SSブログ

SET 20 JAHRE DEUTSCHE EINHEIT 1990-2010 STEIFF / MÄRKLIN [Maerklin-Reisezugwagen]

b12133.jpg

我が家では、メルクリンのインサイダーの他、Steiff-Clubと呼ばれるぬいぐるみメーカーのSteiff社の公式クラブにも入っているのだが、先日届いたSteiff-Clubmagazinの他に、SammlerGalerieという名称の会社のパンフレットが同梱されていた。これは、人形や陶器などのドイツのブランドとのコラボレーションで限定アイテムを販売しているようである。その中にSteiffのテディなどがプログラムされているのだが、数あるアイテムの1つに上画像のドイツ統一20周年記念セットとしてテディベアとメルクリン2軸客車のセットが1000セット限定でリリースとの広告が出ている。

Steiff社とメルクリンは本社の位置が地理的にも近く、同じBaden-Wuertemberg州の歴史ある玩具メーカーとして以前から時折両社がコラボレーション商品を開発し市場にも受け入れられている。元々Steiffとメルクリンは、異なるカテゴリの商品を扱っているため、市場で競合となることがほとんどなく、また両社とも世界的にも有名でありグローバルな展開を行い、かつ高品質な玩具を作り続けているという点では、非常に近い関係でもあるかも知れない。そんな事情もあって双方は良い関係を保っているのかも知れない。

今回のモデルもそのようなコラボモデルの1つ。限定ということもあり、おそらく流通はこのSammlerGalerieによる通信販売のみであろう。セットのメルクリン客車には「ドイツ統一20周年」の文字とドイツ連邦共和国のワッペンが2箇所印刷されている。

東西ドイツの悲願であった統一は思いもよらないところから急速に現実のものとなり、その事自体は大きな喜びをもたらしたのだが、それから20年経った今でも旧東西ドイツの心の統一が出来ていないという現実的な悩みも抱えている。今後は統一後に生まれた世代も増え自然にそれら問題も解決に向かうのであろうが、旧東西ドイツの失業率などの格差が収まるまであと何年掛かるのであろうか。
ちょっと複雑な心境も覗かせるドイツ統一20周年である。

参考サイト:SammlerGalerie
http://www.galerista.de/set-20-jahre-deutsche-einheit-1990-2010-steiff-maerklin.2544.html
タグ:Steiff
nice!(0)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 8

まほろ

Akiraさん、こんばんは

Steiff-Clubは、去年入会しました。
リヤドロジャパンが日本の入会手続きを行っているので、
楽に入会できました。(会費も安くなったらしいです)

メルクリンのインサイダークラブも同じようになれば
良いと思うのですが。

あ、今年はカードの更新があったので、
インサイダークラブの更新が、心配だなぁ。
by まほろ (2010-01-12 22:57) 

Akira

まほろさんもSteiff-Club会員でしたか。

私(というか私の妻)は、ドイツ会員でしたが、取り引きのあったMuenchenのSteiff-Galerieが閉鎖して以来会報誌が届かなくなり結局クラブ事務局に連絡して今年度一杯で解約としました。残念ですが、クラブとしての会報誌などの情報入手が困難になった今、会員は続けられないとの判断した結果です。

やはり日本での会員とドイツの会員は嗜好も異なるので、解約手続き時にリヤドロからお誘いの話もあったのですが、今は日本のSteiff-Club会員にはなっていません。
やはり、日本総代理店があると色々と便利なのですが、一方でダイレクトな情報ではなく何となく日本的なフィルターが掛かってしまうのは好みではないという気持ちもあります。

メルクリンのインサイダーは、今何だか問題山積のようです(私の独語版ニュースもまだ届いていません)が、これら問題が解決できればとは思います。
by Akira (2010-01-12 23:33) 

まほろ

Akiraさん、こんにちは

>日本総代理店があると色々と便利なのですが、
>一方でダイレクトな情報ではなく
>何となく日本的なフィルターが掛かってしまうのは
>好みではないという気持ちもあります。

会報はドイツ語ですが、それとは別に
日本語訳がついています。
そんなサービスも行っているようです。
(リヤドロジャパン)

>メルクリンのインサイダーは、今何だか問題山積のようです

そうなんですか? 
今年はクラブの再編もあるような事でしたので、
なかなかたいへんでしょうね。

by まほろ (2010-01-13 13:47) 

Akira

こんにちは、まほろさん。

会報はドイツ語版なのですか。それは初耳。それなら良さそうですねぇ。でも翻訳が大変そうです。

クラブの再編はコストの関係から避けられないようですね。このあたりは、今後注視すべき点だと思います。
by Akira (2010-01-13 16:22) 

まほろ

Akiraさん、すいません。 

>会報はドイツ語

英語の間違いです。 m(_ _)m
しかし、別に和訳が付属します。

by まほろ (2010-01-13 18:26) 

Akira

こんばんは、まほろさん。

英語版なら納得です。私は英語版を見た事がないのですが、独語版と同じなら良いですね。
by Akira (2010-01-13 19:05) 

klaviermusik-koba

20年経っても統一ドイツの傷跡は大きいようですね。とくに格差、差別問題というのは民族の如何を問わず人類共通のようで残念なことです。日本がもしアメリカとソ連に分割されていたら(充分あり得たことですが)やはり同じことが起こったでしょう。または今の南北朝鮮とにた運命にあったかもしれません。戦後50年単位で見ると日本は運がよかった国、という思いがします。
by klaviermusik-koba (2010-01-14 13:14) 

Akira

こんにちは、klaviermusik-kobaさん。

東西ドイツの心の統一をもう一度考えた時、当時、旧東ドイツの全てを否定してしまった西ドイツ側の問題が挙げられましょう。私も当初西側に居たので、自戒を込めて思います。それ程、悪い部分しか西側には見えていなかったことも確かで、彼らの立場になってみれば、政治体制はともかく、東側の古き良き慣習などは少なからずあったはずです。それを全てネガティブな材料として無視または否定してしまったのは、今思えば現在の問題の基盤になってしまったのではと思います。

私も父母から東西日本で分断があったかも知れなかったという話は聞いています。そうなると当時東京に住んでいた私は、ソ連領域か、またはベルリンのように2つに分断されて、西側は周囲を囲まれた島の状態になっていたのかも知れませんね。今の私達はそう考えると幸運です。
by Akira (2010-01-14 14:07) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0