Eisenbahn Modellbahn Magazin 2/2010

今日からは、少しばかり今回のメッセ出張でゲットした戦利品？を紹介してみたいと思う。



最初は、悔しくも行きのWuerzburg Hbfで接続列車に目の前で乗り遅れて見送った時、次の列車迄の３０分間程の待ち時間に立ち寄った駅の雑誌屋で見つけたEisenbahn Modellbahn Magzin（EM）誌の2/2010である。この雑誌は、私がドイツに滞在した1988年から1997年迄購読していた鉄道（模型）誌で実車と模型の情報がバランス良く編集された雑誌である。今は当時と違って他にも魅力的な雑誌はあるのだが、取りあえず１冊という時この雑誌はバランス良い情報が得られるのである。もちろんメッセ時などは直後に特集を組んだ別冊が毎年発刊される。また、毎年カテゴリー別に読者投票による最優秀モデルに賞を出すのもこの雑誌で、今年のメルクリンブース受付横には数枚の受賞による賞状が飾られていた。

今となってはこの雑誌も前月号のEM誌となった。最初ほとんど乗客のいないガランとしたBamberg行きRB列車の車内で見た時は、物足りないと感じたが改めて見てみると中々良い記事が揃っていたのに気づいたのである。



その興味深い記事の１つが、巻頭のイタリアの新幹線についてである。A.C.M.EのETR500形のモデルが登場したのでその絡みもあるのかも知れないが、現状から、将来の予定迄多くの誌面を割いてレポートされている。特に私営の鉄道運営会社によって営業が予定されているNTV社とその会社によって運行予定のAlstorm社の新型新幹線車両AGVについての記述は特に興味深い。某SNSでもイタリアのAGVについての書き込みもあってちょっとタイムリーな話題である。私自身は特に好きにはなれないエキステリアデザインのAGVであるが、実際に利用してみてその良さ（悪さ？）のインプレッションが出来るのであろうと思う。それにしてもてっきり私は最初にSNCFのTGVとして運用されると思っていたのである。



他の記事では、12月に行われたメルクリン本社とErlebnisweltで行われた会社開放（Tag der oeffenn Tuer）の催しについてである。見開き２ページを使ってレポートされている。内容的には既にウエブページに沢山の情報が記されているが、鉄道趣味誌からの視点でのレポートも興味深い。そのページ最後にあるのが同様に行われたKM-1社の催しのレポートで、これは良く知らなかっただけに今後が注目されよう。今年もそのような催しが行われるとKM-1のウエブサイトに記してあったと思う。

他にも製作レヴェルの高いレイアウトの紹介など、いつもながらの構成で刺激のあるEM誌面でもあったのである。


残念ながらこの雑誌は、Amazonジャパンでもドイツアマゾンでも新刊在庫がない（過去の中古本なら多少はある）ようで、日本では直接ドイツの出版社や模型店から取り寄せたり、日本の洋書店で手に入れるしかないと思う。（他に手だてがあれば教えていただければ嬉しい）

[EM 2/2010]
http://www.alba-publikation.de/oxid.php/sid/35b352cdcff361830bdf4f8a5a700d10/cl/details/cnid/110/anid/3734b56b5df23a7e6.49873032/Eisenbahnmagazin.--Heft-2_2010/

また、先日のメッセ特集号も既に発売されているので、ドイツでは書店や模型店の棚に並んでいよう。

[EM Messe Spezial 2010]
http://www.alba-publikation.de/oxid.php/sid/35b352cdcff361830bdf4f8a5a700d10/cl/details/cnid/118/anid/8174b6aba715bc1a9.90839263/EM-Spezial-Spielwarenmesse-2010/

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コメント 2

おぉ、早速買いに行かねば。
by だんきち (2010-02-22 21:16) 

こんばんは、だんきちさん。

ちょうど、このイタリアの新幹線の記事に目を通していたいた時に、NTVのAGV車両についての書き込みを見つけて「何とタイムリー♪」と感じてしまいました。Alstom製なのにSNCFでは発注しないのでしょかねぇ。（まぁフランス人の好きな「芸術の域に達するような．．」車両にはみえないのが残念なんですが、それが原因なのかは私にもわかりません）
by Akira (2010-02-22 22:21)