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Spielwarenmesse 2007 (7) --- 番外編 --- [欧州鉄道模型]

メルクリン製品の画像はまだあるのだが、今回は他のメーカーから出品された心に残ったモノを紹介したい。

- HELJAN -
上の画像にあるコンテナクレーンである。デモンストレーションを見て本当に心が踊った。「欲しい..」と正直に思ったモデルである。クレーン本体にはDCCデコーダーとモーター、電磁石が内蔵されていて、コントローラーのボタン1つでコンテナ本体の移動やクレーンの移動、回転、上下、電磁石のスイッチングが可能である。コンテナ本体には小さな鉄板が埋め込まれており、電磁石のon/offでコンテナがクレーンによって積載や移動の作業が可能となる。電磁石がonの状態の時は緑色のLEDが点灯し、目視確認できる。クレーン自体の照明もいくつかついており、点灯が可能。夜の作業風景の再現が可能である。レールは2線式、3線式の両方が可能で、台座自体がH0のレール幅に合わせて何本かのレール施設部分が剥がれるように出来ており、そこにレールを設置する。蓋をすることにより、トラックなどの荷役作業場になる。既に出荷されているとのこと。


- Vollmer ? -
どこのメーカーか忘れてしまった。このストラクチャ−は花をリリースした。細かいので作業が大変そうであるが、できれば素晴らしく活き活きとしたシーンを再現できる。


- FALLER -
今年のFALLERはメルクリンブースの向いにある。全面的にCAR Systemの紹介を展開していたようなブースレイアウトであった。
驚いたのは、上の写真にある2台の乗用車(VW Golf と VW Kaefer)である。今迄はトラックやバス、最近では、大きめのゲレンデヴァーゲンなどがあったが、とうとう乗用車にCAR Systemが展開できるようになった。


- ROCO -
ロコは変った...のかも知れない。今回ロコのブースでは、入口に上の画像にあるデモンストレーションを展開し、実演していた。これは、H0のE10とタルキスカラーのUIC-Xであるが、機関車はパンタグラフの上下が可能。しかし、メルクリンのようなテグスで動かしている訳ではない。しかもパンタグラフの動きに合わせてそのサウンドが奏でられるのである。その後ろにあるのが、UIC-Xのドアの開閉が出来るモデルである。こちらも4枚のドアがセパレートで開閉を操作出来る。そのサウンドも機関車同様、奏でられるのである。また室内照明は車輛の半分で左右に分けてセパレートで点灯/消灯が可能。サウンドは屋根裏に取り付けられているとのこと。
両車とも、まだスタディの段階で製品化は決まっていないのだと言う。
UIC-Xの方は、まだ未成熟な部分も散見された。まずドアであるが、UIC-Xは折戸であるのだが、さすがに折ることは出来ず、上手く内側に開く様に出来ている。そして、このドア開閉モデルが編成となった場合、アドレスを同じにするなどノ対応をしなければ個別制御では問題も出るだろう。
また、室内照明も車輛の半分ごとに点灯するというのは自然ではない。
しかしながら、ロコの担当者の話を聞くと、「我々が可能なことに挑戦して、それをここに示している」という言葉に、新しい企業の姿勢を見た思いがする。メルクリンはうかうかしていられないだろう。

最後に画像はないが、旧東独地域の「AUHAGEN」というストラクチャ−メーカーではFALLERやVOLLMERにもあるような樹脂製の建物などを数多く手掛けているが、子供向けに紙に印刷した家などの展開図を切り折り組み立てて出来るペーパークラフトがある。最近では、その型紙を絵から写真を使ったものがお目見えしている。じつはこれ、日本に取材に訪れたA氏の発案だそうで、彼が家の全面の写真を撮影し、それを展開図化して発表している。(下記サイト参照)これも面白い発想である。

参考サイト:
Stipp http://www.stipp.de/


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