SSブログ

Epoche VI ? [欧州鉄道模型]

欧州の鉄道模型を語るときに欠かせない一つに、時代区分(いわゆるEpoch)がある。
ドイツで言えば、ドイツが出来る前の各地の鉄道事業者がバラバラであったEp.Iから、ドイツ帝国鉄道公社時代で戦争終結迄のEp.II、連邦鉄道(DB)時代のUIC表記化迄とその後のEp.IIIとIV、そして民営化後のEp.Vで現在迄を表していたが、各Epochが概ね20年周期でもあり、そろそろと思っていた。下にリンクしているNEM規格によれば、2005年から2010年の幅を持たせているものの、今がその変わり目のようであり、現在はEp.VIということである。
また、私はまだ読んでいないが、最新のメルクリンマガジンでも2007年からはEp.VIとしての表記がされているとのことである。

で、今回Ep.VとEp.VIの区別を概念的にどのあたりで付けるべきかということであるが、昨年だったかDBではUIC表記が変更になった。その表記の違いでEp.VとVIを区別させるのが良いような気がするが、ドイツのファンサイトでは、今も論議が続いているようである。

私個人的には、今Ep.Vが過去のものになると思うと、ちょっと感慨深いものであるが、最後に思うのは、やはり自身が歳をとったということ....であろう。

参考サイト:NEM 800 「Eisenbahn-Epochen」(PDF)
http://www.miba.de/morop/nem800-d.pdf
タグ:UIC Ep.VI
nice!(2)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 2

コメント 8

CISALPINO

こんにちは。どこで区切るのかというのはしばし議論の的となりますよね。そして時代の移り変わりが目の前でなされるのは私にとっても感慨深いものがあります。

それでも駅舎や街並はずいぶん古かったりと、混在していても違和感のないヨーロッパの鉄道は鉄道模型にとっては有り難い?存在です。

by CISALPINO (2008-10-07 12:16) 

Akira

区切りの概念というのは、このブログも含めてEpochを記さなければならない側にとっては、切実な問題でもあります。そのためには何らかの出来事が必要であり、その出来事の「前」か「後」かということで、認識が容易になるのですが、今回のEp.VとVIの境目の出来事というのが今一歩インパクトに欠けます。

それにしても、私がドイツに渡って暫くEp.IVだったのが、今や2Epoch前というのは、感慨を超えて遠い目になりそうです..。
by Akira (2008-10-07 13:15) 

seidoh

Akiraさん、こんにちは。
確かに、Epochという言葉の本来の意味を考えると、表記のマイナー?チェンジを区切りにするというのは、インパクトが無いですね。とはいえ、本当にEpoch maikingなことだけに拘っていては、鉄道というものの成熟度が高まるほど区切りが付けられなくなるでしょうし・・・。
実用的には、適度な期間(10~20年?)で外見的にも分かり易い変化が区切りになると、列車の組成やコレクションの自制!にも役立つので便利だと思います。

ちなみに、私は自分の生年に合わせてEp.Ⅲb以降と決めていますが、殆ど自制になっていないような・・・。
by seidoh (2008-10-08 12:33) 

Akira

私もEp.IIIを中心に、その前後と決めてはいますが、初期から集めているEp.IVは当たり前で、いつの間にかEp.IIやらEp.Vやら...、で、きっと暫くするとEp.VIも手元に来るのだなぁ...と。
結局全部?...この趣味は底なし沼です。(^^;
by Akira (2008-10-08 13:07) 

東西急行

Akira様、東西急行です。御無沙汰致しております。
EpochⅥ(エポッヒェゼクス)については、私は軌道
走行に代わる高速交通機関(御難続きのトランスラ
ピッドは所詮実験線です)が一般化した頃と思って
おりました故、意外に早い到来に戸惑っております。
尤もこれしきの変化に惑わされず、EpⅡ道をまっし
ぐらに進むべしと言い聞かせております。
附記:Minitrixの再販試作ワゴンリが国内某販売店
に入荷する様です。然し乍ら価格が予想外に高く、
「コレ買うんならLemkeに取っといた方が貴重な予算
が生きるってもんだよ」と嘆息しております(あの三軸
台車を履き替えさせる手間と無駄な投資を考えるだに
背筋が冷えびえします)。
by 東西急行 (2008-10-10 22:15) 

Akira

こんにちは、東西急行さん。Ep.IIに絞って集められるのは大正解ですね。私の方は、色々な誘惑に負けてしまって、気がついたら収拾がつかなくなって...。色々な面から自分を律しないととつくづく思います。
by Akira (2008-10-11 09:35) 

BOAC VC10

ⅠとⅡ、ⅡとⅢは国家・政治体制の変わり目、
ⅢとⅣはUICコンピュータナンバー化という物理的な変わり目で、
欧州各国ほぼ同時という事柄でしたが、
ⅣとⅤ、今回のⅤとⅥの変わり目はいまいちはっきりしないところですね。

EpⅤは一般的には’85年のDB新塗装の頃以降とされますが、
ドイツ以外の国に当て嵌めようとして無理がある場合もあります。
各国国鉄・連邦鉄道の民営化前をⅤa、後をⅤbと呼ぶ向きもありますが、
個人的には民営化以降をEpⅤと呼ぶ方が明解と思っていたのに、
もうⅥに移行してしまうとは・・・。
ドイツの機関車のUICナンバーも私有機には広まってきましたが、
DBAG、Railion機にはなかなか広まらないようですし、
そもそもRailionもDB Schenkerブランドに移行するのかしないのか?

何事も時代の分かれ目が判ってくるのは、時間が経ってからなのでしょうか。
by BOAC VC10 (2008-10-12 22:15) 

Akira

IVとVについては、意見の分かれるところですが、DBからDBAGになった時の変わり目という説もあるんですが、私は85年としたいですねぇ。でも流れとしてはやはり民営化でしょうか。このあたりは、欧州各国の鉄道で、時の違いがあるので、NEMでも約5年間もの長い区切りの期間を設けているのでしょう。で、VとVIの変わり目もドイツとそれ以外の国々でも違いがあると思うのですが、まだEp.Vという国もあるのかも知れません。

Railionも当初は随分見かけましたが、Dispolokが登場してからやや影が薄くなった?ような気がしなくもないです。
最近のお気に入りは、City Night Lineのロゴの入っているMRCE(三井物産)の黒い機関車(形式失念)です。
by Akira (2008-10-12 22:58) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0