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282mm客車にLED室内照明の取付け [Maerklin-Zubehoer]

昨日の日曜日は、久しぶりに家でゆっくりと過ごすことができたので、溜まっていたメルクリンの車内照明パーツを282mm客車に取付ける作業を行った。今回は、私にとってはじめての282mm客車の室内照明取付けについてインプレッションしてみたいと思う。

この282mm客車は、新しいスイス軽量客車などと共に新開発のLED照明となり、今回よりこの室内照明は、26,4mの大型客車には2つの照明基盤が必要になっている。また、開放可能なRTS導電カプラーのリリースで、必ずしも集電シューが必要ではなくなったことから、これも別売扱いである。よって、以前の27センチ客車では、1つの室内照明キットで完結したのが、今度は、(282mm客車の場合)以下のパーツを揃える必要がある。

- 室内照明基盤(73400)x2
- 集電シュー(73406) x1

また、導電カプラーを取り付ける場合は、さらに以下のキットが必要である。

- 導電カプラーキット(72020) x1

この場合、導電カプラーより電気の供給を受ける場合は集電シューは不要となる。
更に尾灯を付けたい場合は、今年の新製品に尾灯キット(73407)がリリースされている。

*現在は、対策済みかもしれないが、昨年リリースされた時点での客車左右端に設置されている導電板が、「Y」字形導電パーツの動きに未対応であったため、改造時は正しい導電板(ET109525)であるか確認が必要であろう。
以下参照:
http://blog.so-net.ne.jp/maerklin-kiste/2007-03-07

さて、取付けは決して難しいものではないが、以前より汎用性の高いパーツの組み合わせなので色々と加工すべきところがあるのも事実である。例えば、基盤押さえを1つの基盤に対して2つ設置が必要であるが、この基盤押さえは2段階に高さの調節ができる構造である。282mm客車では、この高さを下に設定し、更に上の基盤押さえ部分をカットする必要がある。(カットしないとボディが台枠に納まらないのである)そのため、ニッパなどの工具も必要である。(カット自体は難しくない)
今回、問題が一つ起こった。それは、この室内照明基盤と集電シューなどを結ぶ接点にはケーブルにプラグが付けられており、それを室内照明のソケットにはめ込む仕組みであるのだが、導電パーツを取り付ける時に基盤押さえパーツから室内照明基盤への接続はケーブルがないため自作したのだが、このソケットに接続するためのプラグがないため接続が出来ないのである。(照明基盤反対側はプラグ状のため、ケーブルを直接ハンダ付けした。)名古屋のメルぽっぽクラブサイトでは、室内照明の取付け方についての記述があるので、大いに参考にはなったのだが、この部分については私個人は未解決である。

このような汎用性の高いパーツの組み合わせで多様な客車モデルの室内照明を最小限のパーツによって可能にするシステマチックな方法は、コストの低減でも意味のあることとは思うが、一方でユーザーにあまり親切とは言えないとも感じる。私が提案するとすれば、282mm客車/SBB軽量客車向けに最初から2つの室内照明と導電カプラーキットをセットとして多少廉価にリリースするのもありだと思うのである。(Gruenepunkt付きの外箱には少なからずコストが掛かっていると想像できるので経済面や環境面でも有効だろう)尾灯や集電シューは別売でも良いと思う。

完成したLED室内照明を付けた282mm客車であるが、LEDの色は実車の蛍光灯を再現するにはやや黄色い印象があるが、明るさは適度で照度のムラ、ちらつきなどもなく、全体的に満足のゆくレベルにあると思う。尾灯については、まだ手元にないためレポートできない。現在2両の282mm客車にこの室内照明をセットし、導電化も果たしたが、前途の問題で集電シューを取付けた1両は点灯するものの、集電シューのないもう1両は点灯しない...。

参考サイト:メルクリン純正 LED車内照明・導電カプラーの取付け (M-73400,73406&72020) / 名古屋メルぽっぽクラブHP 検車区・整備
http://homepage3.nifty.com/nagoya_maerklin/index.htm


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コメント 3

klaviermusik-koba

なるほど、車体の寸法が変わってもそれのための照明器具まで追いつかないのですね。いずれ28センチ対応のが発売されるでしょうが。この客車は私の世代でなじみ深く、もっとほしくなっていっぱい注文してしまいました。これまでになかった多くの合造車が魅力なのです。TEEの Etoiile du nordもほしいのだけどこの長さではどうしても架線柱にぶつかりそう・・ということで泣く泣くあきらめざるをえません。今後こうやって買いたくても走らせられない、というのが増えていくのでしょうね。mmm・・・
by klaviermusik-koba (2007-05-28 21:06) 

めるふぁん

LED照明は2組買ったのですが、この記事をみるまで、2つずつ必要なこととシューが入っていないことまでは見落としていました。
情報ありがとうございます。
ほっておいたのが敗因です。(;;)
by めるふぁん (2007-05-28 22:46) 

Akira

Klaviermusikさん、めるふぁんさん、コメントありがとうございます。
282mm客車のために専用の室内照明がリリースされるかどうかはわかりませんが、1両の客車モデルに同じものが2つ必要と言うのは、ユーザーとしては精神的に気分の良いものではないと思います。
TEE Inox客車の全長293mmというのは、当該国であるフランスとベルギーのたっての願いでフルスケールとなったようです。R=1(360mm)通過は可能なようですが、やはり架線柱には触れてしまうようで残念な限りです。この客車対応の線路から少しばかり距離のある架線柱でもリリースとなれば良いのでしょうが、既にジオメトリーの完成した寸法を変えてしまうのは、難しいでしょう。R=1カーブのないレイアウトであれば問題がないかも知れません。(R=2はどうかと言われれば自信がないですが..)
ちなみにこの客車も73400室内照明が2つ必要と思われます。
by Akira (2007-05-28 23:04) 

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