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em-Special 2007 Spielwaremesse [欧州鉄道模型]

先日123-Leiter magazinについてお伝えしたが、今回はその時同時に購入した雑誌の1つeisenbahn magazinの特別増刊号Spezialでニュルンベルク玩具見本市特集である。この雑誌はMIBAと共に毎年メッセ特集で増刊号を出す。表紙もいつものオレンジ地に白文字ではなく、ネガポジ反転した白地にオレンジ文字なので、いつも逆に見慣れている眼には非常に目立つ。そしてその表紙には、TEE50周年に相応しく、大きなTEEマークと3種のTEE車輛(RAe/SBB、RAm/SBB/NS、ALn/FS)が並んでいるレイアウトである。
今回の同誌は、「鉄道車輛」、「技術」、「アクセサリ」、「自動車」、「メッセの新発見」と項目別に分けられ、「鉄道車輛」は「H0」、「TT・N・Z」、「2・1・0」と更に細分化されている。やはりページ数を一番割いているのは「H0」で25ページである。メルクリンは社長のインタビューもその中に含まれ非常に多くのページに渡っているのは、やはりアイテム数の多さにもよるのであろう。しかも新製品はほとんど全てがマスターモデルであるにしても、模型化され出展されていたことによると思う。
日本の模型雑誌でもニュルンベルクメッセの記事は必ず掲載されるようになっているし、今年は今迄になく力を入れているのには敬意を表したいと思う。それだけ日本にはメルクリンに限らず欧州形ファンは増えてきているのだと思うし、ニュルンベルクメッセは、重要な位置付けにあると認識しているのだと思う。
今や、欧州の鉄道模型市場は少子化やゲームの台頭により飽和から減少の時代になりつつあり、メーカーにとっては、今回ほどのファンの期待に応えるモデルを出すチャンスも数少ないように思う。しかし、これらモデルは、私達のようなファンの中心世代である1950年代から60年代に生まれた者が中心の興味深いものであるのも事実。我々にとって興味深いモデルが沢山リリースされるのは歓迎だが、財布と相談しながら取捨選択を迫られるのは辛い。
そして、これから特に開拓せねばならないティーンの子供達世代に強くアピールできるモデルが中々見つけられなかった今回のメッセは、今後数年先の鉄道模型業界を占う上では、ある意味重要なメッセであったのかも知れない。しかし、それを認識できるのは、おそらく5年先以上だろう。

参考サイト:em-Spezial 2007 Spielwarenmesse
http://www.alba-publikation.de/zeitschriften/eisenbahnmagazin_spezial/ems2007_01.lasso


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