4787 Gaskesselwagen (ETRA ) / Ep.V

一昨日から紹介している貨車セット（4787）の中の最後の１両でETRA社の圧縮ガスタンク貨車です。このモデルについても実車の画像を見ていないので存在があるかどうかは分からないですが、4748をベースとしたモデルとなっています。現在では、圧縮ガスタンク車は複数リリースされているので、もしかしたら新しいモデルに正しい実車があるのかも知れませんが、未確認です。

モデルを見ると例によってグレーの台枠にグレーの台車、そして圧縮ガス専用の塗装であるクリーム色にオレンジ帯が印刷されています。そして、他のモデルと違うのは、ETRA社のマークの配置です。タンクが長いためか、タンクの片側にドイツ語とフランス語の２つのマークが印刷されています。よって、この車両については左右両面とも同じ印刷となっています。

タンクのETRA社マークと台枠に印刷された表記類です。印刷レベルは時代相応だと思います。

今回の３両セットは、ETRA社の50周年記念のために用意されたもので、Koll'sによれば、このセットの一部は、ETRA社向け（記念プレゼント用？）に生産されたようです。これは、内容は同じですが、外箱にはメルクリンの代わりにETRA社のマークが記されているそうです。できることなら見てみたいものです。これが市場に出回っているのであれば、これはレアモノでしょう。

[EDIT]: 2021-06-20

タグ：Ep.V ETRA Kesselwagen

コメント 2

Akiraさん、こんばんわ。
ETRAタンク車シリーズのご紹介、楽しく拝見しました。ヨーロッパの貨車の中でも、タンク車は特にカラフルですね。タンクの大きな側面が、キャンバス代わりに丁度良いからでしょうか。最近のモデルでは、WASCOSAの青地に赤星塗装（46556）など、日本ではちょっとお目に掛かれません。
でも、現地で実車を見ると相当汚れていて、貨車なので仕方ないのでしょうが、かなり幻滅しました。圧縮ガス車のクリーム色など、元々汚れてくださいと言わんばかりの色ですからね。
ただ、模型でもウェザリングモデルの方が貴重ですし、やはり少しは汚れているくらいの方が、玩具っぽくなくて良いとは思います。
by seidoh (2007-11-08 22:36) 

ヨーロッパのタンク車は確かにカラフルで種類も多く列車の良いアクセントですね。ドイツではVTGやEvaなどがメジャーですが、いずれもグレー地で汚れが目立たない色ですね。圧縮ガスは、おそらく指定色なのでしょう。どれもクリーム色にオレンジ帯です。（それはそれで、編成美が保たれますね）
スイスはやはりグラフィックデザインの国らしく、それが貨車でも洗練された美しい塗装が目を惹きます。WASCOSAはその良い例ですね。（ETRAがなくなって、どうやらWASCOSAになったようです）
by Akira (2007-11-08 23:05)