4410 DB Gs 210 (150 Jahre Deutsche Bundesbahn) / Ep.IV [Maerklin-Guterwagen]
久しぶりに古い貨車モデルなど紹介してみたい。これはDB(ドイツ連邦鉄道)が150周年を迎えた時にできたモデルで、通常の有蓋貨車(4410)の側面に大きくDB 150周年記念の印刷が施してある。DBが150周年を迎えたのは1985年であったから、今から23年も前のことである。私もまだ日本の美大に通っていたころのこと...である。当時このモデルをどこで手に入れたのかは忘れてしまったが、雑誌などでDB150周年のパレードの様子などを見聞きして羨ましく思ったのである。
メルクリンからもこの記念すべき年に合わせて色々な記念モデルをリリースしたと思うが、当時学生であった私には、この貨車を記念に買うくらいがせめてもの慰めであったのであろう。
さて、このモデルは前述したように4410のGs 210形有蓋貨車にワッペンを印刷したものである。今のように同じ形式の異なる車両番号のモデルを数種類用意して1両でも購入出来るような環境ではなく、少数のロットではこのようにカタログモデルと同じ車両番号のモデルであることが少なくなかった。4410と言えば、1976年から87年迄の12年もの長きに渡ってリリースされたモデルで、昔からのメルクリンファンは必ず持っている貨車1台であるかもしれない。私ももちろん通常のカタログモデルと尾灯付き4411を別に持っていて、他にも他国向けの色違いモデルなども持っている。
▲ DB 150周年記念ワッペンのグラフィックは当時最新のICE-Vのシルエットにドイツの国旗の色をあしらったものがレイアウトされている。
さて、モデルであるが、ワッペンの印刷以外4410そのもので、カプラーはKKKではなく、レレックスカプラー。そして基本的に全て樹脂製である。最近は全金属製モデルも多くなり、このあたりはより良くなっていることの1つであると思う。
1985年と言えば、デジタルも発表されて間もなく、私も含めてほとんどのメルクリンユーザーはアナログであった。それが今やリリースされている全ての動力車がデジタルデコーダーを積んでいて、まさに隔世の感がある。
そんな古いモデルでも数両連結させて走らせると、やはり良い雰囲気である。車輪に多少の錆が出て来てはいるもののまだまだ現役で頑張ってもらいたい1台である。
これはなつかしいロゴですね。とりたてて素晴らしいわけではないけれど、古さを感じないデザインです。103のキャブ下に貼ってあったのを思い出します。なんの変哲もない貨車ですが、よく似合っていますね。
by kuma@忙中閑とか (2008-04-25 23:57)
当時としては、中々優れたロゴだと感じていましたが、今となっては少々野暮ったい感じがしますねぇ。
でも、そんな1枚でも今では話の種の一つになって、これを肴に小1時間くらい話ができそうですね。
by Akira (2008-04-26 11:19)