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ドイツからの鉄道取材(3) [Maerklin-Allgemein]

今日は、また東京で取材となった。とあるメルクリン専門ショップが取材現場で、私の無理なお願いも日曜日と言うのにお店をOFFにしてまで協力していただけた。本当に感謝である。ここでは、お店にあるレイアウトやオリジナル商品も撮影したので、お店を休んだ分迄宣伝効果が出てくれればと願う。考えてみればドイツの専門店でも、ここのお店の様にレイアウトを置いて見せている所はあまり見かけたことがない。取材チームの人の話だと、ドイツの専門店もだんだん経済のことばかり考えて、本当にメルクリンが好きで商売している人は少なくなったと聞いた。その点でここのお店は小さいけれども、ドイツの店よりも素晴らしいと評価してくれた。私もここならばと思っていただけにホッとした気分と「そうでしょう」という気持ちが一緒になったような感じで嬉しくなった。

その後は、田園調布にあるメルクリンユーザーのお宅(といっても場所が場所だけにまさに豪邸)にお邪魔して取材。ここでも素晴らしいレイアウトを拝見できた。実に眼の保養になる。

今日の仕事は、これで終わり!...と思ったら、今度は鉄道や模型ではない、典型的な日本の風景を撮りたいというので、明治神宮と原宿、表参道に出掛けた。ドイツのビデオやテレビでは、男性は鉄道だけでも満足するが、一緒に見ている奥さんも満足させるのは、その土地の環境や背景の紹介も必要とのこと。なるほどである。
クルマを降りた場所は明治神宮入口のJR陸橋の上である。ここは何とコスプレ娘達の溜まり場と化しており、観光客(特に外国人)や道ゆく一般人から盛んにシャッターを切られている。何故コスプレが原宿なのかは良く分からないが、目立つことは確か。現実逃避なのか、変身願望なのか?考える暇もなく、我々取材チームも明治神宮より興味深げに撮影に夢中である。しかし今やこれも東京の日常である。是非ドイツで流して欲しい。その後、日が暮れかけてようやく明治神宮へ...。やはりここは数少ない東京の緑地帯だけあり、うっそうとした森の中を歩くのは気持ちが良い。丁度、結婚式後の新郎新婦がいたり、七五三のお参りに来ている家族連れ、また和服姿の集団など、伝統的な日本を垣間見れる場所である。ここは、現代のサブカルチャーと伝統文化の両方が入り交じったコントラストの大きな部分で、慣れた我々はともかく、外国人には興味深いだろう。

もう、日も暮れて次に目指すは竹下通りである。少し高い原宿駅側から通りを眺めるとやや俯瞰気味に沢山の若者がひしめき合う通りを一望出来る。個人的には好きな場所ではないが、ここも日本の日常の1つである。実は大学時代、ここからほど近い有名なファッションビルにあったオーディオ店でアルバイトをしていたことがあり、この辺りには精通している...とはいえ、この通りに来たのは、そのバイト時代以来かも知れない。年齢と人の多さは変らないが、変ったのは外国人多さである。確かにその頃もいたが、これ程ではなかった。やはり東京もだんだんと世界の観光地になってきたのだろう。混み入った竹下通りから明治通りへ抜け、表参道を青山通りに向かって歩いた。ここの並木道は変らない美しさだが、周りの建物やお店は大きく変った。竹下通りのキッチュな世界とはまた違った、ハイソなお店がずらりと並ぶ通りになった。特に彼等取材チームに見せたかったのは、安藤忠雄設計の表参道ヒルズである。私も初めて中を見たが、想像以上に素晴らしい建築である。彼の設計した建物はドイツのWeil am Rheinにある有名な椅子メーカーVitra社の博物館もそうである。

日本の色々な側面を1日で見た彼等の頭にある東京はどんな感じなのであろうか。

明日はまた東京から離れる。泊まりなので、更新出来るか心配だが可能な限り挑戦したい。


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