84488 (91701) "EUROPA 91" Set 1 [Maerklin-Guterwagen]
当ブログからリンクされているブログには、既に新しいメルクリンインサイダーからの送付物が届いているであるが、私の手元にはまだ届いていないので、もう暫く待ちたいと思う。
さて、今回は久しぶりに手元にあるメルクリン貨車モデルセットについて触れてみたい。タイトルにもあるように、セットの外箱には「EUROPA '91」とあるので、1991年にリリースされた貨車セットであることがわかる。この当時は、私は丁度ミュンヘンのBZA/DBでの実習をしていたか、それが終了してカールスルーエのアパートに戻ってからかも知れない。記憶は曖昧である。
当時は、現在のような欧州通貨統合などあまり考えも及ばなかったように思う。隣国オーストリアやフランスなどに旅行した時などの両替とその手数料の面倒臭さにはいつも辟易としてはいたが...。
ただ、当時は現在のような危機的状況になるとは誰もが想像していないので、ドイツではユーロ圏の経済的な統合は、理想的に映っていたように思う。
話は脱線してしまったが、このセットは欧州経済統合が夢から現実へと向かう時代の1つのアイテムであったと思う訳である。1つのアイテムと記したが、実はこの3両セットは2つあり、形状の異なる3両の貨車モデルが1つのセットに納まっている。つまり合計6両となり各貨車モデルには1カ国の国旗とその国をイメージするモチーフが描かれている。
最初のモデルは、ドイツである。欧州経済統合の牽引役であり言い出しっぺの国の1つである。モデルは、戦前の有蓋貨車であるが、クラシカルな塗装ではなく、全てのモデルが同じタッチで(マーカーで?)描かれた統一されたもの。実車などもちろんない。モチーフは、ベルリンのブランデンブルグ門や、黒い森地方の民族衣装を纏った女性など。
次は、コンテナ貨車モデル。これはイタリアである。モチーフは、ベニスのゴンドラやローマのコロッセオなど。
最後は、冷蔵貨車モデル。フランスがテーマで、モチーフはパリのエッフェル塔、凱旋門を遠くに見たシャンゼリゼ通りなど。
なお、この貨車は全て裏表同じ絵が印刷されている。
もう一つのセットは、また次の機会に紹介したいと思う。
タグ:Kuehlwagen コンテナ貨車
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