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欧州もけい探訪 第3回「ドイツ シュトゥットガルト メルクリン社を巡る旅」 [Maerklin-Allgemein]

一昨日放送されたBS-TBSの「欧州もけい探訪」第3回目放送で鉄道模型を題材にメルクリンが取り上げられた。
私もようやく今日P-Zugさんのご好意により番組を見ることができた。
第1回、第2回とドイツのミニカーメーカーへの取材で、かなり深い部分迄の取材があったのに対し、メルクリンではErlebnisweltのみの取材となったのは残念であった。ちょうどメルクリンがゴタゴタしていた時期であろうことは容易に理解できるので致し方ないとは思うのではあるが...。
しかし、一方でメルクリンゲンの巨大レイアウトやメルクリンファンのクラブ訪問など、私にとって新鮮な取材に好感を持てたのである。

メルクリンゲンのレイアウトは、ハンブルグのMiWuLaがあまりにも有名になってしまったこともあって、それ以外のレイアウトもドイツでは結構な数があるのに日本ではほとんど知られていない。昨年だったか、ニュルンベルグメッセの時に「MiWuLaに行きたいが時間がない」とぼやいた私に、メルクリンゲンのレイアウトをメルクリンスタッフから教わったので、是非見てみたいと思っていたのだ。結局、メルクリンゲンにすら行けなかった私には、その巨大レイアウトもあるだけで充分に羨ましい...。

そして、メルクリンのクラブは、それこそドイツには数多くあると聞いているし、私もドイツに居た時、見に出掛けたこともある。結局当時はどこにも入らなかったが、今ならきっとすぐにどこかに入会していたであろう。彼ら多くのドイツのクラブは、自前のレイアウトをクラブ員で作り続けながら、それを共有し、楽しみ、癒され、そして交流するのである。本当にうらやましい環境である。

彼らがいるから今のメルクリンがあるのは確かで、彼らが言うようにビジネスやマーケティングばかり追い続けると、良い結果は得られないことが今回の事態で理解されたのである。ファンの求める本質を理解し、それを実現する経営ということをやはり忘れて欲しくない。

今回の番組を見て、その言葉に納得したのである。

再放送は、5/25(月) 22:00〜22:54....。
http://www.bs-tbs.co.jp/app/program_details/index/KDT0901300

[追記]
番組の最後に最新号のRMM誌で石塚氏の取材記事が出ているとか何とか...?
先程届いたRMM誌で、来月号(168/1009-8)で当番組の「こぼれ話」が掲載されるとか。楽しみ。




[Special Thanks] P-Zugさん
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seidoh

Akiraさん、こんばんは。

>ビジネスやマーケティングばかり追い続けると、良い結果は得られない

現地未踏の私にとっては、Stuttgartの情景やMerklingenの巨大レイアウトは非常に魅力的でしたが、最も印象に残ったのは、番組の最後の方でファンクラブの人達が語っていた、上記の言葉でした。
でも、改めて冷静に考えると、Maerklin社もれっきとした「ビジネス」である以上、「マーケティングを追わなければ」存続できないのは自明です。
蓋し、今回の破綻劇の原因は、ビジネスとして「正しいマーケティングができていなかった」ということでしょう。そして、Maerklinにとっての正しいマーケティングとは、「ファンの求める本質を理解し、それを実現する」ことに他なりません。
洋の東西を問わず顧客あっての商売が本質である以上、模型人口が減少している事実を率直に捉え、ここは一旦身を縮めて再起を図ることが、長い目で見れば偉大なブランドを守ることになると思います。
(・・・もちろん、毎年の新製品も、ファンの求める本質の一つですが。)
by seidoh (2009-05-20 22:56) 

Akira

こんばんは、seidohさん。

もちろんマーケティングなしでは、メルクリンの更なる存続など考えられません。ただ昨今のあまりにも多すぎる新製品群など、いくら欲しくても買えない状況が続くのはやはり問題ですね。何事もほどほどが大切です。鉄道模型を趣味とする我々は一生続けるつもりでやっているので、それを前提にメーカーも製品づくりを続けて欲しいです。

