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ドイツからの鉄道取材(12) [日本の鉄道]

10月29日

今日は、山口線2日目。そして日本の鉄道取材最後の日である。前日は疲れて目覚ましを掛けることも忘れ爆睡してしまったため、朝目覚めた時は7時を回っていて慌てた。取り敢えず朝食をすぐに済ませ、8時の出発に間に合わせた。やまぐち号の出発時刻は10時過ぎなのだが、先に山口の瑠璃光寺でメルクリンビデオのモデレーションを行う。モデレーションとは、番組の最初や最後に司会が挨拶をすることなどのことを差す。瑠璃光寺は5重の塔と日本庭園が美しい曹洞宗のお寺である。

お天気も良く、無事に終了したが、私もレフ板持ちを手伝った。このような経験も楽しいものである。(まるで業界人?の気分)

その後、最初の撮影場所へクルマを飛ばす。最初は、篠目駅そばで撮影。ここでは、私はマイク持ちを手伝った。カメラの方向とマイクの方向をリンクさせなければならない。次に渡川と三谷の間。撮影が終わるとすぐにクルマに乗りやまぐち号を追い掛ける。遅いクルマを次々追いこし、3度目は、徳佐手前の陸橋でカメラを構える(画像参照)。そして最後は津和野駅直前の橋で撮影。結局4回の撮影に成功。それにしても、ドイツ取材チームのアレグレッシブさには驚くばかり。運転手さんも大変である。クルマを追いこす度に拍手喝采...である。前に乗ってナビをしている私は、緊張するばかりで通訳も危うい。
それでも何とか目的は達成し、津和野駅でしばしの休息である。

津和野駅に停車している列車をまったりと撮影し、駅ソバをすすりビールを飲み(これはドイツチームの特徴!)その後、ゆっくりと津和野の市街地を散策兼取材。秋晴れの日曜日の津和野は観光客で賑わっている。津和野は戦災から免れた城下町なので、未だに美しい街並が残る。町中を流れる小川には、錦鯉が飼われていて、観光の目玉の1つである。これだけの街並が残っていれば観光地としての価値は充分にある。町の中心にある旧家らしき町役場には、姉妹提携を結んだ町の名前があり、そこに「ベルリン市中央区」とある。ここもドイツとの関わりがあるようだ。
帰りは、新幹線の時刻があるので撮影は一切せず、直接新山口駅へ向かう。帰り道は渋滞が予想されるからだ。しかし、早い時間だったせいか意外にも渋滞にかからず午後3時半には、駅に到着。列車は5時半前発車なので、暫く近くの川べりの公園で休息する。しかし、山陽本線の鉄橋側であったので、踏切がしまるとついカメラを向けてしまうのは、悲しい性?

発車30分前には駅に行き、土産物を物色し新幹線の人となる。最後の長距離列車ということで、グリーン車を奢ってもらった。40年以上生きていて新幹線のグリーン車は初めてである。おしぼりや女性の専務車掌(ソワニエ?)のサービスなど、普通では味わえないものがあったが、ヨーロッパの1等車と比較するとサービスの質の違いが感じられた。しかし、シートピッチと幅の広さは、グリーン車ならでは..であり、東京迄快適に移動出来た。東京駅で下車する時、どこかで見た様な政治家の顔があったのを気がついたのは私だけだったのかも知れない。

明日は、取材チーム最後の仕事である。もう一息楽しんで頑張ろう。


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