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2511 (87705) Sonderwagen-Deutschland [Maerklin-Guterwagen]

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このモデルは、カタログには載らないいわゆる広告貨車に分類できるのですが、広告ではなく、世界の国シリーズとも言えましょうか。私もこのモデルをドイツの販売店で入手したとは思いますが、詳しくは憶えていません。
当時は、広告貨車モデルが人気があったのか、ドイツの販売店では様々な広告を纏ったモデルが店内に飾ってありました。今も毎月インサイダー会報誌で最新の広告モデルを写真付きで紹介していますが、このような広告では無いシリーズモノはちょっと珍しかったです。

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タグ:Werbewagen
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46741 K.W.St.E. (P) | Museumswagen 1997 (Fr. Kaufmann) / Ep.I [Maerklin-Guterwagen]

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1997年のH0ミュージアムモデルです。樽貨車モデルは、その独特の形状からメルクリンでもブリキモデルの時代から作られています。メルクリンでは進行方向縦位置で2つのワイン樽を並べたモデルしか当初はありませんでしたが、今ではTRIXとの合併もありバリエーションが増え、先に当ブログでも紹介した3つのワイン樽が進行方向に対して横に3つ並んだモデルも登場しました。

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46201 DB Tnfhs 38(GANTER BIER)/ Ep.III [Maerklin-Guterwagen]

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2004年のインサイダーH0貨車は、ドイツ南西部、今では環境都市として有名なフライブルクのGANTER社のビール貨車モデルでした。この貨車について今回は紹介します。
このビール貨車は、白地に赤文字で大きくGANTER BIERの名前が記されています。この貨車はビール輸送のため冷蔵貨車Tnfhs 38形です。Ep.III時代の冷蔵貨車としては一般的な貨車であったと想像できます。この貨車も緩急室付、デッキ付き、デッキなしの3種類が存在するようですが、モデルはデッキなし仕様です。

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84432 K.W.St.E. (P) | Museumswagen 1991(Augst Pflüger) / Ep.I [Maerklin-Guterwagen]

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メルクリンの聖地と呼ばれているドイツ・ゲッピンゲンにあるミュージアムでは1985年からミュージアムモデルがここだけで販売されていました。当初は少量生産され、いわゆるお土産の一環で売られていました。最近はミュージアムも二度ほど移転し、毎年イベントも行うことで訪問者も増え、ミュージアムモデルも凝ったものになっています。私もドイツに滞在している時は、特に学生時代は同じバーデン・ヴュルテンベルク州という事もあってクルマで時々訪れていました。

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46744 DRG(P) Insider Jahreswagen 2003 (Baron Jeune) / Ep.II [Maerklin-Guterwagen]

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2003年のインサイダー貨車です。古典車両に3つのワイン樽が積載されているモデルです。初めてこのモデルを見たときは、側面部分に記されている車両所有企業の看板を見るとフランス語で記されているので、車両はフランスの所属かと思ったのですが、この表記の中に「Saarbrücken」「Am Homburg 7」の住所らしき文字からはドイツも関わっていることが理解できます。Saarbrückenはフランス・ロレーヌ地方と国境を接した街で、私自身も一度この街を訪れましたが、ドイツ語とフランス語が飛び交うほどフランスの影響が強い場所ですので、この車両はあくまでドイツのワイン貨車モデルという位置付けだと思います。
ちなみにザールブリュッケンは、隣接するフランスのSarreguemines駅までザールバーンというトラムトレインが直通運転しています。国境を跨ぐトラムはフランスのストラスブールのトラムより早く実現したので、ここが世界初であると思います。

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また、このワイン貨車モデルは、それまでメルクリンで通常製品としてリリースされていた大きなワイン樽を進行方向に平行に2つ積載されていたのに対して、このモデルはそれより小さい3つの樽が進行方向に対して垂直に積載されています。その違いも含めて興味深いモデルと感じました。

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緩急室側妻部を側面から見たところです。緩急室デッキにハシゴがあり、樽の上へと登れるようになっているのが、先にも挙げた2つの樽を積載したそれまでのモデルと大きく違う1つです。

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車体側面に掲げられている2枚の表示板のうちの左側のもの。DRG表記、車体番号、私有貨車の(P)、そしてMainz中央駅に所属している旨の文字が記されています。「Spezialwagen」(特別車両)の意味することは未確認ですが、ワイン樽積載貨車自体が特別なのかもしれません。左側の「Märklin Insider 2003」のマークはお約束です。

