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43598, 26589 DDM 2/3 / NS Ep.VI [Maerklin-Reisezugwagen]

今年のメルクリン新製品の中で数少ない新設計の客車モデルの1つにNSのDDM2/3形がある。1/2等合造客車(ABv)、2等客車(Bv)、2等制御客車(Bvk)の3種4両からなるセット(43598)である。

ただ、私自身この車両についてはオランダ国内向けであることから乗車経験もなく、この車両の造形についてもお世辞にもスタイリッシュとは思えない..というのは少し言い過ぎかも知れない。ただ、メルクリンから新金型を起こして迄リリースされる数少ないモデルということも確かであり、そういう意味では興味深いモデルである。

さて、この車両については調べようとネットを漁るも詳細が記してあるのは蘭語が多く中々理解できないのが辛い部分である。理解出来たのは2階建て客車にはDDM1形、DDM2/3形があること。更にはほぼ同じ形状で電車タイプのmDDM形なる車両があること。
今回のメルクリンモデルは、そのうちDDM2/3形である。エクステリアの塗装はNSのCIに準じた黄色地にブルーであるが、旧国鉄時代に185系電車がお手本にした斜め3本ラインである。

モデルのスケールは1:93.5で28.2cmモデルと同じである。牽引機は実車同様1700形(37269)が用意されている。全ての客車に室内照明及び制御客車には前照灯/尾灯が標準装備されている。1回のみの限定生産である。

また新製品パンフレットでこのモデルが告知された後、エクスポートカタログに別モデルとして1700形+DDM2/3形セット(26589)まで告知されたのは驚きでもある。それは、オランダ向け専用モデルとも言えるが、555セット限定のそれは同形式でありながら、1700形機関車とのセットであり、パンフレット画像を見ると機関車と客車の番号は前述のモデルとは異なることが理解できる。

[37269+43598]
Serie 1700: 1773
DDM2/3 Bvk: 7433

[26589]
Serie 1700: 1711
DDM2/3 Bvk: 7455

最初にも記したが、この形式の実車は客車でありながら、ほぼ同じ形状で電車タイプもある。モデルの制御客車を見ると電車タイプのパンタグラフの位置には、それを置くスペースすら出来ている。ここからは推測の域を出ないが、電車タイプであるmDDM形についても将来的なリリースを考えている可能性もあり、そうなるとバリエーションが増えてオランダ形のファンは益々楽しみとなることであろう。

ちなみに、この電車タイプのmDDM形であるが、最近リニューアル改造を受け、新たに全面窓も1枚窓と見栄えも良くなって登場している。以下YouTubeでこの車両のNSのPVが見たのがこのモデルを紹介したくなったきっかけでもあるのはナイショにしたい。

http://www.youtube.com/watch?v=xurt2rPIQlg

参考サイト:Dubbeldeksmaterieel/Wikipediaオランダ
http://nl.wikipedia.org/wiki/Dubbeldeksmaterieel

43598 Doppelstockwagen-Set. / メルクリンドイツサイト
http://www.maerklin.de/de/service/suche/details.html?page=&perpage=10&level1=2341&level2=2346&art_nr=43598&search=1&era=0&gaugechoice=0&groupchoice=0&subgroupchoice=0&catalogue=0&features=0&searchtext=&backlink=%2Fwww.maerklin.de%2Fde%2Fservice%2Fsuche%2Fproduktsuche.html

26589 Doppelstock-Nahverkehrszug. / メルクリンドイツサイト
http://www.maerklin.de/de/service/suche/details.html?page=&perpage=10&level1=2341&level2=2346&art_nr=26589&search=1&era=0&gaugechoice=0&groupchoice=0&subgroupchoice=0&catalogue=0&features=0&searchtext=&backlink=%2Fwww.maerklin.de%2Fde%2Fservice%2Fsuche%2Fproduktsuche.html
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BOAC VC10

NSのPV拝見しました。私の好きな総二階建て電車のIRM「RegioRunner」に似た雰囲気になりましたね。仕切り扉の取っ手が渋いです。

DDM1は'80年代中盤に製造され、「普通の」機関車によるプッシュプル編成で6両編成が標準ですが、バラで平屋建てのIC客車の編成に組みこまれ運用されたこともあります。
'80年代末にはミュンヘン近辺で、デビュー間もない頃の120.1で前後に挟んで試用運行されたこともあります。
制御車には編成別に動物のイラストが書かれ、パンタグラフが装備されています。(DBの食堂車と同様に、電機が連結されていない際の電源確保用でしょうか?)

DDM2/3はDD-ARと呼ばれることもあり、'90年代前半に製造され、密着連結器を装備した1700型電機と客車3~4両の半固定編成で登場しました。
その後'90年代後半に約3分の2の編成は、1階は機械室・2階は客室で6軸の動力車「mDDM」に差し替えられ、捻出した1700型電機は密着連結器を撤去して普通の機関車として使用されています。
2編成併結されることも多く、1700-客車+1700-客車、客車-1700+mDDM-客車というようなケースもあります。

というところが概要でしょうか。長文失礼しました。
by BOAC VC10 (2012-03-17 11:28) 

Akira

こんにちは、BOAC VC10さん。

NS2階建て客車の詳しい解説をありがとうございます。制御客車のパンタグラフ台座は本来パンタが標準装備だったのですね。そうなると初期形などバリエーションも更に豊富になるのかも?DDM1も形状的にはほぼ同じ?なので6両編成バージョンの製品化も考えられるかも知れません。

DDM2/3のバリエーションも合わせて考えると、かなりの可能性を感じますね。塗装についてもmDDMは、青窓帯のようですし..。

ただ、個人的には昔国際運用に就いていたPlan形客車の方が良いなぁ..と思ったりしているのですが...。でもROCOで出ているようですしね。難しいところでしょう。
by Akira (2012-03-17 14:24) 

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