Fahrplanauszug / DB

前回のIZB同様、今回もDBのアイテムから．．。これは、大きな駅には置いてある（あった？）Muenchen Hbf - Frankfurt / M Hbfの携帯版時刻表（1988年冬ダイヤ）。ドイツでは日本と違って、路線別の時刻表ではなく、目的地別に整理されてる。駅のReisezentrum/旅行センター（切符売場）に置いてあるもので、旅行者がこれらドイツ中（中には近隣欧州諸国も）の目的地駅名を探して見つけられるようになっている。

この時刻表の秀悦なところは、１枚のA6サイズ？の印刷された紙が２つ折になっていて１枚の中央の折れ目から左側と右側で出発地と到着地が反対にレイアウトされていること。つまり、Muenchen - Frankfurtの時刻表を例にとれば、Muenchen Hbfに置かれる場合は、「Muenchen -> Frankfurt」の面を表にして置く。これはもちろんFrankfurt Hbfにも置けるので、その場合は裏向きにして置くだけで良い。つまり、時刻表設置駅全ての駅の半分だけの印刷で済むと言う訳である。多くの旅行者にとっても往復分の時刻表が１枚に印刷されているのは都合が良いのである。JRの場合は．．．．全くコンセプトが違うので比較のしようがないので単純にどちらが使いやすいと言えば個人的な評価になるが、DBの方が遥かに旅行者の目的（つまり発車時刻や到着時刻）を把握しやすい。

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コメント 4

Akira様、東西急行です。
他国の時刻表を拝見する機会に乏しい私ですが、今回御
紹介下さいましたDB（現DBAG）の時刻表は航空機の時刻
表と同感覚で読めるという点で画期的であると感じます。
我が国の時刻表（鉄道弘済会編も日本旅客鉄道各社も）
は「鉄道好事家向けの読み物」としては最高峰なのでしょう
が、鉄路を旅する疑似体験など全く興味が無いか、斯様な
遊びに興ずる暇など全く無い一般利用者には苦痛を与える
だけです。私も長駆鉄路を移動する際にあの詰まった行間の
せいで接続列車を読み違え、吹き曝しの停車場で憤懣を募
らせる（この会社先月迄有った大事な直通を、自社都合で
消しやがったのか…）ことしばしばです。
また斯くも一部の「読者」に阿った我が国の鉄道時刻表こ
そ、公共交通機関利用層の未熟振りを体現する好例とも
言えます。
by 東西急行 (2008-05-31 15:44) 

　どうもドイツ人は日本人のように全国時刻表をにらみながら旅行する習慣がないようです。車内で分厚い全ドイツの時刻表をにらんでいると、よく読めるねえ、と感心されるくらいですから。（実際は東西急行さんのようにときにはうっかり読み損なってひどい目に遭うこともある）
　
一般的には駅の案内所で、何時にどこそこへ着きたい、と一言いいさえすれば、数通りの可能性を、瞬時にプリントアウトしてくれますから、これはラクチンで、面倒な時刻表を読む人などいないわけだ、と納得はいきます。　但しこれは列車が定時に運行されていれば、の話で、これが何かの拍子に連絡がうまく行かないとお手上げになる、こともあり得ます。
by klaviermusik-koba (2008-05-31 18:29) 

コメントありがとうございます。

＞東西急行さん
DBの時刻表が航空機の時刻表と同じと言えばまさにその通りです。
非常に便利な反面、Klaviermusikさんのおっしゃる通り、乗り継ぎ列車がある場合、列車に遅延が出た時悲惨な結果になるのも事実です。ご存知の様にヨーロッパの列車の遅延は日常茶飯事ですから、なんとも言えませんね。

＞Klaviermusikさん
お答え頂きありがとうございます。まさにその通りです。


by Akira (2008-06-01 00:27) 

Klaviermusik様、Ａｋｉｒａ様、御返信誠に有難う御座います。
仰る通り列車運行に遅延、運休が出た際は手の打ちようが
無くなる点は国内外も同様です（航空機にしても然り）。
ただ速やかに代替便を探す際にも威力を発揮する様式とも
思えます。
by 東西急行 (2008-06-01 01:23)