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もう1枚の表記版には、車両所有者(企業)の文字が印刷されています。上には、「Wagons Foudres」「W.B.J.」「Saarbrücken」「Am Homburg 7」、下には、「Paris 4. Rue Tronchet」「Baron Jeune」「W.B.J.」です。ネットでこのワイン醸造企業?を調べてみたのですが、確認することはできませんでした。
「Wagons Foudres」はワイン樽車両の意味のようです。直訳ではなさそうですが...。

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台枠の表記です。この車両も車体なしのため、台枠には多くの表記が記されています。
表記の印刷精度は満足のゆくものです。

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ワイン樽は木製です。ここを樹脂製ではなく実物と同じように木を使うところは、メルクリンらしさの1つだと思います。樽の上の渡り板は樹脂製です。樽の妻部には、「W.B.J.」の文字、先日紹介した半円形に「15」の表記(積載制限15t)、そして蛇口を模したと想定できる線画で記されています。この蛇口が線画ではなく3次元で付けてあればなお良いのですが、そこまではできなかったのでしょう。

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ブレーキ側と非ブレーキ側の妻部正面です。緩急室、デッキ、手摺、緩急制動棒、樽上の渡り板への梯子も樹脂製です。

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緩急室を反対側から俯瞰したところです。この緩急室は両側にドアがついているタイプです。

ワイン樽貨車はメルクリンからカタログモデルだけではなく、これまでも様々なルートでリリースされてきました。どちらかといえば、カタログモデルより、スイス、フランスなどのエキスポートモデルや、広告貨車としての位置付けで流通されたものの方が多いのかも知れません。例えば、このモデルと同じベースのモデル(46741.001)などがそれに当たるでしょう。また、ドイツの電子部品販売のConradから、一時期複数のワイングラスとセットになったワイン樽貨車セットがリリースされていて、Conradのお店で発見したときは欲しいと思いましたが事情があって断念しました。これらワイン樽貨車モデルは、ビール貨車とはちょっと違い、グラフィックだけの違いにとどまらず、ワイン樽の積載方法も種類があって種類は少ないですが、コレクションとしても楽しいアイテムです。

[参考サイト]
Wagons-Foudre / Wikipedia France

[EDIT] 2019-05-29
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Ep.II/III時代の貨車表記について [Maerklin-Guterwagen]

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▲ 出典:0310 DIE MÄRKLIN-BAHN H0 UND IHR GROSSES VORBILDより

先日当ブログで4795について、当時の車体表記の疑問を投げかけたところ、すぐにめるふぁんさんからこの表記についての資料を頂き、その詳細を理解することができました。その資料が上画像(Abb.134部分)になります。

どうやらこの時代は、貨車の積載重量制限は文字と数字で表記するのとは別に、直感的に理解できる工夫がされていたことがこの資料から読み取れます。制限重量を8種に分け、その数字はt(トン)単位で表記。そして数字を囲う枠線をそれぞれで異なる形状にすることで、作業従事者は一目で理解できるよう工夫されています。

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画像は、先の4795の妻部に印刷されているものですが、四角枠に「20」と記されていれば制限積載重量が20tであることが一目で理解できます。

他のモデルでもこうした表記を探したところ、半円形枠に「15」という数字を見つけました。(下画像)
しかし、これは無蓋貨車で妻部に表記できるスペースがなかったためか、側面の台枠妻部付近に表記されています。

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こうして見ると当時の貨車に益々興味が湧いてきます。

また、貨車の四隅に記されている2本(あるいは3本)の横棒ですが、これも4つの種類があることがこの資料(Abb.135 a - d)で理解できます。どうやらこれはブレーキの種類で表記が異なるようです。ブレーキホース(圧搾空気制動管)の有無とブレーキメーカー(クノール社製やウェスチングハウス製など)と種類で表記が異なるようです。これも作業員が把握していれば、文字に頼ることなくどのようなブレーキなのかすぐに理解できる工夫でしょう。

これら車体表記はEp.IVのUICナンバー化で消滅しました。コンピュータのない時代、如何に工夫を凝らして貨車とそれを扱う人間とのコミュニケートができるかの知恵の1つだと感じました。今やIoTの時代ですから貨車に電子タグを付けることで一元的に膨大な貨車をどの端末からでも把握できる時代になっていますが、こうしたプリミティブな表記を省みることも模型の楽しみの1つなのでしょうね。

Special Thanks: めるふぁんさん

[参考文献]
0310 「DIE MÄRKLIN-BAHN H0 UND IHR GROSSES VORBILD」/ Märklin Gebr. & Cie. GmbH. Fabrik feiner Metallwaren
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4795 DRG Om Breslau / Ep.II [Maerklin-Guterwagen]

