ファンのできる最大の貢献かな?(自分が財政破綻しては元も子もないですが・・・。)
by seidoh (2009-02-06 12:26) 

Akira

seidohさん、こんにちは。
さすがに今では私も平常心を失うことはなくなりましたが、この巨大なレイアウトは充分に見応えのあるものです。
メルクリンは、世界中のファンから愛されているブランドということを今回の問題で、改めて知ることになりました。その事実がある以上は、メルクリンが未来永劫に存続出来る1番の力であることは、やはり世界の鉄道模型を常にリードし培って来た150年の歴史の重み以外にないということでしょう。
by Akira (2009-02-06 13:48) 

ラン

こんにちは。初めて書き込みします。歴代の名機が目白押しという感じですね。特に自分を永年に渡り欲求不満にさせて来たⅢ~Ⅳ世代の機種(E03のシングルアーム、来たか~)狂喜乱舞というカンジです。他にも各国別にEraⅢ~Ⅳのヨーロッパの鉄道が一番華やかなりし時代のモデルが満載で、緊縮財政の中大出費になりそうでコワイ。
財政破綻といっても150年の実績と確かな技術力、それと今日に至るまでリリースされていない往年の名機、車両もまだまだ数多く残されているのですから我々ファンからも欲しい機種など遠慮なくリクエストしてメーカーと一体になって支えて行くことが多少の時間は掛かっても業績改善への確実な道だと思います。
by ラン (2009-02-06 23:41) 

BOAC VC10

久々の出張(国内ですが)から戻ってきて、
同じ出張でもAkiraさんの方は羨ましいなぁと思っていたところで、
不安的中の今回のニュース。
ここしばらくの新製品ラッシュで体力を使いすぎたのだと思われますが、
逆に確かな金型はたくさんありますので、
色違い等のバリエーション展開で当面は乗り切れると思います。
我々も買い支えで協力できるように稼がなくては。
(こちらも多々課題はありますが。)
やはり現物の写真を見ると心が揺らぎますね。まずはどれから?

WRuemh132の尾灯の位置ですが、高・低両方あることを確認できました。
(パンタ付きのWRmz135や半室食堂車グループはみんな低いようです)

引き続きレポート楽しみにしています。
by BOAC VC10 (2009-02-07 02:00) 

Akira

>ランさん、こんにちは。ようこそSpielkisteへ。

一昨年ぐらいからでしょうか?我々(私?)が欲しているモデルと仕様が、凄まじい勢いでリリースされてきました。嬉しい反面、財布の限界もあって、泣く泣く購入を諦めるモデルも続出...という幹事ではありますが、絞ったターゲットには上手く命中しているのが嬉し悲しいです。
ドイツのメッセでは、昨日の管財人のインタビューによって落ち着きを取り戻し、今迄より良くなるとの期待の声を耳にするようになりました。「災い転じて福となす」と呼ばれるようになって欲しいと期待しています。

>BOAC VC10さん
ここに集まる皆さんのように、心からメルクリンを愛してくださる方々が世界中にいらっしゃる限りは、メルクリンは無くならないとつくづく感じたこの2日間でした。ドイツでは皆さん既に楽観的になっています。

WR132食堂車の尾灯の位置を確認いただきましてありがとうございました。間違っていたらまだ間に合うので開発部隊に助言しようと思っていましたが、恥をかかずに済みました。ありがとうございます。
by Akira (2009-02-07 04:58) 

ラン

こんにちは。今後の展望に関する情報有難うございます、ちょっとホッとしました。メルクリン社の開発部隊の方とお話をされる機会がおありなのですか~、直接ご自分の希望も伝えられるでしょうからいいですね。自分はゲルマン諸国の機種以外にベルギー、フランスの拳骨型ELのファンで現在までに製造実績のあるSNCB16型やSNCFBB7200型系の機種で尾灯付きのモデルをリリースして欲しいと思います。機関車の顔の印象は前照灯/尾灯の感じで大分決まると思います。メルクリンの技術では尾灯を灯すぐらいは簡単だと思うし、販売実績=金型もあるでしょうからぜひデジタル仕様で再販して欲しいです。ちょっと自分勝手に書きましたが、よろしくお願いします。
by ラン (2009-02-07 13:03) 

Akira

ランさん、こんにちは。

ゲンコツ形機関車は、今年もNSの1600形が新製品のようですが、尾灯が付かないようですね。確かに仰る通りで機会があれば聞いてみたいと思います。お約束はできませんが。
by Akira (2009-02-07 14:54) 

HUH

いろいろとあっても、この圧倒的な新製品群を見ると安心しますし、元気も出ますね。
420形は本当に良い雰囲気です。これはEp V x2 (x3?)、EpIV x2くらいは欲しくなります。
by HUH (2009-02-07 17:52) 

Akira

HUHさん、こんにちは。

この新製品モデル群は、確かに圧倒的ですね。他社を見てもここまで出すのはメルクリンぐらいでしょう。それは今回多分に150周年が影響はしているのでしょうが、ユーザーには嬉しい限りです。
ET420は、Ep.IVが2種、Ep.Vが1種の合計3種リリースされます。今後も様々な仕様がリリースされるでしょうね。楽しみ?
by Akira (2009-02-08 04:19) 

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