少なくとも間違った印刷などはもってのほか...。
by Akira (2009-05-20 23:10) 

くりまみ

私も録画して先ほど見ましたヨ。
CS2のアップデートが遅れていて、今ひとつモラルが欠けていたのですが、これを見て、またヤル気が出てきましたよ。
by くりまみ (2009-05-21 04:44) 

Akira

くりまみさん、お久しぶりです。

CS2のアップデートは、DCC付きの60214がリリース告知され、価格が60213より上昇した絡みで色々なウワサがあるようですが、6月上旬までには60213のアップデートが配信されるようですから、静観して待ちましょう。
でも、番組を観ていると、つくづく鉄道模型が置かれているドイツの環境には羨ましさを感じます。
by Akira (2009-05-21 07:41) 

seidoh

こんばんは。

>少なくとも間違った印刷などはもってのほか...。

DBマークの反転は必ずしも間違いではなかったようですが、以前ご紹介されていたSBBのAm(UIC-Z1)の黒字ロゴは、明らかに間違い?
印刷以外では、RAeの連結面とかUIC-Xの通路幅だとか、本来は大ヒット作の力量があるモデルにもかかわらず、 ファンの求める本質を「理解しきれていない」ように感じられて、とても残念に思います。
by seidoh (2009-05-21 21:43) 

Akira

こんばんは、seidohさん。

UIC-Z1/SBBのモデルは、今も少し調べましたが白文字ロゴでしたねぇ。(もしかしたら試験塗装仕様?)
私が最も残念に思ったのは、BR61+HWZ客車です。インサイダーモデルにも関わらず、室内照明も尾灯もなしで、後付け照明や尾灯キットもない...。よって、残念ながら箱からほとんどその姿を見せることができません。

一方、期待以上の仕上がりだったのはVT11.5です。mfxではありませんが、サウンドも含めてあの重厚感を忠実に再現しています。
282mmのTEE客車も外観は期待通りの仕上がりで満足しているので、今年の食堂車が楽しみです。(TRIXバージョンはどのような表記になるか楽しみ♪)
by Akira (2009-05-21 22:06) 

ktochan

こんばんは、
UIC-Z1/SBBの黒文字ロゴ製品はRocoのHOとNにもありますので、登場初期は黒文字だったのかもしれませんね。写真等で確認したわけではありませんが。
by ktochan (2009-05-23 19:24) 

Bemo

今年は、ドイツを鉄道でゆっくりと、周遊したいなとは思っていますが。

内職がイマイチ。


by Bemo (2009-05-23 22:58) 

Akira

> ktochanさん

ロコも黒文字ロゴでしたか。そうなるとEC塗装初期の仕様の可能性が高いですね。
Apm/Bpmと同色でロゴが違うというのも趣があって良いのではないでしょうか?ECカラーで唯一の個室1等車ですしね。

> Bemoさん

欧州旅行は、駆け足ではその良さが半分ぐらいしかわからないでしょう。やはりゆっくりとバカンスを満喫する覚悟で行くのが良いと思います。(リゾート地のホテルは1週間単位でしか予約させてくれないとこも少なくないですし...)

で、内職とは?
by Akira (2009-05-23 23:24) 

seidoh

ktochanさん、Akiraさん こんにちは。

SBB/Am(4266)の黒文字ロゴの件、改めて調べてみましたら、現地のフォーラムでも話題になっていたようです。(翻訳の方は途中でギブアップしたので、助けていただけると幸いです。)

http://stummi.foren-city.de/topic,12255,-unterschiede-sbb-eurofima-vs-eurocitywagen.html

by seidoh (2009-05-24 12:09) 

Akira

seidohさん、こんばんは。

Am/SBB(4266)の件は、カタログ写真とモデルが違っていたようですね。このモデルの実車が実在するか否かは結論が出ていないようです。
まぁ、あったと思い込むのも一つの答えかも知れません...。
by Akira (2009-05-24 20:35) 

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