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このモデルは、私がドイツから帰国することを決めた1997年、退職時に会社の同僚一同から贈られた2両のメルクリン貨車モデルのうちの1両です。もう1つは既に当ブログでも紹介した色鉛筆を載せたモデル(4771)で、今回紹介するモデルは小さなクマのフィギュアが荷台に載っていましたが、あれから20年以上が経ち、クマの方が劣化してしまい、現在は何も載っていません。

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実車は、1913年から1928年まで製造されました。緩急室つきなどのバリエーションも含めれば20万両以上製造された無蓋貨車Om Bresulau (Ep.IIIではOm 12)形です。最初期は王国鉄道時代のEp.Iから最終的にはEp.Vまで運用されていたとのことです。

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車端部側面です。車体の四角側面に2つの白いマーキングが見えるのはEp.IIIの特徴的表記と思っていましたが、DRG時代のEp.IIモデルでもあるのですね。(手持ちのEp.II時代の貨車モデルが少ないので知りませんでした)

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車輪はスポークタイプです。車体色がEp.IVまで同じ標準色なので、時代を感じるのは車体表記の他には車輪ぐらいでしょうか。

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車体の表記です。 Koll'sによれば、4795.10として1993年から1997年までリリースされたとあります。最終ロットかそれに近いロットで製造されたモデルとは思いますが、印刷精度はほぼ行き着くレベルに到達しているように思います。非常に精細です。

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台枠の表記もしっかりと印刷されています。

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車体妻部分の正面です。この時代の貨車の特徴に妻上部に四角い枠に囲まれた「20」と印刷された表記があります。この形式以外の同時期の貨車モデルにも同様の表記を見つけているので、これの意味するものをちょっと知りたくなっています。
もしご存知の方がいらっしゃいましたら、コメントいただければ嬉しいです。

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俯瞰した画像です。この貨車は、その形状から分かるように利用範囲は広範に及ぶと思います。サードパーティの会社からは積荷モデルもあるでしょうし、様々な積荷が想定できますのでシーンも選ぶことはないモデルのように思えます。私も同時代の好きなモデルにJunkersのF13形旅客機運搬列車がありますが、色が違っても一緒に連結して走らせれば、かえってリアリティのある編成になりそうで試してみたくなりました。

[参考文献]

Om Breslau /「WAGEN」GeraNova Verlag München
Koll's Preiskatalog 00/H0
タグ:DRG Ep.II Om Breslau
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31979 MHI 5 Jahre Jubiläumswagen [Maerklin-Guterwagen]

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随分昔(2006年末)のことですが、当ブログ記事「MHI: Maerklin Haendler Initiative」でも写真だけお示ししました貨車モデルです。このモデルについて紹介します。

このモデルは、メルクリンのMHIが1990年に始まって5周年記念で記念本と共にリリースされました。当初は実車が少数製造された客車モデルなどが多かったですが、だんだんと玄人好みのディープなモデルがリリースされるようになり、それもカタログには載らない上にネットもない時代、パンフレットのみで告知されるようなゲリラ的な販売を始めたので、私は、情報収集のために販売店に足しげく通うことになるのでした。

そんなことが普通になった1994年にそれまでリリースされて居たMHIモデルを全て掲載したハードカバーの本の表紙と同じ絵柄の2軸古典有蓋貨車モデルがリリースされました。もちろんこれもMHIモデルです。

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緩急室側車端部側面です。モデルはG(h)形で、単なるMHIの広告貨車モデルなので、ファンタジーモデルと位置づけられます。しかし、MHI製品をリリース当初から見てきた私は、MHIモデルの成長を見守ってきたような気持ちで特別な思いを持って購入したのでした。

モデルとしては、漆黒の車体にMHIモデルのレプリカ消防自動車、そして専用のロゴが印刷されています。印刷の精度は十分に満足のゆくレベルです。とはいえ、細かな形式などの車体表記が表記がないため、実車の雰囲気は醸し出されません。

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車体妻部正面の緩急室側と非緩急室側になります。

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モデルを俯瞰したところです。地味な無彩色なので古典貨車の編成にも溶け込むような気がします。
タグ:MHI G Hannover
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46022 DB(P) Insider-Jahreswagen H0 2005 / Ep.III [Maerklin-Guterwagen]

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2005年にリリースされたインサイダー会員向け私有無蓋貨車モデルです。実車については手元の資料に該当する形式が見つかりませんでした。しかし、Ep.III仕様ながら緩急室の形状や全体の雰囲気からEp.IからEp.IIに出来たのではないかと思われます。

