T23415 DB Aüm 203 / Ep.IV(黒裾タルキスカラー) [Maerklin-Reisezugwagen]
▲ 洗面所/区分室側
▲ 廊下側
先日アップした28,2cmのUIC-Xモデルインデックスを作成していた時に気づいたのが、手持ちのTRIXモデルをここで幾つか紹介していなかったことである。このモデルがリリースされた当時は、私の欲しいモデルが怒濤のように出て来て、整理し、アップする暇もなかったものと思われる。それを遅ればせながらようやくアップしようと考えた次第である。
このモデルは、メルクリンからも43911として同形モデルが同じ年にリリースされている。この1等区分室客車の他、2等区分室客車、1/2等区分室客車、2等区分室/荷物合造客車が同じ黒裾タルキスカラーで登場し、何故か2等区分室/ビュフェ合造客車のみ旧塗装のKakaduで登場しているのもメルクリンモデル同様である。1等部分の特徴的なオレンジ帯も同様である。
今なら、妻部分にも塗装表記が印刷されているかも知れない。
サボは、ちょっと興味深い。メルクリンモデルとは異なり、Dortmund - Hagen - Frankfurt/M - Stuttgart - Ulm - Immenstadt - Oberstdorfへと向かう。観光需要に対応した列車の設定であろうか。気になるのはメルクリンモデルの方で、こちらは同じDortmund発ながら、その後Bonn - Düsseldorf - Köln - Mainz - Mannheim - Karlsruhe - Offenburg - Konstanzへと向かう。
メルクリンモデルとこのTRIXモデルが同じ列車として組成されてはいないであろうが、共通運用であった可能性(つまり、Dortmund -> Konstanz -> Dortmund -> Oberstdorf -> Dortmundなど) はあり、ちょっと気になる部分である。ちなみに、このモデルは「33」号車で、メルクリンモデルは「9」号車である。
このモデルの車体番号表記は、51 80 10-40 218-9である。この実車は、1963年12月2日にWMD社にてA4üm-61 「12 028」として落成。1966年9月からこの形式となった。その後、Am 203.0、また、Aimz 261.2(InterRegio)に改造されている。現在は廃車になっているかどうかは未確認である。
▲ RICラスターは、140Km/hまでの最高速度許可、また多電源仕様である。
▲ REV表記は、1976年1月19日である。
ここで、同形メルクリンモデルとの比較をしてみたいが、同じスケールで同時期にリリースしただけあってハード的には全く違いはない。もちろんTRIXは2線式仕様なので車輪は異なるが、私の場合、販売店にて交換してもらっているので、表記以外はまさに同じ..と言いたいところである...が。
車体色であるElfenbein色が異なるのである。これはメルクリンモデルの同シリーズ全てとTRIXモデルのシリーズ全てである。
上画像は手前がTRIXモデル。下の画像では、メルクリンモデルと連結(右がTRIXモデル)させて撮影したものであるが、連結させる分には違和感はない。
そこで、左右の車両の真ん中にRALカラーの色見本を置き、比較してみた。すると近いのはメルクリンモデルである。TRIXモデルはやや黄みがかっていると言えようか..。とは言ったものの、その差は大した違いではなく、かえって実車のように汚れや黄ばみなどで変色している場合も間々あるので良しとしたい。
この調子で、残りのTRIXモデルもレポート出来ればと思う...。
参考文献:"WAGEN" Das Archiv der Deutschen Reisezug- und Güterwagen / GeraNova Verlag
[EDIT] 2011-08-07 11:31
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