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4415 (85058) DB(P) Ichqrs 377 (Kulmbacher Reichelbräu) / Ep.IV [Maerklin-Guterwagen]

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先日ブログに記したTehs50形と同じビール会社の異なる形式のモデルを紹介してみたい。これは、前に紹介したようなカタログモデルではなく、注文生産である「Promotion Model」とでも言おうか、要は企業などが販促に利用したり、また販売店などが独自にオリジナルのデザインで注文したりしたモデルの1つである。それがわかるのは車体横に小さくメルクリンのシンボルマークである「m」の文字が印刷されていることでわかるのである。

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▲ 車体に小さく印刷されている「m」マークは、特注モデル『Promotion Model』の証

で、このモデルをいつどこでゲットしたかは定かではない。私が広告貨車の収集に励んでいたのは1985年頃から1990年前頃までだろうか。つまり日本で購入したのかドイツでなのかすらわからない。きっとこの頃は、珍しいモデルを見つけたらすぐに手をだしてしまっていた頃。ちょうど日本経済がバブって居た時と重なっている。ただ、以前購入したモデルと同じモチーフ(ビール会社)ということでゲットしたように思う。

このモデルのベースとなったモデルは、4415(Ichqrs 377 / 冷蔵貨車)である。この冷蔵貨車は、広告貨車としてごくごく一般的なモデルで、今回紹介するKulmbacher Reichelbräu以外でも数多くの広告貨車があるのは、ご承知のとおり。車体のベースは金色で、黒文字でビールブランドのロゴとマークが印刷されている。印刷は美しく4669モデルとは随分違うのは一目でわかる。印刷では、金色の車体のブランドロゴの1番下に「PRINZENTRUNK」(王子の飲み物)描かれている。これはReichelbraeuのビールのうちの1ブランドなのかも知れない。また、4669では小さく描かれている向かい獅子のマークは左側に大きく描かれているのが違いであろうか。印象では小さいながらもよりカラフルな印象である。
そのマーク中央のワッペンは、やはりバイエルンの証である青と白の縞模様である。これはBMWのエンブレムの色とも同じ。バイエルンのアイデンティティは堅い。そしてもしかしたら金色は、かのKoenig Ludwig IIが好んだ色。そしてブランドはPRINZENTRUNKとは、やはり単に奇麗だからというような簡単なことではなく、おそらくしっかりとした理由があってのことかも知れない。例えば王室御用達であったとか...。

いつもこのように古いモデルを記す時、「Koll's」と呼ばれるメルクリンH0の価格本を参考にするが、このモデルについては広告貨車のため別に編集されたものであり、持ち合わせていないので詳しくはわからないが、このようなモデルは、場合によって希少価値が高くなると高額で取引されることもある。そのための価格本なのだが今のところこのモデルがどれくらいの価値があるのか全くわからないし、かえってわからないほうが良いのかもしれない。(安ければがっくりくるし、高ければ触るのも慎重になってしまいそうだからである。)

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