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反対側です。緩急室はドアなどなく、開放状態で中に椅子が設えてあります。ここに座って手ブレーキを操作するのでしょうか。
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車端部側面です。緩急室は側面窓がなく、樹脂製レーリングが別パーツで付けられているのが見えます。またデッキ下にステップが付けられています。

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緩急室のない車端部側面です。私有貨車なので所有企業のロゴが記されています。ここに記されているAlfred Moeck社は、今もなおドイツLenningenにある採石やアスファルト製造などの企業です。
Alfred Moeck KG

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車体表記です。精細な印刷であることがわかります。右下はインサイダー会員向けモデルであることのお約束です。
DB表記の下は、車体番号と私有貨車の(P)マークが表記されています。その下には「Heimatwagen Bf. Oberlenningen」(所属 Oberlenningen駅)と記されています。何故Heimatbahnhofではなく、Heimatwagen と記されているのかはわかりません。

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台枠の表記です。凹凸がありながらもしっかりと印刷が施されているのがわかります。記載内容は、車体表記とほぼ同じです。

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車体妻部正面の前後画像です。

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車体を俯瞰したところです。無蓋部分は進行方向に梁がついているので、なんだかおかもちのようにも見えます。

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下回りです。ステップや配管など樹脂製パーツが別付けで幾つもついていますので、取り扱い注意です。
この辺りはメルクリンらしくない感じがします。この辺りの精細な表現を見ると、もしかしたらTRIXの設計なのかも知れません。
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48297 DRG G Hannover(P) "Bahlsen" / Ep.II [Maerklin-Guterwagen]

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昨日の記事で「Pick up!」を紹介しましたが、その製造元であるハノーファーのBahlsen社の広告入り貨車モデルを紹介したいと思います。このモデルは以前当ブログでも記事にしていましたが、改めて記します。

このモデルは、古典貨車に鮮やかなBahlsen社の広告が入っています。この広告を見ると昔からここのビスケット愛好者の多いことが窺われます。

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車端部分の側面です。緩急室が高い位置に設えてあり、窓からは屋根を通して列車全体が見通せるようになっています。乗務員は緩急室へは梯子を使って乗降します。
実車は、G形で後のG10形に相当します。1910年から製造されドイツ(初期は、まだドイツという国は存在しませんでした。)で1927年まで12万両を超える車両数を生産、運用に就いた最大の有蓋貨車です。

G形は様々なバリーションが存在するようですが、Hannover形の他、Kassel形やMünchen形などもあるようです。メルクリンでも屋根や緩急室の形状など複数のバリエーションが製品化されています。

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両側の車端部分を正面から見たところです。金属製のレーリングと樹脂のブレーキ回転棒など強度も考え合わせて程よいディテールを実現させているのは、メルクリンの進化を示す好例に思います。

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表記部分です。各種積載荷物の容量制限やDRGとHannover、そして車両番号が読み取れます。(P)は私有貨車を意味しますので、これはBahlsen社の所有のようです。

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広告の「LEIBNITZ-KEKS」ですが、これは昔も今もBahlsen社の主力商品のビスケット名です。パッケージこそ変わりましたが、ビスケットは変わらぬ味なのでしょう。赤い下地に「GROSSER PREIS 1904 - 1910 1911 - 1913」と記されていますので、この貨車は1913年以後の短期間に実際にあった車両かも知れません。(1914年あたりでしょうか。)

余談ですが、1914年にドイツ工作連盟(DWB)がケルンで建築展示会を開催しておりますが、この時お土産品にこの貨車に描かれているのと同じBahlsenのビスケットが用意されています。(パッケージのグラフィックは、当時の建築家でAEG社のデザイナーでもあったPeter Behlensによるものです)

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台枠を見ると、実車とは無関係な文字列が見えますが、これは1997年に10月11-19日までハノーファーで行われた第15回 IMA(国際鉄道模型展示会)についての記されています。このモデルはIMA開催を記念して、IMA会場やハノーファーの模型店で販売されていたことを示すものです。

Bahlsen社をそのモチーフに選んだのは、ハノーファーを代表する企業の1つであることに他ならないでしょう。IMAが開催されるときは、毎回開催地にちなんだ広告入りのモデルがメルクリンからリリースされています。

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モデルを俯瞰で見たところです。存在感のある貨車に見えます。

参考文献:「WAGEN」Das Archiv der deutschen Reisezug- und Güterwagen





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