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F9/10 Rheingold / DB Ep.IIIb [Maerklin-Allgemein]

DSC06137.JPG

先日届いた62系列客車群のうちTEE塗装の客車は全て解説を終えたので、今度はEp.IIIb時代のF-Zug塗装仕様を解説したいと思うが、その前にようやく揃った1等区分室客車と1等開放室客車にドームカーと瘤付き食堂車を加えて6両編成の1963年のF-Zug Rheingold(もどき?)の組成を画像に収めたので紹介したい。
なぜ「もどき」かと言えば、私は今回メルクリン/TRIXの全てのF-Zug塗装の62系列客車モデルを1両づつ手にしたのだが、PwMの編成表では、Rheingoldのメイン路線と言えるDuesburg - Basel SBBでAv4uem-62が3両、Ap4uemが1両組成されている。しかし、手元にはそれぞれの車両モデルが2両づつあるため、1両のAv4uemをAp4uemに差し替えている。よって「もどき」なのである。

しかし、私の目の前に初めて姿を見せた青/クリーム塗装のE10.12形機関車に牽引にされた同色の美しいF-Zugの姿を見ると、1両の違いなどどうでも良くなる。画像では、E10.12形が牽引しているが、編成を短くしてV200.0に牽引させても良いし、KurswagenとしてBasel以南の路線を他の客車と混成させた列車としてRe4/4 IやIIに牽引させるのも一考であろうか。

DSC06140.JPG

資料によれば、編成表のある1963年から、途中混成されるF21/22 Rheinpfeilがようやく新型客車となったが、モデル自体は1962年を想定しているようで、この時はA4uem-54/A4uem-61との混成となり、あまり美しい編成とは言えないであろう。

この列車が世に出た当時は、私もまだこの世には居なかったが、ようやく気動車のVT11.5形などで新しいカラフルな車両が一部路線に走り出した程度。ドイツのほとんどの路線では、蒸気機関車が往来し、まだ紺色や濃緑色の客車がほとんどの時代である。さぞかしこのツートンの色彩で走ったRHEINGOLDは人々の羨望の的であったと容易に想像出来るのである。

願わくば、この編成を美しいレイアウトで走る勇姿を見てみたいのだが、それは私にとってまだ夢の領域である。

参考サイト:
Rheingold 1962-1965 / Railways in Germany
http://www.rig-bahn.jp/db-page/j-rheingold3.htm
Der Rheingold 1962-1965 / heinrich-hanke.de
http://www.heinrich-hanke.de/eisenbahn/reisezuege/rheingold_1962-1965.htm
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コメント 5

klaviermusik-koba

はい、RheingoldもRheinpfeilも羨望の的でありました。そもそもブルーとクリームに塗り分けられた機関車と客車は鮮烈な印象でした。
(やはりひと編成あった方がいいかなあ、ととりあえずE10.12は発注してみた)
by klaviermusik-koba (2008-03-08 09:37) 

Akira

私はもちろん青/クリームの「Rheingold/Rheinpfeil」の実車は見たこともないのですが、容易にその美しさが際立つ光景を想像出来ます。
私が初めてドイツの地を踏んだ1985年にオランダからD-ZugでHeidelbergへ移動した時、どこかの駅で隣のホームに居たTEEカラーのICだったか?の食堂車を窓越しに初めて見た時、その優雅な佇まいに息を飲んだのを憶えています。
E10.12は、今でこそ改造されてそれほど目立つ存在では無くなりましたが、オリジナルの姿は流麗で美しいですね。
by Akira (2008-03-08 10:00) 

300B

TEEカラーも良いですがE10牽引列車はクリーム/ベージュのラインゴルドカラーが好きです。TEEカラーは103が良いですね(^^)

ところで、ラインゴルドF10が5両編成

E10-Av4eum-AD4eum-WR4eum-Ap4eum-Av4eum

で運行されている写真が有りますが、これは例外的な運行?
撮影場所は「ライン川左岸 サン・ゴアール付近」となっています。

私の持っている「Trix Express Rheingold 1962」が上記5両編成セットなので1両足らず不満に思っていましたが、この写真を見て実編成があった事を知り安心したのですが。

by 300B (2008-03-08 15:06) 

300B

自己レスですが、クリーム/ベージュではなく、クリーム/ブルーですね(^^ゞ
by 300B (2008-03-08 15:08) 

Akira

もちろん、そのような編成も間々あると思います。それが客車列車の強み?とも言えましょう。
あと、願わくばKasten(箱形)E10.12モデルがリリースされれば言うことなしですね。
(でも、ドームカーと瘤付き食堂車が1両づつ余ってしまった..)
by Akira (2008-03-08 18:22) 

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