48150 DB "MIGROS"Tehs 50 / Ep.III / Insider-Jahreswagen 2006

今日も、E10.3と共に届いたモデルを紹介したいと思う。画像は今年のInsider-Jahreswagen（48150）である。インサイダー会員には会費にこのモデルも含まれているので、申込書を販売店に提出すれば販売店経由で届くしくみである。インサイダー貨車と言えば、Ep.IIの古典的な貨車が多かったと記憶しているが、今年は人気のEp.IIIのモデルとなった。しかも今でも通用するようなモダンなグラフィックデザインである。

これの実車は、スイスの大手スーパーマーケットチェーン"MIGROS"の私有冷蔵貨車（Tehs 50形）であり、実在する。特徴は左右の絵柄が異なること。

絵柄といい、さすがグラフィックデザイン先進国のスイスである。REV表記を見ると１９６５年となっている。つまりこのモダンなデザインの貨車は日本のオリンピックや万博以前に走っていたことになる。
そして、何故かこの貨車はスイスのオーナーなのにドイツ（DB）の所属となっている。表記を良く見ると、Heimatbahnhof（所属駅）は、Basel Bad（ドイツ側のバーゼル駅）となっている。ドイツに所属した方が会社にとって何か有利な点があるのかも知れない。

では、モデルとして見てみると興味深い点を見つけた。この冷蔵貨車はポピュラーなのか、以前から同形のモデルがあったが、これは最近の新しい金型で作られたものである。以前は製品番号が４６００番台というのはスケールモデルとして高級な貨車モデルのラインナップであったが、流石に金型がくたびれてきたのか、末期の同形モデルは屋根のラインが反っていたりした。
新しいこの貨車は、もちろんそのようなことはなく、クローズカプラー装備の他、バッファが金属製である。

このモデルを手にして、同形の数種リリースされている冷蔵貨車が欲しくなってしまった。

参考サイト：
MIGROS社　http://www.migros.ch/Migros_DE

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